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第59話 二人きりの夏
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中川さんも藤代さんもシノさんもハナさんも小林さんも佐伯さんも川崎さんも勝手口で俺を心配そうに見ている。
「本当に大丈夫でございますか」
「はい。お任せください」
俺はそう言い切るしかない。
「やはり、私は残ることに」
「中川さんが残るなら私も」
「藤代より私のほうが役に立つんじゃないかな。食事の準備もできるし」
「食事の他の雑事も私ならできるし」
「今年はシノさんは小林さんと帰らないと。でしたら私が」
「ハナさんも帰りたがっていたではありませんか。旦那様がお車で戻られたら私が運転して外食にお連れすることもできますが」
「じゃ、俺が」
「小林、けじめをつけてきなさい」
最後に中川さんが小林さんをぴしりと叱ると、全員が俺を心配そうに見た。
みなさん、旅装で大きな荷物を持っている。
「大丈夫ですよ。
俺もなりあきさまが戻られたらすぐに出発しますし。
留守番くらいできます」
「しかし」
「なりあきさまもおっしゃっていたじゃないですか。大切なお盆なんです。お里に戻ってしっかり羽根を伸ばしてきてほしい、って」
「ですが」
「なりあきさまが強い結界も張ってくださっているし、戸締りもしっかりします。
汽車に遅れます」
「だけど」
「それとも俺じゃ頼りないですか」
「いや…」
という押し問答をしていたが、中川さんが「では、キヨノさん、あとをよろしく頼みます」と頭を下げ、みなさんも同じようにされ、お里へと旅立たれた。
俺はお屋敷にひとり残った。
**
俺が上等の蚊帳のことを「海の底のようだ」と言ったことはなりあきさまからみなさんに伝わったらしい。
次の次の日、やつどきのまくわうりを食べ、涼んでいるとハナさんに手招きされた。
どうしたのかと近づくと、ハナさんが薄い紙に大事に包まれたものを両手で差し出してきた。
言われるがままにそっと中を見てみると、俺の握りこぶしほどの真っ白い巻貝が出てきた。
「私の里の貝です。耳に当ててみてください」
ハナさんに言われたとおりにしてみた。
ざぷ~んざざざ~ん
どどど
ざざ~んとぷとぷ
ざぷ~ん
「え」
「聞こえました、キヨノさん?」
「なにか水の音がしました」
「波の音です」
「これが?」
「ええ」
ハナさんは嬉しそうににっこり笑った。
俺は耳を澄まして、今度は目を閉じてみる。
波の音は思ったより大きく、耳の奥まで響いてきた。
打ち寄せうねり砕け、大きな水に返っていく。
「すごい」
「里が懐かしくなったとき、聞くんです」
「ハナさんのお里はここから遠いですか」
「ええ。ですからしばらく帰っていません」
「あ、でももうすぐお盆ですから帰れるのでは」
「お休みはいただきましたが、里に帰るには短くて」
ハナさんがとても寂しそうだったので、俺はその夜なりあきさまにそのことを話した。
「ああ、それでしたら、キヨノさん。
私の話も聞いてください」
と俺の手を取っておっしゃった。
お盆の頃、海に近い温泉宿が取れたのだという。
そこになりあきさまと俺が行くのはどうか、というお話だった。
「私たち二人がこの屋敷にいないと、中川たち全員が帰省できますね。
私たちの旅行を少し長めにしておけば、たっぷりと」
「お屋敷を空にしても大丈夫なのですか」
「ええ。白洲が隠れ家として使いたい、と言ってきたので二日に一度は様子を見に来てくれるでしょう」
「隠れ家?」
「親戚づきあいが苦手らしくて、毎年あれこれ理由をつけてはうちに来ているんですよ」
「はぁ」
「いかがですか、私と海への旅行」
「嬉しいです」
「よかった!私も楽しみです」
俺たちは笑いながらキスをしたのだけれど。
***
昨日の夜になって、お帰りになったなりあきさまがお食事の前に俺をお部屋に呼んだ。
何事だろうと訪ねてみると、なりあきさまがひとけがないのを確かめ、そして渋い顔をして言った。
「キヨノさん、大変です。海に行けなくなりました」
「え」
急なお仕事で、お盆の三日ほどぱれすに午前中数時間行かなければならなくなったそうだ。
スメラギ様直々の命で、それがうまくいかなければ、九月になって帝都が荒れるかもしれないそうだ。
妖の類のことかもしれない、と思ったがそのときには口にはしなかった。
「すみません、キヨノさん」
「いや、俺はいいです」
なりあきさまと一緒にいられるなら、それで十分だ。
「それで勝手をしましたが、宿は黒須に譲ってしまいました。すみません」
「はぁ」
「以前二人で行った温泉旅行は黒須が櫻子さんと行くはずだったものを譲ってもらったので、どうかと声をかけたのです」
「ああ、そうですか。それはよかったです」
あ。
「な、なりあきさま」
「なんでしょう、キヨノさん」
「あ、あの、皆さんの。お屋敷の皆さんのお休みがなくなってしまう、とか?」
「それについてもご相談したいことがあります」
屋敷の主人が在宅するのに、使用人が全員盆休みを取ることはない。
このままでは誰かが残ることになってしまう。
でも、ハナさんのあの顔を見てしまったし。
全員お休みだと知ったときのみなさんのお顔を見てしまったし。
それも「これまでのぶんも」と長めのお休みだし。
すでに汽車の切符も買っているし。
明日からなのに、それを今更。
「お、俺、至らないとは思いますが一生懸命がんばります。
風呂も沸かせるし、飯は炊けるし、味噌汁は作れます。
洗濯は……肌着くらいならできるし。
えっとえっと。
ですから、不自由をおかけしますが俺がなりあきさまのお世話をさせていただくというわけにはいかないでしょうか」
俺は必死になってなりあきさまにお願いした。
なのになりあきさまはぽーっとしたお顔をなさっている。
なんだよ。
俺が不機嫌になったのを感じられたのか、なりあきさまは眉を八の字にされた。
「そんなふうにおっしゃるのですね、キヨノさん」
「う?」
「私たちは夫婦ですよ。そんな他人行儀な上下関係があるような言い方をしなくたって」
「でも」
「よかった、キヨノさんも同じ気持ちなんですね」
なりあきさまがにやりと笑った。
「私と二人、このお屋敷でお盆を過ごしましょう。一緒に屋敷を守ってくださいますか」
「じゃあ、中川さんたちは」
「ええ」
なりあきさまは笑ってうなずいた。
「これまで休みを取る間も与えていませんでしたからね」
よかった、みなさん、お里に帰れる!
「しかし、ここからが大変ですよ。
私たちが温泉に行かないとなると、中川が残る、と言い出すでしょう。
明日の仕事も早くから行かなくてはならないので、そこはごまかしようがありません。
ですが、すぐに戻ってきてそれから温泉に出発する、ということにして話を合わせてください」
「はい」
「私もなるべく早く戻ってきます」
「はい」
「すみません、キヨノさん。楽しみにしてくださっていたのに」
「俺、なりあきさまと一緒にいられるだけで十分です」
わ。
なりあきさまが覆いかぶさるように俺を抱きしめた。
「また計画しますからね。それまで辛抱してくださいね」
「はい」
なりあきさまは俺にキスをした。
**
どうなることかと思ったが、みなさんは何度も振り返りながら駅へと向かっていかれた。
俺は屋敷にぽつんと一人になった。
皆さんの姿が見えなくなると、気が抜けた。
よかった。
これで中川さんが「残ります!」と言い出したら、お休みがとれなくなるところだった。
俺は厨房に行き、水がめからひしゃくで水をすくい、ごくごくと飲んだ。
お昼にはなりあきさまがお戻りになるとおっしゃっていた。
米を研がないと。
「本当に大丈夫でございますか」
「はい。お任せください」
俺はそう言い切るしかない。
「やはり、私は残ることに」
「中川さんが残るなら私も」
「藤代より私のほうが役に立つんじゃないかな。食事の準備もできるし」
「食事の他の雑事も私ならできるし」
「今年はシノさんは小林さんと帰らないと。でしたら私が」
「ハナさんも帰りたがっていたではありませんか。旦那様がお車で戻られたら私が運転して外食にお連れすることもできますが」
「じゃ、俺が」
「小林、けじめをつけてきなさい」
最後に中川さんが小林さんをぴしりと叱ると、全員が俺を心配そうに見た。
みなさん、旅装で大きな荷物を持っている。
「大丈夫ですよ。
俺もなりあきさまが戻られたらすぐに出発しますし。
留守番くらいできます」
「しかし」
「なりあきさまもおっしゃっていたじゃないですか。大切なお盆なんです。お里に戻ってしっかり羽根を伸ばしてきてほしい、って」
「ですが」
「なりあきさまが強い結界も張ってくださっているし、戸締りもしっかりします。
汽車に遅れます」
「だけど」
「それとも俺じゃ頼りないですか」
「いや…」
という押し問答をしていたが、中川さんが「では、キヨノさん、あとをよろしく頼みます」と頭を下げ、みなさんも同じようにされ、お里へと旅立たれた。
俺はお屋敷にひとり残った。
**
俺が上等の蚊帳のことを「海の底のようだ」と言ったことはなりあきさまからみなさんに伝わったらしい。
次の次の日、やつどきのまくわうりを食べ、涼んでいるとハナさんに手招きされた。
どうしたのかと近づくと、ハナさんが薄い紙に大事に包まれたものを両手で差し出してきた。
言われるがままにそっと中を見てみると、俺の握りこぶしほどの真っ白い巻貝が出てきた。
「私の里の貝です。耳に当ててみてください」
ハナさんに言われたとおりにしてみた。
ざぷ~んざざざ~ん
どどど
ざざ~んとぷとぷ
ざぷ~ん
「え」
「聞こえました、キヨノさん?」
「なにか水の音がしました」
「波の音です」
「これが?」
「ええ」
ハナさんは嬉しそうににっこり笑った。
俺は耳を澄まして、今度は目を閉じてみる。
波の音は思ったより大きく、耳の奥まで響いてきた。
打ち寄せうねり砕け、大きな水に返っていく。
「すごい」
「里が懐かしくなったとき、聞くんです」
「ハナさんのお里はここから遠いですか」
「ええ。ですからしばらく帰っていません」
「あ、でももうすぐお盆ですから帰れるのでは」
「お休みはいただきましたが、里に帰るには短くて」
ハナさんがとても寂しそうだったので、俺はその夜なりあきさまにそのことを話した。
「ああ、それでしたら、キヨノさん。
私の話も聞いてください」
と俺の手を取っておっしゃった。
お盆の頃、海に近い温泉宿が取れたのだという。
そこになりあきさまと俺が行くのはどうか、というお話だった。
「私たち二人がこの屋敷にいないと、中川たち全員が帰省できますね。
私たちの旅行を少し長めにしておけば、たっぷりと」
「お屋敷を空にしても大丈夫なのですか」
「ええ。白洲が隠れ家として使いたい、と言ってきたので二日に一度は様子を見に来てくれるでしょう」
「隠れ家?」
「親戚づきあいが苦手らしくて、毎年あれこれ理由をつけてはうちに来ているんですよ」
「はぁ」
「いかがですか、私と海への旅行」
「嬉しいです」
「よかった!私も楽しみです」
俺たちは笑いながらキスをしたのだけれど。
***
昨日の夜になって、お帰りになったなりあきさまがお食事の前に俺をお部屋に呼んだ。
何事だろうと訪ねてみると、なりあきさまがひとけがないのを確かめ、そして渋い顔をして言った。
「キヨノさん、大変です。海に行けなくなりました」
「え」
急なお仕事で、お盆の三日ほどぱれすに午前中数時間行かなければならなくなったそうだ。
スメラギ様直々の命で、それがうまくいかなければ、九月になって帝都が荒れるかもしれないそうだ。
妖の類のことかもしれない、と思ったがそのときには口にはしなかった。
「すみません、キヨノさん」
「いや、俺はいいです」
なりあきさまと一緒にいられるなら、それで十分だ。
「それで勝手をしましたが、宿は黒須に譲ってしまいました。すみません」
「はぁ」
「以前二人で行った温泉旅行は黒須が櫻子さんと行くはずだったものを譲ってもらったので、どうかと声をかけたのです」
「ああ、そうですか。それはよかったです」
あ。
「な、なりあきさま」
「なんでしょう、キヨノさん」
「あ、あの、皆さんの。お屋敷の皆さんのお休みがなくなってしまう、とか?」
「それについてもご相談したいことがあります」
屋敷の主人が在宅するのに、使用人が全員盆休みを取ることはない。
このままでは誰かが残ることになってしまう。
でも、ハナさんのあの顔を見てしまったし。
全員お休みだと知ったときのみなさんのお顔を見てしまったし。
それも「これまでのぶんも」と長めのお休みだし。
すでに汽車の切符も買っているし。
明日からなのに、それを今更。
「お、俺、至らないとは思いますが一生懸命がんばります。
風呂も沸かせるし、飯は炊けるし、味噌汁は作れます。
洗濯は……肌着くらいならできるし。
えっとえっと。
ですから、不自由をおかけしますが俺がなりあきさまのお世話をさせていただくというわけにはいかないでしょうか」
俺は必死になってなりあきさまにお願いした。
なのになりあきさまはぽーっとしたお顔をなさっている。
なんだよ。
俺が不機嫌になったのを感じられたのか、なりあきさまは眉を八の字にされた。
「そんなふうにおっしゃるのですね、キヨノさん」
「う?」
「私たちは夫婦ですよ。そんな他人行儀な上下関係があるような言い方をしなくたって」
「でも」
「よかった、キヨノさんも同じ気持ちなんですね」
なりあきさまがにやりと笑った。
「私と二人、このお屋敷でお盆を過ごしましょう。一緒に屋敷を守ってくださいますか」
「じゃあ、中川さんたちは」
「ええ」
なりあきさまは笑ってうなずいた。
「これまで休みを取る間も与えていませんでしたからね」
よかった、みなさん、お里に帰れる!
「しかし、ここからが大変ですよ。
私たちが温泉に行かないとなると、中川が残る、と言い出すでしょう。
明日の仕事も早くから行かなくてはならないので、そこはごまかしようがありません。
ですが、すぐに戻ってきてそれから温泉に出発する、ということにして話を合わせてください」
「はい」
「私もなるべく早く戻ってきます」
「はい」
「すみません、キヨノさん。楽しみにしてくださっていたのに」
「俺、なりあきさまと一緒にいられるだけで十分です」
わ。
なりあきさまが覆いかぶさるように俺を抱きしめた。
「また計画しますからね。それまで辛抱してくださいね」
「はい」
なりあきさまは俺にキスをした。
**
どうなることかと思ったが、みなさんは何度も振り返りながら駅へと向かっていかれた。
俺は屋敷にぽつんと一人になった。
皆さんの姿が見えなくなると、気が抜けた。
よかった。
これで中川さんが「残ります!」と言い出したら、お休みがとれなくなるところだった。
俺は厨房に行き、水がめからひしゃくで水をすくい、ごくごくと飲んだ。
お昼にはなりあきさまがお戻りになるとおっしゃっていた。
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