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学院中等部 7学年生
王都帰還
瓦礫の除去は遅々として進まなかった。地魔法使いが居るといっても、そこまで大きな力は使えない。魔道具も足りない。全てを人力でというのは、少々無理がある。
崩落した岩盤を掘削していた最中の事故だったらしく、足場も押し潰されていて使えなくなっていた。
使者として立った騎士が戻ってきた。技術者らしき男性を連れている。
「なるほど」
男性は一言呟いて、ファレンノーザ公爵に何かの手紙を見せに行った。
「全員、聞くが良い」
ファレンノーザ公爵の力強い声が響く。公爵にみんなが注目する。
「我らはいったん王都に帰る。だがすぐに戻ってこよう。このまま見捨てるには忍びない。十分な資材を用意し戻ってくる。しばしこの場を離れる事を許していただきたい」
集落民が頭を下げた。
「ありがとうございます。お気持ちだけで十分です」
「何を言う。これをその方だけで片付ける?もっと人員が必要だ。遠慮するでない」
護衛の何人かを残して、私達は1度王都に帰る事になった。とはいっても今からだと深夜になってしまう。集落民のご厚意で、その日は集落の片隅に野営する事になった。
食事は自分達で準備した。こういう時に集落民からは受け取れないとファレンノーザ公爵が指示を出し、簡単に食事を済ませて就寝した。私だけひとり用のテントだった。帰路の道筋でもそうだったのよね。気を使われているのは分かるけど、宿泊先で私だけひとり部屋とか、かえって気を使っちゃう。
翌日、集落を出発する。王都まではあと半日。
急ぐのかと思ったけどそうでもない。急ぐと王都の体制が整わないんだそうだ。ファレンノーザ公爵は少し苛立っていた。王都側の事情に配慮して、難儀をしている集落民はどうでも良いのかと。それでも公爵としての威厳を保って、ピンと背筋を伸ばして騎乗している。サミュエル先生も同じだ。2人共馬を駆けさせたいのを抑えて、王都に向かっている。私も同じなんだけど、私は馬車だから自分の意思ではどうにも出来ないのよね。
王都に入ると、歓迎の儀式だとかいって、長々と留め置かれた。
「貴様ら、状況を分かっているのかぁ!!」
1時間近く留め置かれ、ファレンノーザ公爵がキレた。私もサミュエル先生も同じ気持ちだ。瓦礫除去の為に人員が出ていったのを知っているけど、ファレンノーザ公爵は自分も駆け付けたいんだと思う。
「公爵閣下、申し訳ございません。もう少し、もう少しだけお待ちください」
「そう言いながら、すでに1時間待っておるではないか」
イライラして大声になる公爵に、びくびくしている王都門警備兵が気の毒になってくる。
「申し訳ございません。もう少しだけでございます」
見かねてついつい口を出してしまった。
「閣下。落ち着いてくださいませ。拙速は巧遅に勝るとは申しますが、それは戦の時だけでございます。瓦礫除去の人員も出発しておりますし、今はお身体とお心をしばし休めなければ。閣下のお身体とお心が心配でございます」
「光の聖女様……。しかしだな」
「準備もなく駆け付けたところで、足手まといになってしまうという事もあるのではありませんか?」
「むぅっ……」
公爵が黙ってしまって10分程して、ようやく王都内を王宮に向かって動き出した。
沿道には王都民が居て、手を振って出迎えてくれた。ファレンノーザ公爵もしっかり公爵の仮面を被って、手を振り返している。
王宮に着くと、帰還を労う言葉が陛下からかけられた。場所は謁見室。ファレンノーザ公爵はさっきまでの公爵の仮面を脱ぎ捨ててむっつりとしているし、サミュエル先生は仕方がないなぁという風に笑っている。私も同じ意見だ。割りきろうよ、公爵。今拗ねてても仕方がないんだから。終わったら速攻で動けば良いじゃない。
謁見が終わると、お義父様が近寄ってきた。
「ご苦労だった、キャスリーン。怪我は無いか?」
「ございませんわ、お義父様。こちらでは何か変わった事は?」
「王都ではなにも無かった。ただ、グクラン辺境領の魔晶の森の様子がおかしいと、連絡が入っている」
「それは私が知っても良いのでしょうか?」
「この話をしておくようにと仰せられたのは、陛下とグクラン辺境伯殿だよ。ご令嬢がキャスリーンの友人だからと仰ってね」
「グクラン辺境領の魔晶の森は、どんな風におかしいのですか?」
「異形が増えているそうだ。足の多い動物や多頭の犬や狼、同じく多頭の蛇など。蛇に至っては太さが大人2名でも抱えきれぬ程だそうだ」
想像しちゃダメだ。昔から蛇って苦手なのよね。
「後は巨大なワームも現れたらしい。大きな口で木も岩石も飲み込むのだそうだ」
「毛色が変わっていたとか?」
「それは無いと報告を受けている。後はそこかしこで見られるようになったのが、滴型のゲル状の不思議な生物?とか。この生物は物体を取り込んで溶かし、吸収するのだそうだ」
