おいでませ!?DIVERPG世界でセカンドライフの時間だよ!

祁季みのる

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■第2楽章:2つの異なる道標

EPISODE 18:桜花浪漫

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 次の日となり、フィロソフィーとリーオは自分達の町へと帰る準備を広場でしていた所にオズワルドとトネリコが歩いてくる。


「もう、帰るのですか?師匠」

「そうだなー、アッチの連中が色々と騒がしくなる前に戻らないと色々と面倒臭いからね。それに、此方も“色々と事情”があるんだ」

「事情、ですか」

「どうやら、彼処の土地は何かの干渉なのか不安定な“歪”が出来ているっぽくてな?その解明をしながらも、解決させている最中なんだ」

「何かが、起きていると……?」

「あぁ、世界が融合した事によるモノなのは確かだろうけど」


 苦笑いを浮かべながらのトネリコと泣いているフィロソフィーを見ていたリーオは、目を細めてから何かを考えては一冊の小さな手帳をオズワルドに手渡す。


「これは?」

「“世界統一政府機関”が現在、“桜花浪漫”の帝都へと進軍を開始しようとしている情報だ」

「!?、“桜花浪漫”の帝都は“旧関西地方”にある“旧京都県”でしたね。何故、“世界統一政府機関”が其処を?」

「それは、とある巷の話では“対立説”が出ているらしくてねー……。本格的に潰すためなのか、はたまた“別の理由”なのかもな」

「………」


 オズワルドは手渡された手帳を眺めて“本当に、彼処は馬鹿が多いな”と思いながらも、トネリコがフィロソフィーを宥めている所にリーオがフィロソフィーを猫掴みするような持ち方をしていた。


「ほーら、迷惑でしょー」

「うぅ、折角の女の子の“お友達”ぃぃ」

「帰ればミネルバが居るでしょ」

「いや、彼女は“普通の女の子”じゃあらんやんけっ!!」

「はいはい。じゃあ、何か手伝いが必要になったら連絡して」

「はい、わかりました」


 リーオがフィロソフィーを抱えて転移術式を使って消え去ると、トネリコは何処となく疲れたような表情をしてから少しだけ笑みを浮かべる。


「少しだけ、安心できたかも」

「安心?」

「レーヴェとヴェイグさん、あの2人を人間へと戻せるって分かったから」

「なるほど、ね。トネリコは、ずっとそれについて悩んでいたって事なんだね」

「うん」


 オズワルドがトネリコの頭を優しく撫でると、誰かが正門の方で走ってくるのが見えてきてオズワルドは少し首を傾げていた。


「トネリコ、誰か客人だよ」

「え?」

「ただ、なんか………怪我をしているかも」

「!?」


 オズワルドの言葉と共にトネリコは走って正門へと向かえば、其処には血だらけで大きな斧を地面に刺している灰色の髪色で腰ぐらいの長さを毛先より少し上で束ねていて頭には灰色大きな兎の耳があり、パッチリ目をした緑色の瞳色をしている少女だった。


「良かっ、た……辿り着けたっ」

「とりあえず、治療をしないと!」

「っ……アチシ、お願いが、ありますっ!“憩の工房(IKOIworks(いこいわーくす))”の皆さんに、頼み事があるんっす!」

「“憩の工房(IKOIworks(いこいわーくす))”に、用があるなら先に治療を受けてね?そうしたら、クロムさんを呼んでくるから」

「っ……、それじゃ、間に合わないっ……頭領達を、助けて欲しいんっす!!自分は、後回しで大丈夫っす!微力ながら、“自動回復”しているからっ……」


 オズワルドは少女の必死な悲願に端末を取り出して、すぐにでもクロムへと連絡をしてから少女を担ぎ上げて客間へと急ぐ。


「今、客間にクロムさん呼んだから」

「じゃあ、その間に治療をしちゃおう!!」


 トネリコ達は屋敷の中にある客間へと辿り着くと、其処にはクロムとヴェイグの2人が先に待機していた。


「緊急依頼だと聞いた!治療されながら、その話をしてくれ」

「アチシは“サツキ”、“桜花浪漫”に所属している冒険者っす。今、“桜花浪漫”は陥落寸前なんっすっ」

「“桜花浪漫”、白哉くんの所のクランだね。“旧京都”を拠点に国を作り出したって聞いたけども……一体、何が起きたんだい?サツキちゃん」


 サツキは悔しそうに拳を握り震わせながら俯いて、声を出さずに何かを堪えているかのようにしてから顔を上げる。


「数時間前に、“世界統一政府機関”が進軍してきたんっす!幹部の皆様や頭領は、その対応に追われているんっすけど……どうやら、何かの効果で上手く戦えない状態で……皆、殺られているんっす……っ、頭領は“第四機関議長”と“第二機関議長”と戦闘中なんっす!!だから、どうかっ!だうか、頭領と皆を助けてくれっす!!」

「ふむ……」

「クロムさん、助けにいきますか?」

「トネリコちゃん、これは“憩の工房(IKOIworks(いこいわーくす))”に来た大緊急な依頼とみた!!これは、助けるべきだ」

「んじゃあ、リコちゃんは“留守番”だな」

「え」

「これは、“憩の工房(IKOIworks(いこいわーくす))”によこされた依頼だからな」

「………わかった」

「(あ、拗ねた)」


 トネリコはヴェイグに言われて少しだけ頬を膨らませては、何処となくイジけたかのような表情をしてはクロムの方を見る。


「大丈夫、僕達は強い!“クラン戦”だと思えば、全然楽勝だ!」

「まぁ、散々と“クラン戦”やってきたからな」

「そうですね。それに、“世界統一政府機関”のメンバー的にも以前の時に何度も戦ってきたプレイヤーだし」

「何よりも、オズワルドが“ファーストアカウント”でいるならば簡単さ!」

「もしも。もしも、何かヤバそうな状態なら連絡してね?転送石で、“旧京都”へと向かうから」

「あぁ、わかった!」


 クロム達3人は準備をするため部屋を出ていくと、トネリコはサツキの怪我の治療を再開させながらも先程の話について考えていた。


(前に“旧京都”へと行った時は、“桜花浪漫”が定住する前だったけど。彼処は、特に何も無かったような気がするんだけど……しかも、“世界統一政府機関”が欲しがるようなモノはないと思うんだけどなぁ)

「……ごめんなさい、頭領っ……頭領は、頼るなって言ってたのにっ…」

「頭領さんは、どんな人なの?」

「頭領は!凄く強くて、凄く優しくて、気前の良い人っす!国の人々もクランの皆も、とっても尊敬していて慕われている凄い人っす」

「そうなんだね。サツキちゃんの表情で、その人が凄い人なんだって分かるよ」

「えへへっ!」


 チラッと見た窓からは“魔導空挺”が飛び立つのが見えて、どうやらクロム達は準備が出来てすぐに旅立ったようだ。


(どうか、ご武運を)


 クロム達は“魔導空挺”内で、“桜花浪漫”の国の全体の地図をテーブルに広げては中心にある和風の城の位置を確認していた。


「“桜花浪漫”の中心点には、彼らの本拠点となる城が存在している。そして、其処から四方に正門があり其処には“四獣の加護”が存在しているらしいんだ」

「という事は、誰かが“桜花浪漫”の内部にスパイが居たんじゃないのか?」

「え、ヴェイグさんの説が合っていたとしたら………そうなると……そのスパイさんが、“四獣の加護”を壊したって事やな?」

「それは、ありえるな」


 “桜花浪漫”の中には“四獣”を扱える人が居て、その“四獣の力”を与えた石像が四方の正門に飾られていて“四獣の加護”となり国全体に魔物や悪意のある他者の侵入を防いでいるのだ。

 “四獣”の石像が全部壊されたならば、それは悪意のある者や魔物を招き入れてしまう。
 そうなると、“桜花浪漫”の中に“裏切り者”が居たというのが1番納得出来る事だろう。


「んじゃあ、作戦の話をするよ!」

「あぁ、頼むぜ」

「はい!」

「はい」

「まず、最初の初動として南の正門へと僕が“上から落ちて”一撃で周辺の魔物を蹴散らす。そうしたら、フェイトくんが“魔導空挺”から援護射撃を頼むよ」

「うん、わかったで!任せて!」

「ヴェイグさんは、僕が降りたすぐに一緒に来てくれ」

「おう、わかった」

「オズワルドは行動する前に、白哉さんの場所をすぐに特定して向かってくれ」

「わかった」

「よしっ、丁度到着だな!向かうぞ、皆!ロイドは、安全な所に移動してくれ!大丈夫になったら、連絡をよこすから」


 クロム達は“桜花浪漫”の上空へと辿り着くと、先程の作戦の通りにクロムは“魔導空挺”~飛び降りて両手の拳をぶつけ合いをしては深呼吸すると同時に地面に着く寸前で勢いよく拳を地面にぶつけると、とんでもない大きさの突起物を出しては魔物の群れを一掃する。


【ダイヤのジャック】


 巨大な盾がクロムの側に現れて魔物の攻撃を防いで行くと、ヴェイグはクロムの側に降り立つとトランプカードを持っていた。

 “魔導空挺”でフェイトはクロム達のフォローをするために、クロム達に近寄る魔物を弓で射抜いていく。


「……見つけた」


 オズワルドは北門の方で“第四機関議長・ディオン”の姿を確認すると、ディオンの目の前に黒茶色の髪色をしたショートで、切れ長なツリ目をした青色の瞳色をした男性が刀を構えているが疲労が見える。


「フェイトくん、行ってくる」

「おう!気をつけてな!オズ」


 オズワルドは“魔導空挺”から飛び降りては、大きな機械式斧を取り出しては落下の勢いを使ってディオンの側に居た黒いドラゴンの首を切り落としてから、ディオンの前へと着地してから大きな機械式斧を仕舞い短めの刀剣2本を構える。


「なっ、オレのドラゴンちゃんが!?」

「貴殿は、オズワルドくん……か?」

「はい、緊急要請で“憩の工房(IKOIworks(いこいわーくす))”総勢で来ました」

「何故、“憩の工房(IKOIworks(いこいわーくす))”が……!?」

「アナタの所の冒険者が、血まみれになりながらも助けを頼みに来たんですよ」

「なっ……、いや、それは、ありえないっ」

「どういう事ですか?」

「“桜花浪漫”の幹部以外の冒険者は、全員“第二機関議長・レイヴン”に殺されているんだ!!だから、生き残りなんてっ……幹部の1人が、貴殿達に伝達しに…っ」

「白哉さん、サツキという娘はご存じで?」

「っ!?さ、サツキ……サツキは、最初にディオン議長にっ」

「………………なるほど、これは“罠”ですね。俺達を此処へと呼び寄せて、トネリコを狙うつもりかっ(それなら、急いで帰らないとっ)」





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