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File5/Page2 塑網を創った叔父
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「みなさん、この塑網について倉庫まで行って何か気づきはありますか」
「塑網の創刊号が備品倉庫になかったことくらいかな」
「駿ちゃんの言うとおりね、琴ちゃん、今の状況じゃ圧倒的に情報が少なすぎるよ」
「やっぱりそうですよね…」
備品倉庫から戻ってきた俺たちミステリー同好会一行は、何の収穫も得られず、途方に暮れていた。
「それに、ところどころ普通の部誌じゃ書かないようなことも書いてあるし、何なんだろう、この塑網って」
「真由美の言う通り、これはとってもミステリーなミステリーだね」
「ですね」
「まず、分かっている事だけを整理してみないか」
「戸田、どういうこと?」
「たぶんこのまま手がかり集めに奔走しても、手がかりは見つかる気がしない。だったら、少ないが今ある資料だけで、多少強引でもいいからなぞ解きをしてみないかって事だ」
「確かに。博人のいう事は筋が通ってるね」
「そうですね、それではやってみましょうか」
キーコーンカーコ―ン…。最終下校時刻を告げるチャイムが静まり返った学校に鳴り響いた。とうの昔に日は沈んでしまい、うっすらその面影が西の空に残っている程度だ。
「もうこんな時間。みんな、帰らないとまずいよ」
「そうですね。これはまた今度のお楽しみという事にしておきましょうか」
「そうだね。さぁ、もう遅いしかえろうよ」
「うぃーす」
駿之介の一声で、皆椅子から腰を浮かせ、それぞれ帰りの支度を始める。
夏らしい湿気を多く含んだ空気を感じながら、学校を後にした。
「じゃあ僕はこっちだから」
「あっ、私も」
「もう遅いから送っていくよ」
「へっ、あっ、いや、ありがと」
「それでは熊毛さん、真由美さんまた明日です」
「じゃあね二人とも」
「またね琴ちゃん。あとついでに戸田も」
「ついでってなんだよ」
二人を見送ると、俺と鹿野だけが校門の前に取り残された。
「鹿野は何で帰るんだ?」
「電車です。かなり山の方まで上がらないといけないので毎日大変です」
「俺も電車だ」
「そうだったんですか。そ、それでは行きましょうか」
俺と鹿野は駅に向けて歩き出した。やはり海に近いからだろうか、陸風が吹きつけ少し寒い。
鹿野の長い黒髪が風にあわせたなびいている。
「戸田さんは塑網についてどうお考えですか」
「正直分からないことが多すぎだ」
「そうですね。まず、塑網というタイトルの持つ意味について」
「あぁ、なぜ前書きに登場する先輩は、塑網という意味の分からないタイトルを付けたのか、勇気ある行動とは何を指しているのか」
「はい、あとあの言い回しも気になります」
「言い回し?」
「はい、『残念だが、今年先輩とこのNo.2を作ることは叶わなかった』と言う言い回しです」
「普通に3年の先輩が卒業したから一緒に作れなかったっていう意味じゃないのか」
「確かに、戸田さんの言う通りの解釈もできます。むしろそっちが一般的な考え方でしょう。でも、もし卒業したのであれば『残念』だとか『叶わなかった』とか悲観的な表現を多用するでしょうか」
「確かに、言われてみればそうだな」
「だから、この先輩の身に何が起きたのか、それについても調べる必要があるのではないでしょうか」
駅の改札をくぐるとホームに並んで立つ。もうすぐ列車がやってくるという機械アナウンスがせわしく鳴り響いている。
「この、塑網には何かあるな」
「はい、私もそう思います」
事件は厄介ごと、俺はそれをモットーに生きてきた。だが、今回の事件は何かを俺に語り掛けてくるようだった。
「戸田さん」
「ん?」
「この謎、38年の長い時間を超えて、きっと私たちに答えを見つけてもらいたがってるんですよ」
「そうかもしれないな」
「へっ?」
「なんだ、お前が言ったんじゃないか」
「いえ、それはそうですけど、いつも絶対に否定してくる戸田さんが今回は肯定してくださったので…」
確かに、今日はいつもそんな訳はないという常識的思考から、真っ向から否定してきた鹿野の論を俺はすんなりと受け入れてしまった。
「この事件、厄介だな」
電車がホームに入線し、電車に乗り込む。上りはこの駅が始発だから確実に座ることができて、ラッキーだ。
「どうしてお前はミステリー同好会に入ったんだ」
「へっ?」
「質問の意味が分からなかったのか?」
「いえ、そういう意味ではなく。いつも他人に興味を示さない戸田さんが私の話を聞いてきたので、少し驚いてしまって」
「悪かったな、他人に興味が無くて」
「私がミステリー同好会に入ったのは、叔父の影響です。叔父は警察官でした。よく、事件の話を、と言っても小さな私に聞かせるような話なので、殺人とかそういう類のものではなく、猫が家出をしちゃっただとか、そういう可愛らしいものでしたが、私は叔父の話を聞くのが大好きでした。
でも、私が小学生の頃、叔父は川で溺れた子供を助けようとして、自分が犠牲になってしまったんです。今でも、川を見ると叔父の事を思い出します。」
「その叔父さんとの思い出からミステリー同好会に?」
「少し違うんです。叔父の葬儀も終わり、落ち着いたころ、私は母と一緒に遺品の整理に行きました。叔父の書斎には本がたくさんありましたが、その中に一冊だけ類の違うものがあったんです」
「類の違うもの?」
「はい。厚い本が並ぶ中、ただ一冊だけ、ノートが並べてあったんです。表紙にはタイトルとして『塑網』とありました」
「塑網ってまさか」
「はい、ミステリー同好会の部誌である塑網ですね。私が気になって母に聞いたところ、どうやら叔父は長田浜高校ミステリー同好会の部員だったらしく、生前その塑網をとても大切にしていたそうです」
「だから、鹿野はミステリー同好会に入ったのか」
「その通りです。でもまさか、部員が0人で廃部寸前だったとは思いませんでした」
「そうだったのか?」
「私が入った時は誰もいらっしゃいませんでしたから。もし今年部員が入らなければ廃部だったそうですよ」
「だから鹿野は部室で塑網を見つけたのか」
「叔父が活動していた当時の記録がないか、少しでも叔父の面影を感じることができるものはないかと探していると、塑網を見つけたんです」
「さっき備品倉庫で二手に分かれた時があっただろ」
「はい、ありましたね」
「その時駿之介と話したんだが、塑網No.2に乗っていたミステリー小説を書いた人いただろ」
「確か熊毛さん、ってもしかして」
「駿之介の叔父だそうだ。もうなくなってしまったらしいがな」
「まさか、そんなことが…」
「ん?少し予想外の反応だな。どうした」
「いえ、塑網No.2の前書き、あれを書いたのは私の叔父だったんです」
「…!つまり、あの塑網には駿之介の叔父と鹿野の叔父が関わっていたという事か」
「そういうことになりますね」
『次は、終点鹿野、鹿野』
「あら、もう終点ですか」
「えっ、もう終点なのか」
「はい、ってもしかして…」
「乗り過ごした…」
「塑網の創刊号が備品倉庫になかったことくらいかな」
「駿ちゃんの言うとおりね、琴ちゃん、今の状況じゃ圧倒的に情報が少なすぎるよ」
「やっぱりそうですよね…」
備品倉庫から戻ってきた俺たちミステリー同好会一行は、何の収穫も得られず、途方に暮れていた。
「それに、ところどころ普通の部誌じゃ書かないようなことも書いてあるし、何なんだろう、この塑網って」
「真由美の言う通り、これはとってもミステリーなミステリーだね」
「ですね」
「まず、分かっている事だけを整理してみないか」
「戸田、どういうこと?」
「たぶんこのまま手がかり集めに奔走しても、手がかりは見つかる気がしない。だったら、少ないが今ある資料だけで、多少強引でもいいからなぞ解きをしてみないかって事だ」
「確かに。博人のいう事は筋が通ってるね」
「そうですね、それではやってみましょうか」
キーコーンカーコ―ン…。最終下校時刻を告げるチャイムが静まり返った学校に鳴り響いた。とうの昔に日は沈んでしまい、うっすらその面影が西の空に残っている程度だ。
「もうこんな時間。みんな、帰らないとまずいよ」
「そうですね。これはまた今度のお楽しみという事にしておきましょうか」
「そうだね。さぁ、もう遅いしかえろうよ」
「うぃーす」
駿之介の一声で、皆椅子から腰を浮かせ、それぞれ帰りの支度を始める。
夏らしい湿気を多く含んだ空気を感じながら、学校を後にした。
「じゃあ僕はこっちだから」
「あっ、私も」
「もう遅いから送っていくよ」
「へっ、あっ、いや、ありがと」
「それでは熊毛さん、真由美さんまた明日です」
「じゃあね二人とも」
「またね琴ちゃん。あとついでに戸田も」
「ついでってなんだよ」
二人を見送ると、俺と鹿野だけが校門の前に取り残された。
「鹿野は何で帰るんだ?」
「電車です。かなり山の方まで上がらないといけないので毎日大変です」
「俺も電車だ」
「そうだったんですか。そ、それでは行きましょうか」
俺と鹿野は駅に向けて歩き出した。やはり海に近いからだろうか、陸風が吹きつけ少し寒い。
鹿野の長い黒髪が風にあわせたなびいている。
「戸田さんは塑網についてどうお考えですか」
「正直分からないことが多すぎだ」
「そうですね。まず、塑網というタイトルの持つ意味について」
「あぁ、なぜ前書きに登場する先輩は、塑網という意味の分からないタイトルを付けたのか、勇気ある行動とは何を指しているのか」
「はい、あとあの言い回しも気になります」
「言い回し?」
「はい、『残念だが、今年先輩とこのNo.2を作ることは叶わなかった』と言う言い回しです」
「普通に3年の先輩が卒業したから一緒に作れなかったっていう意味じゃないのか」
「確かに、戸田さんの言う通りの解釈もできます。むしろそっちが一般的な考え方でしょう。でも、もし卒業したのであれば『残念』だとか『叶わなかった』とか悲観的な表現を多用するでしょうか」
「確かに、言われてみればそうだな」
「だから、この先輩の身に何が起きたのか、それについても調べる必要があるのではないでしょうか」
駅の改札をくぐるとホームに並んで立つ。もうすぐ列車がやってくるという機械アナウンスがせわしく鳴り響いている。
「この、塑網には何かあるな」
「はい、私もそう思います」
事件は厄介ごと、俺はそれをモットーに生きてきた。だが、今回の事件は何かを俺に語り掛けてくるようだった。
「戸田さん」
「ん?」
「この謎、38年の長い時間を超えて、きっと私たちに答えを見つけてもらいたがってるんですよ」
「そうかもしれないな」
「へっ?」
「なんだ、お前が言ったんじゃないか」
「いえ、それはそうですけど、いつも絶対に否定してくる戸田さんが今回は肯定してくださったので…」
確かに、今日はいつもそんな訳はないという常識的思考から、真っ向から否定してきた鹿野の論を俺はすんなりと受け入れてしまった。
「この事件、厄介だな」
電車がホームに入線し、電車に乗り込む。上りはこの駅が始発だから確実に座ることができて、ラッキーだ。
「どうしてお前はミステリー同好会に入ったんだ」
「へっ?」
「質問の意味が分からなかったのか?」
「いえ、そういう意味ではなく。いつも他人に興味を示さない戸田さんが私の話を聞いてきたので、少し驚いてしまって」
「悪かったな、他人に興味が無くて」
「私がミステリー同好会に入ったのは、叔父の影響です。叔父は警察官でした。よく、事件の話を、と言っても小さな私に聞かせるような話なので、殺人とかそういう類のものではなく、猫が家出をしちゃっただとか、そういう可愛らしいものでしたが、私は叔父の話を聞くのが大好きでした。
でも、私が小学生の頃、叔父は川で溺れた子供を助けようとして、自分が犠牲になってしまったんです。今でも、川を見ると叔父の事を思い出します。」
「その叔父さんとの思い出からミステリー同好会に?」
「少し違うんです。叔父の葬儀も終わり、落ち着いたころ、私は母と一緒に遺品の整理に行きました。叔父の書斎には本がたくさんありましたが、その中に一冊だけ類の違うものがあったんです」
「類の違うもの?」
「はい。厚い本が並ぶ中、ただ一冊だけ、ノートが並べてあったんです。表紙にはタイトルとして『塑網』とありました」
「塑網ってまさか」
「はい、ミステリー同好会の部誌である塑網ですね。私が気になって母に聞いたところ、どうやら叔父は長田浜高校ミステリー同好会の部員だったらしく、生前その塑網をとても大切にしていたそうです」
「だから、鹿野はミステリー同好会に入ったのか」
「その通りです。でもまさか、部員が0人で廃部寸前だったとは思いませんでした」
「そうだったのか?」
「私が入った時は誰もいらっしゃいませんでしたから。もし今年部員が入らなければ廃部だったそうですよ」
「だから鹿野は部室で塑網を見つけたのか」
「叔父が活動していた当時の記録がないか、少しでも叔父の面影を感じることができるものはないかと探していると、塑網を見つけたんです」
「さっき備品倉庫で二手に分かれた時があっただろ」
「はい、ありましたね」
「その時駿之介と話したんだが、塑網No.2に乗っていたミステリー小説を書いた人いただろ」
「確か熊毛さん、ってもしかして」
「駿之介の叔父だそうだ。もうなくなってしまったらしいがな」
「まさか、そんなことが…」
「ん?少し予想外の反応だな。どうした」
「いえ、塑網No.2の前書き、あれを書いたのは私の叔父だったんです」
「…!つまり、あの塑網には駿之介の叔父と鹿野の叔父が関わっていたという事か」
「そういうことになりますね」
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