15 / 78
【悲報】聖女セシル、ハーブティーでは癒やされない孤独を知る
しおりを挟む
リリスたち三姉妹と勇者一行は殺伐とした野営地を離れ、人里離れた静かな村へと移動していた。村に一軒だけある宿屋の食堂。夕食を終えた後の、穏やかな時間が流れている。リリスたちは魔力を極限まで抑え、角や魔族特有の紋様を隠していた。もともと彼女たちは人間に近い容姿を持つ。安物の旅装に着替えれば、少し目立つ美貌の三姉妹という程度で、村の人々に怪しまれることはなかった。
リリスは今、勇者アラタの使い古されたマントのほころびを丁寧に縫い直していた。甲斐甲斐しく世話を焼くその姿は、もし魔王軍の軍団長たちが見れば、心臓が止まるほど慈愛に満ちていた。
「……あの、勇者様。わたくし、少々うっとうしい女だと思われてはいませんか?」
針を動かす手を止め、リリスは不安げに尋ねた。魔王城では、部下たちはみな彼女の顔色を窺い、機嫌を損ねぬよう平伏していた。誰かの世話を焼くなど、生まれて初めての経験だ。
アラタは驚いたように顔を上げ、穏やかに微笑んだ。
「そんなことないよ。むしろ、こんなに誰かに親身になってもらったことなんて、今まで一度もなかった。なんだかありがたくて……少し照れくさいくらいです」
その言葉に、リリスの胸が小さく跳ねる。
「さようでございますか……。あの、アラタさん」
リリスは言い直そうとして、やはり「勇者様」という呼び方に戻した。魔族にとって「勇者」とは厄災の象徴。だが今のリリスにとって、この呼び方は別の意味を持っていた。彼が背負わされているあまりにも過酷な運命……「世界を救う」という呪いのような重責を、否定するのではなく、敬意を持って受け入れたい。その重荷を知った上で、個人として彼を敬いたい。そんな想いが、この呼び方には込められていた。
「……差し支えなければ、勇者様のご家族は……」
聞きかけて、リリスはハッとした。もし「魔族に殺された」などという答えが返ってきたら、この時間は一瞬で壊れてしまう。己の不用意さに青ざめたが、アラタの口から出たのは別の言葉だった。
「みんな元気にしていると思うよ。祖父母に、父と母、それに姉と、まだ小さな妹と弟。僕が勇者として旅立つことを決めたのは、実は……みんなに仕送りするためなんだ」
「し、仕送り……ですか?」
「そう。田舎で気候も悪くないから、まあ、作物を作ったり、猟や漁をしたりして、食べていく分には困らないけど、妹や弟には、もう少し楽な、それなりの暮らしをしてもらいたいなと思って。リリスさんだって、妹さんたちがいるから、分かるんじゃないかな」
リリスは神妙に頷いた。だが、心の中では激しく動揺していた。
(妹たちの面倒? うーん……考えたこともないわ。今はこうして一緒にいるけど、エルゼもミーナも勝手に生きていくだろうし……)
だが、目の前の青年は、そんな当たり前の家族愛のために、命を懸けて魔王軍という絶望に立ち向かっていたのだ。
「わたしたち魔王軍のせいで、勇者様がたはご苦労なさっていますよね。本当に申し訳ありません」
「いや、そんなことを言ったら、こっちのせいで魔王軍が困っているとも言える。結局、戦争は誰のせいでもないさ。起こる時に起こるものだよ。そうやって、ずうっと歴史が続いてきた。ボクはただ、その中で、役割を与えられた一人に過ぎない」
達観したようなアラタの言葉。だが、リリスは心の中で強く拳を握りしめた。
(歴史の中の一瞬だとしても、わたしは、わたしの幸せをつかむ。それに、この人を、こんな悲しい歴史の中に置いておきたくない……)
「それで、せかしているわけじゃないんだけど……和平交渉って、今後、具体的にどう進めればいいのかな?」
アラタの問いに、リリスは胸を突かれた。アラタはすでに自分の国の王城に使いを送り、講和の可能性を打診している。いざとなれば自ら交渉の場に立つ覚悟もできているのだ。
だが、リリス本人は、まだ父である魔王への正式な報告を止めていた。勇者という男の人となりを確かめるため――というのは、すでに自分に対する言い訳でしかなかった。ただ、こうして彼と一緒にいる時間が愛おしく、和平交渉に伴うであろうゴタゴタから目を背けたくなってしまっていたのだ。
