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番外編
treatment7~捕まえた
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腫れあがった頬と疲れた表情は単純に可哀想で、すぐにでも楽にしてやりたいと三嶌は思った。
「あのぉ!私、お薬もらいに来ただけなので、その……」
困ったように涙目になって逃げ腰になった百合を見たときに本音は、腕を掴んで院長室に閉じ込めてそのまま襲い掛かろうかと思ったがなんとか言葉で繋ぎとめた。
「帰さない」
そう言ったら百合が腰を抜かしてしまい、それには三嶌も予想外で驚いていた。しかも自分に殺されると叫ぶ。我慢できなくて声を上げて笑ってしまうと、桃瀬も百合も目を丸くして見つめてきた。
自分でも驚いた。こんな風に人前で笑ったことなどないのだから。
「まだ死にたくないとかじゃなくてここで死にたくないというか、いやでももうこんな非現実な世界で死ねるのはむしろ幸せなのかもしれないんですけど、でも……先生に人殺しの罪はきせたくないし、先生がそれでもし逮捕されたりしたらどうしようって……」
百合の心の声が駄々洩れで聞いてるだけで三嶌も心の中で笑いが止まらず興奮だけが増してくる。
(ここで死にたくないなら俺の腕の中で死ねばいいじゃないか、喜んで受け入れてあげよう。逮捕されるようなことがあってもその前に自分も後を追えば済むだけの話だ、彼女が心配することはなにもなくなる、問題ない)
三嶌も死ぬことに躊躇がなさそうだった。
「気持ちを待とうと思っていたけど、僕の方が待てなくなった」
百合は患者だ。
しかも歯医者を怖がって、とても怯えていた。まだ三嶌本人を見つめるほどの余裕は持っていないだろう、そう思っていたから治療経過を見つつゆっくりと百合の脳内に自分を侵食させていけばいいと思っていた。
言ったセリフは本音だった。
待つつもりだった、百合が抜歯を覚悟出来た時にはきっと三嶌自身を受け入れたときだろうと思っていたから。
「死ぬ覚悟があるくらいなら大丈夫、僕が全部受け止めて今抱えている痛みを全部取ってあげる。覚悟を決めようか?」
百合はその言葉に頬を染めて頷いた。
この時、三嶌は決めた。覚悟を決めた百合に自分も覚悟を決めようと。三嶌の覚悟は犯罪者になる覚悟だったが百合がそれを知るわけがない。知らない方が幸せなこと、それは確かにある。
「あのぉ!私、お薬もらいに来ただけなので、その……」
困ったように涙目になって逃げ腰になった百合を見たときに本音は、腕を掴んで院長室に閉じ込めてそのまま襲い掛かろうかと思ったがなんとか言葉で繋ぎとめた。
「帰さない」
そう言ったら百合が腰を抜かしてしまい、それには三嶌も予想外で驚いていた。しかも自分に殺されると叫ぶ。我慢できなくて声を上げて笑ってしまうと、桃瀬も百合も目を丸くして見つめてきた。
自分でも驚いた。こんな風に人前で笑ったことなどないのだから。
「まだ死にたくないとかじゃなくてここで死にたくないというか、いやでももうこんな非現実な世界で死ねるのはむしろ幸せなのかもしれないんですけど、でも……先生に人殺しの罪はきせたくないし、先生がそれでもし逮捕されたりしたらどうしようって……」
百合の心の声が駄々洩れで聞いてるだけで三嶌も心の中で笑いが止まらず興奮だけが増してくる。
(ここで死にたくないなら俺の腕の中で死ねばいいじゃないか、喜んで受け入れてあげよう。逮捕されるようなことがあってもその前に自分も後を追えば済むだけの話だ、彼女が心配することはなにもなくなる、問題ない)
三嶌も死ぬことに躊躇がなさそうだった。
「気持ちを待とうと思っていたけど、僕の方が待てなくなった」
百合は患者だ。
しかも歯医者を怖がって、とても怯えていた。まだ三嶌本人を見つめるほどの余裕は持っていないだろう、そう思っていたから治療経過を見つつゆっくりと百合の脳内に自分を侵食させていけばいいと思っていた。
言ったセリフは本音だった。
待つつもりだった、百合が抜歯を覚悟出来た時にはきっと三嶌自身を受け入れたときだろうと思っていたから。
「死ぬ覚悟があるくらいなら大丈夫、僕が全部受け止めて今抱えている痛みを全部取ってあげる。覚悟を決めようか?」
百合はその言葉に頬を染めて頷いた。
この時、三嶌は決めた。覚悟を決めた百合に自分も覚悟を決めようと。三嶌の覚悟は犯罪者になる覚悟だったが百合がそれを知るわけがない。知らない方が幸せなこと、それは確かにある。
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