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第5話
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何日かは午前か午後に中川さんと一緒にお屋敷を回り、自分にできそうな仕事ややりたい仕事を見つけてはやっていた。
こんなことでいいのか時々恐ろしくなるが、「仕事をしていない!」と叱られることもない。
一番多いのは慣れている薪割りだ。
まだまだ寒いし、このお屋敷では暖炉も使うし、煮炊きもかまどを使うこともあるし、ここで働いている人の多くは住み込みで薪はたくさん必要だ。
今日はシェフの川崎さんの手伝いをした。
じゃがいもの洋風汁物を作るというので、俺は皮をむいた。
うまい、と褒められた。
茹でたいもの裏ごしもやった。
それからは川崎さんのやることを見るしかできなかった。
随分な手間暇をかけるのだ、と感心した。
夜に伯爵様と一緒に飲んだ。
これがあのじゃがいもかと驚くほどうまかった。
伯爵様もほめていらして、当然だと思った。
川崎さんに伝えたいと思った。
藤代さんが「キヨノさんがじゃがいもの皮をむいて、裏ごしをされたんですよ」と言うと伯爵様はにっこりとお笑いになった。
それがあまりのきれいだったので、俺は少しうつむいた。
「キヨノさんはいかがですか。
お口に合いましたか」
「はい、とてもおいしいです。
初めて飲みました。
あんなに手間暇をかけるなんてびっくりしました」
「そうですね、キヨノさんが手間暇かけて作ってくださったんですね」
「わたしは手伝っただけで、川崎さんが作りました」
「ええ、川崎は自慢のシェフですよ。
あとで川崎にもおいしかったと伝えましょう。
キヨノさんは洋風の食事は食べ慣れていらっしゃいませんが、このじゃがいものポタージュは気に入られたようでよかったです。
もっと食べてみてくださいね、川崎の腕はこんなもんじゃありませんよ」
「はい」
伯爵様は満足そうにうなずくと、食事を続けた。
食後はまたそふぁに並んで座り、伯爵様に手を握られながら今日したことや川崎さんの手伝いのことを詳しく聞かれた。
なにが面白いのだろう、と不思議に思うこともあるけど、俺のことが珍しいのかもしれない。
「……ノさん、キヨノさん、大丈夫ですか」
「え」
またうとうとしてしまったらしい。
「申し訳ありません、旦那様!」
俺はそふぁから飛び下り、腰を直角に折って謝罪した。
伯爵様は驚いて、でも優しく手を握った。
「そんなにしないでください、キヨノさん。
眠いのなら寝てもいいのです。
体調が悪いのなら、医者に診せなくてはいけませんがね。
このまま寝ては疲れが取れませんよ。
寝仕度をしましょう」
「申し訳ありません」
「キヨノさん」
「はい」
「謝ることは何一つありません。
ただ」
「はい」
「私のことは名前で呼んでください」
あ!
あんなに気をつけていたのに。
「なりあきさま、申し訳ありませんでした」
また頭を下げようとしたが、伯爵様はぎゅっと俺を抱きしめてそうさせてはくれなかった。
「謝らないでください」
「はぁ」
「貴方の特別になれるように、私も努力しますから」
「?」
「そうだ、キヨノさん」
伯爵様が身体を離し、俺の顔を見た。
「明日は半ドンなんです。
少し遅くなりますが、昼食も帰ってきてとろうと思っています」
「はい」
「午後からは一緒に過ごせます。
結婚してやっと二人で過ごせますよ。
なにがしたいですか」
………
………
なんて答えたらいいんだ?
「そうだ、キヨノさんのお部屋の調度を揃えましょうか」
「ちょうど?」
「貴方の部屋にはベッドしかないでしょう。
書き物をする机やくつろぐための小さなソファがあってもいいかもしれませんね。
どうですか」
「なにも必要なものはありません」
「え」
「あの……わたしはあのお部屋で過ごしたことがないので何もいりません」
「居心地が悪いのですか」
「そういうわけでは……」
眠気が吹っ飛ぶほど困ってしまった。
どう答えたらいいんだろう。
「えっと……」
俺は考えながら、ゆっくりと言葉を言ってみる。
うまく伝わるかどうかわからない。
だってお相手は伯爵様だもの。
「あんな大きなお部屋、一人でどう過ごしていいかわかりません」
「貴方の部屋が大きいのですか」
「はぁ。
これまでお…わたしは大部屋と呼んでいた部屋で他の使用人と一緒に寝ていました。
狭くて布団が敷けないこともありました」
伯爵様はうなずいていらっしゃる。
「ならば、私の部屋を私たちの大部屋にしましょうか。
私の部屋を自由に使ってください」
俺は首をぶんぶん振る。
伯爵様のお部屋は、俺の部屋、と呼ばれているお部屋よりもっと広いじゃないか。
ますます落ち着かない。
やっぱり伝わらない。
俺の説明が悪いかな。
そうだ。
「それに旦那様のベッドはお布団が柔らかすぎてすぐに目が覚めてしまいます」
「!」
「これまでキヨノさんは畳に布団を敷いて寝ていらっしゃったのですか」
部屋の隅に藤代さんと一緒に立っていた中川さんに聞かれたので「はい」と答えた。
「そうですか。
それは随分寝心地は違うでしょうね。
すみません、貴方が起きているなんてちっとも気づきませんでした」
伯爵様はすまなそうな顔をして俺を見た。
「そんな…。
俺が勝手に起きていただけです」
「でもよく眠れていないんですよね。
それは困ったことだ。
中川、キヨノさんの部屋に畳を敷くことはできるか」
「洋間と和室は作り方が違いますからね。
今からですとどこかの和室から畳を運び込むくらいしかできないかと。
それならいっそ、今夜はキヨノさんがその和室でお休みになられてほうが、快適にお過ごしになられるのではないかと思います」
「うん……、そうだね」
伯爵様は顎に手を当て、少しなにかをお考えになった。
「キヨノさん、今夜は和室で休みますか」
それって畳に布団?
「はい」
「そうですか」
伯爵様は静かに笑うと「ではそうしましょう」とおっしゃり、中川さんと藤代さんになにかを伝えていた。
その夜、俺はこのお屋敷に来て初めて畳の上に布団を敷いて寝た。
案内してくれた藤代さんが行ってしまうと、一人になった。
畳はへこんでもいないし傷んでもいない。
とても寝心地がよく、すぐに寝入ってしまった。
ぐっすりと眠っていたが、明け方、寒くて目が覚めた。
寒さで目が覚めることはなかったのに、と思ったが、これまで伯爵様のお部屋は暖炉で部屋を暖めてあったことを思い出した。
この部屋も火鉢で暖めてもらっていたが、やはり暖炉ほどにはない。
どうしようか、と考えていると、すっと襖が開く気配がした。
起き上がるとそこには寝間着姿の伯爵様が立っていらした。
「なりあきさま」
「キヨノさん、起こしてしまいましたか」
「いいえ」
「キヨノさんの大部屋に私を入れてください」
「はぁ」
「貴方と離れて寝るなんてできませんでした」
この方はなにをおっしゃっているんだろう。
さっぱりわからない。
しかし寒そうにしていらっしゃる。
「なりあきさま、お風邪をひかれます」
俺が布団をめくるとそこに伯爵様がするりと入ってきた。
そしていつものように俺をぎゅっと抱きしめた。
「寒くありませんか」
伯爵様の息が耳にかかる。
伯爵様の腕、あったかい。
「いいえ」
「そうですか。
ではこのまま寝ましょう」
「はい」
寒さもなくなり、俺はまたすっと眠りに入っていった。
こんなことでいいのか時々恐ろしくなるが、「仕事をしていない!」と叱られることもない。
一番多いのは慣れている薪割りだ。
まだまだ寒いし、このお屋敷では暖炉も使うし、煮炊きもかまどを使うこともあるし、ここで働いている人の多くは住み込みで薪はたくさん必要だ。
今日はシェフの川崎さんの手伝いをした。
じゃがいもの洋風汁物を作るというので、俺は皮をむいた。
うまい、と褒められた。
茹でたいもの裏ごしもやった。
それからは川崎さんのやることを見るしかできなかった。
随分な手間暇をかけるのだ、と感心した。
夜に伯爵様と一緒に飲んだ。
これがあのじゃがいもかと驚くほどうまかった。
伯爵様もほめていらして、当然だと思った。
川崎さんに伝えたいと思った。
藤代さんが「キヨノさんがじゃがいもの皮をむいて、裏ごしをされたんですよ」と言うと伯爵様はにっこりとお笑いになった。
それがあまりのきれいだったので、俺は少しうつむいた。
「キヨノさんはいかがですか。
お口に合いましたか」
「はい、とてもおいしいです。
初めて飲みました。
あんなに手間暇をかけるなんてびっくりしました」
「そうですね、キヨノさんが手間暇かけて作ってくださったんですね」
「わたしは手伝っただけで、川崎さんが作りました」
「ええ、川崎は自慢のシェフですよ。
あとで川崎にもおいしかったと伝えましょう。
キヨノさんは洋風の食事は食べ慣れていらっしゃいませんが、このじゃがいものポタージュは気に入られたようでよかったです。
もっと食べてみてくださいね、川崎の腕はこんなもんじゃありませんよ」
「はい」
伯爵様は満足そうにうなずくと、食事を続けた。
食後はまたそふぁに並んで座り、伯爵様に手を握られながら今日したことや川崎さんの手伝いのことを詳しく聞かれた。
なにが面白いのだろう、と不思議に思うこともあるけど、俺のことが珍しいのかもしれない。
「……ノさん、キヨノさん、大丈夫ですか」
「え」
またうとうとしてしまったらしい。
「申し訳ありません、旦那様!」
俺はそふぁから飛び下り、腰を直角に折って謝罪した。
伯爵様は驚いて、でも優しく手を握った。
「そんなにしないでください、キヨノさん。
眠いのなら寝てもいいのです。
体調が悪いのなら、医者に診せなくてはいけませんがね。
このまま寝ては疲れが取れませんよ。
寝仕度をしましょう」
「申し訳ありません」
「キヨノさん」
「はい」
「謝ることは何一つありません。
ただ」
「はい」
「私のことは名前で呼んでください」
あ!
