56 / 75
後日談
プロポーズのそのあとは……②
しおりを挟む
「それより結婚式どうだった?」
え?と振り向くと誠くんがこめかみにキスを落としてきた。
「なんか思った?」
それは、自分のことに置き換えてってことだろうか。
「……素敵、だったよ。どっちかっていうと派手な結婚式だったかな。ふーちゃんも、すごい綺麗だったし……感動した」
「そっか」
それ以上何も言わない。
「誠くん、は?その、結婚式……とか考えてる?」
「俺?いや、あんまり。てか、結婚式は女の子のもんでしょ?千夏次第じゃないの?」
「私の……したいようにしたらいいってこと?」
「基本はね」
(そうなんだ……)
「でもなぁ……」
「え?」
「――いや、なんでもない。具体的な話するときでいいよ。それよりこっちのが大事」
「ぁっ……」
そう言って手が身体を弄りだす。結局話はうやむやのまま私はまた誠くんの手の快楽に落ちていった。
一緒に暮らすようになっても時間差で出勤するのは相変わらずだ。誠くんは別にいいのにと言うけれど私がどうしても人目を気にしてしまっていた。
「菱田さん?」
名前を呼ばれて振り向くと風間さんがいた。
「風間さん?え、この駅なんですか?」
「最近越してきたんです、近くて便利だし」
(あんまり知り合いに会う機会がなかったからめちゃくちゃ油断してた)
「そうなんですね。私も……なんです」
嘘はついていない。
「こないだね、ツレ達で悟たちの結婚式のDVD作ろうってなってて。写真集めてるんですけど、菱田さん、史華ちゃんの写真撮ってません?」
「ありますよ、いっぱい撮ったし」
「本当に?良かったらデータもらえません?史華ちゃん単体があんまりなくって」
「いいですよ」
「助かった、じゃあライン交換してもらってもいいかな」
これが間違いだったと後で気づくのだけど、その時はふーちゃんの事で深く考えてなかった。風間さんと何気なくライン交換してふーちゃんの写真を送ればそれで終わりと思っていたらとんでもない。風間さんから何気ないラインがたびたび入るようになったのだ。
(なに?なんなの~めっちゃめんどい~)
二次会で色々話をして好きな本とかの趣味が結構似てて盛り上がった。その本の話や作家の話、昔見た映画の話、なんだか返信しにくいな、みたいな内容ではないんだけど、無駄に会話が続くようなラインで正直困る。もともとマメな方じゃないし、なにより好きでもない人とやり取りする意味が分からない。しかも風間さんは友達でもなんでもない、ただ職場が同じ人なだけだ。
「……めんど」
思わず声に出る。
「え?」
パソコンをたたいていた誠くんが私に振り返る。
「……ううん、なんでもない」
一瞬言いかけたけど、なんとなく誤魔化した。別にラインなんか最悪無視したらいい、そう思っていたものの……。
(朝に同じ電車~)
「おはよう」
「おはようございます~」
作り笑いも疲れてきた。ウッチーの同期だけあってノリが似てる。でもウッチーと違うのは仕事での絡みが一切ないと言う事だ。ウッチーも馴れ馴れしいな、と思うことはあるけれどあれで仕事しているときは結構真面目だ。自分のキャラを作って場を和ませているのかなと思う。でも風間さんのことはわからない。仕事場で少しでも人間性を感じられるものがあれば話は少し変わったかもしれないが今のところ親しくなったと思ってぐいぐい来る距離感掴めない人という印象しかない。
(とどのつまり――無理です)
日に日に心の距離は開くのに風間さんは詰めてきている気がしないでもない。
「例のDVDができたから今度新居に持っていくことになったんだけど、史華ちゃんから連絡きてない?」
