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File5/Page1 塑網の発見
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それは、夏休みまであと3日。校内の皆が目の前に迫る長い休みに心躍らせる、そんな夏の一日だった。
「みなさん。これを見てください」
「琴ちゃん、これは?」
「部室の本棚を片付けている時に出てきたものです」
「えぇっと『塑網』?これはいったい何なんだい、鹿野さん?」
「いやちょっと待て、なんで駿之介がここにいるんだ」
「駿ちゃんも入部したのよねー」
「ねー」
「何だこれ…」
「みなさん続けても…」
「ごめん琴ちゃん、続けて」
「中を軽く見てみたところ、どうやら部誌の様なんです」
「部誌?いや待て鹿野。うちはミステリー同好会であって、文芸部ではない。なぜミステリー同好会に部誌があるんだ」
「それも1年分…、ねぇ琴ちゃん、部誌はこれだけ?」
「えぇ、詳しく調べてみたんですけど、この1冊しかありませんでした」
「それもNo.2だけだろ。なんでこんなに中途半端なんだ?」
「それに『塑網』ってなんだろな」
「それについては、No.2の前書きで少し触れられてました」
――――――――――――――
『今年もこの塑網を文化祭で販売することができ、大変うれしく思う。この塑網のタイトルは私たちの先輩が昨年の創刊号で付けてくださったものだ。
残念だが、今年先輩とこのNo.2を作ることは叶わなかった。あの、勇気ある行動が無ければ、今こうして塑網を執筆することも叶わなかっただろう。
さて、今年のミステリーはおかしな話だが、この塑網というタイトルについてだ。
ぜひ、私たちと一緒に謎を解き明かしてほしい』(塑網No.2より)
――――――――――――――
「つまり、どういうことなのかな?」
「これを書いた時のミステリー同好会も塑網の意味については理解していない」
「つまり、塑網の本当の意味を知っているのは、ここにある先輩だけって事?」
「そういうことになりますね」
「その特集にはなんて書いてあるんだ」
「えぇっとですね、残された資料をかき集め我々は塑網の謎について解き明かすというような内容の様です」
「残された資料?ねぇ、琴ちゃんどんなのが資料として載ってるの?」
「えぇっと、会議の議事録に先輩の遺したメモ、この二つの様です」
「少し不思議だよね。このNo.2が執筆される1年前の資料が二つしか残ってないなんて」
「確かにな、それに誰も塑網の本当の意味を知らないというのも引っかかる」
「なんでNo.1はなくなっちゃったんだろうね」
「不思議です。きっと謎が私たちに見つけてほしいとどこかで待ってるんじゃないでしょうか」
「なんだそれ」
「いや、鹿野さんのいう事も面白いよ。確かに、どこかに塑網創刊号がある可能性は十分にある」
「でも駿之介、良く特集を読んでみろよ。どうやらこの二つの資料だけで、塑網の謎は解けると言わんばかりの書き方じゃないか?」
「確かに、戸田の言うようにそんな気もするわ」
「確かこの学校には、昔の備品を管理している倉庫があったはずだよ」
「流石駿ちゃん、ねぇ行ってみようよ」
「そうですね、では行ってみましょうか」
というわけで、俺たちミステリー同好会一行は備品倉庫に向かう事となった。
「駿之介、その備品倉庫とやらはどこにあるんだ」
「体育館の下だよ。うちの学校の体育館って1階は格技場とか卓球場になってるだろ?その一角に備品倉庫があるらしんだ。まぁ、僕も行ったことないから分からないけどね」
「そんな倉庫があるとは知りませんでした」
「昔から駿ちゃんはいらない情報だけはいっぱい持ってるんだよね」
「歩く辞書と言って欲しいな」
「とりあえず宇佐の所まで行かないと話にならんだろ。倉庫だったらいつも誰かがいる訳でもないだろうし」
「戸田さんの言う通りですね。まず宇佐先生の所に行ってみましょうか」
――――――――
「ずいぶんと部員が増えたわね。もしかしたら部に昇格できるかもしれないわね」
「確か部員5人以上で部に昇格でしたっけ?」
「そうよ、それで、みんな揃って今日はどうしたのかしら?」
「宇佐先生、この学校の備品倉庫を調べたいんです」
「備品倉庫?どうして急にそんなところを調べたいのかしら?」
「部室を掃除していたら、塑網という部誌が見つかったんです。でも見つかったのはNo.2だけで。もしかしたら備品倉庫に創刊号があるかもしれないと思って来てみたんです」
「塑網?聞いたことない熟語ね」
「造語らしいですよ」
「造語…。まぁ分かったわ。私から事務室に話を通しておくからあなたたちは備品倉庫の前で待ってなさい」
「ありがとうございます、宇佐先生」
「あまり事務員さんを困らせないでね」
―――――――――
「君たちがミステリー同好会の生徒さんかい?」
俺たちが備品倉庫の前で待っていると作業着に身を包んだ人が話しかけてきた。見た目はそうだな、50代後半と言ったところか。
「はい、事務員さんですか?」
「そうだよ、部誌のバックナンバーを探してるんだってね。少し待っておくれ、すぐに開けるから」
「事務員さんは塑網のバックナンバー見たことありますか?」
「塑網…。いや、見たことないね。でも、この備品倉庫には各部の部誌のバックナンバーも保管されてるからもしかしたらあるかもしれないよ」
「本当ですか。よかったね琴ちゃん」
「はい、真由美ちゃん」
「さぁ開いたよ。部長さんに鍵を預けておくから、終わったら事務室に返しに来ておくれ」
「分かりました、色々ありがとうございます、事務員さん」
「いやいや、頑張ってね」
事務員さんを見送った俺たちは早速部誌を探すため備品倉庫に足を踏み入れた。
「ハクション…。なんだかここ埃っぽくない?」
「確かに、少し鼻がムズムズしますね」
「倉庫だから仕方ないだろ。ほら、さっさと終わらせてここから出ようぜ」
「そうだね。あまり長くいていいことがある所じゃないし」
「それでは手分けしましょうか。戸田さんと熊毛さんであちらから、私と真由美ちゃんでこちら側からというのはどうでしょうか」
「オッケーだよ琴ちゃん」
「それじゃあ早速手分けしてやろうか」
「なぁ、駿之介」
「どうした、博人?なにか僕に相談事かい?」
「お前の苗字って結構珍しい名前だよな」
「そうだね。それがどうしたんだい」
「さっきのNo.2にあった小説の作者ってお前のおじいさんか誰かじゃないのか」
「…。流石博人だね。熊毛 一郎は僕の叔父にあたる人物だよ」
「叔父さんに話を聞くことはできるか」
「残念だけど、叔父さんは昨年亡くなったよ」
「…そうか」
「でも、以前、と言っても僕が小さい時だけどね。一度だけ高校時代について話してくれたことがあったんだ」
「どんな事だったんだ」
「一つだけ、どうしても解けない謎があった。今でもその答えを追っている、そんな風に言ってたな」
「そうか」
「ねぇ、二人とも見つかった?」
「おっと、いやこっちにはないみたいだよ真由美」
「そう、こっちにもないみたい」
「それではそろそろ出ましょうか」
「そうだな」
―――――――
コンコン「事務員さんいらっしゃいますか?」
「…」
「いないみたいだね」
「ん?これはなんだろう」
「え、どれですか熊毛さん」
「これだよ、カウンターの上にあるやつ」
「事務員:南陽 勲。事務員さんの名前だろ」
「やぁ、ミステリー同好会のみなさん。どうしたんだい?」
「あっ、事務員さん。備品倉庫の鍵をお返しに」
「あぁ、ありがとう。どうだい?探し物は見つかったかな」
「いえ、それが無くって」
「そうかい。それは残念だったね。私で力になれることがあればいつでも力を貸すから、またおいで」
「はい、ありがとうございます」
俺たちは事務室を後にし、部室へと戻ることにした。
「塑網、一体どういう意味なんだろう」
「…」
「どうしたんですか、戸田さん。暗い顔して」
「いや、なんか色々おかしいなと思って」
「おかしい?どいうことよ戸田」
「なんか、資料は少ない、創刊号はないって俺たちに塑網の謎を解かせないように何か力が働いてるのかなって」
「流石博人。面白いこと言うね。確かに、前書きにもおかしな点がいくつかあった」
「駿ちゃんが言ってるのは、勇気のあるうんぬんっていうところ?」
「真由美の言う通りだよ。普通の部誌の最初にあんなこと、書くかな」
「確かに言われてみればそうですね…」
「もしかしたら、この塑網っていう部誌は厄介なのかもしれないぞ」
「そうだね、何かがこの部誌とミステリー同好会にあった、そんな気がするね」
「みなさん、もう一度作戦を練り直しましょう」
「みなさん。これを見てください」
「琴ちゃん、これは?」
「部室の本棚を片付けている時に出てきたものです」
「えぇっと『塑網』?これはいったい何なんだい、鹿野さん?」
「いやちょっと待て、なんで駿之介がここにいるんだ」
「駿ちゃんも入部したのよねー」
「ねー」
「何だこれ…」
「みなさん続けても…」
「ごめん琴ちゃん、続けて」
「中を軽く見てみたところ、どうやら部誌の様なんです」
「部誌?いや待て鹿野。うちはミステリー同好会であって、文芸部ではない。なぜミステリー同好会に部誌があるんだ」
「それも1年分…、ねぇ琴ちゃん、部誌はこれだけ?」
「えぇ、詳しく調べてみたんですけど、この1冊しかありませんでした」
「それもNo.2だけだろ。なんでこんなに中途半端なんだ?」
「それに『塑網』ってなんだろな」
「それについては、No.2の前書きで少し触れられてました」
――――――――――――――
『今年もこの塑網を文化祭で販売することができ、大変うれしく思う。この塑網のタイトルは私たちの先輩が昨年の創刊号で付けてくださったものだ。
残念だが、今年先輩とこのNo.2を作ることは叶わなかった。あの、勇気ある行動が無ければ、今こうして塑網を執筆することも叶わなかっただろう。
さて、今年のミステリーはおかしな話だが、この塑網というタイトルについてだ。
ぜひ、私たちと一緒に謎を解き明かしてほしい』(塑網No.2より)
――――――――――――――
「つまり、どういうことなのかな?」
「これを書いた時のミステリー同好会も塑網の意味については理解していない」
「つまり、塑網の本当の意味を知っているのは、ここにある先輩だけって事?」
「そういうことになりますね」
「その特集にはなんて書いてあるんだ」
「えぇっとですね、残された資料をかき集め我々は塑網の謎について解き明かすというような内容の様です」
「残された資料?ねぇ、琴ちゃんどんなのが資料として載ってるの?」
「えぇっと、会議の議事録に先輩の遺したメモ、この二つの様です」
「少し不思議だよね。このNo.2が執筆される1年前の資料が二つしか残ってないなんて」
「確かにな、それに誰も塑網の本当の意味を知らないというのも引っかかる」
「なんでNo.1はなくなっちゃったんだろうね」
「不思議です。きっと謎が私たちに見つけてほしいとどこかで待ってるんじゃないでしょうか」
「なんだそれ」
「いや、鹿野さんのいう事も面白いよ。確かに、どこかに塑網創刊号がある可能性は十分にある」
「でも駿之介、良く特集を読んでみろよ。どうやらこの二つの資料だけで、塑網の謎は解けると言わんばかりの書き方じゃないか?」
「確かに、戸田の言うようにそんな気もするわ」
「確かこの学校には、昔の備品を管理している倉庫があったはずだよ」
「流石駿ちゃん、ねぇ行ってみようよ」
「そうですね、では行ってみましょうか」
というわけで、俺たちミステリー同好会一行は備品倉庫に向かう事となった。
「駿之介、その備品倉庫とやらはどこにあるんだ」
「体育館の下だよ。うちの学校の体育館って1階は格技場とか卓球場になってるだろ?その一角に備品倉庫があるらしんだ。まぁ、僕も行ったことないから分からないけどね」
「そんな倉庫があるとは知りませんでした」
「昔から駿ちゃんはいらない情報だけはいっぱい持ってるんだよね」
「歩く辞書と言って欲しいな」
「とりあえず宇佐の所まで行かないと話にならんだろ。倉庫だったらいつも誰かがいる訳でもないだろうし」
「戸田さんの言う通りですね。まず宇佐先生の所に行ってみましょうか」
――――――――
「ずいぶんと部員が増えたわね。もしかしたら部に昇格できるかもしれないわね」
「確か部員5人以上で部に昇格でしたっけ?」
「そうよ、それで、みんな揃って今日はどうしたのかしら?」
「宇佐先生、この学校の備品倉庫を調べたいんです」
「備品倉庫?どうして急にそんなところを調べたいのかしら?」
「部室を掃除していたら、塑網という部誌が見つかったんです。でも見つかったのはNo.2だけで。もしかしたら備品倉庫に創刊号があるかもしれないと思って来てみたんです」
「塑網?聞いたことない熟語ね」
「造語らしいですよ」
「造語…。まぁ分かったわ。私から事務室に話を通しておくからあなたたちは備品倉庫の前で待ってなさい」
「ありがとうございます、宇佐先生」
「あまり事務員さんを困らせないでね」
―――――――――
「君たちがミステリー同好会の生徒さんかい?」
俺たちが備品倉庫の前で待っていると作業着に身を包んだ人が話しかけてきた。見た目はそうだな、50代後半と言ったところか。
「はい、事務員さんですか?」
「そうだよ、部誌のバックナンバーを探してるんだってね。少し待っておくれ、すぐに開けるから」
「事務員さんは塑網のバックナンバー見たことありますか?」
「塑網…。いや、見たことないね。でも、この備品倉庫には各部の部誌のバックナンバーも保管されてるからもしかしたらあるかもしれないよ」
「本当ですか。よかったね琴ちゃん」
「はい、真由美ちゃん」
「さぁ開いたよ。部長さんに鍵を預けておくから、終わったら事務室に返しに来ておくれ」
「分かりました、色々ありがとうございます、事務員さん」
「いやいや、頑張ってね」
事務員さんを見送った俺たちは早速部誌を探すため備品倉庫に足を踏み入れた。
「ハクション…。なんだかここ埃っぽくない?」
「確かに、少し鼻がムズムズしますね」
「倉庫だから仕方ないだろ。ほら、さっさと終わらせてここから出ようぜ」
「そうだね。あまり長くいていいことがある所じゃないし」
「それでは手分けしましょうか。戸田さんと熊毛さんであちらから、私と真由美ちゃんでこちら側からというのはどうでしょうか」
「オッケーだよ琴ちゃん」
「それじゃあ早速手分けしてやろうか」
「なぁ、駿之介」
「どうした、博人?なにか僕に相談事かい?」
「お前の苗字って結構珍しい名前だよな」
「そうだね。それがどうしたんだい」
「さっきのNo.2にあった小説の作者ってお前のおじいさんか誰かじゃないのか」
「…。流石博人だね。熊毛 一郎は僕の叔父にあたる人物だよ」
「叔父さんに話を聞くことはできるか」
「残念だけど、叔父さんは昨年亡くなったよ」
「…そうか」
「でも、以前、と言っても僕が小さい時だけどね。一度だけ高校時代について話してくれたことがあったんだ」
「どんな事だったんだ」
「一つだけ、どうしても解けない謎があった。今でもその答えを追っている、そんな風に言ってたな」
「そうか」
「ねぇ、二人とも見つかった?」
「おっと、いやこっちにはないみたいだよ真由美」
「そう、こっちにもないみたい」
「それではそろそろ出ましょうか」
「そうだな」
―――――――
コンコン「事務員さんいらっしゃいますか?」
「…」
「いないみたいだね」
「ん?これはなんだろう」
「え、どれですか熊毛さん」
「これだよ、カウンターの上にあるやつ」
「事務員:南陽 勲。事務員さんの名前だろ」
「やぁ、ミステリー同好会のみなさん。どうしたんだい?」
「あっ、事務員さん。備品倉庫の鍵をお返しに」
「あぁ、ありがとう。どうだい?探し物は見つかったかな」
「いえ、それが無くって」
「そうかい。それは残念だったね。私で力になれることがあればいつでも力を貸すから、またおいで」
「はい、ありがとうございます」
俺たちは事務室を後にし、部室へと戻ることにした。
「塑網、一体どういう意味なんだろう」
「…」
「どうしたんですか、戸田さん。暗い顔して」
「いや、なんか色々おかしいなと思って」
「おかしい?どいうことよ戸田」
「なんか、資料は少ない、創刊号はないって俺たちに塑網の謎を解かせないように何か力が働いてるのかなって」
「流石博人。面白いこと言うね。確かに、前書きにもおかしな点がいくつかあった」
「駿ちゃんが言ってるのは、勇気のあるうんぬんっていうところ?」
「真由美の言う通りだよ。普通の部誌の最初にあんなこと、書くかな」
「確かに言われてみればそうですね…」
「もしかしたら、この塑網っていう部誌は厄介なのかもしれないぞ」
「そうだね、何かがこの部誌とミステリー同好会にあった、そんな気がするね」
「みなさん、もう一度作戦を練り直しましょう」
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