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本編
34. 全部ください(2) - リノ
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ジュリさんがベッドのヘッドボードに大きい枕を置いてそこに背中を預けるようにし、膝を立てて座った。
えっと…
俺が困ったような目をしてジュリさんを見ると、ジュリさんが笑って言った。
「ご自由にどうぞ」
なに、その余裕!
「それはさわってもいい、ってこと?」
「はい」
俺は恐る恐る手を伸ばして、厚い胸板に触れた。
ジュリさんの肌は白い。
北の人のせいか、俺より白くてきめが細やかだ。
初めてこんなにまじまじとジュリさんの身体を見る。
みっちりとついた筋肉はまた大きくなっているような気がする。
肌はさわると弾力があった。
指を滑らせる。
乳首は砂漠の砂の色に似ている。
少し照れるけど、そこもさわってみる。
ちょっとびくってした?
かわいい。
「傷がたくさんあるね」
「騎士ですから」
嬉しいな。
ずっと「もう騎士じゃない」と言っていたジュリアス様がご自分を騎士様だと認めていらっしゃる。
俺、すごく嬉しい。
「傷、痛い?」
「治っているものはそうでもないです」
新しい傷もたくさんあった。
そして打撲で青黒く変色しているところも。
俺はそこを避けながら、ジュリさんの身体をさわっていく。
まさぐりながら、首筋に顔を埋めてキスをしたり、肌に唇を滑らしたりした。
たまにぴくっと反応するのがかわいい。
俺はまたジュリさんの唇を貪った。
どうやったら、このドキドキしていたり、胸が痛くなったり、たまらなく好きなことをジュリさんに伝えられるんだろう?
ねぇ、ジュリさんは?
ジュリさんは、どう?
俺のこと、好き?
俺は好き。
欲しいよ、ジュリさんが。
うん、俺、欲情してる。
唇を重ねたまま、手を下に伸ばし、布の上から股間に触れてみる。
あ、勃ってる。
ジュリさんも欲情してる?
と思ったら、唇を離された。
「見たいですか?」
そりゃもちろん。
「うん」
でも、ジュリさんはなぜかもぞもぞしている。
「ジュリさんは、いや?
俺に見られたくない?」
俺がジュリさんの目を見ると、ジュリさんは顔を赤くして少し俯いて言った。
「いや…、リノが萎えるんじゃないかと思って」
「なんで?」
「私が女性でもないし、小さくもかわいらしくもないからです」
ジュリさんには珍しく、小さな声で言った。
俺は膝立ちになって、ジュリさんの頭を抱え込み、額に優しくキスをした。
「俺が好きなのはジュリさんですよ。
そして、ジュリさんがほしい。
全部、ください。
約束したでしょう?」
ジュリさんが俺を抱き寄せ、唇を重ねると俺の口の中をめちゃくちゃにした。
あ、だめ。
そんなにしたら。
それにしても、ジュリさん、キス、上手い…
ジュリさんも大きな手で俺の身体をさわり始めた。
俺の看護をしているときとは違う、熱くてちょっとやらしい触れ方。
俺も熱くなっちゃうよ。
俺はされるがままになっていた。
それでもたまらなくなると、寝衣越しにまたさわってみた。
ん、ジュリさんも欲情している。
そっとズボンの上から手を入れ、そのまま下着の中に侵入し直接さわってみる。
おっきい…
手の感触からしかわからないけれど、硬くて反り返っていた。
あ、俺って大胆なことしてる。
そのまま手を上下に動かしてみる。
「あうっ…?」
突然、ジュリさんが乱暴に俺を突き放したから、唇も離れ、手もズボンから抜けてしまった。
驚いてジュリさんを見ると、少し荒い息をして赤い顔をして俺を見ていた。
俺の動きに驚いたんだ。
「ごめん、驚かせましたか?」
ジュリさんは小さくうなづいた。
「ごめんなさい。
でも、俺、もうたまんない。
ジュリさんが欲しい。
いいですか?」
ジュリさんはまた小さくうなづいて、潔く寝衣のズボンを下着ごと脱いだ。
慌てて、俺も同じようにしてズボンをベッドの下に投げ捨てた。
そして、ジュリさんの腰の下にもう1つの枕を挿し込んだ。
ジュリさんは膝を立てて座ってくれていたけど、閉じたままだった。
ジュリさんは顔を横に背け、俺を見ないようにした。
「…だめだったら、途中でやめてください」
「?」
「そんなにきれいなものではないから」
「まだ言うの、ジュリさん?