「スライムでしょうか?前世の物語に出てきたモンスターですが」
「スライムというのかね?」
「私も詳しくはないのですが。ララ様の方が詳しいと思います」
「ララ・ノックスか」
「私からお話いたしましょうか?」
「頼めるか?明後日以降に」
「明日でも良いのですけれど?」
「コルネリエとローレンスを安心させてあげなさい。ランベルトもかなり心配していた」
「はい」
そう言われてしまうと、頷くしかないよね。その代わり、ガブリエラ様に来ていただくようにお願いしておいた。お義父様は苦笑いをしながら、承諾してくれた。
歓迎の儀式が終わると、義援隊は解散となった。まだ戻ってきていない人達の方が多いけど、後は各領でそれぞれ解散式を行うそうだ。
ロマンサ北方国の問題はまだ解決していないけれど、近付く事すら出来ないのだから、現状は何も出来ない。スタヴィリス国としては、自国を守るので精一杯だ。ロマンサ北方国を見捨てていないと他国にアピール出来たし、後は規模を縮小して支援を続けるしかない。実際にロマンサ北方国の周辺国は同じような対応、もしくは静観しているらしい。ロマンサ北方国に面する国は後2つ。ファチョン国とユークレイ国。ファチョン国は大国だけど静観しているだけっぽいし、ユークレイ国はロマンサ北方国と最近まで戦争をしていた。今は休戦協定が結ばれているけれど、険悪なままだ。国境を接していない国も、スタヴィリス国のように細々と支援をしているのが現状らしい。
タウンハウスに戻ると、お義母様のハグと使用人達の温かいお出迎えが待っていた。
「おかえりなさい、キャシーちゃん」
「ただいま戻りました」
「よくお顔を見せてちょうだい。大変だったでしょう?」
「それほどでも。お義母様、お話を聞いてくださいませね?」
「えぇ。たくさん聞かせてちょうだい。時間があればで良いから」
時間があればで良い?疑問に思いながら私室に戻ると、フランの全身チェックが待っていた。
「お嬢様、髪のお手入れも肌のお手入れも、なっておりませんわよ?」
「それどころじゃなかったのですもの」
「お手入れをしましょうね?」
「今から?」
「今からでございます。用意は出来ておりますのよ」
問答無用でお風呂に入れられて、オイルでマッサージされ、髪は丁寧に梳られ、ツヤツヤのプルプルになるまで徹底的にお手入れされた。おかげで疲れて危うく寝てしまうところだった。
なるほど。お義母様の「時間があればで良い」はこの事だったのね。
崩落した岩盤を掘削していた最中の事故だったらしく、足場も押し潰されていて使えなくなっていた。
使者として立った騎士が戻ってきた。技術者らしき男性を連れている。
「なるほど」
男性は一言呟いて、ファレンノーザ公爵に何かの手紙を見せに行った。
「全員、聞くが良い」
ファレンノーザ公爵の力強い声が響く。公爵にみんなが注目する。
「我らはいったん王都に帰る。だがすぐに戻ってこよう。このまま見捨てるには忍びない。十分な資材を用意し戻ってくる。しばしこの場を離れる事を許していただきたい」
集落民が頭を下げた。
「ありがとうございます。お気持ちだけで十分です」
「何を言う。これをその方だけで片付ける?もっと人員が必要だ。遠慮するでない」
護衛の何人かを残して、私達は1度王都に帰る事になった。とはいっても今からだと深夜になってしまう。集落民のご厚意で、その日は集落の片隅に野営する事になった。
食事は自分達で準備した。こういう時に集落民からは受け取れないとファレンノーザ公爵が指示を出し、簡単に食事を済ませて就寝した。私だけひとり用のテントだった。帰路の道筋でもそうだったのよね。気を使われているのは分かるけど、宿泊先で私だけひとり部屋とか、かえって気を使っちゃう。
翌日、集落を出発する。王都まではあと半日。
急ぐのかと思ったけどそうでもない。急ぐと王都の体制が整わないんだそうだ。ファレンノーザ公爵は少し苛立っていた。王都側の事情に配慮して、難儀をしている集落民はどうでも良いのかと。それでも公爵としての威厳を保って、ピンと背筋を伸ばして騎乗している。サミュエル先生も同じだ。2人共馬を駆けさせたいのを抑えて、王都に向かっている。私も同じなんだけど、私は馬車だから自分の意思ではどうにも出来ないのよね。
王都に入ると、歓迎の儀式だとかいって、長々と留め置かれた。
「貴様ら、状況を分かっているのかぁ!!」
1時間近く留め置かれ、ファレンノーザ公爵がキレた。私もサミュエル先生も同じ気持ちだ。瓦礫除去の為に人員が出ていったのを知っているけど、ファレンノーザ公爵は自分も駆け付けたいんだと思う。
「公爵閣下、申し訳ございません。もう少し、もう少しだけお待ちください」
「そう言いながら、すでに1時間待っておるではないか」
イライラして大声になる公爵に、びくびくしている王都門警備兵が気の毒になってくる。
「申し訳ございません。もう少しだけでございます」
見かねてついつい口を出してしまった。
「閣下。落ち着いてくださいませ。拙速は巧遅に勝るとは申しますが、それは戦の時だけでございます。瓦礫除去の人員も出発しておりますし、今はお身体とお心をしばし休めなければ。閣下のお身体とお心が心配でございます」
「光の聖女様……。しかしだな」
「準備もなく駆け付けたところで、足手まといになってしまうという事もあるのではありませんか?」
「むぅっ……」
公爵が黙ってしまって10分程して、ようやく王都内を王宮に向かって動き出した。
沿道には王都民が居て、手を振って出迎えてくれた。ファレンノーザ公爵もしっかり公爵の仮面を被って、手を振り返している。
王宮に着くと、帰還を労う言葉が陛下からかけられた。場所は謁見室。ファレンノーザ公爵はさっきまでの公爵の仮面を脱ぎ捨ててむっつりとしているし、サミュエル先生は仕方がないなぁという風に笑っている。私も同じ意見だ。割りきろうよ、公爵。今拗ねてても仕方がないんだから。終わったら速攻で動けば良いじゃない。
謁見が終わると、お義父様が近寄ってきた。
「ご苦労だった、キャスリーン。怪我は無いか?」
「ございませんわ、お義父様。こちらでは何か変わった事は?」
「王都ではなにも無かった。ただ、グクラン辺境領の魔晶の森の様子がおかしいと、連絡が入っている」
「それは私が知っても良いのでしょうか?」
「この話をしておくようにと仰せられたのは、陛下とグクラン辺境伯殿だよ。ご令嬢がキャスリーンの友人だからと仰ってね」
「グクラン辺境領の魔晶の森は、どんな風におかしいのですか?」
「異形が増えているそうだ。足の多い動物や多頭の犬や狼、同じく多頭の蛇など。蛇に至っては太さが大人2名でも抱えきれぬ程だそうだ」
想像しちゃダメだ。昔から蛇って苦手なのよね。
「後は巨大なワームも現れたらしい。大きな口で木も岩石も飲み込むのだそうだ」
「毛色が変わっていたとか?」
「それは無いと報告を受けている。後はそこかしこで見られるようになったのが、滴型のゲル状の不思議な生物?とか。この生物は物体を取り込んで溶かし、吸収するのだそうだ」
「スライムでしょうか?前世の物語に出てきたモンスターですが」
「スライムというのかね?」
「私も詳しくはないのですが。ララ様の方が詳しいと思います」
「ララ・ノックスか」
「私からお話いたしましょうか?」
「頼めるか?明後日以降に」
「明日でも良いのですけれど?」
「コルネリエとローレンスを安心させてあげなさい。ランベルトもかなり心配していた」
「はい」
そう言われてしまうと、頷くしかないよね。その代わり、ガブリエラ様に来ていただくようにお願いしておいた。お義父様は苦笑いをしながら、承諾してくれた。
歓迎の儀式が終わると、義援隊は解散となった。まだ戻ってきていない人達の方が多いけど、後は各領でそれぞれ解散式を行うそうだ。
ロマンサ北方国の問題はまだ解決していないけれど、近付く事すら出来ないのだから、現状は何も出来ない。スタヴィリス国としては、自国を守るので精一杯だ。ロマンサ北方国を見捨てていないと他国にアピール出来たし、後は規模を縮小して支援を続けるしかない。実際にロマンサ北方国の周辺国は同じような対応、もしくは静観しているらしい。ロマンサ北方国に面する国は後2つ。ファチョン国とユークレイ国。ファチョン国は大国だけど静観しているだけっぽいし、ユークレイ国はロマンサ北方国と最近まで戦争をしていた。今は休戦協定が結ばれているけれど、険悪なままだ。国境を接していない国も、スタヴィリス国のように細々と支援をしているのが現状らしい。
タウンハウスに戻ると、お義母様のハグと使用人達の温かいお出迎えが待っていた。
「おかえりなさい、キャシーちゃん」
「ただいま戻りました」
「よくお顔を見せてちょうだい。大変だったでしょう?」
「それほどでも。お義母様、お話を聞いてくださいませね?」
「えぇ。たくさん聞かせてちょうだい。時間があればで良いから」
時間があればで良い?疑問に思いながら私室に戻ると、フランの全身チェックが待っていた。
「お嬢様、髪のお手入れも肌のお手入れも、なっておりませんわよ?」
「それどころじゃなかったのですもの」
「お手入れをしましょうね?」
「今から?」
「今からでございます。用意は出来ておりますのよ」
問答無用でお風呂に入れられて、オイルでマッサージされ、髪は丁寧に梳られ、ツヤツヤのプルプルになるまで徹底的にお手入れされた。おかげで疲れて危うく寝てしまうところだった。
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