普通の男の子がヤンデレや変態に愛されるだけの短編集、はじめました。

山田ハメ太郎

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ニンゲンである俺の妻が可愛すぎるのが悪い

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「駄目です!いくら王でもここを通すわけにはいきません!」

「うるさい!ここは俺の城だ!」


もう我慢の限界だった。
何故、何故あいつは俺の妻なのに会うことを拒まれなくてはいけない。


ここ何日か、愛する妻の顔をまともに見ていない。
家臣の話によると、何の前触れもなく急に誰にも会いたくないと言い出し、部屋の前に置いた料理はほぼ手がつけられていないらしい。


最初にそのことを聞いた時、何かがきっかけで機嫌を損ねたか落ち込んでいるかしているのかと思った。
妻は控えめな性格だが芯が通っていて、一国の王である俺に対しても真正面からぶつかる強さがある。
俺がきっかけで閉じこもっているのであれば、早急にご機嫌を取らなければ、と家臣にそれとなく理由を伺わせたが、理由はないからとにかく1人にしてほしいとのことだった。


食事だけはしっかり摂らせたかったため、ニンゲンの好んで食べるヤサイや、チョコレイトとかいう甘いらしい食べ物もいつもの倍用意した。
だが、ヤサイ以外はほとんど手をつけず、部屋の前に置かれているらしい。


本来、我々獣人の国の者たちは肉しか食べない。
だが妻はニンゲンという種族のため、肉以外の種類の食料から満遍なく栄養を補給する必要があるらしい。難儀な生き物だ。
もしや、肉が多すぎてストレスだったか?それとも、肉が原因で体調を崩したのか?
見た目も身体の機能も全く違う種族のため、何が原因で体調が悪くなるかわからない。



「ですから、誰も通してはいけないと言われているのです!」

「それは前にも聞いた!何故通せぬのだ!」

「そ、それはわかりませぬが……とにかく誰ひとり通すなと、その一点張りなのです。」

「っ……!」



終わりの見えない押問答に怒りがピークに達し、咆哮すると、その衝撃で家臣達がバタバタと倒れていく。
ふん、軟弱者達め。



「入るぞ!」



勢いよく扉を開けると、中には愛しい妻がベッドに横たわっている。
俺たち獣人と違い、部分的にしか毛がなく、爪も牙も軟弱な生物、ニンゲン。
この国、いや、この世界には存在しない生物だ。
先ほど倒れた家臣たちより圧倒的に弱い存在。
だがしかし愛に種族なぞ関係ない。
俺が愛し、妻も俺を愛している。これが重要だ。




「……王様…。」


妻の声に身体中の血液が熱を持ったのがわかる。急いで駆け寄ると、妻が泣いていることに気づいた。



「どうした!何があったのだ!」

「出て行って、ください……。」

「っ!具合が悪いのか?肉が口に合わなかったか?それとも家臣達に何か言われたのか!?」

「ちが、お願いだから、っひぐ、出て行って……っ」



嗚咽を繰り返しながら弱々しく俺を押し返す妻を強い力で抱きしめる。
腕などは以前よりも細くなったような気がする。可哀想に。


「落ち着け。俺はお前を愛している。何があっても。」

「お、うさま、」

「言ってみろ。何があった?」

「…じ、実は、」

「実は?」

「……。」

「実は、なんだ?」



「……腹が、膨れるのです…。」



腹が、


膨れる?




「食事の量も減らしたし、他の部分は痩せていくように思うのですが、腹だけがどんどん膨らんでいって……、き、きっと私は何かの、や、病に、王様にきら、嫌われちゃ、」


だんだん声がか細くなり、俺の身体にしがみつく妻。
そんな妻には悪いが、俺は顔がにやけて仕方なかった。


「大丈夫だ。心配ない。」

「な、なんでそんなことが言えるのですか……っ」

「あぁ、愛しい妻よ、聞いてくれ。」



そう言って、妻の腹に手をあてる。
この感覚、やはり間違いない。



「ここには、俺とお前の子がいる。」

「……え?で、でも私は男です!」

「ニンゲンは違うのかもしれないが、俺達の種族には性別というものがないから関係ない。受け入れた者が相手との子を孕むのだ。きっとお前はこの世界に来たことによって、身体のつくりが変わったのだろう。」

「え?…い、いや、え?」

「混乱するのはわかる。だが安心しろ、大丈夫だ、それにしてもお前が俺との子を身籠ったとは……!早速手伝わなければな!」

「て、手伝う…?っ!?王さま!?」



未だ混乱状態の妻の服を勢いよく脱がしていく。
やはり腹が膨れている。
ここに俺と妻の子が。そう思うと居ても立ってもいられず、思わず妻の服をビリビリと破いてしまった。


***


「あ、ふ、ぅ、もぉ、あ、ぁひっ」

「っは、まだだ、まだ注がなければ、」

「ぁがっ!ふか、深ぃ、ぃあっあ、あ、」

「出すぞ、たっぷりな。」

「ゃ、あ、ぁあああっ!」


子どもを身籠った時は、とにかく栄養が必要になる。
その栄養とは、夫となるもの自身の精液。
この世界では夫が妻の中に精液を注ぐというのが子を育てる上での常識であり、当たり前のことなのだが、妻は戸惑いを隠せないようだ。



