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2:ヴェストリオーア戦役編
5:直前直後/中
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開幕直前キャンペーンは開幕直前でそれが終わるということは直前が終わるということつまりヴェストリオーア戦役がいよいよ開戦ということでは?直前期間限定ガチャが終了するスイッチはネリジュラク王子の出陣と考えていいのかもしれない何しろ最終兵器王子様だものこの限定ガチャは一億ゲールかかるが文官も出たこれまでにはいなかった文官は貴重それに無料分で星5最終兵器王子を雇用できたのは勝ちガチャだといっていいのかもしれないでもそもそも星5が何人いるのかもわからないガチャだしひょっとして排出率が良くなっているとかそういうことはあるのかもしれないけど知りようもないしかも一億ゲールだ女王の身でも一億は決して安くないけれどけれどけれどけれど限定ガチャは逃すと次のチャンスがいつかわからないそもそも復刻があるのかどうかも不明だ景品表示法がない世界のガチャなんて本当に暗黒極悪ダークネス
0.25秒ほどの逡巡を越え、わたくしは流れるように指先を滑らせた。求人ボタンをタップだ。
分厚い封筒が届く演出が見えて……、我に返った。
「わたくしは……!」
呆然と、口から言葉が零れた。
今、考えてたのに何も考えていなかった!
「ハイデマリー様、いかがなさいましたか」
背後の定位置に立っていたジークムンド卿が小声で言った。わたくしの常とは違う様子に気がついたようだ。さすがは星5騎士。
「貴女の憂いを晴らす喜びを、この私にお与えくださいますか?」
足下から、もうひとりの星5騎士ネリジェラクが言う。ドレスの裾を取ったまま見上げてくる顔はまるで子犬のようだ。実際は地獄の狂犬だけど。
「大丈夫、何でもないわ」
わたくしは取り合えず二人それぞれに頷いた。
封筒の開封は後で、ひとりになってからだ。
女王予算から消えたはずの一億ゲールについても後で考えよう。今はネリジェラクの出陣とその後先のことを考えなくては。
「ゲーアハルト卿、第二軍に命じます。ネリジュラク卿の進軍の補助と戦後処理を任せる」
「承知いたしました、陛下。ただひとつ、質問をお許しください」
ネリジュラクを押しのけるようにしてわたくしの足下に膝を突いたゲーアハルトが言った。
「許します」
「この狂……いえ、ネリジュラク王子殿下の我が軍での立場は?」
ゲーアハルトの問いは尤もだ。
侵攻しようという国の王子であることも踏まえて、我がエンダベルト王国ではどう扱うのかが気になるのは当たり前だ。
「お前はどうしたいの。希望はあるかしら?」
「エアジュラス王国を捧げた暁には、御身のお側に侍ることをお許しいただきたく思います」
「では所属は近衛騎士団、当面はジークムンド卿預かりの騎士とします」
物騒な男ではあるけれど、ガチャ求人で来たのだ。絶対にわたくしを裏切ることはない。護衛騎士に置けば心強いことこの上ない。
わたくしはさっさと決めて、棘薮の間に控えていた文官に視線をやった。剣を握ったほうが似合いそうな武骨な見た目の文官は、だが、小刻みに震えながら書面に書き留めた。
【魔剣の運び手】の存在感は圧倒的だ。胆力がない者は、ネリジュラクを見るだけで震え上がっても仕方がない。お化けがそこに実体化しているようなものだもの。
「騎士ネリジュラク。遠征中はゲーアハルト卿の指示に必ず従いなさい。それがわたくしに仕えるということです」
「……承知しました」
言葉では従いつつも、隻眼はやや不満げだ。ちらりとゲーアハルト卿を見た視線には、敵愾心が確かにあった。
