【クソ彼氏から離れらんなくて】お帰り、クソ彼氏。

③

『ほらぁ、結局流されちゃう…』
満更でもなさそうに、央未が後ろを振り返ってくる。
「奥まで挿れたい…」
『えぇ～…っン、どうしよっかなぁ…』
イニシアチブは央未に無いに等しいけど
こうやって遊ばせてると、気を良くして
央未の心が開けてくる。

「じゃずっと、このまま？」
『それは…っ、無理でしょ。だっていい加減ムズムズしちゃうし。』

考える余裕なんか与えない。
こうしてる間にも俺は央未の乳首を
優しく愛撫してる。
見てて分かる、物足りなさを感じてるって。
央未が、きゅぅっと眉根を寄せて
もどかしさでどうしようも無くて。

愛撫の方に意識を傾けて少しでも
快楽を味わおうとしてるのが
手に取るように分かってしまう。

「ムズムズするっても、じゃあどうしたら良い？俺は」
分かりきった答えに導きたくて
回り道をさせる自分の意地の悪さに
嫌気がさす。

じわっ、と央未から腰に圧を感じる。
『朔の、迎えにいく…っ、っあ…』
どちらかといえば受け身な性格の央未
にしては頑張ってる方だ。
心に余裕が無かったから、ゴム着けて無いし
中出しすると後々大変だから
やっぱり素股にしとけば良かったか。

自重で、ゆっくりと俺の自身を飲み込もうと
慎重に腰を落とす姿を、じっと見ている。
音も無駄にエロいし、何より央未の腰の
使い方が…ヤバい。

つんと上向きの乳首が、これ以上無いってくらいにしこっててまた苛めたくなる。
「辛い…？大丈夫かよ、央未。」
『っひ…っぐ……ぅ…』
ゆっくりゆっくり沈んでいく。
俺が央未にのまれてく。

萎えもせずにただ、央未の蕾を割り開く。
余裕なんか何一つ残ってない。
足と腰を戦慄かせながら、央未は
根元まで深く埋まった事を確認すると
途端に足腰の力が抜けた様だった。

壊れたおもちゃみたい。
くずおれて、浅い息に溺れながら
央未はキスをせがんでる。

今は出来ないよ、と俺は首を横に振った。
望んでたものを手にした央未は
俺と一緒に揺すられて、ぽかんと開いた
小さな口が何となく可愛かった。

腰を打ち付ける度に、がくがく揺れる
央未の体が頼りなくて今にも壊れそうなのに
とろける様な恍惚とした表情に
目を奪われる。

喘ぎも、どこかズレてて完全に
イクイク病みたいにうわ言を言ってる。

ぶちまけたいなぁ、央未の中に。
1番奥で果てて、俺の一部が央未の
一部と混ざり合えば良いのに。
オナホみたいな扱いだけど、ちゃんと
央未の事は愛してる。

焦る、コレで良かったかな？と果てそうな時は変に気持ちが切羽詰まる。
出したい、けど…もう抜かないと。
1番良い瞬間に、俺は中から自身を
抜き出して央未の太ももに出した。

一気に現実が戻って来る。
萎えた俺のを見て、央未が事後処理を
し始めた。
『朔、たくさん出たね～』
「…痴女みたいな事言う、」
『そう？』
「最近、ますます女が駄目になって来てる。」
『え～？なんでまた』
「知らん。だって、俺は央未好きだし…」

だから、最初からそうだって言ってるのに。
央未は一体いつになったら
俺を完全に信用してくれるんだろう。