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炎の大精霊の守り人
「学園長が猛アタックしたって!」
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午後の昼下がり。
ぽかぽかと暖かい日差しが差し込むドロップ魔法学園の中庭。
昼寝にはうってつけの場所だ。
そこで、シャルルルカは草をベッドにして横になっていた。
そよそよと心地良い風がシャルルルカの藤色の髪を揺らす。
中庭を通りがかった人々は、シャルルルカの姿にぎょっとした顔をして、そそくさとその場を立ち去った。
シャルルルカと極力関わりたくないのだろう。
しかし、当の本人は気にしていないようである。
そこに、一人の男が立ち寄った。
炎を纏ったトカゲを体に巻きつけた男は、シャルルルカを見て呟いた。
「まさか、あれは──」
□
授業と授業の間の短い休み時間。
レイ達四年D組の面々は、次の授業に向けて魔法生物学室に移動していた。
「ねえねえ、聞いた!? 今日からホムラ先生が復帰するらしいよ!」
噂好きのクラスメイト、ジャーナがそう叫びながら、レイ達と合流する。
「あらまぁ。ホムラ先生が? 復職されるんですのねぇ」
マジョアンヌは嬉しそうに言う。
レイは聞き慣れない名前に首を傾げた。
「ホムラ先生?」
「ホムラフラム・バウムクーヘン先生! 四年A組の担任の先生でねえ。火の精霊、サラマンダーが友達なんだよ! 許可取れば、サラマンダーとお話したり触らせてくれたりするのじゃ!」
「えっ! 炎の精霊に触れるんですか!? それは凄いですね!」
炎の精霊達はほとんどが炎を纏っているため、素手で触ったら火傷してしまう。
触れるには炎の精霊に炎を弱めてくれるよう頼まなければならない。
しかし、精霊は悪戯好き。
炎を弱めたフリをして、触れた時に炎を強めるかもしれない。
つまり、炎の精霊に触れるには、互いの信頼関係が必要なのだ。
「でも、精霊って、仲良くなるのが難しいって聞きますけど……」
「精霊は悪戯好きだからねー。悪戯に引っかかってくれる純粋な心の持ち主じゃないと、精霊の方が飽きちゃう」
「じゃあ、ホムラ先生って純粋な人なんですね」
「んー、それはどうなんだろ? ホムラ先生が特別って感じかなー」
「特別?」
「なんか、【炎の大精霊の守り人】? ってのをしてたんじゃて。だから、炎の精霊に好かれてるみたい」
「【大精霊の守り人】……シャルル先生から聞いたことがあります」
大精霊とは、自然魔法の祖と呼ばれる精霊達の長だ。
かつて魔王は大精霊達の強大な力を欲したそうな。
魔王から自らを守るため、大精霊は人間の中から【大精霊の守り人】を選出することにした。
人間達はそれを承諾した。
大精霊を守ることで、魔王軍の力の底上げを防ぐ目的があった。
炎の大精霊は炎の魔法に適性のある人間を【炎の大精霊の守り人】に選び、炎の大精霊の住まう場所を守るようにに命じた。
シャルルルカは「大精霊に捧げる生贄」と呼んだ。
彼らは物心がつく前に攫われ、大精霊に仕えることを強いられる。
人間社会の隔絶された自然しかない場所で、精霊達に魔法を教えられながら、一生を終える──それが【大精霊の守り人】だと。
「そんな人がなんで学校の先生に? 守り人の仕事はどうしたんでしょう?」
「十年前に人魔戦争は終わったじゃん? それと同時に、【大精霊の守り人】の任が解とかれたじゃないかな?」
「あ、そっか……。魔王から大精霊を守るための守り人ですもんね」
「まあ、アレクシス学園長が猛アタックしたとかいう噂もあるけど」
「えっ。あの大神官アレクシス様が……!?」
「そういえば、シャルルルカ先生も学園長が猛アタックしたって聞いたよ! そこんとこ、どうなんじゃ?」
ジャーナがレイに詰め寄る。
レイは思わず後ずさった。
「猛アタックと言えるかは……。学園長から手紙が届いたのは事実ですよ」
「そうなんだ! じゃあ、シャルル先生は本当に大魔法使いシャルルルカなんだなー」
「それはわかりませんけど……」
レイは頭を振った。
「ホムラ先生って、なんでお休みしてたんですか?」
「ホムラ先生は精霊のお医者さんでもあるんだよ。最近炎の精霊の様子がおかしいから見に行くって言ってて」
「へえ、精霊医なんですね!」
「ホムラ先生、ちょっとぶっきらぼうだけど、面倒見の良い先生だよ。私、会ったらサラマンダーに触らせて貰うんだー!」
そのとき、窓が割れ、ガラスの破片が廊下に降り注いだ。
それと同時に、一人の人間が飛び込んできた。
その飛び込んできた人間は、廊下の壁にぶつかって止まった。
レイの目にはそれが誰なのか、はっきりと見えていた。
「しゃ、シャルルルカ先生!?」
それは、師匠であり、教師でもあるシャルルルカだった。
レイはシャルルルカの元に駆け寄る。
「うう……」
シャルルルカは痛みに唸りながら身じろぐ。
パラパラと建材の欠片がシャルルルカに降り注いだ。
よく見れば、彼の体の至る所に真新しい火傷の跡がある。
窓をぶち破っただけではつかない傷だ。
「大丈夫ですか!? 今度は一体誰に何をしたんですか!?」
レイがそう尋ねた。
シャルルルカは建材の欠片を振り払うように、頭をふるふると振った。
「──退け、ガキ共」
割れた窓から、一人の男が校舎内に侵入して来る。
跳ねるようにくるくるとした黒髪。
眼鏡のレンズから覗く燃えるような赤い瞳。
焦げたような肌。
顎には髭を蓄えている。
手には赤い魔法石が埋め込まれた拳銃が握られている。
そして、何より炎を纏ったトカゲが彼の肩にしがみついている。
──あのトカゲって、火の精霊サラマンダー? じゃあ、まさか、あの人って……。
「ホムラ先生じゃん!」
ジャーナが叫んだ。
レイの予想した通り、彼がホムラフラム・バウムクーヘンであるようだった。
ぽかぽかと暖かい日差しが差し込むドロップ魔法学園の中庭。
昼寝にはうってつけの場所だ。
そこで、シャルルルカは草をベッドにして横になっていた。
そよそよと心地良い風がシャルルルカの藤色の髪を揺らす。
中庭を通りがかった人々は、シャルルルカの姿にぎょっとした顔をして、そそくさとその場を立ち去った。
シャルルルカと極力関わりたくないのだろう。
しかし、当の本人は気にしていないようである。
そこに、一人の男が立ち寄った。
炎を纏ったトカゲを体に巻きつけた男は、シャルルルカを見て呟いた。
「まさか、あれは──」
□
授業と授業の間の短い休み時間。
レイ達四年D組の面々は、次の授業に向けて魔法生物学室に移動していた。
「ねえねえ、聞いた!? 今日からホムラ先生が復帰するらしいよ!」
噂好きのクラスメイト、ジャーナがそう叫びながら、レイ達と合流する。
「あらまぁ。ホムラ先生が? 復職されるんですのねぇ」
マジョアンヌは嬉しそうに言う。
レイは聞き慣れない名前に首を傾げた。
「ホムラ先生?」
「ホムラフラム・バウムクーヘン先生! 四年A組の担任の先生でねえ。火の精霊、サラマンダーが友達なんだよ! 許可取れば、サラマンダーとお話したり触らせてくれたりするのじゃ!」
「えっ! 炎の精霊に触れるんですか!? それは凄いですね!」
炎の精霊達はほとんどが炎を纏っているため、素手で触ったら火傷してしまう。
触れるには炎の精霊に炎を弱めてくれるよう頼まなければならない。
しかし、精霊は悪戯好き。
炎を弱めたフリをして、触れた時に炎を強めるかもしれない。
つまり、炎の精霊に触れるには、互いの信頼関係が必要なのだ。
「でも、精霊って、仲良くなるのが難しいって聞きますけど……」
「精霊は悪戯好きだからねー。悪戯に引っかかってくれる純粋な心の持ち主じゃないと、精霊の方が飽きちゃう」
「じゃあ、ホムラ先生って純粋な人なんですね」
「んー、それはどうなんだろ? ホムラ先生が特別って感じかなー」
「特別?」
「なんか、【炎の大精霊の守り人】? ってのをしてたんじゃて。だから、炎の精霊に好かれてるみたい」
「【大精霊の守り人】……シャルル先生から聞いたことがあります」
大精霊とは、自然魔法の祖と呼ばれる精霊達の長だ。
かつて魔王は大精霊達の強大な力を欲したそうな。
魔王から自らを守るため、大精霊は人間の中から【大精霊の守り人】を選出することにした。
人間達はそれを承諾した。
大精霊を守ることで、魔王軍の力の底上げを防ぐ目的があった。
炎の大精霊は炎の魔法に適性のある人間を【炎の大精霊の守り人】に選び、炎の大精霊の住まう場所を守るようにに命じた。
シャルルルカは「大精霊に捧げる生贄」と呼んだ。
彼らは物心がつく前に攫われ、大精霊に仕えることを強いられる。
人間社会の隔絶された自然しかない場所で、精霊達に魔法を教えられながら、一生を終える──それが【大精霊の守り人】だと。
「そんな人がなんで学校の先生に? 守り人の仕事はどうしたんでしょう?」
「十年前に人魔戦争は終わったじゃん? それと同時に、【大精霊の守り人】の任が解とかれたじゃないかな?」
「あ、そっか……。魔王から大精霊を守るための守り人ですもんね」
「まあ、アレクシス学園長が猛アタックしたとかいう噂もあるけど」
「えっ。あの大神官アレクシス様が……!?」
「そういえば、シャルルルカ先生も学園長が猛アタックしたって聞いたよ! そこんとこ、どうなんじゃ?」
ジャーナがレイに詰め寄る。
レイは思わず後ずさった。
「猛アタックと言えるかは……。学園長から手紙が届いたのは事実ですよ」
「そうなんだ! じゃあ、シャルル先生は本当に大魔法使いシャルルルカなんだなー」
「それはわかりませんけど……」
レイは頭を振った。
「ホムラ先生って、なんでお休みしてたんですか?」
「ホムラ先生は精霊のお医者さんでもあるんだよ。最近炎の精霊の様子がおかしいから見に行くって言ってて」
「へえ、精霊医なんですね!」
「ホムラ先生、ちょっとぶっきらぼうだけど、面倒見の良い先生だよ。私、会ったらサラマンダーに触らせて貰うんだー!」
そのとき、窓が割れ、ガラスの破片が廊下に降り注いだ。
それと同時に、一人の人間が飛び込んできた。
その飛び込んできた人間は、廊下の壁にぶつかって止まった。
レイの目にはそれが誰なのか、はっきりと見えていた。
「しゃ、シャルルルカ先生!?」
それは、師匠であり、教師でもあるシャルルルカだった。
レイはシャルルルカの元に駆け寄る。
「うう……」
シャルルルカは痛みに唸りながら身じろぐ。
パラパラと建材の欠片がシャルルルカに降り注いだ。
よく見れば、彼の体の至る所に真新しい火傷の跡がある。
窓をぶち破っただけではつかない傷だ。
「大丈夫ですか!? 今度は一体誰に何をしたんですか!?」
レイがそう尋ねた。
シャルルルカは建材の欠片を振り払うように、頭をふるふると振った。
「──退け、ガキ共」
割れた窓から、一人の男が校舎内に侵入して来る。
跳ねるようにくるくるとした黒髪。
眼鏡のレンズから覗く燃えるような赤い瞳。
焦げたような肌。
顎には髭を蓄えている。
手には赤い魔法石が埋め込まれた拳銃が握られている。
そして、何より炎を纏ったトカゲが彼の肩にしがみついている。
──あのトカゲって、火の精霊サラマンダー? じゃあ、まさか、あの人って……。
「ホムラ先生じゃん!」
ジャーナが叫んだ。
レイの予想した通り、彼がホムラフラム・バウムクーヘンであるようだった。
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