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四章
四章② 無法魔術師は見抜いている
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公園を出てすぐに路面馬車を捕まえた僕たちは、そのまま一直線に自治警察署に向かうことになった。
森から自治警察署までの距離を考えればそうなるだろうことは予想できていたが、それはつまり、狭い客席にヘソを曲げたライラと押し込められるということでもある。
馬車に揺られている間、僕は悟りでも開くつもりで随分と長いことライラの背中をさすっていたが、彼女がわざとらしく僕の顔の前に頬を突きつけてきて、それがキスをしろという合図であることに僕が気づくまで、彼女の機嫌がなおることはなかった。
ともあれ、自治警察署ではすでにアレス・R・フランチェスカの取調の準備ができているらしく、ライラに先導されて取調室のあるフロアまで向かうと、なんと2番と記された取調室の扉の前にトーマスが立っていた。
トーマスと顔を合わせるのはいつぞやの取調もどき以来だが、あれから彼がどう扱われて何をどのように吹聴したかまでは分からない。
「あ、おまえ!」
ただ、少なくともトーマスは僕の顔を見るなりそれなりにご立腹のようだった。
彼に自分の立場や評価を考慮する知能があればド真面目に『逃げられました』などという報告をしたりはしないだろうが、それでも不安要素は取り除いておくべきだろう。
僕はトーマスが余計なことを口走る前にすばやく彼の懐に飛び込むと、ポケットから金貨を取り出して彼の胸ポケットに忍ばせる。
「あの日、僕たちはつつがなく取調を終えた。そうだよね?」
「お、おう? そ、そうだったな。はっは、あのときは何もなかったなぁ」
「どうしかしたのか?」
ライラが露骨に訝しむような視線を向けてくるが、僕たちは互いに顔を見合わせて力強く頷き合うと、爽やかな笑顔で応じる。
「いや、なんでもないよ」
「被疑者は中で待機中だ。プラウナス准尉、予定どおり、君に取調を任せて問題ないか?」
「は、はい」
「では、よろしく頼んだぞ」
トーマスはそれだけ言い残すと、軽い足どりで廊下の向こうに消えていった。話の分かる男でよかった。
ともあれ、僕たちは取調室に入ると、奥側のパイプ椅子に行儀よく座って机の上をぼんやりと見つめているアレスと対面する。
僕からすれば見張りもいない取調室で大人しく担当刑事を待っているなんて考えられない所業だし、見張りをつけない自治警察側の能天気さにも同じくらい呆れていた。
わざわざ自首してきたくらいだから逃げたりはしないという判断なのかもしれないが、もし自首そのものが彼女の単なる気まぐれだったらどうするつもりなのか。
まあ、アレスが噂どおりの実力を持つ魔術師ならば脱走を試みられた時点で見張りをつけていたところ無意味だろうし、最初からそれを考慮して最低限の人員しか配置しなかったと好意的な判断をすることもできなくはないが……。
「アレス、本当にあなたが……?」
開口一番、手前側のパイプ椅子に腰を下ろしながらライラが訊いた。
「ええ、あのときは嘘をついてごめんなさい」
アレスは昨日と同じように机の端をじっと見つめたまま、ほんの少しだけ口の端に笑みを浮かべてそう答えた。
その笑みがどんな感情に由来するものかは見当もつかないが、少なくとも悲壮感に満ちたライラの顔が愉快だったからというわけではないのだろう。
「よければ、犯行当時の話を聞かせてもらえないかな」
「あ、おい……」
ライラは静止してきたが、それは無視して僕が訊く。
アレスが自首したことにも今この場で薄い笑みを浮かべていることにも釈然としないものがあって、そういった気分のまま黙っていられるほど僕は行儀のいいタイプではなかった。
「あの日、ハワードさんを食事に誘ったんです」
視線はそのままに、ポツリとアレスが言った。
「あんな遅い時間に?」
「はい。少し予定があるから、それが終わったら食事をしようと」
「何処で食事をしたの?」
「実際に食事はしていません。会ったその場で殺すつもりでしたから」
「そんな……」
ライラが絶句している。
前にも思ったが、たぶん彼女に刑事は向いていない。
「わたし、教師としての仕事になかなか慣れなくて、ストレスが溜まっていたんです。それなのに彼はわたしの気持ちも知らずにしつこく誘ってきて……」
「それで、彼を殺した?」
「はい」
「実際にどうやって殺したのかを、聞かせてほしいな」
「えっ……?」
その質問は想定していなかったのか、アレスの顔色が変わった。
ライラも僕の意図が掴めていないようで、訝しげな視線を送ってきている。
もうそちらは無視することにして、僕はひたすら机の端を睨み続けるアレスに告げる。
