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2章 いじめ
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慈美子の高校生活がついに始まった。しかし、その高校生活は、慈美子が予想もしない程に苦難の連続となった。
昼休み、慈美子はお弁当を食べようとした。しかし、自分の席は、城之内とその取り巻きが占有していた。
「そこ、私の席なのだけれど…」
慈美子は蚊が飛ぶような小声で呟いた。小さい声だったが城之内の地獄耳はそれを聞き逃さなかった。
「あ~ら!ガイジンさん!あなたに相応しい席はもっとあるでしょう?」
城之内は女子トイレを指さした。ガイジンとは年配の人だと、悪意なくつい使ってしまう人も居るが、実は失礼な言葉なのだ。城之内はそれを承知の上で敢えて、蔑む意味を込めてガイジンさん呼ばわりしたのである。
「そ~よ!そ~よ!」
「地味子さんには地味子さんに相応しい場所があるわ!」
「流石は城之内さん!良い事言うわ!」
城之内の取り巻きの五魔寿里小美瑠と古紙銀茶区阿諛美と尾立小別香が慈美子に追加攻撃した。言葉攻めのリンチである。
慈美子は仕方がなく、女子トイレの個室でお弁当を食べる事にした。
「美味しい…今日も良くできたわ!」
トイレで細々と食べながらも、自分で作ったお弁当の美味しさを噛みしめた。弁当の美味しさが、城之内たちの辛いイジメの悲しみを薄れさせてくれた。
ところがどっこい!幸せは長くは続かなかった。
ザバ―――!!!
突然トイレの個室に水が降り注いだ!誰かがバケツで個室の上から水を振りかけたのである。慈美子は慌てて個室から出てきた。
慈美子は足早にトイレの外に出ていく大きくカールした長い赤髪が靡いているのを見た。慈美子は後を追った。
するとトイレの前に城之内一味が何食わぬ顔で立っていた。
「あら~どうされましたの、地味子さん?」
城之内は白々しく城之内は顔を傾け、頬に人差し指を当てた不思議がるポーズをしながらとぼけた。城之内一味は水浸しのその姿をあざ笑う。
「水も滴る良い女ですわねえ!ほほほ!」
「本当だわ!きゃはははは!」
「…ふふっ!」
城之内は自慢の長い髪の毛をかき上げ、声高らかに嘲笑した。白を切る城之内達に、慈美子は酷く激怒した。
「とぼけないで!あなたがやったんでしょう!?城之内さん!あなたの逃げてさっていく時に靡いた大きくカールした真っ赤な長い髪が見えたわよ!」
「あ~ら?なんのことかしらぁん?」
「私たちはさっきお弁当を食べ終わってここに来たばかりよ~」
「ええ!そうですわよね?皆さん?」
「はい!」
「全く持って!」
「その通りだわ!」
取り巻き達と城之内はすっかり口裏を合わせていた。城之内は右肩から前に掛け下ろしていた長い後ろ髪をサラーと靡かせ、左肩から前にかけ直した。城之内は自慢の美髪を見せつけながら、檄を飛ばした。
「何かの見間違えじゃなくって?」
「私は確かに見たのよ~!」
「何か証拠でもございますの?」
「それはないけれど…」
物証はない。しかし、確かに見たのだ。証言はできる。だが、城之内たちはその証言を無視した。
「地味子さんが見たのは勘違いだった。そういう事でよろしくって?」
「よろしくなんか…」
慈美子は反論しかけたが、取り巻き達がすかさず話に割って入った。取り巻き達は、選挙演説を妨害する市民団体のようにピーチクパーチク騒ぎ立てた。
「あんた、もーいいから!」
「いい加減な事を言うのもいい加減にしなさいよ!」
「あんた、城之内さんに濡れ衣を被せる気なの?!」
慈美子の反論は遮られてしまった。3人の容赦ない口攻撃に慈美子は言い返せない。
慈美子が黙っているのを良い事に、城之内はさらに慈美子を貶めた。
「濡れさせられた仕返しに濡れ衣を被せさせようなんて、随分とトンチが利いてますこと!」
「!…。やっぱりあなたが濡れさせたんじゃない!?」
「!?」
城之内はうっかり口を滑らせて一瞬しまったという顔をした。取り巻き達も思わず真っ蒼な顔になる。しかし、城之内はすぐに言いつくろった。
「『仕返し』ではなく『八つ当たり』でしたわ!ちょっとした言い間違いですの!濡れさせられた八《・》つ当《・》たりで濡れ衣を被せさせようなんて、あまりにも気の利いた冗談ですわ!」
「本当!八つ当たりするなんてサイテー!」
「あんたったら最低!」
「城之内さんに因縁付けてお金せびる気だったんじゃない?まさに濡れ手で粟ね!」
城之内一味は口々に慈美子を侮蔑した。慈美子には一切反論する隙を与えない。まるでメディア批判をタブー視して発言自体を弾圧しようとするマスコミのような戦術である。
城之内一味は、好き好きに言いたい放題言った後に、高笑いしながら去って行った。
「どうしましょう…」
慈美子は濡れた服をどうしようか悩んでいた。今日は体育もなく、着替えがない。他のクラスには借りに行くような友達もいない。このままでは風邪を引いてしまう。
慈美子が途方に暮れているとそこに関都が通りかかった。
「どうしたんだ、慈美子!ビショビショじゃないか!」
「トイレに入って居たら、誰かにイタズラされたの…」
「そりゃ大変だ!すぐ着替えろ!」
「でも着替えなんて持ってきてなくて…」
「僕の体操着を貸してやるよ。僕は部活があるから体操着を持ってきているんだ」
関都は急いで教室に戻り、体操着を持ってきた。関都は「ほらよ」と、ぶっきらぼうに体操着を投げ渡した。慈美子はキャッチし損ねて、落としてしまったが、すぐに拾い直した。そんな慈美子を見ながら関都は投げやりに言う。
「着ろよ」
「でも、関都くんが部活の時に困るんじゃないの?」
「なーに、1日くらい休んでも平気さ。事情を話せば怒られはしないさ。返してくれるのは明日で良いよ」
「ありがとう…」
「早くトイレで着替えて来いよ!」
慈美子は言われた通り関都の体操着に着替えた。サイズが大きくかなりぶかぶかである。まるで名探偵コナンの新一が幼児化したような格好になってしまった。
しかし、関都は慈美子のそんな姿をフォローするように優しく語り掛けた。
「こんなんでもないよりマシだろう」
「うん。ありがとう。本当にありがとう」
慈美子は関都の体操着で授業を受けた。慈美子は目立って皆に注目されていた。だが、それを見て1番驚いたのは他ならぬ城之内である。
(まぁーー!!関都さんから体操着を借りるなんて!なんてずうずうしい女ですの?!)
城之内は激しい嫉妬心と怒りに支配された。その精神状態はまるでヴィランである。城之内は更なる嫌がらせを慈美子に科せる事を誓った。
「あんまりいい気になるんじゃなくってよ!このままじゃ済ましませんわよ…!」
城之内は慈美子への嫉妬心がムクムクと膨れあがっていたが、当の慈美子はそんな事知る由もなかった。
学校が終わると、慈美子はとぼとぼと帰路に付いていた。そこに突然、関都が現れた。
「関都くん!?」
「せっかく部活が休みになったんだし、どうだ?一緒にカラオケ行かないか?」
「うん!行く行く!!」
「ただし、割り勘だぞ」
「勿論よ!」
2人はカラオケで大熱唱した。慈美子の歌声に関都は聞き惚れる。慈美子はとても美声であり、その歌声はまるで天使のような歌声であった。
関都はその歌声に惜しみなく讃頌の声を上げた。
「ほおー。上手いもんだな」
2人は歌の趣味もばっちり合い、カラオケは大いに盛り上がった。すっかり意気投合し、デュエットも歌ってしまった。デュエットは息ピッタリで完全にシンクロしていた。
そんな楽しい時間はあっという間に過ぎ去ってしまう。
「んー!今日は楽しかったわ!」
「僕もだ!また来ような!」
そして、慈美子は無事帰宅した。関都が送ってくれたのだ。慈美子は遠慮したが、夜も遅い事もあって、関都が心配して家まで送ってくれたのだ。
「関都くん…なんて頼りになる人なのかしら!」
慈美子は関都から借りた体操着を洗濯しようとした。洗濯する前にちょっと疚しい考えが慈美子の頭に浮かんだ。その考えを慈美子は実行してしまう。
「ん~!関都くんの体操着!」
