幼馴染達がチート過ぎて、自分は影が薄い凡人(無自覚)です!?

祁季みのる

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【本編】

EPISODE 11:2つの運命の交差②

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 トネリコは驚いた表情してからオズワルドを見るのだが、オズワルドは何も知らなくて驚いた表情をして首を左右に振っていた。


「え、あの、なんで知って……」


 トネリコが困惑しながらも困った表情をしていると、何かを感じたリーオが満面な笑みでフィロソフィーの肩を掴み引き寄せると同時に黒い大鎌が地面に刺さると大鎌が砕けて黒紫色と暗めのモスグリーン色のツートンカラーをさせたロングウルフカットで尻尾を三つ編みにしており、切れ長なキツめのツリ目をした暗めの青緑色の瞳をして瞳孔が獣眼をしていて、道化のような服装をして長いベルトのようなモノを左二の腕に巻き垂らすような形に身に着けた凄く背の高い青年が出てくる。


「なんで、リコが“呪われている”って気付いた?“アイツ”の差し金か?」

「え?え?なんの事や??」

「酷いんじゃないのー?オズワルド」

「すみません、躾がなっていないバカ犬で」

「ウチのシュヴァルツみたいな犬だねー。まぁ、どっちも狂犬な番犬みたいだけど」

「答えろ」

「いやー、その“アイツ”ってのは知らんやけど?ただ、触った時にトネリコちゃんの“フラグメント”にノイズが視えたんや」

「え?“フラグメント”、視えるんですか?」

「え?あ、うん?視えるで、全部」


 トネリコとレーヴェとオズワルドはフィロソフィーの“規格外”な事に3人して驚いているのだが、そんなフィロソフィー自身は何も分かっていない様子で居て両手をアワアワと振っていて、リーオは呆れた表情をしながらフィロソフィーの頭を優しく撫でていた。


「フィロは、基本的に“自覚”していないんだよねー。悪いけど」

「えぇ!?!?」

「????」

「それより、話があるんでしょ?さっさと、済ませたいんだけど?」

「あ、はい」


 オズワルドは“お茶会”の場所となる中庭へとリーオとフィロソフィーを案内しに行き、フィロソフィーは周りのモノが珍しいのか目を輝かせながら見ていた。


「そういえば、師匠達の方では何かあったりとかしてません?」

「んー?まぁ、そこそこ?」

「……何か、起きているんですね」

「まぁ、ちょっとした異変かな。今んところは、ね」

「なるほど」


 トネリコ達が中庭へと行くとフィロソフィーは物珍しそうに建物を見ていたり、中庭の飾りとかも眺めていたりしていた。


「珍しいですか、フィロソフィーちゃん」

「うん!見たことないのが多くて、思わず見惚れておったん!そういえば、リーオから聞いたけど大切な話がしたいって言っておったよな?」

「はい」


 フィロソフィーはトネリコに問うと席に座り、オズワルドが淹れたココアを飲んで満足そうな笑みを浮かべる。
 そんなフィロソフィーの傍らに立ったままでいるリーオは、フィロソフィーの嬉しそうな笑みを見てはニマニマとした表情をしていた。

 トネリコがフィロソフィーの向かいの席に座り、その傍らの左右にはオズワルドとレーヴェが立って待機している。


「フィロソフィーちゃんに会いたかった理由としては、1番は物事が終わった後に頼みたい事があるんです」

「頼みたいこと?何や何や、その頼みってのは??」


 フィロソフィーは頼られて目を輝かせて身を乗り出そうとしたら、隣に待機していたリーオがフィロソフィーの肩を掴んでは座らせる。


「アタシ達は“融合世界”になった原因の“元凶”、ソイツを倒してからレーヴェとヴェイグさんの“ホムンクルス化”の解除をフィロソフィーさんに頼みたいんです」

「“ホムンクルス化”??」

「謂わば、一度死んだ者に“深淵なるモノ”と融合させるものです」

「ふむふむ」

「そのため、何かを糧にして補填されていれば死ぬことも老いることも出来なくなります。ですが
 、“ホムンクルス化”をする事で身体能力やスキルの進化が可能となり大幅な戦力上げが出来ます……。なので、物事が終わったら彼ら2人を元の人間に戻したい」


 トネリコは心からの切実な願いを込めてフィロソフィーに伝えると、フィロソフィーは真剣な眼差しでトネリコを見つめていた。
 その眼差しは、目の前にいるトネリコの真意を探るかのような強い眼差しでいる。


「……その彼らは、トネリコちゃんにとっては凄く大切なんやな?」

「はい」

「それは、もしも……“トネリコちゃんの命を差し出せ”って言われても出すんやな?」

「はい」

「リコ!?」

「元々、何かがあって恨まれて殺される事になろうとも受け入れるつもりだったので」

「っ……」


 トネリコが嘘偽りもなく話をするとレーヴェは悲痛な表情をしては、顔を背けてフィロソフィーの次なる言葉を待っていた。
 自分達はトネリコを恨むわけがないのに、恨まれて殺される覚悟まであるなんて思いたくも無かったからという気持ちがあった。

 そんなトネリコを見ていたフィロソフィーは、この人は本気で彼らを大切にしているという熱意を感じていたのと彼らの“フラグメント”の安定状態を見ていた。

 ならば、こちらも彼女トネリコの為に出来るのは頼まれた事を実行することだけだ。





NeXT
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