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(09) 今度休みなんで。④
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ちゃんと告白したはずだった。
ちゃんと告白したつもりだった。
拒否されるかも知れない、しょうがない、多分同性から告白された事など無いかも知れないから。抵抗なら有るだろう。でも一度や二度くらい断られても諦める気は無かった。
それがどうだ。
それ以前の問題だった。
ジョルジオが内心冷や汗をかく。
「あの、ケイトさん、好きは好きでも好きの種類が、その」
「?」
鈍感なんですか、わざとなんですか、あざといですよ、その不思議顔!!
心の叫びをぐっとこらえる。
「ジョルジオ君は優しいから友達全員に言ってそうだね、そういうの」
「いえ、それ、優しいとかいう問題じゃないです」
ケイトが笑う。
真剣に否定しても笑って流された!
神よ。
振られる以前の問題ではないですか。
いいえ、振られたんですか私は。
心の中で天を仰ぐ。心の中、何回すればいいのだ。不安になる。
そういえば勇者様が言っていた。
――――あいつは当てにならないぞ。
ならば神に祈っても嘆いても意味がない。
当てにならないって何か経験があるのですか勇者様。いつか教えて下さい。
駄目だ。多分駄目だ、今は撤退しよう。
ジョルジオはそう判断して、取り敢えず映画鑑賞の件に話を戻す。
「ケイトさん」
「はい」
「俺と一緒に映画館行って下さい!」
……悩んだ割にはひねりの足りない言葉になった。ジョルジオは自分の応用の利かなさに内心がっかりした。必死なんだ余裕なんかないのだ、別の手が思い付かない今、この初めの取っ掛かりを成功させたい。なんとなく、これが駄目なら次も駄目な予感がする。たがら、ここは死守しなければならない。
………何だろう。"真剣!"と顔に字が見える。このしつこさは何処から来るのか分からない。
ケイトがひくっと口元を引きつらせる。
こんなに真剣なのを断るからには同じ量の理由がなければいけない気がしてきて、すると理由がない事を悩んでケイトが諦めて認めた。
「………………分かったよ」
押し切ったーーーー~~~~~っ!!
とジョルジオが心の中でガッツポーズをした事などケイトが分かるはずもなく。
「有難うケイトさん、有難うございます!俺今、すごく嬉しいです!!」
「……大袈裟だよ」
「このまま友達も辞めようっていわれたらどうしようって」
「大袈裟過ぎるよ」
「さっきすぐにドア閉められると思いました」
「そこまで!?」
しないよ!
ケイトがジョルジオからマグカップを取り返す。
「え」
「淹れ直すよ。今日は?時間まだあるの?あったらその映画の話を…」
「あります!けど、今度休みなので又ゆっくり来てもいいですか!?」
「え、いいけど…」
「せっかくなのでお茶はご馳走になってもいいですか?ケイトさんが淹れてくれる気になっているのに勿体ない」
「別にいいんだけど」
にこにこしているジョルジオを前に、何か言うべき言葉をケイトは失う。
そのまま何も言わずにコンロの所へ歩いて行った。
ジョルジオがニコニコ笑う。
あんまりゴネても大人げないもんね。
とケイトが諦観で返事したのだが、分かってそれでもジョルジオは嬉しかった。
「今度休みなので」
ちゃんと告白したつもりだった。
拒否されるかも知れない、しょうがない、多分同性から告白された事など無いかも知れないから。抵抗なら有るだろう。でも一度や二度くらい断られても諦める気は無かった。
それがどうだ。
それ以前の問題だった。
ジョルジオが内心冷や汗をかく。
「あの、ケイトさん、好きは好きでも好きの種類が、その」
「?」
鈍感なんですか、わざとなんですか、あざといですよ、その不思議顔!!
心の叫びをぐっとこらえる。
「ジョルジオ君は優しいから友達全員に言ってそうだね、そういうの」
「いえ、それ、優しいとかいう問題じゃないです」
ケイトが笑う。
真剣に否定しても笑って流された!
神よ。
振られる以前の問題ではないですか。
いいえ、振られたんですか私は。
心の中で天を仰ぐ。心の中、何回すればいいのだ。不安になる。
そういえば勇者様が言っていた。
――――あいつは当てにならないぞ。
ならば神に祈っても嘆いても意味がない。
当てにならないって何か経験があるのですか勇者様。いつか教えて下さい。
駄目だ。多分駄目だ、今は撤退しよう。
ジョルジオはそう判断して、取り敢えず映画鑑賞の件に話を戻す。
「ケイトさん」
「はい」
「俺と一緒に映画館行って下さい!」
……悩んだ割にはひねりの足りない言葉になった。ジョルジオは自分の応用の利かなさに内心がっかりした。必死なんだ余裕なんかないのだ、別の手が思い付かない今、この初めの取っ掛かりを成功させたい。なんとなく、これが駄目なら次も駄目な予感がする。たがら、ここは死守しなければならない。
………何だろう。"真剣!"と顔に字が見える。このしつこさは何処から来るのか分からない。
ケイトがひくっと口元を引きつらせる。
こんなに真剣なのを断るからには同じ量の理由がなければいけない気がしてきて、すると理由がない事を悩んでケイトが諦めて認めた。
「………………分かったよ」
押し切ったーーーー~~~~~っ!!
とジョルジオが心の中でガッツポーズをした事などケイトが分かるはずもなく。
「有難うケイトさん、有難うございます!俺今、すごく嬉しいです!!」
「……大袈裟だよ」
「このまま友達も辞めようっていわれたらどうしようって」
「大袈裟過ぎるよ」
「さっきすぐにドア閉められると思いました」
「そこまで!?」
しないよ!
ケイトがジョルジオからマグカップを取り返す。
「え」
「淹れ直すよ。今日は?時間まだあるの?あったらその映画の話を…」
「あります!けど、今度休みなので又ゆっくり来てもいいですか!?」
「え、いいけど…」
「せっかくなのでお茶はご馳走になってもいいですか?ケイトさんが淹れてくれる気になっているのに勿体ない」
「別にいいんだけど」
にこにこしているジョルジオを前に、何か言うべき言葉をケイトは失う。
そのまま何も言わずにコンロの所へ歩いて行った。
ジョルジオがニコニコ笑う。
あんまりゴネても大人げないもんね。
とケイトが諦観で返事したのだが、分かってそれでもジョルジオは嬉しかった。
「今度休みなので」
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