慈美子はストーカーのように関都の体操着の臭いを嗅いだ。
慈美子の関都への想いはさらに強くなっていくのであった。慈美子は今日の出来事も関都への想いと共に日課の日記にしたためるのであった。
昼休み、慈美子はお弁当を食べようとした。しかし、自分の席は、城之内とその取り巻きが占有していた。
「そこ、私の席なのだけれど…」
慈美子は蚊が飛ぶような小声で呟いた。小さい声だったが城之内の地獄耳はそれを聞き逃さなかった。
「あ~ら!ガイジンさん!あなたに相応しい席はもっとあるでしょう?」
城之内は女子トイレを指さした。ガイジンとは年配の人だと、悪意なくつい使ってしまう人も居るが、実は失礼な言葉なのだ。城之内はそれを承知の上で敢えて、蔑む意味を込めてガイジンさん呼ばわりしたのである。
「そ~よ!そ~よ!」
「地味子さんには地味子さんに相応しい場所があるわ!」
「流石は城之内さん!良い事言うわ!」
城之内の取り巻きの五魔寿里小美瑠と古紙銀茶区阿諛美と尾立小別香が慈美子に追加攻撃した。言葉攻めのリンチである。
慈美子は仕方がなく、女子トイレの個室でお弁当を食べる事にした。
「美味しい…今日も良くできたわ!」
トイレで細々と食べながらも、自分で作ったお弁当の美味しさを噛みしめた。弁当の美味しさが、城之内たちの辛いイジメの悲しみを薄れさせてくれた。
ところがどっこい!幸せは長くは続かなかった。
ザバ―――!!!
突然トイレの個室に水が降り注いだ!誰かがバケツで個室の上から水を振りかけたのである。慈美子は慌てて個室から出てきた。
慈美子は足早にトイレの外に出ていく大きくカールした長い赤髪が靡いているのを見た。慈美子は後を追った。
するとトイレの前に城之内一味が何食わぬ顔で立っていた。
「あら~どうされましたの、地味子さん?」
城之内は白々しく城之内は顔を傾け、頬に人差し指を当てた不思議がるポーズをしながらとぼけた。城之内一味は水浸しのその姿をあざ笑う。
「水も滴る良い女ですわねえ!ほほほ!」
「本当だわ!きゃはははは!」
「…ふふっ!」
城之内は自慢の長い髪の毛をかき上げ、声高らかに嘲笑した。白を切る城之内達に、慈美子は酷く激怒した。
「とぼけないで!あなたがやったんでしょう!?城之内さん!あなたの逃げてさっていく時に靡いた大きくカールした真っ赤な長い髪が見えたわよ!」
「あ~ら?なんのことかしらぁん?」
「私たちはさっきお弁当を食べ終わってここに来たばかりよ~」
「ええ!そうですわよね?皆さん?」
「はい!」
「全く持って!」
「その通りだわ!」
取り巻き達と城之内はすっかり口裏を合わせていた。城之内は右肩から前に掛け下ろしていた長い後ろ髪をサラーと靡かせ、左肩から前にかけ直した。城之内は自慢の美髪を見せつけながら、檄を飛ばした。
「何かの見間違えじゃなくって?」
「私は確かに見たのよ~!」
「何か証拠でもございますの?」
「それはないけれど…」
物証はない。しかし、確かに見たのだ。証言はできる。だが、城之内たちはその証言を無視した。
「地味子さんが見たのは勘違いだった。そういう事でよろしくって?」
「よろしくなんか…」
慈美子は反論しかけたが、取り巻き達がすかさず話に割って入った。取り巻き達は、選挙演説を妨害する市民団体のようにピーチクパーチク騒ぎ立てた。
「あんた、もーいいから!」
「いい加減な事を言うのもいい加減にしなさいよ!」
「あんた、城之内さんに濡れ衣を被せる気なの?!」
慈美子の反論は遮られてしまった。3人の容赦ない口攻撃に慈美子は言い返せない。
慈美子が黙っているのを良い事に、城之内はさらに慈美子を貶めた。
「濡れさせられた仕返しに濡れ衣を被せさせようなんて、随分とトンチが利いてますこと!」
「!…。やっぱりあなたが濡れさせたんじゃない!?」
「!?」
城之内はうっかり口を滑らせて一瞬しまったという顔をした。取り巻き達も思わず真っ蒼な顔になる。しかし、城之内はすぐに言いつくろった。
「『仕返し』ではなく『八つ当たり』でしたわ!ちょっとした言い間違いですの!濡れさせられた八《・》つ当《・》たりで濡れ衣を被せさせようなんて、あまりにも気の利いた冗談ですわ!」
「本当!八つ当たりするなんてサイテー!」
「あんたったら最低!」
「城之内さんに因縁付けてお金せびる気だったんじゃない?まさに濡れ手で粟ね!」
城之内一味は口々に慈美子を侮蔑した。慈美子には一切反論する隙を与えない。まるでメディア批判をタブー視して発言自体を弾圧しようとするマスコミのような戦術である。
城之内一味は、好き好きに言いたい放題言った後に、高笑いしながら去って行った。
「どうしましょう…」
慈美子は濡れた服をどうしようか悩んでいた。今日は体育もなく、着替えがない。他のクラスには借りに行くような友達もいない。このままでは風邪を引いてしまう。
慈美子が途方に暮れているとそこに関都が通りかかった。
「どうしたんだ、慈美子!ビショビショじゃないか!」
「トイレに入って居たら、誰かにイタズラされたの…」
「そりゃ大変だ!すぐ着替えろ!」
「でも着替えなんて持ってきてなくて…」
「僕の体操着を貸してやるよ。僕は部活があるから体操着を持ってきているんだ」
関都は急いで教室に戻り、体操着を持ってきた。関都は「ほらよ」と、ぶっきらぼうに体操着を投げ渡した。慈美子はキャッチし損ねて、落としてしまったが、すぐに拾い直した。そんな慈美子を見ながら関都は投げやりに言う。
「着ろよ」
「でも、関都くんが部活の時に困るんじゃないの?」
「なーに、1日くらい休んでも平気さ。事情を話せば怒られはしないさ。返してくれるのは明日で良いよ」
「ありがとう…」
「早くトイレで着替えて来いよ!」
慈美子は言われた通り関都の体操着に着替えた。サイズが大きくかなりぶかぶかである。まるで名探偵コナンの新一が幼児化したような格好になってしまった。
しかし、関都は慈美子のそんな姿をフォローするように優しく語り掛けた。
「こんなんでもないよりマシだろう」
「うん。ありがとう。本当にありがとう」
慈美子は関都の体操着で授業を受けた。慈美子は目立って皆に注目されていた。だが、それを見て1番驚いたのは他ならぬ城之内である。
(まぁーー!!関都さんから体操着を借りるなんて!なんてずうずうしい女ですの?!)
城之内は激しい嫉妬心と怒りに支配された。その精神状態はまるでヴィランである。城之内は更なる嫌がらせを慈美子に科せる事を誓った。
「あんまりいい気になるんじゃなくってよ!このままじゃ済ましませんわよ…!」
城之内は慈美子への嫉妬心がムクムクと膨れあがっていたが、当の慈美子はそんな事知る由もなかった。
学校が終わると、慈美子はとぼとぼと帰路に付いていた。そこに突然、関都が現れた。
「関都くん!?」
「せっかく部活が休みになったんだし、どうだ?一緒にカラオケ行かないか?」
「うん!行く行く!!」
「ただし、割り勘だぞ」
「勿論よ!」
2人はカラオケで大熱唱した。慈美子の歌声に関都は聞き惚れる。慈美子はとても美声であり、その歌声はまるで天使のような歌声であった。
関都はその歌声に惜しみなく讃頌の声を上げた。
「ほおー。上手いもんだな」
2人は歌の趣味もばっちり合い、カラオケは大いに盛り上がった。すっかり意気投合し、デュエットも歌ってしまった。デュエットは息ピッタリで完全にシンクロしていた。
そんな楽しい時間はあっという間に過ぎ去ってしまう。
「んー!今日は楽しかったわ!」
「僕もだ!また来ような!」
そして、慈美子は無事帰宅した。関都が送ってくれたのだ。慈美子は遠慮したが、夜も遅い事もあって、関都が心配して家まで送ってくれたのだ。
「関都くん…なんて頼りになる人なのかしら!」
慈美子は関都から借りた体操着を洗濯しようとした。洗濯する前にちょっと疚しい考えが慈美子の頭に浮かんだ。その考えを慈美子は実行してしまう。
「ん~!関都くんの体操着!」
慈美子はストーカーのように関都の体操着の臭いを嗅いだ。
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