「もっと注いでやらねばな、」

「や、らめ、ぁ、は、」

「何故だ、俺を拒むのか?」

「ちが、は、ぅ、あぁ、あ、」

「ならば何故だ。嫌なのか?何が嫌なのだ?」

「あ、ぁあ、あ、あ、」


俺のペニスは確かに大きいが、獣人の身体は頑丈なため、胎児といえど交尾程度の衝撃は問題ない。
感情のままに揺さぶると、妻が艶めかしい声を出す。
それに欲情し更に激しく揺さぶると、妻が首をいやいやと横に振る。


「どうしたのだ。」

「ぁ、や、あ、あかちゃ、が、ぁあ、あ、はげしい、の、らめぇ、ふぁっあ、もっと、ゆっくりぃ、」

「っ!」


ぬ“ちゅっぬ“ちゅっ!びゅくっびゅるるっ!!


「!?なか、ぁあ、もぉ、出しちゃ、ぁああ!?」



俺が激しく揺さぶり更に中出しをしたことに不安を感じたのだろう。こどもが、赤ちゃんが、と繰り返す妻に興奮がおさまらない。
あぁ、俺の妻はなんて可愛いのだろう。
先ほど出したばかりのペニスにまた血液が集まってくるのを感じる。



「我が子も喜んでいる、もっと俺の精液が欲しいとな!」

「あ、あ゙ぁあっあ゙、」

「気持ちいいか?」


溢れてくる精液を中に押し戻すように深く挿入し、中で小刻みに擦り付ける。
腸壁に擦り込むように腰を動かすと、身体中俺と自身の涎にまみれた妻が痙攣する。
ああ、なんて愛しいんだ。



「ぁひっ、おく、おく、らめぇ、んぁあ゙っあ゙、」

「たくさんやるからな、奥の奥まで注ぎ込んでやる、嬉しいな?」

「は、ぁあ゙、あ、ぁあ゙あ゙ああ゙ぁぁっ……!」



***



「だから何故だ!何故入ってはいけない!?」

「ですから、王妃から誰も入れるなと……。」


待望の我が子が産まれて数日後、家臣と再びデジャブのような押し問答。
おかしい、あの後毎日妻と仲睦まじく過ごしてようやく子どもも産まれ、ますます愛が深まるだろうと思っていたのに。
今回は食欲もあるようだし、もしや今度こそ何か悩みが!?育児ノイローゼというやつか!?



「何か言いづらいことでもあるのか!?愛する夫に打ち明けてみなさい!!」


妻に聞かないと埒が明かないと思い、家臣を無視して直接扉の向こうの妻に話しかける。


「……。」

「どうした!何があったんだ!何でも言ってくれ、俺にできることならなんでもしよう!」

「……。」

「…あ、あのー、」


いくら話しかけても反応のない扉を見つめる。
すると、見かねた家臣が声をかけてくる。



「!?なんだ!!」

「……強いて言えば、王の性欲が問題かと…」


言いづらそうに口を開けた家臣の言葉に耳を疑った。
性欲だと?
愛する妻を目の前にして、しかも今度は妻だけでなく母にもなった姿を見て、理性を抑えられる奴がいると思うのか!




「俺だ!入るぞ!」

「だ、だめです!!」

「妻よ!会いたかっぅぐう!!」



家臣の制止を振り切って中に入ると、ベッドに入っていた妻にすかさず枕を投げつけられた。
この俺相手に物を投げるとは、さすが俺の妻、度胸がある。


「何で勝手に入ってくるんですか!」

「そんなもの、決まっている!愛する妻と我が子の顔を見るためだ!」

「っ!で、でも、私は今はお会いしたくありません!」

「何!?何故だ!!何がいけない!!」

「そ、それは、だから、その、」

「なんだ!?何でも言ってくれ!!」

「…すぎる…」

「何!?」

「だ、だからっ!!夜伽が多すぎると!!言っているのです!!」

「っ!!」


再び投げつけられた枕を避け、妻に近づく。
妻のベッドの隣にはベビーベッドがあり、愛する我が子がすやすや眠っている。
見た目は俺によく似た獣人の子だが、寝ている時のこのあどけなさは妻そっくりだ。



「お前を愛しているんだ、仕方ないだろう。」

「だ、だからって子どもの前で、」

「両親の仲を見せつければいい。」



そう言って、妻の頬を撫でる。
こんなに柔らかい肌が剥き出しで、触ってくださいと言っているようなものだ。
頬から首のかけて肌を撫でると、妻の身体がぴくりと震える。



「それによく見ろ、こんなに大声を出していても我関せずで眠っている、これは大物になるぞ。」

「それでも、」

「そんなに気になるならば、おい、そこの者。」


近くで控えていた女中に声をかけ、我が子を抱いて外に出てもらう。
妻の希望で部屋を一緒にしていたが、本来王族の子は家臣や女中に世話をさせるため、当然我が子専用の部屋も用意してある。


「これなら文句はないな?」

「ぅえ!?えっと…」



「もういい加減観念しろ、俺を愛したお前が悪いんだ。」



妻をベッドに押し倒し、貪るように身体を舐める。
こうして、妻の言うことを聞かずに三日三晩愛し合った結果、翌日から1ヶ月妻の部屋に入れてもらえなくなったのは言うまでもない。


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