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75. クーデター③
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・side国王
「こ、国王様~お、大勢の人間が城に攻めてきました~。」
と宰相が駆け込んでくる。わしはそこまで気にすることも無く、
「桟橋をあげよ…それと中心人物を調べておけ。」
と言い、わしは読んでいた書類に目を戻す。
「し、しかし…もうすでに敵の大部分が城内に侵入しています!
」
と悲痛な叫びをあげた。
「な、何ぃ?い、急いで兵をここに結集させろ!ここをなんとしてでも守れ!」
とわしは指示を飛ばした。
「は、はいぃ!た、直ちにぃ!」
と宰相は慌ただしくこの部屋を去っていった。
「この解放祭の日にクーデター…何にせよ用心に越したことはなかろうな…」
とわしは顎髭を撫でると、そう呟いた。
・sideミナト
「これからどこに行くんだ?」
と、走りながらステラに聞くと
「私たちは主力部隊よ?主力が敵の本陣以外にどこに行くのよ?」
と呆れたようにステラは言った。
そのまましばらく走っていると、大広間に出た。そこには大勢の兵士がいた。ちらほらとローブ姿の人もいるからおそらくだが、魔導兵もいるだろう。数では明らかに劣勢だ僕らの歩が止まると、兵団の最前列にいた周りより装備が豪華な人が、
「と、とまれ、反逆者ども!ここは王宮だ!これ以上の蛮行はこの私が許さん!武器を捨てて投降せよ!さすれば命までは取らん!繰り返す!武器を捨てて投降しろ!」
とこちらに向けて叫んできた。僕は苦笑して、
「いや、ここにいるやつがそんなことに応じるわけないでしょ。」
と言うと、ステラもルプスも、
「「いや、それな。ほんとそれ。」」
と言う。反応が無いことを否定と捉えたのか叫んだ兵士はゆっくりと剣を引き抜くと、
「者ども!かかれぇ!王に仇なす愚か者どもを日通りの航路あず殲滅しろ!これは、聖戦である!者ども!突撃!」
と叫んだと同時に、剣を持った兵士たちがこっちに向かって突っ込んで来た。
「みんな!迎撃するよ!みんな、かかれ!」
とステラも左手をまっすぐに伸ばす。すると後ろの兵士たちが向かってくる兵士たちとぶつかった。カィン、キンと金属音が部屋中に響いた。
「俺らはどうするんだ?」
とルプスが自分の獲物である大弓でこちらに向けて走ってきている兵を撃ち抜きながら聞いてきた。
「そうね…私たちはこの先に行きたいわけだけど、そのためにはここの兵士を全員戦闘不能もしくは殺してしまわないといいけないけど…まあまずは…」
と言うとステラはチラッとさっき偉そうなことを言っていた指示を飛ばしている兵士をみた。
「まずはあれをどうにかしないといけないわね。やっぱり戦いは頭を潰すのが手っ取り早いわね。」
と言うと、
「あれを狙うんだな。任せろ!」
とルプスが大弓に矢をつがえた。
「ミナト、属性つけてくれ。」
「は?自分でできるだろ。」
「いや。今回は雷の方が良い。俺は雷は使えないからな、頼む。」
「ハァ、しゃあねぇな…ほら、」
と僕はつがえた矢に雷の属性をつけた。
「じゃ、やるぞ。」
と言うとルプスはその矢を放った。放った矢はものすごい速さで飛んでいった。
「こ、国王様~お、大勢の人間が城に攻めてきました~。」
と宰相が駆け込んでくる。わしはそこまで気にすることも無く、
「桟橋をあげよ…それと中心人物を調べておけ。」
と言い、わしは読んでいた書類に目を戻す。
「し、しかし…もうすでに敵の大部分が城内に侵入しています!
」
と悲痛な叫びをあげた。
「な、何ぃ?い、急いで兵をここに結集させろ!ここをなんとしてでも守れ!」
とわしは指示を飛ばした。
「は、はいぃ!た、直ちにぃ!」
と宰相は慌ただしくこの部屋を去っていった。
「この解放祭の日にクーデター…何にせよ用心に越したことはなかろうな…」
とわしは顎髭を撫でると、そう呟いた。
・sideミナト
「これからどこに行くんだ?」
と、走りながらステラに聞くと
「私たちは主力部隊よ?主力が敵の本陣以外にどこに行くのよ?」
と呆れたようにステラは言った。
そのまましばらく走っていると、大広間に出た。そこには大勢の兵士がいた。ちらほらとローブ姿の人もいるからおそらくだが、魔導兵もいるだろう。数では明らかに劣勢だ僕らの歩が止まると、兵団の最前列にいた周りより装備が豪華な人が、
「と、とまれ、反逆者ども!ここは王宮だ!これ以上の蛮行はこの私が許さん!武器を捨てて投降せよ!さすれば命までは取らん!繰り返す!武器を捨てて投降しろ!」
とこちらに向けて叫んできた。僕は苦笑して、
「いや、ここにいるやつがそんなことに応じるわけないでしょ。」
と言うと、ステラもルプスも、
「「いや、それな。ほんとそれ。」」
と言う。反応が無いことを否定と捉えたのか叫んだ兵士はゆっくりと剣を引き抜くと、
「者ども!かかれぇ!王に仇なす愚か者どもを日通りの航路あず殲滅しろ!これは、聖戦である!者ども!突撃!」
と叫んだと同時に、剣を持った兵士たちがこっちに向かって突っ込んで来た。
「みんな!迎撃するよ!みんな、かかれ!」
とステラも左手をまっすぐに伸ばす。すると後ろの兵士たちが向かってくる兵士たちとぶつかった。カィン、キンと金属音が部屋中に響いた。
「俺らはどうするんだ?」
とルプスが自分の獲物である大弓でこちらに向けて走ってきている兵を撃ち抜きながら聞いてきた。
「そうね…私たちはこの先に行きたいわけだけど、そのためにはここの兵士を全員戦闘不能もしくは殺してしまわないといいけないけど…まあまずは…」
と言うとステラはチラッとさっき偉そうなことを言っていた指示を飛ばしている兵士をみた。
「まずはあれをどうにかしないといけないわね。やっぱり戦いは頭を潰すのが手っ取り早いわね。」
と言うと、
「あれを狙うんだな。任せろ!」
とルプスが大弓に矢をつがえた。
「ミナト、属性つけてくれ。」
「は?自分でできるだろ。」
「いや。今回は雷の方が良い。俺は雷は使えないからな、頼む。」
「ハァ、しゃあねぇな…ほら、」
と僕はつがえた矢に雷の属性をつけた。
「じゃ、やるぞ。」
と言うとルプスはその矢を放った。放った矢はものすごい速さで飛んでいった。
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