(ああ、なんかもう面倒くさくなってきた……このまま一緒にどこかに駆け落ちでもできたら……)
「……もうしばらく、お待ちください。こちらの準備も整える必要がありますわ」
「待つよ。待つのは得意なんだ。他に何もしなくていいしね」
アラタは冗談めかして言ったあと、少し視線を落として、ボソリと付け加えた。
「それに、こうしてリリスさんといられるし」
リリスは聞こえなかったふりをして、一心不乱に針を動かした。それでも、隠しきれない熱が首筋から耳の裏までを赤く染めていくのを、自分でも止めることができなかった。
〇
別の一角では、エルゼとカイトが暇を持て余していた。
「ヒマですわねえ、カイトさん」
「王に手紙を出してから返信が来るまで多少時間がかかるからな。……ところで、王女様って、普段城で何してるんだ?」
カイトの問いに、エルゼは扇子を広げて得意げに微笑んだ。
「気になりますか?」
「オレもヒマなんだよ」
「そんなに、特別なことはしていませんわ。古文書の研究、高位魔法の演練、軍略指南、戦闘訓練、針仕事、テーブルマナー、コミュニケーション講座などでしょうか」
「……結構忙しいんだな。王女ってのも楽じゃないな」
「もう慣れましたわ」
「あんたも、針仕事やるのか?」
カイトの視線が、エルゼのほっそりとした白い指先に向けられる。
「モチロンです。夫の繕い物は妻がするのは、王家も庶民も同じですわ。……何か、繕うものはありますか? 例えば、下着とか、下着とか、あるいは下着とか」
「なんで下着限定なんだよ!」
カイトが思わず椅子から立ち上がる。
「他意はありませんわ。男子たるもの、戦場で果てる時は身一つ、最後は下着だけになるわけですから。下着だけは綺麗にしておかないと。一番大切な装備ですわ」
「なんで死ぬ前に身ぐるみ剥がされる前提なんだよ!」
〇
一方、宿の中庭では、テオが夜の冷気の中でストイックにトレーニングに励んでいた。それをミーナが、頬杖をついてぼーっと眺めている。
(ああ、ステキ……あの岩のように引き締まった体に、思いっきり抱きしめられたい……そのままプロレス技でもかけられたい……)
トレーニングを終えたテオに、ミーナが駆け寄ってタオルを差し出した。
「ありがとうございます、ミーナ殿」
「わたしのことは呼び捨てにしてください、テオ様」
テオは困ったように眉を下げた。
「それはできません。魔王のご息女を、私のような一介の戦士が呼び捨てになど……」
「じゃあ、結婚したら、呼び捨てにしてくださいね!」
「……っ」
テオは顔を真っ赤にして、小さく頷いた。
〇
そんな三組を遠くから眺めながら、聖女セシルと魔法使いリンは、食堂の隅で静かにハーブティーをすすっていた。セシルの前にあるのは、精神を安定させると評判のラベンダーティーだったが、その香りは今の彼女の苛立ちを何一つ和らげてはいないようだった。
「わたしたち、ここで何してるんだろう……」
「三組のバカップルを見てる」
リンが虚ろな目で答える。
「面白い?」
「面白くないっていう一点を除けば、最高に面白いよ」
セシルは上品な動作でティーカップを置いたが、その指先はわずかに震えていた。
「おかしくない!? あいつらにカノジョができて、わたしたちにカレシがいないって! なんなの!? どうなっているの!? この前までは恋人なんて別にいらなかったけど、持っているヤツらがすぐ近くにいると欲しくてたまらなくなる!」
「でもさ、セシルって、一応『聖女』でしょ?」
「一応じゃないわよ! 聖教会に認められた、正式な『聖女』!」
「だったらさ、恋愛とか戒律で縛られてるんじゃないの?」
「知るか、ンなもん! もしもそうだったら、いつだって『聖女』なんか辞めてやるわよ」
「『聖女』って辞められんの?」
「知るか! あー、男欲しい!」
セシルは、聖女にふさわしからぬギラついた視線で周囲を見た。
リリスは今、勇者アラタの使い古されたマントのほころびを丁寧に縫い直していた。甲斐甲斐しく世話を焼くその姿は、もし魔王軍の軍団長たちが見れば、心臓が止まるほど慈愛に満ちていた。
「……あの、勇者様。わたくし、少々うっとうしい女だと思われてはいませんか?」
針を動かす手を止め、リリスは不安げに尋ねた。魔王城では、部下たちはみな彼女の顔色を窺い、機嫌を損ねぬよう平伏していた。誰かの世話を焼くなど、生まれて初めての経験だ。