「ジョンソンさんは魔術で殺されていた。でも、魔力紋が鑑定できないような最低限の魔力で彼を殺していたんだ。おそらく鑑識の鑑定を逃れるためだろうね。でも、いったいどんな術式を使えばそんなことができたんだろう」
「アテナ……?」
そこでようやくライラも僕の狙いに気づきはじめたようだ。
余計な水を差されても面倒なので、ライラには僕に任せるよう目配せをしておく。
「それは……」
アレスは顔こそ上げなかったが、その瞳は明らかに動揺に揺れていた。
僕は言葉を続ける。
「彼の胸部から残留魔力が感知されたことだけは分かってるんだ。でも、腑に落ちないことが多くてね……そう、『目立った外傷がなかった』んだ。それなのに、どうして彼は死んでしまったのだろう。まるで、直接心臓の動きをとめたような……」
ライラが何か物言いたげに僕の顔を睨んでいるが、目で制する。
「……それを知ることが、あなたのためになるの?」
気づけばアレスはその顔を上げ、じっと僕の目を見つめていた。
前にも同じことを訊かれた覚えがあるのだが、これは彼女の癖か何かなのだろうか。
まあ、今は気にしないでおくか……。
「もちろん。聞かせてもらえるかな」
僕が応じると、アレスはまた机の上に視線を落として押し黙ってしまった。
その瞳はまるで何かに怯えているかのように揺れ、薄く開かれた唇もよく見るとかすかに震えているように見える。
自首することに躊躇いはなくとも、改めて殺害方法を思い返すとなるさすがに抵抗があるのかもしれない。あるいは――。
「……彼の心臓の動きをとめたの。魔力を彼の体内に直接送り込んで……」
ライラの息を飲む音が聞こえた。
「そんなことができるのかい?」
僕が訊くと、アレスはこちらの顔色でも窺うようにチラチラと上目遣いの視線を向けてきながら、消え入りそうなほど小さな声で語りはじめた。
「心臓の動きは電気的な信号によるものだから、魔術でそれを阻害しただけ。もちろん、実際にそれができる魔術師はかぎられるだろうけど……」
「なるほど。それなら外傷ができないのも納得だ。まさか、そんな高度な魔術が使われていたなんて思わなかったよ。《異界の門》きっての才媛と謳われるだけはあるね」
「……わたしは、別に……」
さすがに嫌味な物言いが過ぎたのか、アレスはいよいよ完全に俯いてしまう。
ライラはさすがに手こそ出してこなかったが、僕を睨むその目は明らかに憤怒の色に染まっていて、状況が状況なら肘鉄くらいは飛んできていたかもしれない。
「ありがとう。とても参考になったよ。次はもう少し楽しい雰囲気で話ができるといいね」
それは本心をそのまま語った言葉だったが、想定どおりに伝わらなかったのか、けっきょくライラは椅子に座ったまま僕の脇腹に思いっきり拳を突き刺してきた。
森から自治警察署までの距離を考えればそうなるだろうことは予想できていたが、それはつまり、狭い客席にヘソを曲げたライラと押し込められるということでもある。
馬車に揺られている間、僕は悟りでも開くつもりで随分と長いことライラの背中をさすっていたが、彼女がわざとらしく僕の顔の前に頬を突きつけてきて、それがキスをしろという合図であることに僕が気づくまで、彼女の機嫌がなおることはなかった。
ともあれ、自治警察署ではすでにアレス・R・フランチェスカの取調の準備ができているらしく、ライラに先導されて取調室のあるフロアまで向かうと、なんと2番と記された取調室の扉の前にトーマスが立っていた。
トーマスと顔を合わせるのはいつぞやの取調もどき以来だが、あれから彼がどう扱われて何をどのように吹聴したかまでは分からない。
「あ、おまえ!」
ただ、少なくともトーマスは僕の顔を見るなりそれなりにご立腹のようだった。
彼に自分の立場や評価を考慮する知能があればド真面目に『逃げられました』などという報告をしたりはしないだろうが、それでも不安要素は取り除いておくべきだろう。
僕はトーマスが余計なことを口走る前にすばやく彼の懐に飛び込むと、ポケットから金貨を取り出して彼の胸ポケットに忍ばせる。
「あの日、僕たちはつつがなく取調を終えた。そうだよね?」
「お、おう? そ、そうだったな。はっは、あのときは何もなかったなぁ」
「どうしかしたのか?」
ライラが露骨に訝しむような視線を向けてくるが、僕たちは互いに顔を見合わせて力強く頷き合うと、爽やかな笑顔で応じる。
「いや、なんでもないよ」
「被疑者は中で待機中だ。プラウナス准尉、予定どおり、君に取調を任せて問題ないか?」
「は、はい」
「では、よろしく頼んだぞ」
トーマスはそれだけ言い残すと、軽い足どりで廊下の向こうに消えていった。話の分かる男でよかった。
ともあれ、僕たちは取調室に入ると、奥側のパイプ椅子に行儀よく座って机の上をぼんやりと見つめているアレスと対面する。
僕からすれば見張りもいない取調室で大人しく担当刑事を待っているなんて考えられない所業だし、見張りをつけない自治警察側の能天気さにも同じくらい呆れていた。
