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本編
第10話_希薄な脅威に隠されたロジック-2
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そう言うと、蒼矢は水面を構えて他セイバーがその場に固まる中、[蠕虫]の大群へ向けて跳躍する。
「…アズライト…っ!?」
ふわりと舞うアズライトの身体が、灰色の[異形]たちの体躯へ影を落とす。
すると、上空に躍り出た青いセイバーへ反応した[蠕虫]の数体が、体躯をうねらせて垂直に跳ねた。
『転異空間』へ入ってから先、彼らが地を這う姿しか見てこなかった他セイバーたちは、突然の行動変異に目を凝視させる。
瞬時にアズライトの高さへ追いついた[蠕虫]は、黄色い触手を高速でくり出す。
アズライトは寸でで避け、巻きつこうとする触手を水面で一閃する。
触手を切断された数体が奇声をあげながら体勢を崩し落ちていき、代わりに別の個体が跳ねあがると尾部を振るい、アズライトの背後へ回り込ませる。
彼が反応する前に素早くぐるりと前方へと覆い、脚から上半身へと螺旋状に巻きついていく。
「あっ…」
アズライトは一瞬のうちに[蠕虫]に捕らえられ、巻きつく体躯に全身を締められる。
「んぅっ…!」
「アズライト!!」
助け出そうとロードナイトと影斗が飛び出すが、地にうごめいていた[蠕虫]が一斉に飛び上がり、彼らが到達する前にアズライトを捕らえる一体を覆い隠し、行く手を遮断する。
「こいつら…!!」
「どけ!! 芋虫!!」
殺気を帯び、『紅蓮』と『暗虚』を駆使して蹴散らそうとするものの、ふたりの手数より速く[蠕虫]が次々に重なり合い、はじめの一体を包む球体状になっていく。
「くそっ…!」
葉月と陽も加わって、表面の個体から手あたり次第に破壊し剥がしていくが、4人がかりでも[蠕虫]が重なり張りついていく速度とほぼ同速で、出来上がった灰色の団子を崩す手ごたえはまったく得られなかった。
「なんなんだよ、急に…アズライト来た途端、こいつら本気出し過ぎじゃねぇ!? 今まで舐めプされてたみたいじゃん!!」
サルファーがそう叫びながら『閃光』をふり回すかたわらで、エピドートは目前の[異形]の塊を凝視しながら、固唾を飲んでいた。
「…アズライトは、こうなることが予測ついてたっていうことか…!?」
「…アズライト…っ!?」
ふわりと舞うアズライトの身体が、灰色の[異形]たちの体躯へ影を落とす。
すると、上空に躍り出た青いセイバーへ反応した[蠕虫]の数体が、体躯をうねらせて垂直に跳ねた。
『転異空間』へ入ってから先、彼らが地を這う姿しか見てこなかった他セイバーたちは、突然の行動変異に目を凝視させる。
瞬時にアズライトの高さへ追いついた[蠕虫]は、黄色い触手を高速でくり出す。
アズライトは寸でで避け、巻きつこうとする触手を水面で一閃する。
触手を切断された数体が奇声をあげながら体勢を崩し落ちていき、代わりに別の個体が跳ねあがると尾部を振るい、アズライトの背後へ回り込ませる。
彼が反応する前に素早くぐるりと前方へと覆い、脚から上半身へと螺旋状に巻きついていく。
「あっ…」
アズライトは一瞬のうちに[蠕虫]に捕らえられ、巻きつく体躯に全身を締められる。
「んぅっ…!」
「アズライト!!」
助け出そうとロードナイトと影斗が飛び出すが、地にうごめいていた[蠕虫]が一斉に飛び上がり、彼らが到達する前にアズライトを捕らえる一体を覆い隠し、行く手を遮断する。
「こいつら…!!」
「どけ!! 芋虫!!」
殺気を帯び、『紅蓮』と『暗虚』を駆使して蹴散らそうとするものの、ふたりの手数より速く[蠕虫]が次々に重なり合い、はじめの一体を包む球体状になっていく。
「くそっ…!」
葉月と陽も加わって、表面の個体から手あたり次第に破壊し剥がしていくが、4人がかりでも[蠕虫]が重なり張りついていく速度とほぼ同速で、出来上がった灰色の団子を崩す手ごたえはまったく得られなかった。
「なんなんだよ、急に…アズライト来た途端、こいつら本気出し過ぎじゃねぇ!? 今まで舐めプされてたみたいじゃん!!」
サルファーがそう叫びながら『閃光』をふり回すかたわらで、エピドートは目前の[異形]の塊を凝視しながら、固唾を飲んでいた。
「…アズライトは、こうなることが予測ついてたっていうことか…!?」
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