エアジュラス王国はプライドが高い国民性で知られている。古い歴史がそうさせるらしいけど、対応するのは面倒くさい。ゲーアハルト卿も一応は王族なんだから、王子の対面も守られるはずなのに、何が不満なのか。
「ネリジュラク卿。お前の目的はなに? 父を殺すこと? それともわたくしに仕えることなの?」
わたくしが言うと、ネリジェラクとゲーアハルト卿が揃って顔を上げた。わたくしを見上げてくる視線の温度は高い。
騎士たるもの、戦いを前に高揚しているのだろうか。それはちょっとわかる。攻略は楽しいものだ。
封筒が表示されたままの小ウィンドウを脇に避け、わたくしは戦闘マップを開いた。ネリジェラクの進言を受け入れた時にマップも開放されたようだ。
【ヴェストリオーア戦役】
『基本情報:エアジュラス王国』
◆国 主:バルスティク(国王)
◆王都:ジュラス/ジュラス王宮
◆領 地 東エアジュラス 西エアジュラス
南エアジュラス 北エアジュラス
山岳域
作戦表示もちょっと変わった。UIはシリーズが進むごとに少しずつ改良されていくのが道理。
王都ジュラスはエアジュラス湖のほぼ中央の島にある。巨大な湖はドーナツみたいな形をしているのだ。橋はない。ジュラスには一般市民はほとんどいないから、たくさんの物資を運ぶ必要がない。
ここを攻めるには工夫が必要だった。湖用の船を用意するのが攻略のコツだ。そのために技術力をあげるか、先に自由都市同盟群を落としておくと購入できるようになる。
そこをネリジェラク一騎でなんとかできるというのはすごいショートカットだ。どのくらいの日数がかかるのかわからないけれど、エアジュラス攻めに戦力を割かなくていいのは朗報。次のことを考えることができる。
つまり、一億ゲールの価値は十分あるよね!
……わかってる。
これは現実逃避の気休め案件。今重要な分析ではない。
ともかく冷静になったわたくしは、第二軍出陣のための軍略会議を招集した。王宮へも使者を出し、戦触れを出す。前線はひとりだからいいけれど、後詰め部隊の働きがなくては占領はできないのだ。
「一刻も早く、ハイデマリー様のお側近くに侍りたいのです」の一点張りのネリジュラクは、ちょっと目を離したら一人で出陣していきそうな鼻息だ。
基本的に、この男の手綱を取れるのはわたくしのみだ。
多少の無理を押し通し、ゲーアハルト卿率いる第二軍とシュテファニエ卿の第三軍、ネリジェラク・エア=ジュラス王子の出立は三日後の朝と決まった。
戦力は問題ないにしろ、補給と確保した地域の占領部隊が必要だからだ。
追って援軍を出すのは無論である。
この砦の守りはメイザー卿と彼の元々の部下であるバルゲス砦守備隊に任せることになった。彼らの忠誠は国土と家族にあり、旧王家の血筋でもあるわたくしを女王として戴くことに不満はないのだそうだ。改めて任命書を発行すれば問題はない。
フレーベ元公爵夫妻も王族ではあったから、逆らえなかったらしい。
とりあえずの算段を立てたあと、わたくしが客室に戻れたのは夜も更けた頃だった。
疲れたし、とても眠りたかった。だが、わたくしには大切な開封の儀が待っているのだ。
ベッドに腰かけ、出しっぱなしにしていた小ウィンドウの封筒を見つめた。指先でなぞるとペーパーナイフが封を切る演出が出て、切れたところから光が溢れるのだ。
素晴らしい結果でありますように!!
わたくしが指先に力を込めたその時だ。
小さなノックが聞こえた。
「何っ?」
「陛下、申し訳ございません」
思わず語気が荒くなった。淑女らしからぬ対応だけど仕方がない。だって、今、ほんとうに今、開けるところだったのだから!
声の主は侍女だ。わたくしが眠っている間、不寝番に立つ者のひとりである。
「ネリジェラク・エア=ジュラス殿下がどうしてもお目通りをとおっしゃっておいでです」
少し怯えた言い方は、【魔剣の運び手】がそこにいるからだろう。
仕方がない。もう!
わたくしはガウンを羽織り、応接のために居間に出た。
「ハイデマリー様、どうかお願いいたします」
顔色の悪いネリジェラクは、両膝を突いた懇願の姿勢でわたくしを待ち受け、そう言った。
もういい。皆まで言うな。
「わたくしも休みたいの。だから、そうね、三局だけよ」
「ありがとうございます!」
ぱあっと明るい笑みになったのは、単なるゲーマーである。正気を保つために必要なことであるなら尚更だ。
ゲーマーはゲーマーを知る。
わたくしにとって、この男は同族でしかない。それに、わたくしだって『聖魔戦役』は好きだもの。
結局、七戦してしまった。朝のほうが近くなった頃合いにようやく、ネリジェラクが帰ってくれた。
わたくしはあくびを噛み殺し、再びベッドに腰を下ろした。
今度こそ、封筒を開く。
切り口から溢れたのは、虹色の光だった。
0.25秒ほどの逡巡を越え、わたくしは流れるように指先を滑らせた。求人ボタンをタップだ。
分厚い封筒が届く演出が見えて……、我に返った。
「わたくしは……!」
呆然と、口から言葉が零れた。
今、考えてたのに何も考えていなかった!
「ハイデマリー様、いかがなさいましたか」
背後の定位置に立っていたジークムンド卿が小声で言った。わたくしの常とは違う様子に気がついたようだ。さすがは星5騎士。
「貴女の憂いを晴らす喜びを、この私にお与えくださいますか?」
足下から、もうひとりの星5騎士ネリジェラクが言う。ドレスの裾を取ったまま見上げてくる顔はまるで子犬のようだ。実際は地獄の狂犬だけど。
「大丈夫、何でもないわ」
わたくしは取り合えず二人それぞれに頷いた。
封筒の開封は後で、ひとりになってからだ。
女王予算から消えたはずの一億ゲールについても後で考えよう。今はネリジェラクの出陣とその後先のことを考えなくては。
「ゲーアハルト卿、第二軍に命じます。ネリジュラク卿の進軍の補助と戦後処理を任せる」
「承知いたしました、陛下。ただひとつ、質問をお許しください」
ネリジュラクを押しのけるようにしてわたくしの足下に膝を突いたゲーアハルトが言った。
「許します」
「この狂……いえ、ネリジュラク王子殿下の我が軍での立場は?」
ゲーアハルトの問いは尤もだ。
侵攻しようという国の王子であることも踏まえて、我がエンダベルト王国ではどう扱うのかが気になるのは当たり前だ。
「お前はどうしたいの。希望はあるかしら?」
「エアジュラス王国を捧げた暁には、御身のお側に侍ることをお許しいただきたく思います」
「では所属は近衛騎士団、当面はジークムンド卿預かりの騎士とします」
物騒な男ではあるけれど、ガチャ求人で来たのだ。絶対にわたくしを裏切ることはない。護衛騎士に置けば心強いことこの上ない。
わたくしはさっさと決めて、棘薮の間に控えていた文官に視線をやった。剣を握ったほうが似合いそうな武骨な見た目の文官は、だが、小刻みに震えながら書面に書き留めた。
【魔剣の運び手】の存在感は圧倒的だ。胆力がない者は、ネリジュラクを見るだけで震え上がっても仕方がない。お化けがそこに実体化しているようなものだもの。
「騎士ネリジュラク。遠征中はゲーアハルト卿の指示に必ず従いなさい。それがわたくしに仕えるということです」
「……承知しました」
言葉では従いつつも、隻眼はやや不満げだ。ちらりとゲーアハルト卿を見た視線には、敵愾心が確かにあった。
エアジュラス王国はプライドが高い国民性で知られている。古い歴史がそうさせるらしいけど、対応するのは面倒くさい。ゲーアハルト卿も一応は王族なんだから、王子の対面も守られるはずなのに、何が不満なのか。
「ネリジュラク卿。お前の目的はなに? 父を殺すこと? それともわたくしに仕えることなの?」
わたくしが言うと、ネリジェラクとゲーアハルト卿が揃って顔を上げた。わたくしを見上げてくる視線の温度は高い。
騎士たるもの、戦いを前に高揚しているのだろうか。それはちょっとわかる。攻略は楽しいものだ。
封筒が表示されたままの小ウィンドウを脇に避け、わたくしは戦闘マップを開いた。ネリジェラクの進言を受け入れた時にマップも開放されたようだ。
【ヴェストリオーア戦役】
『基本情報:エアジュラス王国』
◆国 主:バルスティク(国王)
◆王都:ジュラス/ジュラス王宮
◆領 地 東エアジュラス 西エアジュラス
南エアジュラス 北エアジュラス
山岳域
作戦表示もちょっと変わった。UIはシリーズが進むごとに少しずつ改良されていくのが道理。
王都ジュラスはエアジュラス湖のほぼ中央の島にある。巨大な湖はドーナツみたいな形をしているのだ。橋はない。ジュラスには一般市民はほとんどいないから、たくさんの物資を運ぶ必要がない。
ここを攻めるには工夫が必要だった。湖用の船を用意するのが攻略のコツだ。そのために技術力をあげるか、先に自由都市同盟群を落としておくと購入できるようになる。
そこをネリジェラク一騎でなんとかできるというのはすごいショートカットだ。どのくらいの日数がかかるのかわからないけれど、エアジュラス攻めに戦力を割かなくていいのは朗報。次のことを考えることができる。
つまり、一億ゲールの価値は十分あるよね!
……わかってる。
これは現実逃避の気休め案件。今重要な分析ではない。
ともかく冷静になったわたくしは、第二軍出陣のための軍略会議を招集した。王宮へも使者を出し、戦触れを出す。前線はひとりだからいいけれど、後詰め部隊の働きがなくては占領はできないのだ。
「一刻も早く、ハイデマリー様のお側近くに侍りたいのです」の一点張りのネリジュラクは、ちょっと目を離したら一人で出陣していきそうな鼻息だ。
基本的に、この男の手綱を取れるのはわたくしのみだ。
多少の無理を押し通し、ゲーアハルト卿率いる第二軍とシュテファニエ卿の第三軍、ネリジェラク・エア=ジュラス王子の出立は三日後の朝と決まった。
戦力は問題ないにしろ、補給と確保した地域の占領部隊が必要だからだ。
追って援軍を出すのは無論である。
この砦の守りはメイザー卿と彼の元々の部下であるバルゲス砦守備隊に任せることになった。彼らの忠誠は国土と家族にあり、旧王家の血筋でもあるわたくしを女王として戴くことに不満はないのだそうだ。改めて任命書を発行すれば問題はない。
フレーベ元公爵夫妻も王族ではあったから、逆らえなかったらしい。
とりあえずの算段を立てたあと、わたくしが客室に戻れたのは夜も更けた頃だった。
疲れたし、とても眠りたかった。だが、わたくしには大切な開封の儀が待っているのだ。
ベッドに腰かけ、出しっぱなしにしていた小ウィンドウの封筒を見つめた。指先でなぞるとペーパーナイフが封を切る演出が出て、切れたところから光が溢れるのだ。
素晴らしい結果でありますように!!
わたくしが指先に力を込めたその時だ。
小さなノックが聞こえた。
「何っ?」
「陛下、申し訳ございません」
思わず語気が荒くなった。淑女らしからぬ対応だけど仕方がない。だって、今、ほんとうに今、開けるところだったのだから!
声の主は侍女だ。わたくしが眠っている間、不寝番に立つ者のひとりである。
「ネリジェラク・エア=ジュラス殿下がどうしてもお目通りをとおっしゃっておいでです」
少し怯えた言い方は、【魔剣の運び手】がそこにいるからだろう。
仕方がない。もう!
わたくしはガウンを羽織り、応接のために居間に出た。
「ハイデマリー様、どうかお願いいたします」
顔色の悪いネリジェラクは、両膝を突いた懇願の姿勢でわたくしを待ち受け、そう言った。
もういい。皆まで言うな。
「わたくしも休みたいの。だから、そうね、三局だけよ」
「ありがとうございます!」
ぱあっと明るい笑みになったのは、単なるゲーマーである。正気を保つために必要なことであるなら尚更だ。
ゲーマーはゲーマーを知る。
わたくしにとって、この男は同族でしかない。それに、わたくしだって『聖魔戦役』は好きだもの。
結局、七戦してしまった。朝のほうが近くなった頃合いにようやく、ネリジェラクが帰ってくれた。
わたくしはあくびを噛み殺し、再びベッドに腰を下ろした。
今度こそ、封筒を開く。
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