51 / 68
第51話 電話機
しおりを挟む
日中の日差しがぐんぐん強くなり、むしむしと汗ばむ日が続いていた。
この蒸し暑さはそろそろか、と思っていたら、しっかりと梅雨入りしてしまった。
去年の梅雨のなりあきさまの負傷と、秋の大雨の日のことがちょっとしたことで甦ってしまい、俺は吐き気や不安、恐怖で震えることが増える日々でもあった。
せっかくなりあきさまとふれあう時間が少しだけ伸びてきていたのに、今ではふれるどころか、腕を伸ばしたところより近づかれただけで吐き気と震えがくるようになってしまった。
湿度で不快感がただでさえ増しているのに、こんなことになるだなんて。
俺はすごく気落ちした。
なりあきさまもそうだと思うが、「できることをやっていきましょう」とおっしゃり、今もソファの端と端に座ってお話をしている。
梅雨入りして間もなくのこと、スメラギ様からのお話をなりあきさまから聞いた。
伏見と津和野では、特別な情報は得られなかったそうだ。
「妖狐の祖の再来」と言われるようになったなりあきさまを御せる狐は現在この国にはいないし、御せるのは己のみ、とのことだった。
解決策が見つからず、日に日にひどくなる「なりあきさまを拒絶する自分」は自分の中で大きくなり、自分を許せなくなることもあった。
「それでキヨノさん、次の休みに私は土御門の家に行こうと思うのです」
「つちみかど?」
「ええ、私の母の家です。代々まじないしの家系で、それもあってきっと父と婚姻を結んだのだと思います。二人ともすでに鬼籍に入っていますが」
「はぁ」
「土御門は狐を使役していなかったとは思いましたが、もしかしたらなにか手がかりがあるかもしれません。
父もそれなりの力を持つ妖狐だったらしく、一般の人がなかなか連れ添えないと思うので、なにか狐に対するものを持っていたのかもしれないし、狐に関しての記述が残っているかもしれない」
「はぁ」
「本当はキヨノさんも連れていきたいのですが、今はまだ長旅は控えておいたほうがよろしいでしょう」
「はぃ」
「佐伯と中川も連れていきます。私の留守を守ってくださいますか」
せっかく俺とのためになりあきさまが動いてくださるというのに、自分はまず「寂しい」と思った。そして「不安だ」と思った。
しかし、そんなことを言っている場合ではない。
仕方なく、俺は「はい」と答えた。
体調は少しずつ戻っているものの、梅雨に入って俺はなりあきさまの隣の自分の部屋で眠ることもできなくなっていた。
昼間はまだましだが、夜になって部屋に入ると吐き気がきてしまう。
梅雨が終わればこれもなくなるのか、それともずっと続くのかもわからない。
いつ終わるのかわからない不安を抱えたまま、俺はなりあきさまたちを見送った。
中川さんが不在の屋敷では、藤代さんが代わりに仕事をこなしていた。
懸命に屋敷の中を回っている藤代さんは三日目くらいから、目の下に隈が見え始めた。
土御門のお蔵の書物は膨大にあり、あちらのお屋敷の人たちを総動員してももう数日はかかりそうだ、と昨日、なりあきさまからお電話があった。
初めての電話機に戸惑いながら、重い漏斗みたいなものを耳に当てると恋しいなりあきさまのお声が、機械のがーがーいう音の向こうに聞こえた。
スメラギ様にもお知らせすると、ひと段落するまで休んで書物を調べるようにとのお達しがあったそうだ。
俺は踏み台の上で背伸びをしながら、柱に備えつけられている電話機についた漏斗のようなものに向けて「はい、はい」とお返事をしていた。
「キヨノさん」
「はい」
「またしばらく離れ離れになりますが、待っていてくださいね」
「はい」
「キヨノさん」
「はい」
「キヨノさんもなにかおっしゃってください」
「……っと」
なにを言えばいいのだ。
「ああっ、もう電話を切らなくては」
ええっ、もう?!
