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誘惑
しおりを挟む「このままじゃつらいよね? どうして欲しいか言ってみてよ」
耳元で囁かれる。
甘美な響きを持った低音ボイスだった。
鼓膜を震わせ脳髄を蕩かすような感覚に陥る。
「な、何言ってんだ…お前…」
「ほら、言わないとずっとこうだよ」
そう言うと、男はチヒロの胸の先端を、シャツ越しにつまんだ。
「ん……ッ」
甘い痺れが走る。チヒロは顔をしかめた。
(なんだこれ……うそだろ…女みたいに…)
身体がおかしい。明らかにいつもと違う反応を示していた。
「ここがいいんだね」
イケメンのおっさんが妖しく笑う。
チヒロは息を荒げて俯いた。
「はあ、はあ……ん……」
「ねえ、俺の手、すごく熱いでしょ? 興奮してる証拠だから」
男がチヒロの耳に吐息を吹きかけるようにして言った。
確かに彼の手は驚くほど熱かった。
電車の中で、チヒロは見知らぬ男に、ペニスを弄ばれていた。
「ぁ……あ……だめ、ほんとうに、出るって……!」
チヒロは身を捩らせて叫んだ。しかし男は止めようとしない。それどころか、彼のペニスをぎゅっと握った。
「……ッ!!」
チヒロはビクンと震えた。
男は人差し指と親指で輪っかを作り、それを上下させて扱く。
「あ、あ…♡」
チヒロの口から艶っぽい声が小さく漏れた。
(まずい……変な声出ちゃった……!)
チヒロの顔が青ざめる。だが男は一切気にせず、愛撫を続けた。
「あー、やっぱり、君は可愛いね。俺の予想以上の男だよ。特別にイかせてあげる。口押さえとくね」
「えっ、ちょっ…んんむっ…」
「しーっ」
口を塞がれ、くぐもった声で困惑するチヒロ。
その直後、ペニスが激しく扱かれた。
「ンンっ♡んう♡」
チヒロは目を見開き悶えた。
「ふふ、気持ちいい?いい子だね」
男が笑い、チヒロの首筋を舐め上げる。ぞくりとした感覚が背筋を走った。
「ぁ……ん……ん……♡」
チヒロは無意識のうちに腰を揺らしていた。
(なんで、こんな……気持ち良いんだよ……)
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