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はて、婚約とは編
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しおりを挟む楽しい楽しいティータイム。しかしそのお相手に私は困っていた。
事の始まりは昨日まで遡る。その日お父様が少し疲れて帰宅したのだが、その理由に驚いた。
なんでもプロミネア国王からの呼び出しがあったらしく、お昼頃に謁見の間に通されたらしいのだが、その場にはなぜか王太子殿下がいらしたそうな。
そして切り出された話に、お父様は卒倒なさった。そう、倒れたのだ。あの屈強なお父様が、倒れた。
内容を家族で伺えば、私以外の皆が一様に卒倒しました。カイン兄様はもちろん、シュノ兄様も、極め付けにはあのお母様までもが倒れてしまったのです。
そして一夜明けた今日、突然王太子殿下と国王陛下が乗り込んできました。
文字通り、無理やり帰宅させられたお父様の馬車に乗り込み、我が家にいらっしゃいました。
「ノアージュ… ご挨拶を…」
「はい、お父様…。ノアージュ・モルフェスと申します。以後、お見知り置きを。」
「父上、やはり私の目に狂いはないでしょう?」
「うむ、そのようだな。ノアージュ嬢、正式な謁見ではない故、楽にしなさい。」
「父上の言う通りだ。ああ、私はルモンド・プロミネア。ぜひルーと呼んでくれないか?」
「で、殿下とお呼びしますわ…」
「ダメだよ。ルーって呼んで?」
「いいえ、殿下それは「ルーだよ?」…はい。」
「さて、今日伺ったのは件の婚約についての細かい取り決めをだな…」
あらやだ、始まってしまったわ。おほほ。
なんて悠長にやっている暇はない。大変じゃん。どうすんの?
プロミネア学院に入る前に婚約が成立していたのは知ってたけど、転生して私から殿下にアプローチをかけた記憶がないし、そもそも初対面のはず。
どうしてこんなことになってる??
それにしても、同い年のくせに嫌味なくらい整った顔してるな。
はぁ… どうして…
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