もう黙って。
俺に全部ちょうだい」
俺はジュリさんの膝を割って、その間に身体を滑り込ませた。
初めてジュリさんのをまじまじと見た。
これがさっき、俺がさわっていた…
やっぱり大きい…
今度は両手で包むようにさわってみる。
手の中でぴくっとする。
そっと上下に動かす。
ジュリさんの息遣いが変わる。
片手を外して、先に触れてみる。
べとついている。
根元と先を刺激してみる。
時々、ジュリさんの声が漏れる。
あ、もう…
自分のも限界きそう。
俺はジュリさんの先走りで湿った指で、孔の周りに軽く触れた。
爪はインティアに磨かれていた。
「爪で傷つけるなんて、サイテーだから!」
と初日は爪全体を磨かれ、ぴかぴかにされてしまい、恥ずかしかった。
だって、なんだか「ヤル気満々!」って感じじゃん。
それは断ると「かわいいのに」と不満を言いながらも、毎夕、爪の先をやすりで磨かれた。
ひっかけて傷をつけないように。
「ね、指、挿れていい?」
ジュリさんは微かにうなづいた。
俺は一旦ジュリさんから離れ、チェストの引き出しから潤滑油の小瓶を取り出した。
ふわりと優しく甘い官能的な香りが漂う。
オイルを手に取って体温で温める。
これもインティアから教わったこと。
俺は合図のようにジュリさんの膝にキスをすると、オイルでぬるついた指でまずは孔の周りを滑らせた。
ジュリさんがぴくりと反応した。
怖くないからね。
俺はそっと右中指を孔に挿れた。
?!
インティアにさんざん、「最初はきついかもしれないから、くれぐれも無理をしないように!」と言われていたのに、孔は柔らかく第一関節まで簡単に俺の指を呑み込んだ。
俺は顔を上げ、ジュリさんを見た。
ジュリさんは切なそうに眉を寄せていた。
「ジュリさん…?」
「幻滅しましたか?」
ジュリさんはそっと目を閉じて吐き出すように言った。
「以前言ったことがありますが、騎士はキレイ事だけじゃない。
男だけの世界で長期間寝食を共にし、戦場という異常な状況におかれる。
スラークでは騎士になると最初に覚えさせられるのは、礼儀でも剣でもなく性技です。
あの異様な中、狂わずにいるために発散する。
その相手ができるように仕込まれるんです。
俺もそうしてきたし、抱きもし抱かれもしました。
だから、どんな準備が必要か知っているのです」
「それで?
ジュリさんはなにがそんなに不安なの?」
「がっかりさせたんじゃないかと」
「がっかり?
しないよ!
ジュリさんは俺より年上で経験もたくさんあるから、いろいろあったと思うけど」
俺は自分の指を抜くとオイルを足し、再び孔に挿れながら言った。
「ジュリさんがこんなに大変なことを俺のためにしてくれたんだ、ってことがすっごく嬉しい。
準備ってそんなに簡単にできるもんじゃないでしょ?」
インティアが言っていた。
俺がどんなにがっついていても、うまくほぐせなかったら、俺の欲望を何とかして抑え込め!って。
欲望のままに傷つけてはいけない、って。
もちろん、俺はジュリさんが好きで欲しいけど、傷つけるのはしたくない。
だから、すごく抑えているつもり。
これでも。
…でも
俺は中指をぐっと奥まで押し込んだ。
ジュリさんが「うっ」と声をあげる。
「ほら、根元まで入った。
ジュリさんのお陰でこんなにすんなり挿ったよ。
ねぇ、動かしていい?」
ジュリさんの中は柔らかく温かく、そして熱かった。
俺は慎重に指を動かした。
ジュリさんが準備をしてくれていたお陰で、指はスムーズに動いた。
俺は様子を見ながら、オイルを足し、指を増やしていった。
ジュリさんは時々声を上げる。
でも痛そうじゃない。
艶やかな声。
そして萎えてない。
気持ちいいといいな。
入口の辺りまで指を引き抜き、指を曲げるとジュリさんが時々、大きく唸る。
もしかして、いいトコロ、当たってる?
