『天使』にも『悪魔』の顔がある

双葉 陽菜

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最終章

柏原穂波Said

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《続いてはいよいよみなさんお待ちかね!シックスターのみなさんです!》

司会者の声で会場が歓声に包まれる。

榛名や有馬とかの名前も聞こえるけどやっぱり1番は双葉雛の名前が1番多く飛び交っていた。

私と里緒菜はいまステージ天井にいる。E-girlsが終わってすぐここに登ってきて、ステージ真ん中のライトのネジを緩めた。
そして、歓声にかき消されてほとんど聞こえないアナウンスとともに曲が流れるとだんだん静かになった。
そして有馬から歌い始める。

2番の歌詞が始まったとき私は里緒菜に言った。

「いよいよ里緒菜がこの学校のトップになるんだね」

里緒菜「そう考えるとドキドキしちゃう」

落とすのは2番のサビのとき。理由はそのときに双葉がセンターに立つからだ。

そして、予定通り双葉がセンターに来たときだった。突然双葉の斜め後ろにいた香月が双葉の腕を引いた。

ガッシャァァァァンッ!パリンッ!

雛「いたっ!…ったぁ…」

悠・和音「ヒナ!」

悠「ヒナ、大丈夫か?」

雛「ん…へーき」

いきなり腕を引かれた双葉はよろけて香月の中に倒れたがそのときに割れたライトの破片が双葉の腕に刺さった。

その時になぜか香月がこっちを見ていた。

まさか…なぜ?

その時私たちはステージの端っこに避けていたのに香月は私たちがいる場所を睨んできた。
そのまま双葉はシックスターみんなと保健室に言ってしまった。当然講堂はざわざわする。予餞会実行委員が片付けを始める。

数分後、シックスターは何事もなかったかのように戻ってきて再びステージを再開させた。
悔しかった。まさかこの計画が外れるなんて…まさか榛名ならまだしも、香月に気づかれるとは思ってなかった。

そのままあたしたちは階段席に戻った。

《続いては3年生から在校生へのメッセージです》

アナウンスとともにスクリーンが降りてきて映し出された映像にあたしと里緒菜は絶句した。

里緒菜「え…」

穂波「うそ…でしょ?」

そんな…里緒菜が犬飼に迫ったこと…なんで…
もしかしてこれ仕掛けたの…双葉?
でも、双葉ならありえる。なんせ双葉は犬飼と近い存在だ。犬飼が双葉に告げ口すれば双葉は絶対使うに違いない。やられた…
でもあたしたちに対する悲劇はこれだけでなく、あたしたちが整形していたという横断幕が降りてみんながフロアに降りてみたがり、さらにはどこからそんなことを聞いたのかあたしの家が暴力団ということもビラによって暴露されてしまった。

あたしは我を忘れて双葉を引きずり下ろして思いっきり掴み上げたけど意図も簡単に犬飼と水篠に止められてしまった。
こいつら5人はほんとに邪魔だ。あたしたちの計画をことごとくこいつらが阻止していく。

作り物とすぐにわかる笑顔の双葉にビラを集めなくていいのか聞かれたけどまずは双葉に1発食らわさないと気が済まない。でもここでやったら大沙汰だ。なら人気のないところでやるのが確実だ。だからあたしは双葉を資料室に来るよう伝えた。







でもこれが間違いだったのかもしれない。
まさか…あんなことまで掴んでるなんてこの時は思いもしなかった。



穂波said END
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