「なりあきさまっ」
「はい。きっと有益な記述を見つけて帰りますからね」
「なりあきさま」
「キヨノさん、愛してますよ」
「なりあきさま……」
電話とはこんなに緊張して、なにも話せないのだと知った。
今になれば、あれもこれもお話したかったし、せめて「お気をつけて」や「安心してお過ごしください」と言えばよかったのに、と後悔ばかりが募る。
俺は川崎さんから預かった盆を持って、執務室のドアをとんとんと叩いた。
「……はい」
元気のない、不機嫌そうな声がした。
「藤代さん、お茶を持ってきました。川崎さんが少し休憩したらいいですよ、って」
川崎さんは「キヨノさんもご一緒にどうぞ」と熱いほうじ茶と薄皮饅頭を二人分、持たせてくれた。
「……キヨノさぁん」
「お勤め、ご苦労さまです」
「もうなんなんですか、この仕事量!全然追いつきませんよ」
「疲れすぎては効率が悪い、とシノさんもおっしゃっていました。どうぞ」
俺は書類が乗っていない応接セットの低い台に盆を置いた。
「あれ、二人分?」
「俺も藤代さんと一緒にどうぞ、と言われて。ご迷惑ですか」
「まさか。さ、熱いうちにいただきましょう」
藤代さんは疲れ切った顔に無理をしたような笑いを浮かべ、二人並んでそふぁに座り、薄皮饅頭を食べた。
「懐かしいですね、餡子玉のときみたいだ」
「ふふふ、そうですね」
「はぁ、黒糖の餡がうまい。川崎さん、俺の好み、わかってる!」
「おれ?」
「……っ、申し訳ございません」
「誰も咎める人はいません」
「キヨノさん、甘いから」
「そう?」
「冷静に考えてくださいよ。お屋敷の奥様に『俺』や乱暴な言葉遣いをして許されると思います?」
俺は田村様の屋敷のことを思い出し、首を横に振った。
「でしょう。
失礼致しました、キヨノさま」
「やめてください」
「私の気が緩んでいる証拠です。
それにしても、本当にすごい仕事量です。
中川さん、よくこれを一人で、それも一日でこなしていたなぁ」
「大丈夫ですか」
藤代さんはほうじ茶を飲みながらうなずいた。
「いざとなれば小林さんがなんとかしてくれます」
「小林さん?」
「私も詳しくは知らないのですが、以前はどこかのお屋敷の執事長だったとかで、私一人では荷が重いものは頼ってもよい、と言われています。極力は一人でやるようにと言いつかっていますけどね」
「へぇ」
茶を飲み、饅頭を食い終わると、俺はそっと藤代さんになにか手伝えないかと言ってみた。
「でもキヨノさんは川崎さんの厨房の手伝いがあるんじゃ」
「それが人も少ないし、作る量も少ないから俺が手伝うことはほとんどないんだ。俺も少しは体力ついてきたからなにかやりたいし」
一昨日くらいからやっと身体がしゃんとして、ものがしっかりと食べられるようになった。
以前と同じ、とまではいかないが、ナメカワさまに目から瘴気を抜いてもらったあとからそれでも楽になっていた。
「うーん、では川崎さんとシノさんがいいと言ったら、お願いしようかな。
書類の整理だけでも一苦労です」
読めない難しい漢字やことばがたくさん並ぶ書類の山に、今度は俺がひるんだ。
「俺に、できる?」
「できますよ。西洋の数字、少しお教えしたの覚えていらっしゃいますか?」
「はぁ」
「その番号順に並べるだけです。書類の種類がたくさんあるのでそれは私がしますから」
「はぁ」
「それだけでも随分助かります」
「では、聞いてきますね」
「はいっ、よろしくお願いします」
こうして、俺は藤代さんの手伝いをするようになった。
なりあきさまは土御門のお屋敷に行って五日経ってもお帰りにならず、雨はずっと続いていた。
この蒸し暑さはそろそろか、と思っていたら、しっかりと梅雨入りしてしまった。
去年の梅雨のなりあきさまの負傷と、秋の大雨の日のことがちょっとしたことで甦ってしまい、俺は吐き気や不安、恐怖で震えることが増える日々でもあった。
せっかくなりあきさまとふれあう時間が少しだけ伸びてきていたのに、今ではふれるどころか、腕を伸ばしたところより近づかれただけで吐き気と震えがくるようになってしまった。
湿度で不快感がただでさえ増しているのに、こんなことになるだなんて。
俺はすごく気落ちした。
なりあきさまもそうだと思うが、「できることをやっていきましょう」とおっしゃり、今もソファの端と端に座ってお話をしている。
梅雨入りして間もなくのこと、スメラギ様からのお話をなりあきさまから聞いた。
伏見と津和野では、特別な情報は得られなかったそうだ。
「妖狐の祖の再来」と言われるようになったなりあきさまを御せる狐は現在この国にはいないし、御せるのは己のみ、とのことだった。
解決策が見つからず、日に日にひどくなる「なりあきさまを拒絶する自分」は自分の中で大きくなり、自分を許せなくなることもあった。
「それでキヨノさん、次の休みに私は土御門の家に行こうと思うのです」
「つちみかど?」
「ええ、私の母の家です。代々まじないしの家系で、それもあってきっと父と婚姻を結んだのだと思います。二人ともすでに鬼籍に入っていますが」
「はぁ」
「土御門は狐を使役していなかったとは思いましたが、もしかしたらなにか手がかりがあるかもしれません。
父もそれなりの力を持つ妖狐だったらしく、一般の人がなかなか連れ添えないと思うので、なにか狐に対するものを持っていたのかもしれないし、狐に関しての記述が残っているかもしれない」
「はぁ」
「本当はキヨノさんも連れていきたいのですが、今はまだ長旅は控えておいたほうがよろしいでしょう」
「はぃ」
「佐伯と中川も連れていきます。私の留守を守ってくださいますか」
せっかく俺とのためになりあきさまが動いてくださるというのに、自分はまず「寂しい」と思った。そして「不安だ」と思った。
しかし、そんなことを言っている場合ではない。
仕方なく、俺は「はい」と答えた。
体調は少しずつ戻っているものの、梅雨に入って俺はなりあきさまの隣の自分の部屋で眠ることもできなくなっていた。
昼間はまだましだが、夜になって部屋に入ると吐き気がきてしまう。
梅雨が終わればこれもなくなるのか、それともずっと続くのかもわからない。
いつ終わるのかわからない不安を抱えたまま、俺はなりあきさまたちを見送った。
中川さんが不在の屋敷では、藤代さんが代わりに仕事をこなしていた。
懸命に屋敷の中を回っている藤代さんは三日目くらいから、目の下に隈が見え始めた。
土御門のお蔵の書物は膨大にあり、あちらのお屋敷の人たちを総動員してももう数日はかかりそうだ、と昨日、なりあきさまからお電話があった。
初めての電話機に戸惑いながら、重い漏斗みたいなものを耳に当てると恋しいなりあきさまのお声が、機械のがーがーいう音の向こうに聞こえた。
スメラギ様にもお知らせすると、ひと段落するまで休んで書物を調べるようにとのお達しがあったそうだ。
俺は踏み台の上で背伸びをしながら、柱に備えつけられている電話機についた漏斗のようなものに向けて「はい、はい」とお返事をしていた。
「キヨノさん」
「はい」
「またしばらく離れ離れになりますが、待っていてくださいね」
「はい」
「キヨノさん」
「はい」
「キヨノさんもなにかおっしゃってください」
「……っと」
なにを言えばいいのだ。
「ああっ、もう電話を切らなくては」
ええっ、もう?!
「なりあきさまっ」
「はい。きっと有益な記述を見つけて帰りますからね」
「なりあきさま」
「キヨノさん、愛してますよ」
「なりあきさま……」
電話とはこんなに緊張して、なにも話せないのだと知った。
今になれば、あれもこれもお話したかったし、せめて「お気をつけて」や「安心してお過ごしください」と言えばよかったのに、と後悔ばかりが募る。
俺は川崎さんから預かった盆を持って、執務室のドアをとんとんと叩いた。
「……はい」
元気のない、不機嫌そうな声がした。
「藤代さん、お茶を持ってきました。川崎さんが少し休憩したらいいですよ、って」
川崎さんは「キヨノさんもご一緒にどうぞ」と熱いほうじ茶と薄皮饅頭を二人分、持たせてくれた。
「……キヨノさぁん」
「お勤め、ご苦労さまです」
「もうなんなんですか、この仕事量!全然追いつきませんよ」
「疲れすぎては効率が悪い、とシノさんもおっしゃっていました。どうぞ」
俺は書類が乗っていない応接セットの低い台に盆を置いた。
「あれ、二人分?」
「俺も藤代さんと一緒にどうぞ、と言われて。ご迷惑ですか」
「まさか。さ、熱いうちにいただきましょう」
藤代さんは疲れ切った顔に無理をしたような笑いを浮かべ、二人並んでそふぁに座り、薄皮饅頭を食べた。
「懐かしいですね、餡子玉のときみたいだ」
「ふふふ、そうですね」
「はぁ、黒糖の餡がうまい。川崎さん、俺の好み、わかってる!」
「おれ?」
「……っ、申し訳ございません」
「誰も咎める人はいません」
「キヨノさん、甘いから」
「そう?」
「冷静に考えてくださいよ。お屋敷の奥様に『俺』や乱暴な言葉遣いをして許されると思います?」
俺は田村様の屋敷のことを思い出し、首を横に振った。
「でしょう。
失礼致しました、キヨノさま」
「やめてください」
「私の気が緩んでいる証拠です。
それにしても、本当にすごい仕事量です。
中川さん、よくこれを一人で、それも一日でこなしていたなぁ」
「大丈夫ですか」
藤代さんはほうじ茶を飲みながらうなずいた。
「いざとなれば小林さんがなんとかしてくれます」
「小林さん?」
「私も詳しくは知らないのですが、以前はどこかのお屋敷の執事長だったとかで、私一人では荷が重いものは頼ってもよい、と言われています。極力は一人でやるようにと言いつかっていますけどね」
「へぇ」
茶を飲み、饅頭を食い終わると、俺はそっと藤代さんになにか手伝えないかと言ってみた。
「でもキヨノさんは川崎さんの厨房の手伝いがあるんじゃ」
「それが人も少ないし、作る量も少ないから俺が手伝うことはほとんどないんだ。俺も少しは体力ついてきたからなにかやりたいし」
一昨日くらいからやっと身体がしゃんとして、ものがしっかりと食べられるようになった。
以前と同じ、とまではいかないが、ナメカワさまに目から瘴気を抜いてもらったあとからそれでも楽になっていた。
「うーん、では川崎さんとシノさんがいいと言ったら、お願いしようかな。
書類の整理だけでも一苦労です」
読めない難しい漢字やことばがたくさん並ぶ書類の山に、今度は俺がひるんだ。
「俺に、できる?」
「できますよ。西洋の数字、少しお教えしたの覚えていらっしゃいますか?」
「はぁ」
「その番号順に並べるだけです。書類の種類がたくさんあるのでそれは私がしますから」
「はぁ」
「それだけでも随分助かります」
「では、聞いてきますね」
「はいっ、よろしくお願いします」
こうして、俺は藤代さんの手伝いをするようになった。
なりあきさまは土御門のお屋敷に行って五日経ってもお帰りにならず、雨はずっと続いていた。
1
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
上司、快楽に沈むまで
赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。
冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。
だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。
入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。
真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。
ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、
篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」
疲労で僅かに緩んだ榊の表情。
その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。
「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」
指先が榊のネクタイを掴む。
引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。
拒むことも、許すこともできないまま、
彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。
言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。
だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。
そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。
「俺、前から思ってたんです。
あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」
支配する側だったはずの男が、
支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。
上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。
秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。
快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。
――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。
邪神の祭壇へ無垢な筋肉を生贄として捧ぐ
零
BL
鍛えられた肉体、高潔な魂――
それは選ばれし“供物”の条件。
山奥の男子校「平坂学園」で、新任教師・高尾雄一は静かに歪み始める。
見えない視線、執着する生徒、触れられる肉体。
誇り高き男は、何に屈し、何に縋るのか。
心と肉体が削がれていく“儀式”が、いま始まる。
夫と息子に邪険にされたので王太子妃の座を譲ります~死に戻ってから溺愛されても今更遅い
青の雀
恋愛
夫婦喧嘩の末に置き去りにされた妻は、旦那が若い愛人とイチャついている間に盗賊に襲われ、命を落とした。
神様の温情により、10日間だけこの世に戻った妻と護衛の騎士は、その10日間の間に心残りを処分する。それは、娘の行く末と……もし、来世があるならば、今度は政略といえども夫以外の人の妻になるということ。
もう二度と夫と出会いたくない彼女は、彼女を蔑ろにしてきた息子とも縁を切ることを決意する。
生まれかわった妻は、新しい人生を強く生きることを決意。
過去世と同じ轍を踏みたくない……
身代わりにされた少年は、冷徹騎士に溺愛される
秋津むぎ
BL
第13回BL大賞奨励賞頂きました!
最終17位でした!応援ありがとうございます!
あらすじ
魔力がなく、義母達に疎まれながらも必死に生きる少年アシェ。
ある日、義兄が騎士団長ヴァルドの徽章を盗んだ罪をアシェに押し付け、身代わりにされてしまう。
死を覚悟した彼の姿を見て、冷徹な騎士ヴァルドは――?
傷ついた少年と騎士の、温かい溺愛物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる