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エピソード1
とまどいの一カ月③
ご飯を食べて時計を見たらもう21時前で、もう別れないと行けないのかと心の中で少し落ち込んでいたら久世さんがお会計を済ませて戻ってきた。
「ほんとにいいんですか?ご馳走になって」
「いいよ?そんな大した金額じゃない」
「すみません、お言葉に甘えます。ご馳走さまでした」
「いい食いっぷりでした」
笑われて顔が赤くなる。
「なんかすみません、美味しすぎて」
「よく食べる子、好きだよ」
サラッと言われて卒倒しかける。二人になると柔らかい雰囲気を出してくれるけど、なんとなくまだ上司と部下感が抜けない。そんな気持ちを久世さんも感じているのか。店を出たら「ねぇ」と声をかけられて同時に手を繋がれた。
「……家、来ない?」
その言葉の意味がわからないほど幼くないけど、それを容易に想像できるほど経験が豊富ではない。
「……」
すぐに言葉にできない私にフッと笑うと「無理しなくていいよ」と優しく言ってくれた。
(無理とかじゃなくて)
頭の中では色々言えるのに言葉にならない。首を横に振ると久世さんがジッと見つめてくる。
「まだ、一緒に……いたい、です」
素直な気持ちを吐き出した。
久世さんの住むマンションは私の最寄駅より3つ手前であまり降りたことのない駅だった。
「わぁ、なんかお洒落なお店いっぱいある!」
キョロキョロしているとクイッと引っ張られた。
「他所見してると危ない」
「あ、あそこケーキ屋さん?可愛い」
「だから、前見て」
「ごめんなさい」
はしゃぎすぎてしまっている。恥ずかしいしかない。それでもどこか照れ隠しだってある。食事をして手を繋いで歩く道のり……それだけでもう胸がときめくんだから。
「あんまりこの駅降りたことなかったから。すごい素敵なお店いっぱい並んでますね」
「そう?あんまり立ち寄らないからわかんないけど」
「ええ?もったいない」
「開いてる時間に通らないしね」
(ワーカーホリックの現実……)
「じゃあこれから私が色々立ち寄っていきますね」
深く考えずに言ってしまってからハッとした。
(なんか今のこれからしょっちゅう来ますみたいに聞こえる。厚かましい!)
頭の中でグルグルしていたら優しく見つめられていた。その視線を恐る恐る見つめ返したら言ってくるのだ。
「そうして?」
――破壊力がやばい。
(私、これからこの後持つのだろうか。すでにキャパは超えかけている気がする)
マンションは五階建ての三階だという。私の住む所とは全然違うシックな建物。かっこいい人は住んでるところもカッコいいものなのだろうか。家賃も高そうである。
「なに?行くよ?」
見上げて足が止まるから久世さんに腕を引っ張られてなんとか前に進む。
「なんか、そんなに珍しいのある?」
キョロキョロばかりするからだろう、田舎者みたいな私に久世さんがおかしそうに笑っている。
「だって、なんかやっぱり私とは住む世界が違うみたいな感じがして」
「世界って。めっちゃ同じところに生きてるけど」
「いや、どこがですか?素敵な人は素敵な街で素敵な家に住んでて素敵なことしかないって感じじゃないですか?」
「そお?ただの最寄駅でいつも通る時は街灯しかついてないただの一本道で帰ってもほぼ寝るだけみたいな家。素敵な要素なんにも感じない、つまんないよ、俺の世界なんか別に」
仕事人間にはそうなるのか、そんな風に言われるのは悲しい。いや、悲しいというのは久世さんみたいな人が自分をつまらないと言ってしまうことで。
(そんなことあるわけないのに)
「なら……これからは、私がつまらないって思う時に一緒にいれたらいいな」
ガチャ、と鍵が開いて扉が開かれた。
「どうぞ」
背中を押されて久世さんのプライベートに踏み込んだ。
―――
駅から家までの道を歩く時、終始楽しそうにキョロキョロする彼女は可愛くて。
それと同時に危なっかしくて自然と手を引いた。普段は本当に周りをあまり見ずに歩いていたんだと今になって思う。店が開いている時間に歩かないのも本当だけれどこんなに店が並んでいたのかと思うのは普段なにも周りを見ていない証拠だろう。ほとほと興味がなかったのだと気付かされる。
「じゃあこれから私が色々立ち寄っていきますね」
そう微笑む彼女に釘付けになった。”これから”そう告げる言葉がなんとなく胸に沁みた。
マンションに着いてもいちいち驚いて一向に進んでこないから仕方なく引っ張り、なんとか玄関まで連れてくる。素敵という言葉を連呼するから少し呆れてきて、彼女は俺を美化しすぎているのではないか?そんな不安に襲われる。自分がいかに外の世界に興味がなくて仕事しかしてないつまらない人間か伝えると幻滅されるかな、そう思っていたら彼女がつぶやいた。
「なら……これからは、私がつまらないって思う時に一緒にいれたらいいな」
(なんだろう、この気持ちは)
ざわざわとした、今まで感じなかった気持ちが胸の中を駆け巡った。それが落ち着かなくてなのになぜか無性に心地よくて。扉を開けて彼女の背中に触れた瞬間衝動的に感じる気持ちがあった。
(抱きたい)
誘った時に下心があったのは本音だけれど別にいきなりする気もなかった。
彼女の気持ちもあるし上司と部下として始まった関係もいきなり崩せるとも思わなかった、けれど。
「あ……」
入った瞬間彼女が発した言葉に息が止まる。
「久世さんの匂いがする」
そんなことを恥ずかしそうに言うから理性が切れかける。
(小悪魔なのか?)
警戒心が強いくせにいきなり無防備な一面を見せて戸惑う。計算?打算?ただの天然?どれも当たりそうでどれも違うような。
(いきなり振り回されてる……)
そう思った。彼女のコロコロ変わる表情に、発言に俺自身が戸惑う。
「お邪魔します」
靴を揃えて入る彼女。キチンとしてるのも普段からそうなのだなと些細な行動でみえてくる。特に面白いものはないはずだけど、やっぱりキョロキョロしていると動きが止まった。
「久世さん、これなんですか?」
彼女が目に止めたのはティッシュ箱よりは小さい長方形の家電。
「スピーカー、Bluetoothで飛ばせる。電源押してみて」
言われる通り電源を押す彼女のそばで携帯を操作してアプリから音楽を選んだ。
「ジャズ……好きなんですか?」
「結構聞く。母親が好きで」
「実は私もジャズ好きです、そんなに詳しくないけど……ベタだけどOver the rainbowとか好き」
彼女が好きと言う曲を選んで流すと微笑んだ。
「すごーい、今こんなスピーカーあるんですね」
「そんな新しいヤツじゃないよ、それ」
「でもいいな、音楽がある暮らし」
聴き慣れた曲なのに彼女と聴くと新鮮に響くから不思議だ。
「この曲好きになったのも映画キッカケなんですけど。ヒューマン映画と思ってみたらしっかり恋愛映画で。蓋を開けたら人種差別がテーマでした」
思い出すように彼女が話し出す。
「黒人女性が主人公で、白人男性と気持ちは惹かれ合うのに周りが批判して。魚と鳥が恋をしたらどこに巣を作るの?ってセリフがあるんです。あのセリフ、高校生だった私には衝撃的だったな。ひと同士なのに生き物の存在として違うのかって。人種差別の重さをそこで初めて知った気がしました。でも、案外世の中って差別なことばっかりですよね」
「……魚と鳥が恋をしたら魚鳥になるんだって、入手可能なありとあらゆる組み合わせで歌い続けて、歌って自分を産み出す」
「……え?」
「昔、本で読んだな。われらが歌う時、って知らない?」
問うと首を横に振った。
「白人作家が書いたユダヤ人物理学者と黒人歌手が恋をする話。音楽を通じて時間や家族をつなぐ絆となれるのか……自分の曲を、自分の歌を生み出して生きようって話かな」
彼女の大きな瞳が真っ直ぐ見つめるからそれを見つめ返す。
「俺たちは魚と鳥でもないし、差別されるほど違った世界に生きていないよ。同じ空間で、お互いのプライドがあって今を生きてる」
指が勝手に頬に触れていた。
「なりたい自分になればいいよ。周りなんか気にしないで」
差別の話は結局また派遣に結び付けているんだろう。どれだけ仕事を与えても、彼女が悩んできた錘を簡単には取ってやれない。自分でつけた錘は自分で外していくしかないのはわかっている。でも外せないなら俺がそれをといてやる……といて、やりたい。
「久世さんは……」
触れた指に彼女の手が重なった。
「私のことをどうする気ですか?」
「え?」
「なんでも、わかっちゃうんですか?」
見つめる大きな瞳が揺らいで潤みだした。
「久世さんに、隠し事ってできない気がします」
そう笑う顔は妙に色っぽくて。熱を孕んだ潤む瞳で見つめられて、なにをわかれというのか。
「なに考えてるか……全然わかんないけど」
そんな瞳で俺を見てなにを考えているのか。ただ素直に見つめているのか、試しているのか。
(ダメだ、我慢できそうにない)
触れてただけの指先をずらして首裏を掴んで引き寄せる。
「んっ」
くちびるを重ねると彼女の息ごと飲み込んだ。
「ほんとにいいんですか?ご馳走になって」
「いいよ?そんな大した金額じゃない」
「すみません、お言葉に甘えます。ご馳走さまでした」
「いい食いっぷりでした」
笑われて顔が赤くなる。
「なんかすみません、美味しすぎて」
「よく食べる子、好きだよ」
サラッと言われて卒倒しかける。二人になると柔らかい雰囲気を出してくれるけど、なんとなくまだ上司と部下感が抜けない。そんな気持ちを久世さんも感じているのか。店を出たら「ねぇ」と声をかけられて同時に手を繋がれた。
「……家、来ない?」
その言葉の意味がわからないほど幼くないけど、それを容易に想像できるほど経験が豊富ではない。
「……」
すぐに言葉にできない私にフッと笑うと「無理しなくていいよ」と優しく言ってくれた。
(無理とかじゃなくて)
頭の中では色々言えるのに言葉にならない。首を横に振ると久世さんがジッと見つめてくる。
「まだ、一緒に……いたい、です」
素直な気持ちを吐き出した。
久世さんの住むマンションは私の最寄駅より3つ手前であまり降りたことのない駅だった。
「わぁ、なんかお洒落なお店いっぱいある!」
キョロキョロしているとクイッと引っ張られた。
「他所見してると危ない」
「あ、あそこケーキ屋さん?可愛い」
「だから、前見て」
「ごめんなさい」
はしゃぎすぎてしまっている。恥ずかしいしかない。それでもどこか照れ隠しだってある。食事をして手を繋いで歩く道のり……それだけでもう胸がときめくんだから。
「あんまりこの駅降りたことなかったから。すごい素敵なお店いっぱい並んでますね」
「そう?あんまり立ち寄らないからわかんないけど」
「ええ?もったいない」
「開いてる時間に通らないしね」
(ワーカーホリックの現実……)
「じゃあこれから私が色々立ち寄っていきますね」
深く考えずに言ってしまってからハッとした。
(なんか今のこれからしょっちゅう来ますみたいに聞こえる。厚かましい!)
頭の中でグルグルしていたら優しく見つめられていた。その視線を恐る恐る見つめ返したら言ってくるのだ。
「そうして?」
――破壊力がやばい。
(私、これからこの後持つのだろうか。すでにキャパは超えかけている気がする)
マンションは五階建ての三階だという。私の住む所とは全然違うシックな建物。かっこいい人は住んでるところもカッコいいものなのだろうか。家賃も高そうである。
「なに?行くよ?」
見上げて足が止まるから久世さんに腕を引っ張られてなんとか前に進む。
「なんか、そんなに珍しいのある?」
キョロキョロばかりするからだろう、田舎者みたいな私に久世さんがおかしそうに笑っている。
「だって、なんかやっぱり私とは住む世界が違うみたいな感じがして」
「世界って。めっちゃ同じところに生きてるけど」
「いや、どこがですか?素敵な人は素敵な街で素敵な家に住んでて素敵なことしかないって感じじゃないですか?」
「そお?ただの最寄駅でいつも通る時は街灯しかついてないただの一本道で帰ってもほぼ寝るだけみたいな家。素敵な要素なんにも感じない、つまんないよ、俺の世界なんか別に」
仕事人間にはそうなるのか、そんな風に言われるのは悲しい。いや、悲しいというのは久世さんみたいな人が自分をつまらないと言ってしまうことで。
(そんなことあるわけないのに)
「なら……これからは、私がつまらないって思う時に一緒にいれたらいいな」
ガチャ、と鍵が開いて扉が開かれた。
「どうぞ」
背中を押されて久世さんのプライベートに踏み込んだ。
―――
駅から家までの道を歩く時、終始楽しそうにキョロキョロする彼女は可愛くて。
それと同時に危なっかしくて自然と手を引いた。普段は本当に周りをあまり見ずに歩いていたんだと今になって思う。店が開いている時間に歩かないのも本当だけれどこんなに店が並んでいたのかと思うのは普段なにも周りを見ていない証拠だろう。ほとほと興味がなかったのだと気付かされる。
「じゃあこれから私が色々立ち寄っていきますね」
そう微笑む彼女に釘付けになった。”これから”そう告げる言葉がなんとなく胸に沁みた。
マンションに着いてもいちいち驚いて一向に進んでこないから仕方なく引っ張り、なんとか玄関まで連れてくる。素敵という言葉を連呼するから少し呆れてきて、彼女は俺を美化しすぎているのではないか?そんな不安に襲われる。自分がいかに外の世界に興味がなくて仕事しかしてないつまらない人間か伝えると幻滅されるかな、そう思っていたら彼女がつぶやいた。
「なら……これからは、私がつまらないって思う時に一緒にいれたらいいな」
(なんだろう、この気持ちは)
ざわざわとした、今まで感じなかった気持ちが胸の中を駆け巡った。それが落ち着かなくてなのになぜか無性に心地よくて。扉を開けて彼女の背中に触れた瞬間衝動的に感じる気持ちがあった。
(抱きたい)
誘った時に下心があったのは本音だけれど別にいきなりする気もなかった。
彼女の気持ちもあるし上司と部下として始まった関係もいきなり崩せるとも思わなかった、けれど。
「あ……」
入った瞬間彼女が発した言葉に息が止まる。
「久世さんの匂いがする」
そんなことを恥ずかしそうに言うから理性が切れかける。
(小悪魔なのか?)
警戒心が強いくせにいきなり無防備な一面を見せて戸惑う。計算?打算?ただの天然?どれも当たりそうでどれも違うような。
(いきなり振り回されてる……)
そう思った。彼女のコロコロ変わる表情に、発言に俺自身が戸惑う。
「お邪魔します」
靴を揃えて入る彼女。キチンとしてるのも普段からそうなのだなと些細な行動でみえてくる。特に面白いものはないはずだけど、やっぱりキョロキョロしていると動きが止まった。
「久世さん、これなんですか?」
彼女が目に止めたのはティッシュ箱よりは小さい長方形の家電。
「スピーカー、Bluetoothで飛ばせる。電源押してみて」
言われる通り電源を押す彼女のそばで携帯を操作してアプリから音楽を選んだ。
「ジャズ……好きなんですか?」
「結構聞く。母親が好きで」
「実は私もジャズ好きです、そんなに詳しくないけど……ベタだけどOver the rainbowとか好き」
彼女が好きと言う曲を選んで流すと微笑んだ。
「すごーい、今こんなスピーカーあるんですね」
「そんな新しいヤツじゃないよ、それ」
「でもいいな、音楽がある暮らし」
聴き慣れた曲なのに彼女と聴くと新鮮に響くから不思議だ。
「この曲好きになったのも映画キッカケなんですけど。ヒューマン映画と思ってみたらしっかり恋愛映画で。蓋を開けたら人種差別がテーマでした」
思い出すように彼女が話し出す。
「黒人女性が主人公で、白人男性と気持ちは惹かれ合うのに周りが批判して。魚と鳥が恋をしたらどこに巣を作るの?ってセリフがあるんです。あのセリフ、高校生だった私には衝撃的だったな。ひと同士なのに生き物の存在として違うのかって。人種差別の重さをそこで初めて知った気がしました。でも、案外世の中って差別なことばっかりですよね」
「……魚と鳥が恋をしたら魚鳥になるんだって、入手可能なありとあらゆる組み合わせで歌い続けて、歌って自分を産み出す」
「……え?」
「昔、本で読んだな。われらが歌う時、って知らない?」
問うと首を横に振った。
「白人作家が書いたユダヤ人物理学者と黒人歌手が恋をする話。音楽を通じて時間や家族をつなぐ絆となれるのか……自分の曲を、自分の歌を生み出して生きようって話かな」
彼女の大きな瞳が真っ直ぐ見つめるからそれを見つめ返す。
「俺たちは魚と鳥でもないし、差別されるほど違った世界に生きていないよ。同じ空間で、お互いのプライドがあって今を生きてる」
指が勝手に頬に触れていた。
「なりたい自分になればいいよ。周りなんか気にしないで」
差別の話は結局また派遣に結び付けているんだろう。どれだけ仕事を与えても、彼女が悩んできた錘を簡単には取ってやれない。自分でつけた錘は自分で外していくしかないのはわかっている。でも外せないなら俺がそれをといてやる……といて、やりたい。
「久世さんは……」
触れた指に彼女の手が重なった。
「私のことをどうする気ですか?」
「え?」
「なんでも、わかっちゃうんですか?」
見つめる大きな瞳が揺らいで潤みだした。
「久世さんに、隠し事ってできない気がします」
そう笑う顔は妙に色っぽくて。熱を孕んだ潤む瞳で見つめられて、なにをわかれというのか。
「なに考えてるか……全然わかんないけど」
そんな瞳で俺を見てなにを考えているのか。ただ素直に見つめているのか、試しているのか。
(ダメだ、我慢できそうにない)
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「んっ」
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