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第二話
魔術師と騎士の晩酌
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その日の夜。
俺は喉の渇きで目が覚めた。
水を貰おうと、俺は起き上がり、部屋を出た。
相変わらず、屋敷の廊下は冷え切っている。
窓の外の白い雪が月明かりを反射して、屋敷の中を照らしていた。
廊下を進んでいると、人影が見えた。
ヨクルか、と目を凝らしてみる。
不思議なことに人の姿はない。
おかしいな、と目を擦ると、かぼちゃ頭がそこに立っていた。
俺は驚いて体を揺らした。
「どうされました? ティリルさん」
ヨクルは昼間と変わらない調子で言った。
「すまない。喉が渇いて……」
「ああ、なるほど。こちらにどうぞ」
ヨクルは俺の背を向けて廊下を進んだ。
俺はあとに続いた。
「ヨクルはこんな時間に何を?」
「屋敷の巡回です。時々、異形が侵入するので」
「え! 屋敷内も安全じゃないのか」
「ドアを開けてくる異形は滅多にいませんよ。侵入したとしても僕が対処するので、ティリルさんは安心してお休み下さい」
「それじゃあ、ヨクルが安心して眠れないだろう」
「僕は睡眠を必要としない魔術を使っていますから」
食事を摂ることも、眠ることもないなんて、人間を辞めている……。
魔術師というのは皆そうなのだろうか。
ヨクルはとある一室に入った。
そこは談話室のようだった。
暖炉を囲うようにしてソファが設置されている。
ヨクルが薪を手に取り、二回ほど指で弾くと、青白い火がついた。
これも魔術の一つなのだろう。
そういえば、ランプの火も同じ方法でつけていたような気がする。
「凄いな……」
「ふふ。ちょっとしたテクニックですよ」
火のついた薪を暖炉の中に放り投げると、暖炉内に青白い炎が広がった。
それだけで、部屋の温度が上がった気がした。
ヨクルはテーブルの上に置かれていたケトルを手に取り、蓋を開けた。
「リジナー」と唱え、パチン、と指を鳴らした。
ケトルの中にごとり、と氷の塊が落ちる。
ケトルを天板の上に乗せ、温める。
「魔術の氷を溶かした水か……贅沢だな」
「怠惰なだけですよ」
ヨクルは自嘲気味に笑った。
雪は綺麗に見えて、不純物が紛れ込んでいるのだ。雪から水を得る場合、煮沸やろ過が必要となる。
その点、魔術は便利だ。
「カップをお持ちしますね」
そう言って、ヨクルは部屋を出た。
俺は二人掛けのソファの端に腰掛け、青白い炎の揺らめきをぼんやりと眺めて、氷が溶けるのを待った。
暫くして、ヨクルはワインと二つのグラスを持って戻ってきた。
「飲みませんか?」
「ヨクルも飲むのか?」
「酒嫌いな人間はこの国にいないんでしょう?」
ヨクルは笑い、手に持っていたものをテーブルに置いた。
どうやら、今朝俺が言ったことを覚えていたようだ。
俺はバツが悪かった。
「食事は必要ないと言っていたから、てっきり飲まないんだと」
「エネルギー補給が必要ないだけで、嗜好品はたまに口にします。コーヒーや紅茶……そして、お酒」
ヨクルはワインの瓶を指で撫でた。
「如何ですか? それとも、僕のようなかぼちゃ頭と飲むのはお嫌ですか?」
「嫌な訳ないだろう? 俺は大の酒好きなんだ」
「それは良かった」
ヨクルは慣れた手つきでキャップシールを切り離した。スクリューをコルクに差し込み、回転させ、ゆっくりとコルクを引き抜いた。布でサッとボトルの口を拭く。
ワインをグラスに注いだ。グラスが赤く色付いていく。
「……ヨクルは何故、ここに住んでいるんだ?」
ふと、疑問を口にしてみた。
「森を見張るだけなら、静雪の村でも出来るだろう。何も、森の中で異形に怯える生活を送らなくても良いんじゃないか?」
村の人々に厄介払いされている訳でもない。むしろ、好意的だ。ここでの暮らしを強要されている訳でもないようだった。
ヨクルはワインを注ぎ終えた。
「異形は怖くありません。倒せば消えます。ですが、害のあるものですからね。この森の雪達は僕の同体……あまり森から離れたくないのです」
「うーん。俺にはわからん何かがあるのはわかった」
「この答えではお気に召しませんでしたか」
「いいや、正直に答えてくれてるんだろう? 俺が理解出来ないのは、俺に学がないってだけだ」
だからヨクルを悪くない、と言うように俺は頷いた。
「ほら、占い師って職業のも、空に浮かぶ星から運命を占ったりするし……あの理論、俺には到底理解出来ない」
「占星術ですか。一時期、僕の故郷でも流行りましたね」
「へえ、ヨクルの故郷か! どんなところなんだ?」
「そうですね……」
ヨクルは窓の外を見た。
相変わらず、雪がはらはらと降っている。
「雪が降り続く場所でした。一面の銀世界で、雪達の笑い声が絶えませんでした」
「この森みたいに?」
「ふふ。ええ、この森のように。夜空など見えないのに、星を詠む様は珍妙に映りました」
「意外だった。魔術と占星術は一緒だと思ってた」
「似て非なるものですよ。ああ……彼らの話をよく聞いておくべきでしたね。そうすれば、話の種になったのですが」
「いや、聞いてもわからなかっただろうから」
「さあ、乾杯しましょう」とヨクルはグラスを差し出した。
俺はグラスを受け取った。
「僕達の出会いを祝して」
乾杯、とグラスを軽く掲げ合う。
俺はグラスを勢いよく煽った。大好きなアルコールが喉を通り抜けていく。それだけで酔ってしまいそうだ。
ヨクルはどうやって飲むのだろう、と俺は飲みながらヨクルに視線をやる。
ヨクルは徐にかぼちゃの被り物に手をかけ、少しだけ上にずらした。
青白い陶器のような肌の口元が見えた。
ワインを傾け、香りを味わってから、グラスに口をつける。
喉がこくり、と動いた。
ヨクルは何故、顔を隠しているのだろう。
鼻から下しか見えなかったが、大きな傷がある訳でもなさそうだ。
……昨日、寝ぼけ眼で見た彼の顔──あれが彼の素顔なのだろうか。
それとも、あれは瘴気が見せた幻覚か?
人と良好な関係を築くために隠している、とは言っていたが、どういう意味なのだろう。
わからない。
ヨクルはどのような場所で生まれ育ち、どのような人達に育てられ、いかにしてこの森の管理者となったのか。
俺はヨクルのことを知りたいと強く思った。
俺は喉の渇きで目が覚めた。
水を貰おうと、俺は起き上がり、部屋を出た。
相変わらず、屋敷の廊下は冷え切っている。
窓の外の白い雪が月明かりを反射して、屋敷の中を照らしていた。
廊下を進んでいると、人影が見えた。
ヨクルか、と目を凝らしてみる。
不思議なことに人の姿はない。
おかしいな、と目を擦ると、かぼちゃ頭がそこに立っていた。
俺は驚いて体を揺らした。
「どうされました? ティリルさん」
ヨクルは昼間と変わらない調子で言った。
「すまない。喉が渇いて……」
「ああ、なるほど。こちらにどうぞ」
ヨクルは俺の背を向けて廊下を進んだ。
俺はあとに続いた。
「ヨクルはこんな時間に何を?」
「屋敷の巡回です。時々、異形が侵入するので」
「え! 屋敷内も安全じゃないのか」
「ドアを開けてくる異形は滅多にいませんよ。侵入したとしても僕が対処するので、ティリルさんは安心してお休み下さい」
「それじゃあ、ヨクルが安心して眠れないだろう」
「僕は睡眠を必要としない魔術を使っていますから」
食事を摂ることも、眠ることもないなんて、人間を辞めている……。
魔術師というのは皆そうなのだろうか。
ヨクルはとある一室に入った。
そこは談話室のようだった。
暖炉を囲うようにしてソファが設置されている。
ヨクルが薪を手に取り、二回ほど指で弾くと、青白い火がついた。
これも魔術の一つなのだろう。
そういえば、ランプの火も同じ方法でつけていたような気がする。
「凄いな……」
「ふふ。ちょっとしたテクニックですよ」
火のついた薪を暖炉の中に放り投げると、暖炉内に青白い炎が広がった。
それだけで、部屋の温度が上がった気がした。
ヨクルはテーブルの上に置かれていたケトルを手に取り、蓋を開けた。
「リジナー」と唱え、パチン、と指を鳴らした。
ケトルの中にごとり、と氷の塊が落ちる。
ケトルを天板の上に乗せ、温める。
「魔術の氷を溶かした水か……贅沢だな」
「怠惰なだけですよ」
ヨクルは自嘲気味に笑った。
雪は綺麗に見えて、不純物が紛れ込んでいるのだ。雪から水を得る場合、煮沸やろ過が必要となる。
その点、魔術は便利だ。
「カップをお持ちしますね」
そう言って、ヨクルは部屋を出た。
俺は二人掛けのソファの端に腰掛け、青白い炎の揺らめきをぼんやりと眺めて、氷が溶けるのを待った。
暫くして、ヨクルはワインと二つのグラスを持って戻ってきた。
「飲みませんか?」
「ヨクルも飲むのか?」
「酒嫌いな人間はこの国にいないんでしょう?」
ヨクルは笑い、手に持っていたものをテーブルに置いた。
どうやら、今朝俺が言ったことを覚えていたようだ。
俺はバツが悪かった。
「食事は必要ないと言っていたから、てっきり飲まないんだと」
「エネルギー補給が必要ないだけで、嗜好品はたまに口にします。コーヒーや紅茶……そして、お酒」
ヨクルはワインの瓶を指で撫でた。
「如何ですか? それとも、僕のようなかぼちゃ頭と飲むのはお嫌ですか?」
「嫌な訳ないだろう? 俺は大の酒好きなんだ」
「それは良かった」
ヨクルは慣れた手つきでキャップシールを切り離した。スクリューをコルクに差し込み、回転させ、ゆっくりとコルクを引き抜いた。布でサッとボトルの口を拭く。
ワインをグラスに注いだ。グラスが赤く色付いていく。
「……ヨクルは何故、ここに住んでいるんだ?」
ふと、疑問を口にしてみた。
「森を見張るだけなら、静雪の村でも出来るだろう。何も、森の中で異形に怯える生活を送らなくても良いんじゃないか?」
村の人々に厄介払いされている訳でもない。むしろ、好意的だ。ここでの暮らしを強要されている訳でもないようだった。
ヨクルはワインを注ぎ終えた。
「異形は怖くありません。倒せば消えます。ですが、害のあるものですからね。この森の雪達は僕の同体……あまり森から離れたくないのです」
「うーん。俺にはわからん何かがあるのはわかった」
「この答えではお気に召しませんでしたか」
「いいや、正直に答えてくれてるんだろう? 俺が理解出来ないのは、俺に学がないってだけだ」
だからヨクルを悪くない、と言うように俺は頷いた。
「ほら、占い師って職業のも、空に浮かぶ星から運命を占ったりするし……あの理論、俺には到底理解出来ない」
「占星術ですか。一時期、僕の故郷でも流行りましたね」
「へえ、ヨクルの故郷か! どんなところなんだ?」
「そうですね……」
ヨクルは窓の外を見た。
相変わらず、雪がはらはらと降っている。
「雪が降り続く場所でした。一面の銀世界で、雪達の笑い声が絶えませんでした」
「この森みたいに?」
「ふふ。ええ、この森のように。夜空など見えないのに、星を詠む様は珍妙に映りました」
「意外だった。魔術と占星術は一緒だと思ってた」
「似て非なるものですよ。ああ……彼らの話をよく聞いておくべきでしたね。そうすれば、話の種になったのですが」
「いや、聞いてもわからなかっただろうから」
「さあ、乾杯しましょう」とヨクルはグラスを差し出した。
俺はグラスを受け取った。
「僕達の出会いを祝して」
乾杯、とグラスを軽く掲げ合う。
俺はグラスを勢いよく煽った。大好きなアルコールが喉を通り抜けていく。それだけで酔ってしまいそうだ。
ヨクルはどうやって飲むのだろう、と俺は飲みながらヨクルに視線をやる。
ヨクルは徐にかぼちゃの被り物に手をかけ、少しだけ上にずらした。
青白い陶器のような肌の口元が見えた。
ワインを傾け、香りを味わってから、グラスに口をつける。
喉がこくり、と動いた。
ヨクルは何故、顔を隠しているのだろう。
鼻から下しか見えなかったが、大きな傷がある訳でもなさそうだ。
……昨日、寝ぼけ眼で見た彼の顔──あれが彼の素顔なのだろうか。
それとも、あれは瘴気が見せた幻覚か?
人と良好な関係を築くために隠している、とは言っていたが、どういう意味なのだろう。
わからない。
ヨクルはどのような場所で生まれ育ち、どのような人達に育てられ、いかにしてこの森の管理者となったのか。
俺はヨクルのことを知りたいと強く思った。
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