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続 6章 災禍の中の希望
16-おまけ 慰労会 1
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ユウのお気に入りであるティグリスとともに、上級ダンジョンのブロキオンに潜るためにゾヤラへと出向いた俺たちを待っていたのは、前代未聞の二つ同時のあふれだった。
俺はあふれの対応は免除されているが、絶望的な状況で行かないとは言えず、獣道とともに最前線へ向かうことを決めた。「命よりも大切なものはない」という信念を、どんなときも、たとえ相手に裏切られても、決して曲げないユウに恥じない自分でいたいからだ。ゾヤラにユウを残していくことに抵抗がなかったわけではない。けれど、ブランがいる限りユウに危険はないし、教会もギルドも必ずユウを守ってくれる。それなら、ゾヤラの街中でユウのそばにいて何もできないよりも、前線で戦うほうがいい。
もちろん恐れもあったが、心のどこかでリネが助けてくれると思っていたのは否定できない。あふれが落ち着き、ユウのいるゾヤラに戻ったあと、俺が引き上げたことにすら気付いてなかったとリネに知らされて、かなり危険な賭だったと思い知らされたが。
絶望的だと思われていたタオガガの街に生存者がいるという情報は、冒険者だけでなく、現場にいる全て者のやる気を奮い立たせた。
街に群がるモンスターを突破して街に入った兵士は全滅を覚悟していたそうで、教会とギルドに立てこもっていた住民を見つけたときには驚いたという。
前線から引き上げてくるときに見たタオガガの街は、街を囲む外壁も崩れ、多くの建物が壊されていた。遠くから見ても分かるのだから、中は大変なことになっているはずだ。それでも、小さな街の住民の多くは、教会とギルドに立てこもって生き延びた。たまたま大規模な演習のために来ていた国軍が、中層の強いモンスターが街に到着するよりも前に救助に入れたことが功を奏した。
領兵が外壁のなくなった街を守り、国軍が街の周りに散らばってしまったモンスターを狩り、冒険者がダンジョンから出てくるモンスターを街に向かわないように止める。総大将である第二王子テオのその命令に、みなが従ったのは、なんとしてもこの難局を乗り切ろうと、心が一つになったからだ。
その一体感を生み出したものは、大量に投入されたポーションなどの、ユウのアイテムボックスに収納されていた物資、そして、貸し出した魔剣だ。
ユウが地元のSランクに魔剣を貸し出したという噂は、あふれが起きた直後にもかかわらず野営地にポーションが大量に補充されたという情報とともに、現場で一気に広がった。休憩時にわざわざ見学にくる冒険者もいた。
物資は十分に存在し、さらに魔剣までが提供されたとなると、あふれが同時に発生したという悲愴感よりも、なんとかなるのではないか、なんなら、いつものあふれよりも楽なのではないかという期待感が上回る。ユウが意図したとおりに、魔剣は現場の希望となった。
魔剣の使い方は、いい意味でユウの予想を裏切った。アルムーザの剣士が使うのではなく、地元のSランクが順番に使うことになったのだ。独り占めなど考えず、一番効率のいい使い方になるように、みんなが協力した。ユウの無償の献身に応えた形だ。
あふれの多発するモクリークの希望は、他の誰でもないユウなのだと、あらためて感じた。
そして、リネがダンジョン内に入ったおかげで、地上への被害はかなり抑えられた。比べることが出来ないので正確には分からないが、おそらく地上に出てくるモンスターは、半分以下になっていたはずだ。それも、下層の強いモンスターがあまりいなかったと地元の冒険者が言っていたので、リネが中で倒してくれたのだろう。
タオガガの街の全滅を覚悟し、ゾヤラとタオガガのあいだの街イミズを放棄してゾヤラを守る、というテオの苦渋の決断は、結果として不要となった。タオガガは壊滅的な被害は受けたが、あふれを乗り切った希望の象徴として再建されるだろう。
あふれが終わり、ゾヤラに戻った俺を待っていたのは、いろいろと予想外のことだ。心配で食べられずにやせてしまうのではないかと思っていたユウは健康そうだし、大っ嫌いなブロキオンを五周することでブランと合意しているし、冒険者たちに宴会を提案して期待されている。俺がいなくてもそれなりに楽しく過ごせたようで、少し寂しい気持ちになった。けれど翌朝、なかなか起きないユウを起こそうとしたときに、ずっと浅くしか眠れていなかったのだとブランに聞かされ、勝手に現場に行く判断をしたことを少し後悔した。
あふれの後始末は地元の冒険者に任せ、ブロキオンに潜った。ユウは五周する理由となったティガーの従魔ティグリスにべったりとくっついて周りを困惑させていたが、ティグリスはブランとリネの近くにいられることがうれしくて、ユウのことを手のかかる子どものように面倒を見ていたのが印象的だ。きっと次のカークトゥルス合宿でも、同じことが起きるに違いない。それでも、ユウがダンジョンを楽しめるなら、いつもはネコ科に厳しいブランも寛容になるだろう。
ゾヤラに戻ってくると、街は表向き平静を取り戻していた。教会にはまだ避難民がおり、国軍も一部は残っているので、平常時ではないが、それでもブロキオンに出発する前の、有事という雰囲気はなくなっている。
「落ち着いてるね」
「そうだな。だが馬車が多いな」
「人が集まっているから、その分の食料も必要だろう」
「掃討戦は無事に終わったらしいぞ。ダンジョンは変わりないそうだ」
リネがダンジョン内を燃やしたことで、掃討戦は、ダンジョン内の確認となったが、特にダンジョン内には変化はなかったと、ルフェオが近くの冒険者から聞き出してきた。ダンジョンが大きく様変わりしていなくて、一安心だ。
ゾヤラの冒険者ギルドに入ると、ギルドマスターと一緒に、教会の司祭様も待ち構えていた。
「アレックス様、こちらがヴィゾーブニル様よりお預かりした、最下層の剣です。こちらから初回、二回目、となり、こちらが十二回目です」
「十二回……。リネ、羽の中に虫いないよね?」
『ユウ、オレのこのきれいな羽が見えないの?』
「あ、うん。きれいなんだけど、あの首なし騎士の虫がついていると嫌だから」
ユウはなぜそこまでというくらい、首なし騎士が苦手だ。モンスターなのだから倒した時点で光となって消えるのに、首に湧いていた虫がついているかもしれないと言ってブランには抱き着かないし、ユウ自身は近寄ってもいないのに風呂に入りたがる。地上に戻るたびに宿に戻って風呂に入りたいと言うユウのために全員でクリーンをかけてなだめすかし、なんとかダンジョンに向かわせるのが、ブロキオン周回で一番大変な作業だ。
「リネ、確認だが、この剣は全部売っていいんだな?」
『いらないよ。あのお気に入りの剣は飾ってね』
リネは気に入る剣がなかなか出ず、ムキになって周回していたが、十二回目で出た魔剣ではない剣が気に入った。その剣をつかんだまま飛んできて俺たちに合流すると、それ以降はティグリスの背中に乗って休み、会話とデザートを楽しんでいた。あふれ以降単独行動をしていたので、暴れまわるのには満足したのだろう。
「ティガーとシリウスも、最下層の魔剣以外の剣で、気に入る剣があれば、引き取ってくれ」
「試しに振ってみたいな。ギルドマスター、訓練場は空いているか?」
「目立たないように、明日の朝一にしてくれ。魔剣はダンジョン内で頼む」
最下層のドロップ品はユウが収納してくれないので、使いたいものがあれば引き取ってほしい。
魔剣は、どこかのダンジョンで獣道とティガーと試すとして、俺たちのブロキオンの最下層五回分と、リネが単独で攻略した十二回分を合わせた十七本もある。全員が一本ずつ持つとしても、残る九本をどうするべきか、正直なところ頭が痛い。
「それよりも、テイマーが提案した宴会はいつなんだと、冒険者たちがうるさいんだが」
「明日でも、明後日でも、僕はかまいません」
「だったら、明後日にしてくれ。さすがに今日の明日だと、間に合わなかったと文句を言われそうだ」
現場から最初に戻ってきた冒険者に、ユウが宴会をしようと言ったことで、この街の冒険者たちの多くが打ち上げを楽しみにしているらしい。
獣道が帰ってきたらチーズを食べさせてくれ、といったことが始まりだが、冒険者に宴会を持ちかけるなど、アイテムボックスがなければできないことだ。いったいどれだけの食料が冒険者の胃袋に消えていくのか、考えるだけでも恐ろしい。
俺はあふれの対応は免除されているが、絶望的な状況で行かないとは言えず、獣道とともに最前線へ向かうことを決めた。「命よりも大切なものはない」という信念を、どんなときも、たとえ相手に裏切られても、決して曲げないユウに恥じない自分でいたいからだ。ゾヤラにユウを残していくことに抵抗がなかったわけではない。けれど、ブランがいる限りユウに危険はないし、教会もギルドも必ずユウを守ってくれる。それなら、ゾヤラの街中でユウのそばにいて何もできないよりも、前線で戦うほうがいい。
もちろん恐れもあったが、心のどこかでリネが助けてくれると思っていたのは否定できない。あふれが落ち着き、ユウのいるゾヤラに戻ったあと、俺が引き上げたことにすら気付いてなかったとリネに知らされて、かなり危険な賭だったと思い知らされたが。
絶望的だと思われていたタオガガの街に生存者がいるという情報は、冒険者だけでなく、現場にいる全て者のやる気を奮い立たせた。
街に群がるモンスターを突破して街に入った兵士は全滅を覚悟していたそうで、教会とギルドに立てこもっていた住民を見つけたときには驚いたという。
前線から引き上げてくるときに見たタオガガの街は、街を囲む外壁も崩れ、多くの建物が壊されていた。遠くから見ても分かるのだから、中は大変なことになっているはずだ。それでも、小さな街の住民の多くは、教会とギルドに立てこもって生き延びた。たまたま大規模な演習のために来ていた国軍が、中層の強いモンスターが街に到着するよりも前に救助に入れたことが功を奏した。
領兵が外壁のなくなった街を守り、国軍が街の周りに散らばってしまったモンスターを狩り、冒険者がダンジョンから出てくるモンスターを街に向かわないように止める。総大将である第二王子テオのその命令に、みなが従ったのは、なんとしてもこの難局を乗り切ろうと、心が一つになったからだ。
その一体感を生み出したものは、大量に投入されたポーションなどの、ユウのアイテムボックスに収納されていた物資、そして、貸し出した魔剣だ。
ユウが地元のSランクに魔剣を貸し出したという噂は、あふれが起きた直後にもかかわらず野営地にポーションが大量に補充されたという情報とともに、現場で一気に広がった。休憩時にわざわざ見学にくる冒険者もいた。
物資は十分に存在し、さらに魔剣までが提供されたとなると、あふれが同時に発生したという悲愴感よりも、なんとかなるのではないか、なんなら、いつものあふれよりも楽なのではないかという期待感が上回る。ユウが意図したとおりに、魔剣は現場の希望となった。
魔剣の使い方は、いい意味でユウの予想を裏切った。アルムーザの剣士が使うのではなく、地元のSランクが順番に使うことになったのだ。独り占めなど考えず、一番効率のいい使い方になるように、みんなが協力した。ユウの無償の献身に応えた形だ。
あふれの多発するモクリークの希望は、他の誰でもないユウなのだと、あらためて感じた。
そして、リネがダンジョン内に入ったおかげで、地上への被害はかなり抑えられた。比べることが出来ないので正確には分からないが、おそらく地上に出てくるモンスターは、半分以下になっていたはずだ。それも、下層の強いモンスターがあまりいなかったと地元の冒険者が言っていたので、リネが中で倒してくれたのだろう。
タオガガの街の全滅を覚悟し、ゾヤラとタオガガのあいだの街イミズを放棄してゾヤラを守る、というテオの苦渋の決断は、結果として不要となった。タオガガは壊滅的な被害は受けたが、あふれを乗り切った希望の象徴として再建されるだろう。
あふれが終わり、ゾヤラに戻った俺を待っていたのは、いろいろと予想外のことだ。心配で食べられずにやせてしまうのではないかと思っていたユウは健康そうだし、大っ嫌いなブロキオンを五周することでブランと合意しているし、冒険者たちに宴会を提案して期待されている。俺がいなくてもそれなりに楽しく過ごせたようで、少し寂しい気持ちになった。けれど翌朝、なかなか起きないユウを起こそうとしたときに、ずっと浅くしか眠れていなかったのだとブランに聞かされ、勝手に現場に行く判断をしたことを少し後悔した。
あふれの後始末は地元の冒険者に任せ、ブロキオンに潜った。ユウは五周する理由となったティガーの従魔ティグリスにべったりとくっついて周りを困惑させていたが、ティグリスはブランとリネの近くにいられることがうれしくて、ユウのことを手のかかる子どものように面倒を見ていたのが印象的だ。きっと次のカークトゥルス合宿でも、同じことが起きるに違いない。それでも、ユウがダンジョンを楽しめるなら、いつもはネコ科に厳しいブランも寛容になるだろう。
ゾヤラに戻ってくると、街は表向き平静を取り戻していた。教会にはまだ避難民がおり、国軍も一部は残っているので、平常時ではないが、それでもブロキオンに出発する前の、有事という雰囲気はなくなっている。
「落ち着いてるね」
「そうだな。だが馬車が多いな」
「人が集まっているから、その分の食料も必要だろう」
「掃討戦は無事に終わったらしいぞ。ダンジョンは変わりないそうだ」
リネがダンジョン内を燃やしたことで、掃討戦は、ダンジョン内の確認となったが、特にダンジョン内には変化はなかったと、ルフェオが近くの冒険者から聞き出してきた。ダンジョンが大きく様変わりしていなくて、一安心だ。
ゾヤラの冒険者ギルドに入ると、ギルドマスターと一緒に、教会の司祭様も待ち構えていた。
「アレックス様、こちらがヴィゾーブニル様よりお預かりした、最下層の剣です。こちらから初回、二回目、となり、こちらが十二回目です」
「十二回……。リネ、羽の中に虫いないよね?」
『ユウ、オレのこのきれいな羽が見えないの?』
「あ、うん。きれいなんだけど、あの首なし騎士の虫がついていると嫌だから」
ユウはなぜそこまでというくらい、首なし騎士が苦手だ。モンスターなのだから倒した時点で光となって消えるのに、首に湧いていた虫がついているかもしれないと言ってブランには抱き着かないし、ユウ自身は近寄ってもいないのに風呂に入りたがる。地上に戻るたびに宿に戻って風呂に入りたいと言うユウのために全員でクリーンをかけてなだめすかし、なんとかダンジョンに向かわせるのが、ブロキオン周回で一番大変な作業だ。
「リネ、確認だが、この剣は全部売っていいんだな?」
『いらないよ。あのお気に入りの剣は飾ってね』
リネは気に入る剣がなかなか出ず、ムキになって周回していたが、十二回目で出た魔剣ではない剣が気に入った。その剣をつかんだまま飛んできて俺たちに合流すると、それ以降はティグリスの背中に乗って休み、会話とデザートを楽しんでいた。あふれ以降単独行動をしていたので、暴れまわるのには満足したのだろう。
「ティガーとシリウスも、最下層の魔剣以外の剣で、気に入る剣があれば、引き取ってくれ」
「試しに振ってみたいな。ギルドマスター、訓練場は空いているか?」
「目立たないように、明日の朝一にしてくれ。魔剣はダンジョン内で頼む」
最下層のドロップ品はユウが収納してくれないので、使いたいものがあれば引き取ってほしい。
魔剣は、どこかのダンジョンで獣道とティガーと試すとして、俺たちのブロキオンの最下層五回分と、リネが単独で攻略した十二回分を合わせた十七本もある。全員が一本ずつ持つとしても、残る九本をどうするべきか、正直なところ頭が痛い。
「それよりも、テイマーが提案した宴会はいつなんだと、冒険者たちがうるさいんだが」
「明日でも、明後日でも、僕はかまいません」
「だったら、明後日にしてくれ。さすがに今日の明日だと、間に合わなかったと文句を言われそうだ」
現場から最初に戻ってきた冒険者に、ユウが宴会をしようと言ったことで、この街の冒険者たちの多くが打ち上げを楽しみにしているらしい。
獣道が帰ってきたらチーズを食べさせてくれ、といったことが始まりだが、冒険者に宴会を持ちかけるなど、アイテムボックスがなければできないことだ。いったいどれだけの食料が冒険者の胃袋に消えていくのか、考えるだけでも恐ろしい。
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