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学院生活 前学期編
21. え、今日なの?
しおりを挟むはーい、みんな大好き響也くんでーす。
え?嫌い?やめて、ガチで傷つく。
まあ、そんなことは置いといて、なんか今すごい大変なんだよね。
だって今ジャージ着て校内走り回ってるんだもん☆
イベントのくじ引きとか説明とかしたの昨日だよ?
それで翌日ジャージいるからな~って紺野が言ったから持ってきたら、これだよ。
朝一から着替えて体育館集合って、ナニソレ。
そんでもってガチで生徒会が追いかけてきてるんだけど、それは何故?
俺ってばここに来る前からモテ期だったのに、ここにきてから更に拍車がかかったんじゃないの?
ちょ、朔蘭ちゃん?その輪っか状のロープは何かな?カウボーイみたいに振り回してるのは何でだろう?
おかしいなぁ~、なんで俺こんなに狙われてるんだろ?
「って、ちゃっかり圭ちゃんも混ざらないでよっ!!!!犯すぞっ!?!?」
「なんか面白そうだったからさ~。犯すのは無しでよろー。」
「そうだよ響ちゃんっ!佐藤くんなんかより俺を犯してよ!!」
「奏多に突っ込むことなんか一生、二度と、金輪際ねぇよ!!!!」
「それなら私を犯せばいいです!さあ、おとなしくお縄に掛かりなさい!!」
「絶っっっっ対やだ!なんかやばそう!朔蘭ちゃんホントやばそう!また今度にしよう!!来年くらい!!」
「ぼ、くが、ぃる…」
「どうした千藤お前まで!!しっかりしろ!俺は今日かなりハードなスケジュールが入ってるんだ!昨日かなり手加減したから、今日すごいハードなんだよ!だからここで体力使いたくないわけ!
追いかけるのいい加減やめないっ!?!?」
そう、昨日紺野と準備室でちょこっとした後、紺野に予定が入りプレイが順延したのだ。
そうなると、かなりお預けにされてるあいつは、今日もの凄くハードにしなければ満足せずに毎日毎晩迫り来るようになるので、今夜一晩でなんとしても満足させなければならない。
その為にはここで体力を使いたくはないのだっ!
「それなら、大人しく俺に掴まれ、響也。」
「えー、彩雅のお願い内容によるかなー。デートとは別で何かして欲しいことがあるんでしょ?」
「あ、ああ。その、この前みたいな…、その、あれだ…」
「ごっっめん、全然聞こえない!とりあえず雰囲気からして夜の話かな?!別に親衛隊に予定聞いてくれれば空いてる日に部屋に来てもいいから!
じゃ、そゆことで!!!」
後ろでいろんな人が色々言ってるけどどうでもいい。俺はとにかく逃げる、逃げる、逃げる。
いや、まて、何をそんなに逃げる必要があるんだ?
奏多と朔蘭ちゃんは避けるにしても、千藤や彩雅は別に…
うん、奏多と朔蘭ちゃん以外の知り合いなら捕まってもいいかな!
よし、決まり!!!
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