アラタは驚いたように顔を上げ、穏やかに微笑んだ。
「そんなことないよ。むしろ、こんなに誰かに親身になってもらったことなんて、今まで一度もなかった。なんだかありがたくて……少し照れくさいくらいです」
その言葉に、リリスの胸が小さく跳ねる。
「さようでございますか……。あの、アラタさん」
リリスは言い直そうとして、やはり「勇者様」という呼び方に戻した。魔族にとって「勇者」とは厄災の象徴。だが今のリリスにとって、この呼び方は別の意味を持っていた。彼が背負わされているあまりにも過酷な運命……「世界を救う」という呪いのような重責を、否定するのではなく、敬意を持って受け入れたい。その重荷を知った上で、個人として彼を敬いたい。そんな想いが、この呼び方には込められていた。
「……差し支えなければ、勇者様のご家族は……」
聞きかけて、リリスはハッとした。もし「魔族に殺された」などという答えが返ってきたら、この時間は一瞬で壊れてしまう。己の不用意さに青ざめたが、アラタの口から出たのは別の言葉だった。
「みんな元気にしていると思うよ。祖父母に、父と母、それに姉と、まだ小さな妹と弟。僕が勇者として旅立つことを決めたのは、実は……みんなに仕送りするためなんだ」
「し、仕送り……ですか?」
「そう。田舎で気候も悪くないから、まあ、作物を作ったり、猟や漁をしたりして、食べていく分には困らないけど、妹や弟には、もう少し楽な、それなりの暮らしをしてもらいたいなと思って。リリスさんだって、妹さんたちがいるから、分かるんじゃないかな」
リリスは神妙に頷いた。だが、心の中では激しく動揺していた。
(妹たちの面倒? うーん……考えたこともないわ。今はこうして一緒にいるけど、エルゼもミーナも勝手に生きていくだろうし……)
だが、目の前の青年は、そんな当たり前の家族愛のために、命を懸けて魔王軍という絶望に立ち向かっていたのだ。
「わたしたち魔王軍のせいで、勇者様がたはご苦労なさっていますよね。本当に申し訳ありません」
「いや、そんなことを言ったら、こっちのせいで魔王軍が困っているとも言える。結局、戦争は誰のせいでもないさ。起こる時に起こるものだよ。そうやって、ずうっと歴史が続いてきた。ボクはただ、その中で、役割を与えられた一人に過ぎない」
達観したようなアラタの言葉。だが、リリスは心の中で強く拳を握りしめた。
(歴史の中の一瞬だとしても、わたしは、わたしの幸せをつかむ。それに、この人を、こんな悲しい歴史の中に置いておきたくない……)
「それで、せかしているわけじゃないんだけど……和平交渉って、今後、具体的にどう進めればいいのかな?」
アラタの問いに、リリスは胸を突かれた。アラタはすでに自分の国の王城に使いを送り、講和の可能性を打診している。いざとなれば自ら交渉の場に立つ覚悟もできているのだ。
だが、リリス本人は、まだ父である魔王への正式な報告を止めていた。勇者という男の人となりを確かめるため――というのは、すでに自分に対する言い訳でしかなかった。ただ、こうして彼と一緒にいる時間が愛おしく、和平交渉に伴うであろうゴタゴタから目を背けたくなってしまっていたのだ。
(ああ、なんかもう面倒くさくなってきた……このまま一緒にどこかに駆け落ちでもできたら……)
「……もうしばらく、お待ちください。こちらの準備も整える必要がありますわ」
「待つよ。待つのは得意なんだ。他に何もしなくていいしね」
アラタは冗談めかして言ったあと、少し視線を落として、ボソリと付け加えた。
「それに、こうしてリリスさんといられるし」
リリスは聞こえなかったふりをして、一心不乱に針を動かした。それでも、隠しきれない熱が首筋から耳の裏までを赤く染めていくのを、自分でも止めることができなかった。
〇
別の一角では、エルゼとカイトが暇を持て余していた。
「ヒマですわねえ、カイトさん」
「王に手紙を出してから返信が来るまで多少時間がかかるからな。……ところで、王女様って、普段城で何してるんだ?」
カイトの問いに、エルゼは扇子を広げて得意げに微笑んだ。
「気になりますか?」
「オレもヒマなんだよ」
