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続 3章 ドロップ品のオークション
13-11. 孤児院訪問
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今日はアルと一緒に孤児院の訪問だ。これはアルの希望で組み込まれた予定だ。
モクリークよりも身分を気にするドガイでは、孤児院出身の子は仕事を見つけにくい。そんな環境だからこそ、冒険者として成功し、神獣の契約者となったアルの存在は孤児院の子たちにとって励みだ。
アルは生まれてから成人するまでずっとミダの孤児院で生活していた。王都に来てからすぐに面倒を見てくれる冒険者パーティーに入れてもらえたけど、それがなければしばらく王都の孤児院に住まわせてもらって、冒険者の仕事でお金を貯める予定だったそうだ。だから、王都の孤児院にも下見に行ったことがあるらしい。
教会の馬車でサリュー司祭様とツェルト助祭様と一緒に孤児院を訪ねると、子どもたちが並んで出迎えてくれた。
ちなみにリネはどこかで遊んでいる。さすがにアルも一緒に来てほしいとは言わなかった。子どもとリネの組み合わせは、予想外のことが起きそうで、アルも司教様たちも無理にお願いしないほうがいいと判断したのだ。
「しんじゅうのけいやくしゃさま、こんにちは」
「こんにちは」
この孤児院の責任者である司祭様が、アルがわざわざ孤児院を訪れてくれたのだと説明しているけど、子どもたちは正直だ。アルよりも、大きな白いオオカミであるブランのほうに興味を持っている。言いつけを守って並んでいるけど、許可が出たらブランに突撃しそうだ。
案の定、アルが子どもたちを遊びに誘うと、半分の子どもはアルと一緒に走り回り始めたが、半分はブランに駆け寄ってきた。
「こら、やめなさい!」
「司祭様、かまいませんので」
「ですが……」
子どもたちには強い従魔ということになっているけれど、ブランの正体を知る司祭様はブランに飛びつく子どもたちを止めようと必死だ。そんな光景を見ながら、ツェルト助祭様がサリュー司祭様にモクリークでも同じなのだと説明している。
「子どもは大きな動物が好きですからね。モクリークでも人気ですよ」
「怖いもの知らずですねえ」
ブランの正体を知っているからそういう発言になるのは分かるけど、ブランは子どもには優しい。いや、優しいというのとは少し違って、子どもはそういうものだと思っているから気にしていない、というのが正しいのだろう。
ブランに抱き着いている小さな子の手を、耳は引っ張らないでねとそっと外すと、僕の指を握ってにっこり笑ってくれた。可愛いなあ。でもお鼻が出てるから、かもうね。近くにいる世話係の助祭様を見ると、ティッシュを持ってきてくれたので後は任せよう。
孤児院には小さな子から成人したての子までいるけれど、今アルと走り回ったり、ブランに突撃したりしているのは、僕の感覚では小学生以下だ。そろそろ成人が近い子たちは、少し離れたところで走り回る子どもを見守っていて、ときどき転んだ子を助けたりしている。
この後、冒険者を目指している子たちはアルから剣を習うことになっているので、大きい子たちはそこでアルに話しかけるつもりなのかもしれない。とても楽しみに、昨日も遅くまで訓練していたのだと世話係の助祭様が教えてくれた。
大きい子たちを見ていると、女の子と一緒にドレスを着た女性がいることに気づいた。貴族のように見えるが、孤児院の支援者かもしれない。この場にいるのが珍しいなと思いながら見ていると、目が合った。向こうも僕と目が合ったことに気づいて、こちらへと歩き始めた。僕の視線を追って、そのことに気づいたサリュー司祭様が、眉間にしわを寄せている。
「ユウさん、あちらは隣国ソントの王女殿下です。今日は訪問を断るように言っていたのですが、申し訳ございません」
「いえ……」
「中央教会へお戻りになりますか?」
どうしよう。逃げたいけど、ここで逃げ出すわけにもいかない。きっと僕が帰れば、アルも孤児院訪問を切り上げてしまうだろう。そうなれば、子どもたちががっかりする。僕がどうするか決められないうちに、近寄ってくる王女様に気づいて、ブランが僕の足元に起き上がった。それにつられて、ブランに触れていた子どもたちも周りを見回し、王女様に気づくと話しかけた。
「おひめさま、ごほんをよんでください」
「みなさん、後で読みますから、少し待ってくださいね」
子どもたちが懐いているということは、悪い人ではないのだろう。いまさら逃げられないので、挨拶だけはしようと思い、その場に立ち上がり顔をあげた。俯いてはいけないという、サジェルの言葉を思い出して、背筋を伸ばす。僕の前にはサリュー司祭様が、横にはツェルト助祭様がいてくれるから、大丈夫。
「王女殿下。ここは現在立ち入り禁止です。お帰りください」
「貴方がアイテムボックス保持者ね」
「はい。ユウです。初めまして」
他の国の王族に挨拶するときの礼儀なんて教わっていないから、あたりさわりのない挨拶をしたけど、それがお付きの人の気に障ったようだ。姫様がわざわざ声をかけたのに無礼だと怒っているけど、だったら声をかけないでほしい。僕は王族に頭を下げなくてもいいはずなのだ。
不安でアルを探すと、子どもたちとの遊びを中断してすぐ近くまで来てくれていた。
「ユウ、どうした? 何かされたのか?」
「アレックス様、お初にお目にかかります。ソント王国第二王女のリーシェラと申します。アレックス様にはその身分に釣り合う妃が必要でしょう。わたくしをその候補としてご検討くださいませ」
「王女殿下!」
まさか、こんなところでいきなりそんな話が始まるなんて思っていなかったので、頭を殴られたような衝撃を受けた。アルが襲撃された後、このドガイで僕と離れてダンジョンに潜っているときに色仕掛けをされたとは聞いていたけど、アルから聞くのと目の前で見るのでは大違いだ。しかも相手は王女様だ。司祭様たちが止めようとしてくれているけど、王女様相手では実力行使もできないようで、今すぐ帰るようにただ口で言うだけだ。
「アレックス様、神獣様のご加護を受けるその血を残すことが大切ではありませんこと? そのためにはそちらの少年では叶いませんわ」
「今すぐ俺の前から消えろ」
お姫様に言われた言葉を理解する前に、アルは僕の肩を抱くとその場から離れるように歩きだした。馬車に向かっているので、このまま帰るつもりのようだ。
後ろからお姫様のアルを引き留める声が聞こえるけど、アルは無視している。司祭様たちが今すぐ孤児院を出ていくよう要求しているのに対して、お姫様のお付きの人が無礼だと怒っているのも聞こえる。そのやり取りに子どもたちが不安な顔をしているから、こんなところで騒動を起こさないでほしい。
「アル、子どもたちに剣を教えてあげるんじゃなかったの?」
「中止だ」
「でも、みんな楽しみにしてるって聞いたよ」
「ユウ、今日は帰ろう。俺にとっては、何よりもユウが大切なんだ。だから、そんな顔をしないでくれ」
アルがとても心配そうに僕の顔を覗き込んでいるけど、僕はどんな顔をしているのだろう。
モクリークよりも身分を気にするドガイでは、孤児院出身の子は仕事を見つけにくい。そんな環境だからこそ、冒険者として成功し、神獣の契約者となったアルの存在は孤児院の子たちにとって励みだ。
アルは生まれてから成人するまでずっとミダの孤児院で生活していた。王都に来てからすぐに面倒を見てくれる冒険者パーティーに入れてもらえたけど、それがなければしばらく王都の孤児院に住まわせてもらって、冒険者の仕事でお金を貯める予定だったそうだ。だから、王都の孤児院にも下見に行ったことがあるらしい。
教会の馬車でサリュー司祭様とツェルト助祭様と一緒に孤児院を訪ねると、子どもたちが並んで出迎えてくれた。
ちなみにリネはどこかで遊んでいる。さすがにアルも一緒に来てほしいとは言わなかった。子どもとリネの組み合わせは、予想外のことが起きそうで、アルも司教様たちも無理にお願いしないほうがいいと判断したのだ。
「しんじゅうのけいやくしゃさま、こんにちは」
「こんにちは」
この孤児院の責任者である司祭様が、アルがわざわざ孤児院を訪れてくれたのだと説明しているけど、子どもたちは正直だ。アルよりも、大きな白いオオカミであるブランのほうに興味を持っている。言いつけを守って並んでいるけど、許可が出たらブランに突撃しそうだ。
案の定、アルが子どもたちを遊びに誘うと、半分の子どもはアルと一緒に走り回り始めたが、半分はブランに駆け寄ってきた。
「こら、やめなさい!」
「司祭様、かまいませんので」
「ですが……」
子どもたちには強い従魔ということになっているけれど、ブランの正体を知る司祭様はブランに飛びつく子どもたちを止めようと必死だ。そんな光景を見ながら、ツェルト助祭様がサリュー司祭様にモクリークでも同じなのだと説明している。
「子どもは大きな動物が好きですからね。モクリークでも人気ですよ」
「怖いもの知らずですねえ」
ブランの正体を知っているからそういう発言になるのは分かるけど、ブランは子どもには優しい。いや、優しいというのとは少し違って、子どもはそういうものだと思っているから気にしていない、というのが正しいのだろう。
ブランに抱き着いている小さな子の手を、耳は引っ張らないでねとそっと外すと、僕の指を握ってにっこり笑ってくれた。可愛いなあ。でもお鼻が出てるから、かもうね。近くにいる世話係の助祭様を見ると、ティッシュを持ってきてくれたので後は任せよう。
孤児院には小さな子から成人したての子までいるけれど、今アルと走り回ったり、ブランに突撃したりしているのは、僕の感覚では小学生以下だ。そろそろ成人が近い子たちは、少し離れたところで走り回る子どもを見守っていて、ときどき転んだ子を助けたりしている。
この後、冒険者を目指している子たちはアルから剣を習うことになっているので、大きい子たちはそこでアルに話しかけるつもりなのかもしれない。とても楽しみに、昨日も遅くまで訓練していたのだと世話係の助祭様が教えてくれた。
大きい子たちを見ていると、女の子と一緒にドレスを着た女性がいることに気づいた。貴族のように見えるが、孤児院の支援者かもしれない。この場にいるのが珍しいなと思いながら見ていると、目が合った。向こうも僕と目が合ったことに気づいて、こちらへと歩き始めた。僕の視線を追って、そのことに気づいたサリュー司祭様が、眉間にしわを寄せている。
「ユウさん、あちらは隣国ソントの王女殿下です。今日は訪問を断るように言っていたのですが、申し訳ございません」
「いえ……」
「中央教会へお戻りになりますか?」
どうしよう。逃げたいけど、ここで逃げ出すわけにもいかない。きっと僕が帰れば、アルも孤児院訪問を切り上げてしまうだろう。そうなれば、子どもたちががっかりする。僕がどうするか決められないうちに、近寄ってくる王女様に気づいて、ブランが僕の足元に起き上がった。それにつられて、ブランに触れていた子どもたちも周りを見回し、王女様に気づくと話しかけた。
「おひめさま、ごほんをよんでください」
「みなさん、後で読みますから、少し待ってくださいね」
子どもたちが懐いているということは、悪い人ではないのだろう。いまさら逃げられないので、挨拶だけはしようと思い、その場に立ち上がり顔をあげた。俯いてはいけないという、サジェルの言葉を思い出して、背筋を伸ばす。僕の前にはサリュー司祭様が、横にはツェルト助祭様がいてくれるから、大丈夫。
「王女殿下。ここは現在立ち入り禁止です。お帰りください」
「貴方がアイテムボックス保持者ね」
「はい。ユウです。初めまして」
他の国の王族に挨拶するときの礼儀なんて教わっていないから、あたりさわりのない挨拶をしたけど、それがお付きの人の気に障ったようだ。姫様がわざわざ声をかけたのに無礼だと怒っているけど、だったら声をかけないでほしい。僕は王族に頭を下げなくてもいいはずなのだ。
不安でアルを探すと、子どもたちとの遊びを中断してすぐ近くまで来てくれていた。
「ユウ、どうした? 何かされたのか?」
「アレックス様、お初にお目にかかります。ソント王国第二王女のリーシェラと申します。アレックス様にはその身分に釣り合う妃が必要でしょう。わたくしをその候補としてご検討くださいませ」
「王女殿下!」
まさか、こんなところでいきなりそんな話が始まるなんて思っていなかったので、頭を殴られたような衝撃を受けた。アルが襲撃された後、このドガイで僕と離れてダンジョンに潜っているときに色仕掛けをされたとは聞いていたけど、アルから聞くのと目の前で見るのでは大違いだ。しかも相手は王女様だ。司祭様たちが止めようとしてくれているけど、王女様相手では実力行使もできないようで、今すぐ帰るようにただ口で言うだけだ。
「アレックス様、神獣様のご加護を受けるその血を残すことが大切ではありませんこと? そのためにはそちらの少年では叶いませんわ」
「今すぐ俺の前から消えろ」
お姫様に言われた言葉を理解する前に、アルは僕の肩を抱くとその場から離れるように歩きだした。馬車に向かっているので、このまま帰るつもりのようだ。
後ろからお姫様のアルを引き留める声が聞こえるけど、アルは無視している。司祭様たちが今すぐ孤児院を出ていくよう要求しているのに対して、お姫様のお付きの人が無礼だと怒っているのも聞こえる。そのやり取りに子どもたちが不安な顔をしているから、こんなところで騒動を起こさないでほしい。
「アル、子どもたちに剣を教えてあげるんじゃなかったの?」
「中止だ」
「でも、みんな楽しみにしてるって聞いたよ」
「ユウ、今日は帰ろう。俺にとっては、何よりもユウが大切なんだ。だから、そんな顔をしないでくれ」
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