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4話 学院に試験受けてきた
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4話 学院に試験受けてきた
15歳の初春の1月、俺は国が運営しているアルカディア高学園に入学試験することになった。実力者が集う学園で、魔力、剣技によって成績がきまる。
「カズト様、こちらが試験票でございます。」
メイドの一人が"試験票"というものを渡してきた。
「ありがとうございます。ついでにルイとエドを呼んでもらえますか?」
「かしこまりました。」
そういってメイドは俺の部屋から天井に飛んでどこかへ行った。
余談だが
この家はもともと冒険者の集いでパーティを組んでいた父と母が、婚約した後に職を探していた元、冒険者たちを使用人として雇ったそうだ。
「やっほーカズトクン!」
突然後ろに現れた謎の人物が俺に話しかけた。
「…だれ?」
「…とりあえずそのこぶしを降ろしてくれると有り難いな。」
俺は小柄な少年にこぶしを向けて威嚇している。普通の少年なら殺気で気絶するほどのはずなのにこの少年はそのまま手を挙げて経っているだけだった。それも汗や、瞳孔も開かずに。
こぶしを降ろして俺はソファにドカッと座る。
「んで、お前は誰なんだ。急に現れて怪しすぎる」
思ったことをぶちまける
「嫌だなあ、僕は君をここに連れてきた張本人の使いだよ?」
「つーことはあの神様の使いってわけか、15年も音沙汰がなかったのに突然だな」
そう言うがこの使いとやらはずーっとニヤニヤしている、何と言うか
ウザイ
「そんなこと言ったって僕は使わされた身だからねー…でもこの情報は君に最も重要なことだと思うよ」
何のことを言っているんだ?俺が今必要なことは試験に受かることだ。それは俺だけで十分のはず
「一体なんだ?重要な事って」
少年はため息をしてやれやれと言った顔だ、うわーむかつくなーその顔
「君はこの15年間なにをしてたんだい?」
突然の質問だな。まあ答えない理由はないな、神様の使いってことはこいつにも俺がして来た事は全部見られてるって事だ。
「15年間修行をしてたよ、それも死ぬ気で」
「それは何のためにしたんだい?」
またまたへんな質問だ、何をさぐっているんだ?
「この世界を生きるためさ、夏奈と一緒にな」
「そうそこだよ!」
突然大声を出すびっくりするな
「君はその彼女のために強くなった!じゃあ行方は!?」
そうか
そういうことか
「…夏奈の所在ってことか…」
おれは静かに言い放つ、しかしそれは力強く。
「エクセレント!そう!僕が持ってきた情報は彼女の所在だ!」
「なるほどな、納得がいく。今の時期ほど安定した生活はなかったからな、こうやってゆっくり話すこともできなかったもんな。」
そういって俺は頭を下げる。
「神の使いよ、夏奈の所在をどうか教えてください。」
その姿を見た少年は驚いていた。それもそうか、さっきまでの態度と違って完全に下手にでたんだからな。
そして少年も顔を引きつめて話す。
「神のご通達をここに宣言する、汝の愛する物はそなたがこれから通う場で再会をするだろう。しかし、愛するものは心がない、そして汝の存在を知らない。そなたは愛するものを見つけ、愛し、受け止めよ。」
「仰せのままに」
神の使いが消えて数分たったのち、ルイとエドがやってきた。
「よおカズト!どうしたんだ?こんなときに。」
「そろそろ試験会場にいかないと失格になるわよ。」
俺はルイをエドに敬礼した。その行動に2人は驚き、目を丸くしていた。
「ど、どうしたんだカズト!?なんか悪いものでも食ったか?」
「ち、違うよ!でも、俺はこれから寮に入る、当分2人には会えないし、もう教えてももらえない、だから」
深呼吸して息を整える。
「ルイジェル・ロールハート師匠、アーランド・ロールハート師匠、7年間俺を育てていただきありがとうございました。これから俺は2人の元を離れてこの力を使います。どうか見守っていってください。」
そういって俺は敬礼していたからだを戻し、頭を下げる。
「ま、まったくお前は…大きくなりやがって…!!」
エドは少し涙ぐんで俺の方を叩く、
「あなたを育てたこと、誇りに思うわ。ありがとうカズト。姉、師匠として嬉しい!」
ルイはもう号泣だ。俺もこれを言ってよかったと思う。
「じゃあ俺もういくね。」
「おう!お前なら簡単に合格できるぞ!」
「荷物等は後で送るわ!」
俺は扉を思いきり開けて飛び出す。
「夏奈!待ってろよ!!!」
会場は多きにぎわっていた。この学院は完全実力主義らしく、権力を行使すると退学になるらしい。
ま、俺には関係ないか
「試験番号―――から―――の方ーこちらで試験を開始します!」
お、俺の番か、先に夏奈を探したかったけどこの大勢の中、夏奈の名前を聞き出して確認しているほど時間もないしな。
「じゃ、ちょっくらトップになって見ますかな」
その夜 学院では成績判定会議が行われていた。
「今回はこれまたずいぶんといい生徒が揃いましたね。」
「ええ、ですが成績三位と二位の差が大きすぎますね。」
「この一位の子はシュトライド様の次期当主では?」
「あの貴族様は冒険者から貴族になっためこれは当然なのかも知れませんね。」
「それではクラスもきまり、主席も決まったところで決定という形でよろしいでしょうか?」
『はい』
ところ変わってここは学院長室
「今年は楽しい生徒が来ますねえ」
一人の人物が楽しそうに笑う声が聞こえた
15歳の初春の1月、俺は国が運営しているアルカディア高学園に入学試験することになった。実力者が集う学園で、魔力、剣技によって成績がきまる。
「カズト様、こちらが試験票でございます。」
メイドの一人が"試験票"というものを渡してきた。
「ありがとうございます。ついでにルイとエドを呼んでもらえますか?」
「かしこまりました。」
そういってメイドは俺の部屋から天井に飛んでどこかへ行った。
余談だが
この家はもともと冒険者の集いでパーティを組んでいた父と母が、婚約した後に職を探していた元、冒険者たちを使用人として雇ったそうだ。
「やっほーカズトクン!」
突然後ろに現れた謎の人物が俺に話しかけた。
「…だれ?」
「…とりあえずそのこぶしを降ろしてくれると有り難いな。」
俺は小柄な少年にこぶしを向けて威嚇している。普通の少年なら殺気で気絶するほどのはずなのにこの少年はそのまま手を挙げて経っているだけだった。それも汗や、瞳孔も開かずに。
こぶしを降ろして俺はソファにドカッと座る。
「んで、お前は誰なんだ。急に現れて怪しすぎる」
思ったことをぶちまける
「嫌だなあ、僕は君をここに連れてきた張本人の使いだよ?」
「つーことはあの神様の使いってわけか、15年も音沙汰がなかったのに突然だな」
そう言うがこの使いとやらはずーっとニヤニヤしている、何と言うか
ウザイ
「そんなこと言ったって僕は使わされた身だからねー…でもこの情報は君に最も重要なことだと思うよ」
何のことを言っているんだ?俺が今必要なことは試験に受かることだ。それは俺だけで十分のはず
「一体なんだ?重要な事って」
少年はため息をしてやれやれと言った顔だ、うわーむかつくなーその顔
「君はこの15年間なにをしてたんだい?」
突然の質問だな。まあ答えない理由はないな、神様の使いってことはこいつにも俺がして来た事は全部見られてるって事だ。
「15年間修行をしてたよ、それも死ぬ気で」
「それは何のためにしたんだい?」
またまたへんな質問だ、何をさぐっているんだ?
「この世界を生きるためさ、夏奈と一緒にな」
「そうそこだよ!」
突然大声を出すびっくりするな
「君はその彼女のために強くなった!じゃあ行方は!?」
そうか
そういうことか
「…夏奈の所在ってことか…」
おれは静かに言い放つ、しかしそれは力強く。
「エクセレント!そう!僕が持ってきた情報は彼女の所在だ!」
「なるほどな、納得がいく。今の時期ほど安定した生活はなかったからな、こうやってゆっくり話すこともできなかったもんな。」
そういって俺は頭を下げる。
「神の使いよ、夏奈の所在をどうか教えてください。」
その姿を見た少年は驚いていた。それもそうか、さっきまでの態度と違って完全に下手にでたんだからな。
そして少年も顔を引きつめて話す。
「神のご通達をここに宣言する、汝の愛する物はそなたがこれから通う場で再会をするだろう。しかし、愛するものは心がない、そして汝の存在を知らない。そなたは愛するものを見つけ、愛し、受け止めよ。」
「仰せのままに」
神の使いが消えて数分たったのち、ルイとエドがやってきた。
「よおカズト!どうしたんだ?こんなときに。」
「そろそろ試験会場にいかないと失格になるわよ。」
俺はルイをエドに敬礼した。その行動に2人は驚き、目を丸くしていた。
「ど、どうしたんだカズト!?なんか悪いものでも食ったか?」
「ち、違うよ!でも、俺はこれから寮に入る、当分2人には会えないし、もう教えてももらえない、だから」
深呼吸して息を整える。
「ルイジェル・ロールハート師匠、アーランド・ロールハート師匠、7年間俺を育てていただきありがとうございました。これから俺は2人の元を離れてこの力を使います。どうか見守っていってください。」
そういって俺は敬礼していたからだを戻し、頭を下げる。
「ま、まったくお前は…大きくなりやがって…!!」
エドは少し涙ぐんで俺の方を叩く、
「あなたを育てたこと、誇りに思うわ。ありがとうカズト。姉、師匠として嬉しい!」
ルイはもう号泣だ。俺もこれを言ってよかったと思う。
「じゃあ俺もういくね。」
「おう!お前なら簡単に合格できるぞ!」
「荷物等は後で送るわ!」
俺は扉を思いきり開けて飛び出す。
「夏奈!待ってろよ!!!」
会場は多きにぎわっていた。この学院は完全実力主義らしく、権力を行使すると退学になるらしい。
ま、俺には関係ないか
「試験番号―――から―――の方ーこちらで試験を開始します!」
お、俺の番か、先に夏奈を探したかったけどこの大勢の中、夏奈の名前を聞き出して確認しているほど時間もないしな。
「じゃ、ちょっくらトップになって見ますかな」
その夜 学院では成績判定会議が行われていた。
「今回はこれまたずいぶんといい生徒が揃いましたね。」
「ええ、ですが成績三位と二位の差が大きすぎますね。」
「この一位の子はシュトライド様の次期当主では?」
「あの貴族様は冒険者から貴族になっためこれは当然なのかも知れませんね。」
「それではクラスもきまり、主席も決まったところで決定という形でよろしいでしょうか?」
『はい』
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