「そんなに、特別なことはしていませんわ。古文書の研究、高位魔法の演練、軍略指南、戦闘訓練、針仕事、テーブルマナー、コミュニケーション講座などでしょうか」
「……結構忙しいんだな。王女ってのも楽じゃないな」
「もう慣れましたわ」
「あんたも、針仕事やるのか?」
カイトの視線が、エルゼのほっそりとした白い指先に向けられる。
「モチロンです。夫の繕い物は妻がするのは、王家も庶民も同じですわ。……何か、繕うものはありますか? 例えば、下着とか、下着とか、あるいは下着とか」
「なんで下着限定なんだよ!」
カイトが思わず椅子から立ち上がる。
「他意はありませんわ。男子たるもの、戦場で果てる時は身一つ、最後は下着だけになるわけですから。下着だけは綺麗にしておかないと。一番大切な装備ですわ」
「なんで死ぬ前に身ぐるみ剥がされる前提なんだよ!」
〇
一方、宿の中庭では、テオが夜の冷気の中でストイックにトレーニングに励んでいた。それをミーナが、頬杖をついてぼーっと眺めている。
(ああ、ステキ……あの岩のように引き締まった体に、思いっきり抱きしめられたい……そのままプロレス技でもかけられたい……)
トレーニングを終えたテオに、ミーナが駆け寄ってタオルを差し出した。
「ありがとうございます、ミーナ殿」
「わたしのことは呼び捨てにしてください、テオ様」
テオは困ったように眉を下げた。
「それはできません。魔王のご息女を、私のような一介の戦士が呼び捨てになど……」
「じゃあ、結婚したら、呼び捨てにしてくださいね!」
「……っ」
テオは顔を真っ赤にして、小さく頷いた。
〇
そんな三組を遠くから眺めながら、聖女セシルと魔法使いリンは、食堂の隅で静かにハーブティーをすすっていた。セシルの前にあるのは、精神を安定させると評判のラベンダーティーだったが、その香りは今の彼女の苛立ちを何一つ和らげてはいないようだった。
「わたしたち、ここで何してるんだろう……」
「三組のバカップルを見てる」
リンが虚ろな目で答える。
「面白い?」
「面白くないっていう一点を除けば、最高に面白いよ」
セシルは上品な動作でティーカップを置いたが、その指先はわずかに震えていた。
「おかしくない!? あいつらにカノジョができて、わたしたちにカレシがいないって! なんなの!? どうなっているの!? この前までは恋人なんて別にいらなかったけど、持っているヤツらがすぐ近くにいると欲しくてたまらなくなる!」
「でもさ、セシルって、一応『聖女』でしょ?」
「一応じゃないわよ! 聖教会に認められた、正式な『聖女』!」
「だったらさ、恋愛とか戒律で縛られてるんじゃないの?」
「知るか、ンなもん! もしもそうだったら、いつだって『聖女』なんか辞めてやるわよ」
「『聖女』って辞められんの?」
「知るか! あー、男欲しい!」
セシルは、聖女にふさわしからぬギラついた視線で周囲を見た。
10
あなたにおすすめの小説
【完】あの、……どなたでしょうか?
桐生桜月姫
恋愛
「キャサリン・ルーラー
爵位を傘に取る卑しい女め、今この時を以て貴様との婚約を破棄する。」
見た目だけは、麗しの王太子殿下から出た言葉に、婚約破棄を突きつけられた美しい女性は………
「あの、……どなたのことでしょうか?」
まさかの意味不明発言!!
今ここに幕開ける、波瀾万丈の間違い婚約破棄ラブコメ!!
結末やいかに!!
*******************
執筆終了済みです。
婚約破棄? 私、この国の守護神ですが。
國樹田 樹
恋愛
王宮の舞踏会場にて婚約破棄を宣言された公爵令嬢・メリザンド=デラクロワ。
声高に断罪を叫ぶ王太子を前に、彼女は余裕の笑みを湛えていた。
愚かな男―――否、愚かな人間に、女神は鉄槌を下す。
古の盟約に縛られた一人の『女性』を巡る、悲恋と未来のお話。
よくある感じのざまぁ物語です。
ふんわり設定。ゆるーくお読みください。
「わざわざ始まるまでまたないで、今のうちに手を打ったってよくない?」
イチイ アキラ
恋愛
アスター公爵令嬢エステルは、夢をみる。それは先を映す夢。
ある日、夢をみた。
この国の未来を。
それをアルフレッド王太子に相談する。彼女を愛して止まない婚約者に。
彼は言う。
愛する君とぼくの国のためなら、未来を変えるのも仕方なくない?
悪役令嬢と弟が相思相愛だったのでお邪魔虫は退場します!どうか末永くお幸せに!
ユウ
ファンタジー
乙女ゲームの王子に転生してしまったが断罪イベント三秒前。
婚約者を蔑ろにして酷い仕打ちをした最低王子に転生したと気づいたのですべての罪を被る事を決意したフィルベルトは公の前で。
「本日を持って私は廃嫡する!王座は弟に譲り、婚約者のマリアンナとは婚約解消とする!」
「「「は?」」」
「これまでの不始末の全ては私にある。責任を取って罪を償う…全て悪いのはこの私だ」
前代未聞の出来事。
王太子殿下自ら廃嫡を宣言し婚約者への謝罪をした後にフィルベルトは廃嫡となった。
これでハッピーエンド。
一代限りの辺境伯爵の地位を許され、二人の幸福を願ったのだった。
その潔さにフィルベルトはたちまち平民の心を掴んでしまった。
対する悪役令嬢と第二王子には不測の事態が起きてしまい、外交問題を起こしてしまうのだったが…。
タイトル変更しました。
病弱少年が怪我した小鳥を偶然テイムして、冒険者ギルドの採取系クエストをやらせていたら、知らないうちにLV99になってました。
もう書かないって言ったよね?
ファンタジー
ベッドで寝たきりだった少年が、ある日、家の外で怪我している青い小鳥『ピーちゃん』を助けたことから二人の大冒険の日々が始まった。
「クビにされた俺、幸運スキルでスローライフ満喫中」
チャチャ
ファンタジー
突然、蒼牙の刃から追放された冒険者・ハルト。
だが、彼にはS級スキル【幸運】があった――。
魔物がレアアイテムを落とすのも、偶然宝箱が見つかるのも、すべて彼のスキルのおかげ。
だが、仲間は誰一人そのことに気づかず、無能呼ばわりしていた。
追放されたハルトは、肩の荷が下りたとばかりに、自分のためだけの旅を始める。
訪れる村で出会う人々。偶然拾う伝説級の装備。
そして助けた少女は、実は王国の姫!?
「もう面倒ごとはごめんだ」
そう思っていたハルトだったが、幸運のスキルが運命を引き寄せていく――。
学生時代、私をいじめていた女と一緒に異世界召喚されたけど、無能扱いされた私が実は本物の聖女で、いじめていた女は災厄を呼ぶ魔女でした。
さら
恋愛
いじめていた女と一緒に異世界召喚された私。
聖女として選ばれたのは彼女で、私は無能扱いされ追放された。
だが、辺境の村で暮らす中で気づく。
私の力は奇跡を起こすものではなく、
壊れた世界を“元に戻す”本物の聖女の力だった。
一方、聖女として祭り上げられた彼女は、
人々の期待に応え続けるうち、
世界を歪め、災厄を呼ぶ魔女へと変わっていく――。
【完結】婚約者?勘違いも程々にして下さいませ
リリス
恋愛
公爵令嬢ヤスミーンには侯爵家三男のエグモントと言う婚約者がいた。
先日不慮の事故によりヤスミーンの両親が他界し女公爵として相続を前にエグモントと結婚式を三ヶ月後に控え前倒しで共に住む事となる。
エグモントが公爵家へ引越しした当日何故か彼の隣で、彼の腕に絡みつく様に引っ付いている女が一匹?
「僕の幼馴染で従妹なんだ。身体も弱くて余り外にも出られないんだ。今度僕が公爵になるって言えばね、是が非とも住んでいる所を見てみたいって言うから連れてきたんだよ。いいよねヤスミーンは僕の妻で公爵夫人なのだもん。公爵夫人ともなれば心は海の様に広い人でなければいけないよ」
はて、そこでヤスミーンは思案する。
何時から私が公爵夫人でエグモンドが公爵なのだろうかと。
また病気がちと言う従妹はヤスミーンの許可も取らず堂々と公爵邸で好き勝手に暮らし始める。
最初の間ヤスミーンは静かにその様子を見守っていた。
するとある変化が……。
ゆるふわ設定ざまああり?です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる