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72. 嵐の前の楽しさ②
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「まだわかりませんよ。えっと…剛腕のカルパスさん。」
というと、
「俺はカルタスだ!サラミスティックじゃねぇ!」
と叫び、突っ込んできた。そして僕の目の前まで距離を詰めると、丸太みたいな拳を僕にぶち込もうと腕を振り上げた瞬間、僕は右手を銃を模した形にして魔法を唱えた。
「“バレット”エア・ソクソン」
というと真っ直ぐに伸ばした人差し指の先にエメラルドグリーンの球が現れた。それをカルタスの振り上げた右の肩を狙い、
「発射。」
と呟くと、即座にその球体は飛んでいき、肩に当たり、体制が崩れ、自慢のパワー攻撃が出せなくなった。
「チッ、」
と舌打ちしながら飛び退ろうとしていたので僕はそれにピッタリ密着すると、
「なっ。お、おま…」
と瞠目するカルタスを無視し、懐に飛び込んだ僕は思い切り飛び、右のアッパーをカルタスの顎に叩き込んだ。
「グォア!」
とカルタスはというと、天を仰いだまま立ち尽くした。アレほどアッパーカットが綺麗に決まると脳への振動もえらいことになっているだろう。僕は近づくとお腹をチョンと人差し指で小突く。
すると、グラリと後ろに倒れ、仰向けのまま地面に倒れる。
するといつの間にか横に来ていたステラが、
「勝者、チャレンジャー!」
と言い僕の右腕を掴み高々と上げた。すると周りから盛大な拍手が巻き起こった。どうやら周りの人も催し物として楽しんでいたようだ。
「ああ、カルタスさん!」
「だ、大丈夫でぃすか~。」
とあの腰巾着2人がぶっ倒れたカルタスに駆け寄っていた。
「ちょっと人が集まりすぎたわね。移動しましょうか。」
とステラが先導して、この場を後にした。
・そして30分後、
僕らは集合場所の桟橋を訪れていた。
「みんな揃ったわね?」
とステラが確認すると、
「「「オー!!!」」」
と声が上がる。
「よろしい。これから私たちはクーデターを決行する。国王軍と私ら革命軍は数こそ優っているが、個々の力ではわからない。各個撃破を徹底しろ。いいか、この作戦は失敗が許されない。死んでも勝つぞ!…いくぞ!私らに続け!」
とステラは檄を飛ばすと、僕とルイトの背中を押すと走り出した。
すると後ろから
「「「行くぞ!」」」
「「「ワアぁぁァァァ!」」」
と鬨の声とともについてくる。門兵がギョッとしながら、
「と、とまれ!」
と静止をかけてくるが
「うるせぇ!!ゴタゴタゆーな!」
という声とともに後ろからだいぶ大きな火球が飛んでいき、門兵ごと城壁の一部をふっとばした。
さあ、クーデターの始まりだ!!!
というと、
「俺はカルタスだ!サラミスティックじゃねぇ!」
と叫び、突っ込んできた。そして僕の目の前まで距離を詰めると、丸太みたいな拳を僕にぶち込もうと腕を振り上げた瞬間、僕は右手を銃を模した形にして魔法を唱えた。
「“バレット”エア・ソクソン」
というと真っ直ぐに伸ばした人差し指の先にエメラルドグリーンの球が現れた。それをカルタスの振り上げた右の肩を狙い、
「発射。」
と呟くと、即座にその球体は飛んでいき、肩に当たり、体制が崩れ、自慢のパワー攻撃が出せなくなった。
「チッ、」
と舌打ちしながら飛び退ろうとしていたので僕はそれにピッタリ密着すると、
「なっ。お、おま…」
と瞠目するカルタスを無視し、懐に飛び込んだ僕は思い切り飛び、右のアッパーをカルタスの顎に叩き込んだ。
「グォア!」
とカルタスはというと、天を仰いだまま立ち尽くした。アレほどアッパーカットが綺麗に決まると脳への振動もえらいことになっているだろう。僕は近づくとお腹をチョンと人差し指で小突く。
すると、グラリと後ろに倒れ、仰向けのまま地面に倒れる。
するといつの間にか横に来ていたステラが、
「勝者、チャレンジャー!」
と言い僕の右腕を掴み高々と上げた。すると周りから盛大な拍手が巻き起こった。どうやら周りの人も催し物として楽しんでいたようだ。
「ああ、カルタスさん!」
「だ、大丈夫でぃすか~。」
とあの腰巾着2人がぶっ倒れたカルタスに駆け寄っていた。
「ちょっと人が集まりすぎたわね。移動しましょうか。」
とステラが先導して、この場を後にした。
・そして30分後、
僕らは集合場所の桟橋を訪れていた。
「みんな揃ったわね?」
とステラが確認すると、
「「「オー!!!」」」
と声が上がる。
「よろしい。これから私たちはクーデターを決行する。国王軍と私ら革命軍は数こそ優っているが、個々の力ではわからない。各個撃破を徹底しろ。いいか、この作戦は失敗が許されない。死んでも勝つぞ!…いくぞ!私らに続け!」
とステラは檄を飛ばすと、僕とルイトの背中を押すと走り出した。
すると後ろから
「「「行くぞ!」」」
「「「ワアぁぁァァァ!」」」
と鬨の声とともについてくる。門兵がギョッとしながら、
「と、とまれ!」
と静止をかけてくるが
「うるせぇ!!ゴタゴタゆーな!」
という声とともに後ろからだいぶ大きな火球が飛んでいき、門兵ごと城壁の一部をふっとばした。
さあ、クーデターの始まりだ!!!
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