あんなに気をつけていたのに。
「なりあきさま、申し訳ありませんでした」
また頭を下げようとしたが、伯爵様はぎゅっと俺を抱きしめてそうさせてはくれなかった。
「謝らないでください」
「はぁ」
「貴方の特別になれるように、私も努力しますから」
「?」
「そうだ、キヨノさん」
伯爵様が身体を離し、俺の顔を見た。
「明日は半ドンなんです。
少し遅くなりますが、昼食も帰ってきてとろうと思っています」
「はい」
「午後からは一緒に過ごせます。
結婚してやっと二人で過ごせますよ。
なにがしたいですか」
………
………
なんて答えたらいいんだ?
「そうだ、キヨノさんのお部屋の調度を揃えましょうか」
「ちょうど?」
「貴方の部屋にはベッドしかないでしょう。
書き物をする机やくつろぐための小さなソファがあってもいいかもしれませんね。
どうですか」
「なにも必要なものはありません」
「え」
「あの……わたしはあのお部屋で過ごしたことがないので何もいりません」
「居心地が悪いのですか」
「そういうわけでは……」
眠気が吹っ飛ぶほど困ってしまった。
どう答えたらいいんだろう。
「えっと……」
俺は考えながら、ゆっくりと言葉を言ってみる。
うまく伝わるかどうかわからない。
だってお相手は伯爵様だもの。
「あんな大きなお部屋、一人でどう過ごしていいかわかりません」
「貴方の部屋が大きいのですか」
「はぁ。
これまでお…わたしは大部屋と呼んでいた部屋で他の使用人と一緒に寝ていました。
狭くて布団が敷けないこともありました」
伯爵様はうなずいていらっしゃる。
「ならば、私の部屋を私たちの大部屋にしましょうか。
私の部屋を自由に使ってください」
俺は首をぶんぶん振る。
伯爵様のお部屋は、俺の部屋、と呼ばれているお部屋よりもっと広いじゃないか。
ますます落ち着かない。
やっぱり伝わらない。
俺の説明が悪いかな。
そうだ。
「それに旦那様のベッドはお布団が柔らかすぎてすぐに目が覚めてしまいます」
「!」
「これまでキヨノさんは畳に布団を敷いて寝ていらっしゃったのですか」
部屋の隅に藤代さんと一緒に立っていた中川さんに聞かれたので「はい」と答えた。
「そうですか。
それは随分寝心地は違うでしょうね。
すみません、貴方が起きているなんてちっとも気づきませんでした」
伯爵様はすまなそうな顔をして俺を見た。
「そんな…。
俺が勝手に起きていただけです」
「でもよく眠れていないんですよね。
それは困ったことだ。
中川、キヨノさんの部屋に畳を敷くことはできるか」
「洋間と和室は作り方が違いますからね。
今からですとどこかの和室から畳を運び込むくらいしかできないかと。
それならいっそ、今夜はキヨノさんがその和室でお休みになられてほうが、快適にお過ごしになられるのではないかと思います」
「うん……、そうだね」
伯爵様は顎に手を当て、少しなにかをお考えになった。
「キヨノさん、今夜は和室で休みますか」
それって畳に布団?
「はい」
「そうですか」
伯爵様は静かに笑うと「ではそうしましょう」とおっしゃり、中川さんと藤代さんになにかを伝えていた。
その夜、俺はこのお屋敷に来て初めて畳の上に布団を敷いて寝た。
案内してくれた藤代さんが行ってしまうと、一人になった。
畳はへこんでもいないし傷んでもいない。
とても寝心地がよく、すぐに寝入ってしまった。
ぐっすりと眠っていたが、明け方、寒くて目が覚めた。
寒さで目が覚めることはなかったのに、と思ったが、これまで伯爵様のお部屋は暖炉で部屋を暖めてあったことを思い出した。
この部屋も火鉢で暖めてもらっていたが、やはり暖炉ほどにはない。
どうしようか、と考えていると、すっと襖が開く気配がした。
起き上がるとそこには寝間着姿の伯爵様が立っていらした。
「なりあきさま」
「キヨノさん、起こしてしまいましたか」
「いいえ」
「キヨノさんの大部屋に私を入れてください」
「はぁ」
「貴方と離れて寝るなんてできませんでした」
この方はなにをおっしゃっているんだろう。
さっぱりわからない。
しかし寒そうにしていらっしゃる。
「なりあきさま、お風邪をひかれます」
俺が布団をめくるとそこに伯爵様がするりと入ってきた。
そしていつものように俺をぎゅっと抱きしめた。
「寒くありませんか」
伯爵様の息が耳にかかる。
伯爵様の腕、あったかい。
「いいえ」
「そうですか。
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「はい」
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