「あ~、なんか土曜でした?」
「そうそう!菱田さんも来れるよね?」
「う、うーん、まだ返事は……「史華ちゃんには親しい人がいないから菱田さんが来てくれたら馴染みやすくていいんじゃないかな。人数も俺以外に三人しかいないし」
「あ~、そうなんですね」
(ふーちゃんの名前を出されると断りづらい。実際ふーちゃんにもよかったら来てと頼まれている)
どうしよう……数日悶々と迷いながら日だけが過ぎていた。週末の夜、誠くんが声を上げた。
「やべ、忘れた!最悪」
「どうしたの?」
「デスクにUSB忘れた、しまったー。データ見れん、クソー、今晩仕上げてメールで送ろうと思ってたのに会社行かないとダメじゃんかー」
「明日?会社行くの?」
「その予定じゃなかったんだけど。しまったー、めんどいな」
あーあ、とマウスを動かしつつ肘をついた姿にキュンとした。
(仕事してる姿が一番好きなんだよな、私……)
「誠くん……」
「ん?」
「明日会社行くなら私も出かけていい?ふーちゃんのお家に行ってきていいかな」
「……いいよ?むしろ休みなのに俺がごめん。全然予定入れてくれていいし、なんで?」
この時一瞬言おうかと思った。胸の中に詰まり出した悶々を、ちょっと困ってるっていう気持ちを。でも――。
(言ったところでな……)
「うーん、なんか……誘われて」
「乗り気じゃないの?」
「ふーちゃんには会いたい」
「うん?」
どれも言葉にしにくくて、それでもモヤモヤ悶々が消化されるわけでもない。誠くんが目の前にいたらたまらなくなって抱きついた。
「抱っこ……して」
「ええ、なに?」
笑いながらも言う通り抱きしめてくれるから胸が締め付けられる。誠くんはこんな私を見て何かを察しているのかもしれない。それでもあえて何も聞かない。聞いてこない。きっと、私から話すのを待っているんだろう、そう思うけど。
なにかを――風間さんに言われたわけじゃない。あの距離の詰め方に違和感は感じても勘違いと言われたらそれまでだ。私が勝手に不快感を抱いているから余計そう思うのかもしれない。
(勘違い?思い込みすぎ?)
ただの私の自意識過剰なだけかもしれない、変なことを考えるのはやめよう、誠くんに余計な心配もかけたくないし、誤解も与えたくない。そう思って誠くんには何も言わず、明日の返事をふーちゃんと風間さんに連絡した。
―――
友達の家に行くのにため息ばかりついてどこか乗り気じゃなさそうにも見える。
(なにか揉めてるのだろうか?)
大学からの友達というのだから仲はいいんだろうけど、なにかあったのかもしれない。そうは思っても本人の口からなにも聞かされない以上友達のことに突っ込むのもと聞かずにいた。
土曜の朝、千夏が先に家を出て俺も昼前に出社すると珍しく森山に会った。
「あれぇ?お前も出勤?」
「そのセリフそのまま返すわ」
「もしや案件一緒じゃねぇの?製造のか?」
「ああ、でも俺はデータ持っていくだけ。USB事務所に忘れたから家でできんくてわざわざ休出だよ」
事業部の森山は同期の中で一番に課長に出世している。体育会系で体もでかいし声もでかい、がさつそうに見えるけど頭は柔軟で仕事のミスなんか絶対しない、対応力と人望もあるし人に対してびっくりするほど優しい。そんな森山がめずらしく苛ついた声を出した。
「製造の若手がなかなか育たねぇからダメだ……とばっちりだよ」
「それはご苦労さん」
(ん?製造……)
「若手って?」
「第一と第二だよ。今俺んところがそこのヘルプに入ってるんだけどさ。なーんかまだ学生気分が抜けてないのかねぇ。ホウレンソウも雑だし、仕事の詰めがあめぇーんだよ。さすがに苛つくわ。俺らがあれくらいの頃もっと仕事必死でやってたけどなぁー時代かねぇ」