わざわざ自首してきたくらいだから逃げたりはしないという判断なのかもしれないが、もし自首そのものが彼女の単なる気まぐれだったらどうするつもりなのか。
まあ、アレスが噂どおりの実力を持つ魔術師ならば脱走を試みられた時点で見張りをつけていたところ無意味だろうし、最初からそれを考慮して最低限の人員しか配置しなかったと好意的な判断をすることもできなくはないが……。
「アレス、本当にあなたが……?」
開口一番、手前側のパイプ椅子に腰を下ろしながらライラが訊いた。
「ええ、あのときは嘘をついてごめんなさい」
アレスは昨日と同じように机の端をじっと見つめたまま、ほんの少しだけ口の端に笑みを浮かべてそう答えた。
その笑みがどんな感情に由来するものかは見当もつかないが、少なくとも悲壮感に満ちたライラの顔が愉快だったからというわけではないのだろう。
「よければ、犯行当時の話を聞かせてもらえないかな」
「あ、おい……」
ライラは静止してきたが、それは無視して僕が訊く。
アレスが自首したことにも今この場で薄い笑みを浮かべていることにも釈然としないものがあって、そういった気分のまま黙っていられるほど僕は行儀のいいタイプではなかった。
「あの日、ハワードさんを食事に誘ったんです」
視線はそのままに、ポツリとアレスが言った。
「あんな遅い時間に?」
「はい。少し予定があるから、それが終わったら食事をしようと」
「何処で食事をしたの?」
「実際に食事はしていません。会ったその場で殺すつもりでしたから」
「そんな……」
ライラが絶句している。
前にも思ったが、たぶん彼女に刑事は向いていない。
「わたし、教師としての仕事になかなか慣れなくて、ストレスが溜まっていたんです。それなのに彼はわたしの気持ちも知らずにしつこく誘ってきて……」
「それで、彼を殺した?」
「はい」
「実際にどうやって殺したのかを、聞かせてほしいな」
「えっ……?」
その質問は想定していなかったのか、アレスの顔色が変わった。
ライラも僕の意図が掴めていないようで、訝しげな視線を送ってきている。
もうそちらは無視することにして、僕はひたすら机の端を睨み続けるアレスに告げる。
「ジョンソンさんは魔術で殺されていた。でも、魔力紋が鑑定できないような最低限の魔力で彼を殺していたんだ。おそらく鑑識の鑑定を逃れるためだろうね。でも、いったいどんな術式を使えばそんなことができたんだろう」
「アテナ……?」
そこでようやくライラも僕の狙いに気づきはじめたようだ。
余計な水を差されても面倒なので、ライラには僕に任せるよう目配せをしておく。
「それは……」
アレスは顔こそ上げなかったが、その瞳は明らかに動揺に揺れていた。
僕は言葉を続ける。
「彼の胸部から残留魔力が感知されたことだけは分かってるんだ。でも、腑に落ちないことが多くてね……そう、『目立った外傷がなかった』んだ。それなのに、どうして彼は死んでしまったのだろう。まるで、直接心臓の動きをとめたような……」
ライラが何か物言いたげに僕の顔を睨んでいるが、目で制する。
「……それを知ることが、あなたのためになるの?」
気づけばアレスはその顔を上げ、じっと僕の目を見つめていた。
前にも同じことを訊かれた覚えがあるのだが、これは彼女の癖か何かなのだろうか。
まあ、今は気にしないでおくか……。
「もちろん。聞かせてもらえるかな」
僕が応じると、アレスはまた机の上に視線を落として押し黙ってしまった。
その瞳はまるで何かに怯えているかのように揺れ、薄く開かれた唇もよく見るとかすかに震えているように見える。
自首することに躊躇いはなくとも、改めて殺害方法を思い返すとなるさすがに抵抗があるのかもしれない。あるいは――。
「……彼の心臓の動きをとめたの。魔力を彼の体内に直接送り込んで……」
ライラの息を飲む音が聞こえた。
「そんなことができるのかい?」
僕が訊くと、アレスはこちらの顔色でも窺うようにチラチラと上目遣いの視線を向けてきながら、消え入りそうなほど小さな声で語りはじめた。
「心臓の動きは電気的な信号によるものだから、魔術でそれを阻害しただけ。もちろん、実際にそれができる魔術師はかぎられるだろうけど……」
「なるほど。それなら外傷ができないのも納得だ。まさか、そんな高度な魔術が使われていたなんて思わなかったよ。《異界の門》きっての才媛と謳われるだけはあるね」
「……わたしは、別に……」
さすがに嫌味な物言いが過ぎたのか、アレスはいよいよ完全に俯いてしまう。
ライラはさすがに手こそ出してこなかったが、僕を睨むその目は明らかに憤怒の色に染まっていて、状況が状況なら肘鉄くらいは飛んできていたかもしれない。
「ありがとう。とても参考になったよ。次はもう少し楽しい雰囲気で話ができるといいね」
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