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第二話
カードゲームに興じて
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俺は酒の力を借りて、ヨクルの情報を引き出せないかと考えた。
酒は人の口を軽くする。
それはきっと、ヨクルも同じだろう。
ヨクルがグラスの中身を飲み干したのを見て、俺は次を注いだ。
ヨクルは礼を言い、流れるように飲む。
なかなかイケる口らしい。
グラスが空になる度に俺が注ぎ、ヨクルは注がれるままに飲んでいく。
「飲むペース早くないか?」
俺は好奇心よりも心配が勝った。
「そうですか? 誰かと酒を酌み交わすのは久しぶりですから、少し浮かれているのかもしれませんね」
ヨクルは楽しそうにくるくるとグラスを回し、グラスを煽って残った一滴を飲み切った。
「そんな調子で飲んでると、明日の朝、痛い目を見ちまうぞ?」
「ふふ。僕は酔わないのでご安心を」
ヨクルは自分でワインを注ぎ、こくこくとジュースを飲むように酒を飲んでいく。
恐ろしいくらいの酒豪だ。
俺も強い方だという自負があったのだが、ヨクルの飲みっぷりを見ていると自信をなくしてしまいそうになる。
「俺より酒に強い人間がいるとは思わなかった」
「おや、相当自信がお有りなようで」
「勝負してみるか?」
「それもまた一興ですね。ですが、やめておきましょう。あまり飲み過ぎると──」
「痛い目見ちまうからな」
俺はさっき言った言葉をもう一度繰り返した。
「異形は俺達の体調を気にしちゃくれない。──じゃあ、これならどうだ」
俺は懐からトランプの箱を取り出した。
「カードゲーム、ですか?」
「トランプ、知らないのか?」
「聞いたことはあります。ですが、ルールまでは……。カードゲームをする相手がこの森にはいなかったもので」
「楽しいぞ、トランプ! 五十四枚のカードでいろんなゲームが出来るんだ。やってみないか?」
「是非」とヨクルは頷いた。
よしきた、と言わんばかりの勢いで、トランプを箱から取り出した。
トランプの束を二つに分け、親指で左右交互になるように重ね合わせ、最後はしならせて元に戻す。
所謂、リフルシャッフルと呼ばれる手法だ。
「器用なものですね」
ヨクルは俺の手元をまじまじと見つめた。
「プロみたいで格好良いだろう? 結構練習したんだ」
「僕もやってみたいです」
ヨクルは手を差し出した。
その口調と仕草が子供のようで、俺は少し面食らった。
「リフルシャッフルには慣れが必要なんだ。初めてのヨクルにはちょっと難しいかもな」
「そうですか……」
ヨクルは残念そうに下を向いた。
「ヒンズーシャッフルならすぐに出来ると思うぞ」
「どうやるんですか」
それを聞いて、ヨクルはパッと顔を上げた。
俺はヒンズーシャッフルのやり方を説明しながら実演してみせた。
カードを片手で持ち、反対の手で下の方からカードを少し摘み、上に重ねる。それを繰り返す。最初はゆっくりとしてみせて、徐々にスピードを上げていった。
俺は「やってみるか」とヨクルにトランプの束を渡した。
ヨクルは辿々しい手つきでトランプをシャッフルし始めた。無言で、何度もトランプをかき混ぜる。どうやら、その動作が気に入ったようだ。
「まずは、ルールが簡単なブラックジャックをしようか」
俺はブラックジャックの基本ルールを説明した。
まず、各々トランプを二枚引く。一枚目は相手にも見えるように表にして、二枚目は自分だけ見る。それから、トランプの数字の合計数が二十一に近くなるようにカードを引いていく。
二十二以上になったらバースト。負けとなる。そうなる前に、ホールド──カードを引くのを止めることが出来る。
お互いがホールドしたら、カードを表にする。数字の合計数が二十一に近い方が勝ち。同じ数字だったら引き分け。
十と絵札は全て十として数える。一──エースは一、または一十一として数えて良い。などのブラックジャック特有のルールを実演しながら教えた。
「ふむ……。つまり、運の勝負になるのでしょうか」
「お互いのチップを賭けて、勝負するんだ」
俺は賭け事のチップのルールを教えた。
最初に賭け金をベットする。
最初の二枚の手札を見た後、賭け金を二倍にする代わりに、一枚しか引けないダブルダウン。
相手がオープンしているトランプの数字と、自分の手札を見て勝つ見込みがないと思ったとき、勝負を降りるサレンダー。サレンダーを宣言すれば、失うチップを半分に出来る。
「なるほど。理解しました」
ヨクルはワインを口に含む。
かなり飲んでいるが、ルールはちゃんと頭に入ったのだろうか。
「チップはどうしますか?」
「これを使おう」
俺はポケットに手を突っ込み、テーブルの上に手の中のものをぶちまけた。ばらばらと大小様々のボタンが転がった。
指でボタンの数を数えていく。
「……よし、二十枚はあるな。お互いのチップは十枚。最初の賭け金は二枚にしよう」
「何だかわくわくしますね」
ヨクルはトランプのシャッフルを再開した。さっき教えたばかりなのに手慣れたものだった。
「もし、俺が勝ったら、そのかぼちゃを外してくれないか?」
そう言うと、ヨクルはぴたりと手を止めた。
「……僕の顔を見ても、何も良いことなんてありませんよ」
「だって、変だろう? 騎士が主君の顔も知らないなんて。嫌なら断ってくれて良い。罰ゲームがあった方が盛り上がると思っただけだから」
「……わかりました」
ヨクルは渋々頷いた。
「良いのか?」
「『罰ゲームがあった方が盛り上がる』……おっしゃる通りだと思いました。では、僕が勝ったら──」
ヨクルはグラスを持ち上げた。
「もう一杯、付き合って頂けますか?」
「そんなの、いくらでも付き合うさ」
「良かった。ティリルさんに飲ませたいお酒がいくつかあるんです。貴方はお酒がお好きなようなので、きっと気に入ると思います」
「言い忘れていたが、飲みながらのトランプは負けなしなんだ」
──最初の方は順調だった。
ヨクルは二連続バースト、弱腰になってサレンダー、低い数字で勝負をして負け、次は良い数字だったが俺の方が良い数字だった。
ヨクルのチップが残り一枚となったところで、ヨクルは聞いた。
「最低賭け金が払えなくなってしまいましたがどうすれば?」
「持っているチップ全部賭けて勝負だ」
その回、俺は負けた。まあ、今までが勝ち過ぎていたから、そういうこともある。次に勝てば勝ちだ、と気を取り直した。
引き分けを三度繰り返した。
次の回、俺はバーストした。
「ようやく、運が回ってきたようです」とヨクルは笑った。
何かがおかしいと思った。
ヨクルはダブルダウンを使った。持っているチップ、全てを賭けて。そして、彼は見事に勝利を収めた。
俺はこの悪い流れを切るべきだと思いつつも焦りを隠せなかった。ヨクルはただの初心者ではない──勝負師だ。
ヨクルは徐々に俺のチップを奪っていった。
俺とヨクルのチップ数が完全に逆転する。
俺のチップ数が残り四枚になったとき、俺は勝負に出た。
ダブルダウンを宣言。
俺は二十……なかなか良い数字だ。
ヨクルは二十一──ブラックジャックだった。
俺は負けた。
「ふふ。勝ってしまいました」
ヨクルは愉快そうに笑い、勝利の美酒に酔いしれていた。
「……本当にトランプは初めてなんだよな?」
「ええ。トランプは初めてです。ですが、賭け事に興じたことがないとは言ってませんよ」
「な……! 通りで勝負の仕方が上手いと思った! してやられた……」
ヨクルは悪戯っぽく笑った。
「楽しかったですよ。もうひと勝負──と言いたいところですが、そろそろ屋敷の巡回に戻らなければ」
「もう一杯付き合うって約束は?」
「また別の機会にして良いでしょうか。少し飲み過ぎたようで」
「だろうな」
あれだけがぶがぶ飲んでいたら酔うに決まっている。
「後片付けは僕がしておきます」とヨクルは言った。
酒のせいか、眠気を感じていた俺はお言葉に甘えることにした。
「おやすみなさい、ティリルさん」
「ああ、おやすみ。明日の朝の巡回は絶対に行くからな」
指を突きつけて宣言した。
ヨクルはふっと笑い声を漏らして頷いた。
結局、素顔を見ることは敵わなかったが、彼の意外な一面を知れた。
ヨクルは子供っぽく、勝負師で──食えない人だ。
酒は人の口を軽くする。
それはきっと、ヨクルも同じだろう。
ヨクルがグラスの中身を飲み干したのを見て、俺は次を注いだ。
ヨクルは礼を言い、流れるように飲む。
なかなかイケる口らしい。
グラスが空になる度に俺が注ぎ、ヨクルは注がれるままに飲んでいく。
「飲むペース早くないか?」
俺は好奇心よりも心配が勝った。
「そうですか? 誰かと酒を酌み交わすのは久しぶりですから、少し浮かれているのかもしれませんね」
ヨクルは楽しそうにくるくるとグラスを回し、グラスを煽って残った一滴を飲み切った。
「そんな調子で飲んでると、明日の朝、痛い目を見ちまうぞ?」
「ふふ。僕は酔わないのでご安心を」
ヨクルは自分でワインを注ぎ、こくこくとジュースを飲むように酒を飲んでいく。
恐ろしいくらいの酒豪だ。
俺も強い方だという自負があったのだが、ヨクルの飲みっぷりを見ていると自信をなくしてしまいそうになる。
「俺より酒に強い人間がいるとは思わなかった」
「おや、相当自信がお有りなようで」
「勝負してみるか?」
「それもまた一興ですね。ですが、やめておきましょう。あまり飲み過ぎると──」
「痛い目見ちまうからな」
俺はさっき言った言葉をもう一度繰り返した。
「異形は俺達の体調を気にしちゃくれない。──じゃあ、これならどうだ」
俺は懐からトランプの箱を取り出した。
「カードゲーム、ですか?」
「トランプ、知らないのか?」
「聞いたことはあります。ですが、ルールまでは……。カードゲームをする相手がこの森にはいなかったもので」
「楽しいぞ、トランプ! 五十四枚のカードでいろんなゲームが出来るんだ。やってみないか?」
「是非」とヨクルは頷いた。
よしきた、と言わんばかりの勢いで、トランプを箱から取り出した。
トランプの束を二つに分け、親指で左右交互になるように重ね合わせ、最後はしならせて元に戻す。
所謂、リフルシャッフルと呼ばれる手法だ。
「器用なものですね」
ヨクルは俺の手元をまじまじと見つめた。
「プロみたいで格好良いだろう? 結構練習したんだ」
「僕もやってみたいです」
ヨクルは手を差し出した。
その口調と仕草が子供のようで、俺は少し面食らった。
「リフルシャッフルには慣れが必要なんだ。初めてのヨクルにはちょっと難しいかもな」
「そうですか……」
ヨクルは残念そうに下を向いた。
「ヒンズーシャッフルならすぐに出来ると思うぞ」
「どうやるんですか」
それを聞いて、ヨクルはパッと顔を上げた。
俺はヒンズーシャッフルのやり方を説明しながら実演してみせた。
カードを片手で持ち、反対の手で下の方からカードを少し摘み、上に重ねる。それを繰り返す。最初はゆっくりとしてみせて、徐々にスピードを上げていった。
俺は「やってみるか」とヨクルにトランプの束を渡した。
ヨクルは辿々しい手つきでトランプをシャッフルし始めた。無言で、何度もトランプをかき混ぜる。どうやら、その動作が気に入ったようだ。
「まずは、ルールが簡単なブラックジャックをしようか」
俺はブラックジャックの基本ルールを説明した。
まず、各々トランプを二枚引く。一枚目は相手にも見えるように表にして、二枚目は自分だけ見る。それから、トランプの数字の合計数が二十一に近くなるようにカードを引いていく。
二十二以上になったらバースト。負けとなる。そうなる前に、ホールド──カードを引くのを止めることが出来る。
お互いがホールドしたら、カードを表にする。数字の合計数が二十一に近い方が勝ち。同じ数字だったら引き分け。
十と絵札は全て十として数える。一──エースは一、または一十一として数えて良い。などのブラックジャック特有のルールを実演しながら教えた。
「ふむ……。つまり、運の勝負になるのでしょうか」
「お互いのチップを賭けて、勝負するんだ」
俺は賭け事のチップのルールを教えた。
最初に賭け金をベットする。
最初の二枚の手札を見た後、賭け金を二倍にする代わりに、一枚しか引けないダブルダウン。
相手がオープンしているトランプの数字と、自分の手札を見て勝つ見込みがないと思ったとき、勝負を降りるサレンダー。サレンダーを宣言すれば、失うチップを半分に出来る。
「なるほど。理解しました」
ヨクルはワインを口に含む。
かなり飲んでいるが、ルールはちゃんと頭に入ったのだろうか。
「チップはどうしますか?」
「これを使おう」
俺はポケットに手を突っ込み、テーブルの上に手の中のものをぶちまけた。ばらばらと大小様々のボタンが転がった。
指でボタンの数を数えていく。
「……よし、二十枚はあるな。お互いのチップは十枚。最初の賭け金は二枚にしよう」
「何だかわくわくしますね」
ヨクルはトランプのシャッフルを再開した。さっき教えたばかりなのに手慣れたものだった。
「もし、俺が勝ったら、そのかぼちゃを外してくれないか?」
そう言うと、ヨクルはぴたりと手を止めた。
「……僕の顔を見ても、何も良いことなんてありませんよ」
「だって、変だろう? 騎士が主君の顔も知らないなんて。嫌なら断ってくれて良い。罰ゲームがあった方が盛り上がると思っただけだから」
「……わかりました」
ヨクルは渋々頷いた。
「良いのか?」
「『罰ゲームがあった方が盛り上がる』……おっしゃる通りだと思いました。では、僕が勝ったら──」
ヨクルはグラスを持ち上げた。
「もう一杯、付き合って頂けますか?」
「そんなの、いくらでも付き合うさ」
「良かった。ティリルさんに飲ませたいお酒がいくつかあるんです。貴方はお酒がお好きなようなので、きっと気に入ると思います」
「言い忘れていたが、飲みながらのトランプは負けなしなんだ」
──最初の方は順調だった。
ヨクルは二連続バースト、弱腰になってサレンダー、低い数字で勝負をして負け、次は良い数字だったが俺の方が良い数字だった。
ヨクルのチップが残り一枚となったところで、ヨクルは聞いた。
「最低賭け金が払えなくなってしまいましたがどうすれば?」
「持っているチップ全部賭けて勝負だ」
その回、俺は負けた。まあ、今までが勝ち過ぎていたから、そういうこともある。次に勝てば勝ちだ、と気を取り直した。
引き分けを三度繰り返した。
次の回、俺はバーストした。
「ようやく、運が回ってきたようです」とヨクルは笑った。
何かがおかしいと思った。
ヨクルはダブルダウンを使った。持っているチップ、全てを賭けて。そして、彼は見事に勝利を収めた。
俺はこの悪い流れを切るべきだと思いつつも焦りを隠せなかった。ヨクルはただの初心者ではない──勝負師だ。
ヨクルは徐々に俺のチップを奪っていった。
俺とヨクルのチップ数が完全に逆転する。
俺のチップ数が残り四枚になったとき、俺は勝負に出た。
ダブルダウンを宣言。
俺は二十……なかなか良い数字だ。
ヨクルは二十一──ブラックジャックだった。
俺は負けた。
「ふふ。勝ってしまいました」
ヨクルは愉快そうに笑い、勝利の美酒に酔いしれていた。
「……本当にトランプは初めてなんだよな?」
「ええ。トランプは初めてです。ですが、賭け事に興じたことがないとは言ってませんよ」
「な……! 通りで勝負の仕方が上手いと思った! してやられた……」
ヨクルは悪戯っぽく笑った。
「楽しかったですよ。もうひと勝負──と言いたいところですが、そろそろ屋敷の巡回に戻らなければ」
「もう一杯付き合うって約束は?」
「また別の機会にして良いでしょうか。少し飲み過ぎたようで」
「だろうな」
あれだけがぶがぶ飲んでいたら酔うに決まっている。
「後片付けは僕がしておきます」とヨクルは言った。
酒のせいか、眠気を感じていた俺はお言葉に甘えることにした。
「おやすみなさい、ティリルさん」
「ああ、おやすみ。明日の朝の巡回は絶対に行くからな」
指を突きつけて宣言した。
ヨクルはふっと笑い声を漏らして頷いた。
結局、素顔を見ることは敵わなかったが、彼の意外な一面を知れた。
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