そこを探り当てるのは初めてでは難しいかもしれない、とインティアは言っていた。
偶然でもかすめるくらいでも当たるといいな。
そうやって、俺は指を3本まで増やしていった。
えっと…
俺が困ったような目をしてジュリさんを見ると、ジュリさんが笑って言った。
「ご自由にどうぞ」
なに、その余裕!
「それはさわってもいい、ってこと?」
「はい」
俺は恐る恐る手を伸ばして、厚い胸板に触れた。
ジュリさんの肌は白い。
北の人のせいか、俺より白くてきめが細やかだ。
初めてこんなにまじまじとジュリさんの身体を見る。
みっちりとついた筋肉はまた大きくなっているような気がする。
肌はさわると弾力があった。
指を滑らせる。
乳首は砂漠の砂の色に似ている。
少し照れるけど、そこもさわってみる。
ちょっとびくってした?
かわいい。
「傷がたくさんあるね」
「騎士ですから」
嬉しいな。
ずっと「もう騎士じゃない」と言っていたジュリアス様がご自分を騎士様だと認めていらっしゃる。
俺、すごく嬉しい。
「傷、痛い?」
「治っているものはそうでもないです」
新しい傷もたくさんあった。
そして打撲で青黒く変色しているところも。
俺はそこを避けながら、ジュリさんの身体をさわっていく。
まさぐりながら、首筋に顔を埋めてキスをしたり、肌に唇を滑らしたりした。
たまにぴくっと反応するのがかわいい。
俺はまたジュリさんの唇を貪った。
どうやったら、このドキドキしていたり、胸が痛くなったり、たまらなく好きなことをジュリさんに伝えられるんだろう?
ねぇ、ジュリさんは?
ジュリさんは、どう?
俺のこと、好き?
俺は好き。
欲しいよ、ジュリさんが。
うん、俺、欲情してる。
唇を重ねたまま、手を下に伸ばし、布の上から股間に触れてみる。
あ、勃ってる。
ジュリさんも欲情してる?
と思ったら、唇を離された。
「見たいですか?」
そりゃもちろん。
「うん」
でも、ジュリさんはなぜかもぞもぞしている。
「ジュリさんは、いや?
俺に見られたくない?」
俺がジュリさんの目を見ると、ジュリさんは顔を赤くして少し俯いて言った。
「いや…、リノが萎えるんじゃないかと思って」
「なんで?」
「私が女性でもないし、小さくもかわいらしくもないからです」
ジュリさんには珍しく、小さな声で言った。
俺は膝立ちになって、ジュリさんの頭を抱え込み、額に優しくキスをした。
「俺が好きなのはジュリさんですよ。
そして、ジュリさんがほしい。
全部、ください。
約束したでしょう?」
ジュリさんが俺を抱き寄せ、唇を重ねると俺の口の中をめちゃくちゃにした。
あ、だめ。
そんなにしたら。
それにしても、ジュリさん、キス、上手い…
ジュリさんも大きな手で俺の身体をさわり始めた。
俺の看護をしているときとは違う、熱くてちょっとやらしい触れ方。
俺も熱くなっちゃうよ。
俺はされるがままになっていた。
それでもたまらなくなると、寝衣越しにまたさわってみた。
ん、ジュリさんも欲情している。
そっとズボンの上から手を入れ、そのまま下着の中に侵入し直接さわってみる。
おっきい…
手の感触からしかわからないけれど、硬くて反り返っていた。
あ、俺って大胆なことしてる。
そのまま手を上下に動かしてみる。
「あうっ…?」
突然、ジュリさんが乱暴に俺を突き放したから、唇も離れ、手もズボンから抜けてしまった。
驚いてジュリさんを見ると、少し荒い息をして赤い顔をして俺を見ていた。
俺の動きに驚いたんだ。
「ごめん、驚かせましたか?」
ジュリさんは小さくうなづいた。
「ごめんなさい。
でも、俺、もうたまんない。
ジュリさんが欲しい。
いいですか?」
ジュリさんはまた小さくうなづいて、潔く寝衣のズボンを下着ごと脱いだ。
慌てて、俺も同じようにしてズボンをベッドの下に投げ捨てた。
そして、ジュリさんの腰の下にもう1つの枕を挿し込んだ。
ジュリさんは膝を立てて座ってくれていたけど、閉じたままだった。
ジュリさんは顔を横に背け、俺を見ないようにした。
「…だめだったら、途中でやめてください」
「?」
「そんなにきれいなものではないから」
「まだ言うの、ジュリさん?
もう黙って。
俺に全部ちょうだい」
俺はジュリさんの膝を割って、その間に身体を滑り込ませた。
初めてジュリさんのをまじまじと見た。
これがさっき、俺がさわっていた…
やっぱり大きい…
今度は両手で包むようにさわってみる。
手の中でぴくっとする。
そっと上下に動かす。
ジュリさんの息遣いが変わる。
片手を外して、先に触れてみる。
べとついている。
根元と先を刺激してみる。
時々、ジュリさんの声が漏れる。
あ、もう…
自分のも限界きそう。
俺はジュリさんの先走りで湿った指で、孔の周りに軽く触れた。
爪はインティアに磨かれていた。
「爪で傷つけるなんて、サイテーだから!」
と初日は爪全体を磨かれ、ぴかぴかにされてしまい、恥ずかしかった。
だって、なんだか「ヤル気満々!」って感じじゃん。
それは断ると「かわいいのに」と不満を言いながらも、毎夕、爪の先をやすりで磨かれた。
ひっかけて傷をつけないように。
「ね、指、挿れていい?」
ジュリさんは微かにうなづいた。
俺は一旦ジュリさんから離れ、チェストの引き出しから潤滑油の小瓶を取り出した。
ふわりと優しく甘い官能的な香りが漂う。
オイルを手に取って体温で温める。
これもインティアから教わったこと。
俺は合図のようにジュリさんの膝にキスをすると、オイルでぬるついた指でまずは孔の周りを滑らせた。
ジュリさんがぴくりと反応した。
怖くないからね。
俺はそっと右中指を孔に挿れた。
?!
インティアにさんざん、「最初はきついかもしれないから、くれぐれも無理をしないように!」と言われていたのに、孔は柔らかく第一関節まで簡単に俺の指を呑み込んだ。
俺は顔を上げ、ジュリさんを見た。
ジュリさんは切なそうに眉を寄せていた。
「ジュリさん…?」
「幻滅しましたか?」
ジュリさんはそっと目を閉じて吐き出すように言った。
「以前言ったことがありますが、騎士はキレイ事だけじゃない。
男だけの世界で長期間寝食を共にし、戦場という異常な状況におかれる。
スラークでは騎士になると最初に覚えさせられるのは、礼儀でも剣でもなく性技です。
あの異様な中、狂わずにいるために発散する。
その相手ができるように仕込まれるんです。
俺もそうしてきたし、抱きもし抱かれもしました。
だから、どんな準備が必要か知っているのです」
「それで?
ジュリさんはなにがそんなに不安なの?」
「がっかりさせたんじゃないかと」
「がっかり?
しないよ!
ジュリさんは俺より年上で経験もたくさんあるから、いろいろあったと思うけど」
俺は自分の指を抜くとオイルを足し、再び孔に挿れながら言った。
「ジュリさんがこんなに大変なことを俺のためにしてくれたんだ、ってことがすっごく嬉しい。
準備ってそんなに簡単にできるもんじゃないでしょ?」
インティアが言っていた。
俺がどんなにがっついていても、うまくほぐせなかったら、俺の欲望を何とかして抑え込め!って。
欲望のままに傷つけてはいけない、って。
もちろん、俺はジュリさんが好きで欲しいけど、傷つけるのはしたくない。
だから、すごく抑えているつもり。
これでも。
…でも
俺は中指をぐっと奥まで押し込んだ。
ジュリさんが「うっ」と声をあげる。
「ほら、根元まで入った。
ジュリさんのお陰でこんなにすんなり挿ったよ。
ねぇ、動かしていい?」
ジュリさんの中は柔らかく温かく、そして熱かった。
俺は慎重に指を動かした。
ジュリさんが準備をしてくれていたお陰で、指はスムーズに動いた。
俺は様子を見ながら、オイルを足し、指を増やしていった。
ジュリさんは時々声を上げる。
でも痛そうじゃない。
艶やかな声。
そして萎えてない。
気持ちいいといいな。
入口の辺りまで指を引き抜き、指を曲げるとジュリさんが時々、大きく唸る。
もしかして、いいトコロ、当たってる?
そこを探り当てるのは初めてでは難しいかもしれない、とインティアは言っていた。
偶然でもかすめるくらいでも当たるといいな。
そうやって、俺は指を3本まで増やしていった。
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