幼馴染達がチート過ぎて、自分は影が薄い凡人(無自覚)です!?

祁季みのる

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【本編】

EPISODE 10:2つの運命の交差①

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 昼頃になり、リーオがオズワルド“セカンドアカウント”の亡骸を担いで診療所に戻ってきて診察室に運び台に乗せていた。


「この人が、リーオの弟子さんなんやな?」

「うん、そうだよー。結構、酸で溶かされているけど大丈夫なの?」

「んー、多分大丈夫やと思うで?この人、別の“身体”を持っているから基本的なモノはソチラに自分で移しておるみたいやし」

「!、へえ?そんな事まで、分かるんだね」

「“糸”が視えたんや」


 フィロソフィーはオズワルド“セカンドアカウント”の身体を確認しながらも、“視える”範囲で状態を確認すると少し嬉しそうな笑みを浮かべていた。


「うん、治せるで」

「こんな状態なのに、流石に無理かと思ったんだけど……流石、フィロだよね」

「よしっ、治すから少し待てってや!」


 フィロソフィーはオズワルド“セカンドアカウント”の手を握ると、目を閉じて深い所で治療を開始すると青色の光がフィロソフィーへと集まり、オズワルド“セカンドアカウント”の中へと入ると損傷箇所が一瞬で治っていく。


「いつもながらに思うけど、凄い治療の仕方だよねー。普通なら、蘇生なんて出来ないだろうに……(だから、プレイヤー側は欲しがるんだらうけど……蘇生術式なんて、プレイヤーには持っていないから)」

「………………よしっ、これで大丈夫やで」

「凄いな…、本当に。じゃあ、一応弟子に連絡しておくかなー“セカンド”使えるように直したって」


 リーオは端末を取り出してはメールで、オズワルド宛に“セカンドアカウント治療したから、何時でも使えるよー”という文面で送信する。


「(これで、また何かが変わったか?そうだとしたら、少しでもフィロを助けられる手段が増えるって事になる)」

「服とかも、ついでに直したで」

「そんなに、何でもかんでも直すんじゃないのーフィロ」

「いや、流石に裸はアカンやろ」

「ってか、見たの?」

「いや、治療なんだからしゃーないやん!?」


 リーオは弟子の身体だろうとも治療でフィロソフィーが見たというのが、何となくだがムカついてしまっていた。


「まだ、俺はフィロに見せてないのに」

「いや、なんかちゃうやろ!?」


 そんな2人でコントのように話をしていると、リーオの端末が鳴ってリーオは端末を見るとメールが来ていて、“トネリコさんが、ファロソフィーさんに会いたいという希望があるみたいです”と書いてあり、リーオは少し考えたがファロソフィーの救済の何かの兆しになるかもしれないと考えて、“それは、いつでも大丈夫”と返答を返す。

 そうすると、“1週間後で”という返答が来たからリーオは予定について何も無いことを思い出して“了解、あの娘に伝えておく”と返答を返す。


「フィロ」

「んー?」

「弟子の所の“女の子”が、フィロに会いたいって」

「え、そうなん!?そ、それは、大歓迎なんやけど!?女の子かぁ……、楽しみやわぁ」

「いや、ミネルバがいるじゃん」

「ミネルバは、ミネルバなんや!ボクは、“普通の女の子”②会いたいんや!」

「はいはい」


 フィロソフィーが周りの道具などを仕舞いに部屋を出ていくと、リーオは自身の顎に手を添えて何かを考えていたが少し息を吐いてから窓から空を見上げては夕日になりかけている空を見ていた。


「これで、また変わったならいいんだけど」


 約束の1週間後になり、診療所外でリーオは扉を出してフィロソフィーが診療所から出てくるのを待っていた。


「ごめんや、少し遅れたもうた」

「多分、大丈夫だと思うけど」


 リーオが扉を開けると屋敷の正門前に出てきて、正門の奥の方を見れば薄めのピンクで一部分だけ赤色が入ったロングウルフカットで尻尾部分を三つ編みにしており、前髪か長いが偶に見えているパッチリ目をした青緑色の瞳色をしているエルフの少女と、暗めの青緑色と灰色のツートンカラーをさせたロングウルフカットで尻尾を三つ編みにしており、切れ長なツリ目をした左が青緑色と右が赤色のオッドアイの瞳色をした背の低い青年が立っていた。


「リーオ師匠」

「ん、約束とおーりに来たよーオズワルド」

「応えてくださり本当に、ありがとうございます」

「まぁ、珍しくオズワルドが頼んできたからねー?で、そちらが?」

「はい」

「はじめまして、オズくんの師匠さん」

「まぁ、何回かやりとりしているけど?オレ“情報屋の主”だから」

「あ!だから、聞き覚えが……?」

「おーい!リーオ、1人だけズルで!?ボクも、ちゃんと挨拶したいっ!」

「はいはい、分かった、分かったから落ち着け?」


 リーオの服を掴んでは引っ張り怒った表情をしているのだが、その引っ張られているリーオは微かにニマニマと笑っている。


「ボクは、“町の診療所”を運営している“フィロソフィー”や!まさか、リーオに“外界”に知り合いが居るとは知らんかったわ!でも、こうやって話せて嬉しいんやで」

「はじめまして、フィロソフィーちゃん。アタシは、この領土を管理しているトネリコです」

「わぁー、普通の女の子やわぁ~」

「???」


 フィロソフィーは目を輝かせながらも、トネリコの両手を自身の両手で掴んでは嬉しそうに笑みを浮かべてから首を傾げている。


「もしかして、トネリコちゃんって“呪われている”状態なん?」

「え?」





NeXT
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