「……何年目のやつら?」
「三年?四年?そんなもんか?」
内田の同期あたりてことは例の風間もいるのかな、とぼやっと考える。森山は俺や佐藤よりよっぽど指導熱心だし、純粋に後輩を育てる気持ちが強い。その森山がこうも呆れるのなら大した仕事はしていないのだろう。
「育てば楽になるんだから頑張れよ」
「育てばな。育ったらどっかいっちまうんだよなー」
それは一理ある。そのまま森山と別れて事務所に行くと部長がいた。
(最悪)
「お疲れ様です」
「……おう、久世。お前も休出か?」
「まぁ、そんな感じです」
「そりゃご苦労さん」
(千夏と結婚するならこの人に報告しないとなんだよなぁ……重)
結局小一時間ほど仕事をしてしまい、キリがないので目的だけ済ませて事務所を出た。遅くなった昼メシを軽く食べて本屋に寄ってから帰ったらまさかの千夏が帰宅していて驚いた。
「あれ?早くない?」
「……」
「千夏?」
「どうしよう」
少し青ざめた顔で千夏がソファに顔を伏せた。
「なに?怖いんだけど…なんかあった?」
「誠くん……」
「……はい」
「ごめんなさい」
千夏がリビングで土下座して謝った。
え?と振り向くと誠くんがこめかみにキスを落としてきた。
「なんか思った?」
それは、自分のことに置き換えてってことだろうか。
「……素敵、だったよ。どっちかっていうと派手な結婚式だったかな。ふーちゃんも、すごい綺麗だったし……感動した」
「そっか」
それ以上何も言わない。
「誠くん、は?その、結婚式……とか考えてる?」
「俺?いや、あんまり。てか、結婚式は女の子のもんでしょ?千夏次第じゃないの?」
「私の……したいようにしたらいいってこと?」
「基本はね」
(そうなんだ……)
「でもなぁ……」
「え?」
「――いや、なんでもない。具体的な話するときでいいよ。それよりこっちのが大事」
「ぁっ……」
そう言って手が身体を弄りだす。結局話はうやむやのまま私はまた誠くんの手の快楽に落ちていった。
一緒に暮らすようになっても時間差で出勤するのは相変わらずだ。誠くんは別にいいのにと言うけれど私がどうしても人目を気にしてしまっていた。
「菱田さん?」
名前を呼ばれて振り向くと風間さんがいた。
「風間さん?え、この駅なんですか?」
「最近越してきたんです、近くて便利だし」
(あんまり知り合いに会う機会がなかったからめちゃくちゃ油断してた)
「そうなんですね。私も……なんです」
嘘はついていない。
「こないだね、ツレ達で悟たちの結婚式のDVD作ろうってなってて。写真集めてるんですけど、菱田さん、史華ちゃんの写真撮ってません?」
「ありますよ、いっぱい撮ったし」
「本当に?良かったらデータもらえません?史華ちゃん単体があんまりなくって」
「いいですよ」
「助かった、じゃあライン交換してもらってもいいかな」
これが間違いだったと後で気づくのだけど、その時はふーちゃんの事で深く考えてなかった。風間さんと何気なくライン交換してふーちゃんの写真を送ればそれで終わりと思っていたらとんでもない。風間さんから何気ないラインがたびたび入るようになったのだ。
(なに?なんなの~めっちゃめんどい~)
二次会で色々話をして好きな本とかの趣味が結構似てて盛り上がった。その本の話や作家の話、昔見た映画の話、なんだか返信しにくいな、みたいな内容ではないんだけど、無駄に会話が続くようなラインで正直困る。もともとマメな方じゃないし、なにより好きでもない人とやり取りする意味が分からない。しかも風間さんは友達でもなんでもない、ただ職場が同じ人なだけだ。
「……めんど」
思わず声に出る。
「え?」
パソコンをたたいていた誠くんが私に振り返る。
「……ううん、なんでもない」
一瞬言いかけたけど、なんとなく誤魔化した。別にラインなんか最悪無視したらいい、そう思っていたものの……。
(朝に同じ電車~)
「おはよう」
「おはようございます~」
作り笑いも疲れてきた。ウッチーの同期だけあってノリが似てる。でもウッチーと違うのは仕事での絡みが一切ないと言う事だ。ウッチーも馴れ馴れしいな、と思うことはあるけれどあれで仕事しているときは結構真面目だ。自分のキャラを作って場を和ませているのかなと思う。でも風間さんのことはわからない。仕事場で少しでも人間性を感じられるものがあれば話は少し変わったかもしれないが今のところ親しくなったと思ってぐいぐい来る距離感掴めない人という印象しかない。
(とどのつまり――無理です)
日に日に心の距離は開くのに風間さんは詰めてきている気がしないでもない。
「例のDVDができたから今度新居に持っていくことになったんだけど、史華ちゃんから連絡きてない?」
「あ~、なんか土曜でした?」
「そうそう!菱田さんも来れるよね?」
「う、うーん、まだ返事は……「史華ちゃんには親しい人がいないから菱田さんが来てくれたら馴染みやすくていいんじゃないかな。人数も俺以外に三人しかいないし」
「あ~、そうなんですね」
(ふーちゃんの名前を出されると断りづらい。実際ふーちゃんにもよかったら来てと頼まれている)
どうしよう……数日悶々と迷いながら日だけが過ぎていた。週末の夜、誠くんが声を上げた。
「やべ、忘れた!最悪」
「どうしたの?」
「デスクにUSB忘れた、しまったー。データ見れん、クソー、今晩仕上げてメールで送ろうと思ってたのに会社行かないとダメじゃんかー」
「明日?会社行くの?」
「その予定じゃなかったんだけど。しまったー、めんどいな」
あーあ、とマウスを動かしつつ肘をついた姿にキュンとした。
(仕事してる姿が一番好きなんだよな、私……)
「誠くん……」
「ん?」
「明日会社行くなら私も出かけていい?ふーちゃんのお家に行ってきていいかな」
「……いいよ?むしろ休みなのに俺がごめん。全然予定入れてくれていいし、なんで?」
この時一瞬言おうかと思った。胸の中に詰まり出した悶々を、ちょっと困ってるっていう気持ちを。でも――。
(言ったところでな……)
「うーん、なんか……誘われて」
「乗り気じゃないの?」
「ふーちゃんには会いたい」
「うん?」
どれも言葉にしにくくて、それでもモヤモヤ悶々が消化されるわけでもない。誠くんが目の前にいたらたまらなくなって抱きついた。
「抱っこ……して」
「ええ、なに?」
笑いながらも言う通り抱きしめてくれるから胸が締め付けられる。誠くんはこんな私を見て何かを察しているのかもしれない。それでもあえて何も聞かない。聞いてこない。きっと、私から話すのを待っているんだろう、そう思うけど。
なにかを――風間さんに言われたわけじゃない。あの距離の詰め方に違和感は感じても勘違いと言われたらそれまでだ。私が勝手に不快感を抱いているから余計そう思うのかもしれない。
(勘違い?思い込みすぎ?)
ただの私の自意識過剰なだけかもしれない、変なことを考えるのはやめよう、誠くんに余計な心配もかけたくないし、誤解も与えたくない。そう思って誠くんには何も言わず、明日の返事をふーちゃんと風間さんに連絡した。
―――
友達の家に行くのにため息ばかりついてどこか乗り気じゃなさそうにも見える。
(なにか揉めてるのだろうか?)
大学からの友達というのだから仲はいいんだろうけど、なにかあったのかもしれない。そうは思っても本人の口からなにも聞かされない以上友達のことに突っ込むのもと聞かずにいた。
土曜の朝、千夏が先に家を出て俺も昼前に出社すると珍しく森山に会った。
「あれぇ?お前も出勤?」
「そのセリフそのまま返すわ」
「もしや案件一緒じゃねぇの?製造のか?」
「ああ、でも俺はデータ持っていくだけ。USB事務所に忘れたから家でできんくてわざわざ休出だよ」
事業部の森山は同期の中で一番に課長に出世している。体育会系で体もでかいし声もでかい、がさつそうに見えるけど頭は柔軟で仕事のミスなんか絶対しない、対応力と人望もあるし人に対してびっくりするほど優しい。そんな森山がめずらしく苛ついた声を出した。
「製造の若手がなかなか育たねぇからダメだ……とばっちりだよ」
「それはご苦労さん」
(ん?製造……)
「若手って?」
「第一と第二だよ。今俺んところがそこのヘルプに入ってるんだけどさ。なーんかまだ学生気分が抜けてないのかねぇ。ホウレンソウも雑だし、仕事の詰めがあめぇーんだよ。さすがに苛つくわ。俺らがあれくらいの頃もっと仕事必死でやってたけどなぁー時代かねぇ」
「……何年目のやつら?」
「三年?四年?そんなもんか?」
内田の同期あたりてことは例の風間もいるのかな、とぼやっと考える。森山は俺や佐藤よりよっぽど指導熱心だし、純粋に後輩を育てる気持ちが強い。その森山がこうも呆れるのなら大した仕事はしていないのだろう。
「育てば楽になるんだから頑張れよ」
「育てばな。育ったらどっかいっちまうんだよなー」
それは一理ある。そのまま森山と別れて事務所に行くと部長がいた。
(最悪)
「お疲れ様です」
「……おう、久世。お前も休出か?」
「まぁ、そんな感じです」
「そりゃご苦労さん」
(千夏と結婚するならこの人に報告しないとなんだよなぁ……重)
結局小一時間ほど仕事をしてしまい、キリがないので目的だけ済ませて事務所を出た。遅くなった昼メシを軽く食べて本屋に寄ってから帰ったらまさかの千夏が帰宅していて驚いた。
「あれ?早くない?」
「……」
「千夏?」
「どうしよう」
少し青ざめた顔で千夏がソファに顔を伏せた。
「なに?怖いんだけど…なんかあった?」
「誠くん……」
「……はい」
「ごめんなさい」
千夏がリビングで土下座して謝った。
16
あなたにおすすめの小説
憧れのお姉さんは淫らな家庭教師
馬衣蜜柑
恋愛
友達の恋バナに胸を躍らせる教え子・萌音。そんな彼女を、美咲は優しく「大人の身体」へと作り替えていく。「ねえ萌音ちゃん、お友達よりも……気持ちよくしてあげる」眼鏡の家庭教師が教えるのは、教科書には載っていない「女同士」の極上の溶け合い方。
女性向け百合(レズビアン)R18小説。男性は出てきません。
俺様上司に今宵も激しく求められる。
美凪ましろ
恋愛
鉄面皮。無表情。一ミリも笑わない男。
蒔田一臣、あたしのひとつうえの上司。
ことあるごとに厳しくあたしを指導する、目の上のたんこぶみたいな男――だったはずが。
「おまえの顔、えっろい」
神様仏様どうしてあたしはこの男に今宵も激しく愛しこまれているのでしょう。
――2000年代初頭、IT系企業で懸命に働く新卒女子×厳しめの俺様男子との恋物語。
禁断溺愛
流月るる
恋愛
親同士の結婚により、中学三年生の時に湯浅製薬の御曹司・巧と義兄妹になった真尋。新しい家族と一緒に暮らし始めた彼女は、義兄から独占欲を滲ませた態度を取られるようになる。そんな義兄の様子に、真尋の心は揺れ続けて月日は流れ――真尋は、就職を区切りに彼への想いを断ち切るため、義父との養子縁組を解消し、ひっそりと実家を出た。しかし、ほどなくして海外赴任から戻った巧に、その事実を知られてしまう。当然のごとく義兄は大激怒で真尋のマンションに押しかけ、「赤の他人になったのなら、もう遠慮する必要はないな」と、甘く淫らに懐柔してきて……? 切なくて心が甘く疼く大人のエターナル・ラブ。
ちょっと大人な物語はこちらです
神崎 未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な短編物語集です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
氷の上司に、好きがバレたら終わりや
naomikoryo
恋愛
──地方から本社に異動してきた29歳独身OL・舞子。
お調子者で明るく、ちょっとおせっかいな彼女の前に現れたのは、
“氷のように冷たい”と社内で噂される40歳のイケメン上司・本庄誠。
最初は「怖い」としか思えなかったはずのその人が、
実は誰よりもまっすぐで、優しくて、不器用な人だと知ったとき――
舞子の中で、恋が芽生えはじめる。
でも、彼には誰も知らない過去があった。
そして舞子は、自分の恋心を隠しながら、ゆっくりとその心の氷を溶かしていく。
◆恋って、“バレたら終わり”なんやろか?
◆それとも、“言わな、始まらへん”んやろか?
そんな揺れる想いを抱えながら、仕事も恋も全力投球。
笑って、泣いて、つまずいて――それでも、前を向く彼女の姿に、きっとあなたも自分を重ねたくなる。
関西出身のヒロイン×無口な年上上司の、20話で完結するライト文芸ラブストーリー。
仕事に恋に揺れるすべてのOLさんたちへ。
「この恋、うちのことかも」と思わず呟きたくなる、等身大の恋を、ぜひ読んでみてください。
ドSでキュートな後輩においしくいただかれちゃいました!?
春音優月
恋愛
いつも失敗ばかりの美優は、少し前まで同じ部署だった四つ年下のドSな後輩のことが苦手だった。いつも辛辣なことばかり言われるし、なんだか完璧過ぎて隙がないし、後輩なのに美優よりも早く出世しそうだったから。
しかし、そんなドSな後輩が美優の仕事を手伝うために自宅にくることになり、さらにはずっと好きだったと告白されて———。
美優は彼のことを恋愛対象として見たことは一度もなかったはずなのに、意外とキュートな一面のある後輩になんだか絆されてしまって……?
2021.08.13
Sweet Healing~真摯な上司の、その唇に癒されて~
汐埼ゆたか
恋愛
絶え間なく溢れ出る涙は彼の唇に吸い取られ
慟哭だけが薄暗い部屋に沈んでいく。
その夜、彼女の絶望と悲しみをすくい取ったのは
仕事上でしか接点のない上司だった。
思っていることを口にするのが苦手
地味で大人しい司書
木ノ下 千紗子 (きのした ちさこ) (24)
×
真面目で優しい千紗子の上司
知的で容姿端麗な課長
雨宮 一彰 (あまみや かずあき) (29)
胸を締め付ける切ない想いを
抱えているのはいったいどちらなのか———
「叫んでも暴れてもいい、全部受け止めるから」
「君が笑っていられるなら、自分の気持ちなんてどうでもいい」
「その可愛い笑顔が戻るなら、俺は何でも出来そうだよ」
真摯でひたむきな愛が、傷付いた心を癒していく。
**********
►Attention
※他サイトからの転載(2018/11に書き上げたものです)
※表紙は「かんたん表紙メーカー2」様で作りました。
※※この物語はフィクションです。登場する人物・団体・名称等は架空であり、実在のものとは関係ありません。
Home, Sweet Home
茜色
恋愛
OL生活7年目の庄野鞠子(しょうのまりこ)は、5つ年上の上司、藤堂達矢(とうどうたつや)に密かにあこがれている。あるアクシデントのせいで自宅マンションに戻れなくなった藤堂のために、鞠子は自分が暮らす一軒家に藤堂を泊まらせ、そのまま期間限定で同居することを提案する。
亡き祖母から受け継いだ古い家での共同生活は、かつて封印したはずの恋心を密かに蘇らせることになり・・・。
☆ 全19話です。オフィスラブと謳っていますが、オフィスのシーンは少なめです 。「ムーンライトノベルズ」様に投稿済のものを一部改稿しております。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる