15 / 49
15
しおりを挟む
スマホで小泉さんにからかわれた後、僕は風呂に入った。
ゆっくりと湯船に浸かっていると今日の出来事が次々と脳裏に浮かんだ。
小泉さんがお尻をチラ見せしたこと。小泉さんがノーパンで階段を上ったこと。そのときスカートがひらひらしてドキドキしたこと。小泉さんの秘密の花園が見えた気がして鼻血を出してしまったこと。ランジェリーショップで妹に出会ったこと。小泉さんと妹と真凛ちゃんのブラを選んだこと。小泉さんにスマホでからかわれたこと。メールとともに送られてきた画像のこと。
そんな出来事が次々と浮かんでは消えた。
鼻の奥に血の気配を感じる。エピソード記憶の再生をストップしたいが、止められない。
ああ、ヤバイ。このままでは鼻血が出てしまう。
そう思っていたときに浴室に妹が入ってきた。もちろん、裸で。大事なところを隠しもせずに。
「お兄ちゃん、体洗って」
妹は椅子に座る。
「お前な。もう中学3年なんだからいい加減、その習慣改めろよって何度も言ってるよな」
妹は時々こうして風呂に乱入してくる。何の断わりもなしに。
「いいじゃん。時々だし、兄妹なんだし。私の体見ても興奮しないんだし。今日のブラ姿見せたときみたいに興奮しないんだし」
「妹に興奮したら変態だろう」
「つまんない・・・不公平だよ」妹は口を尖らす。「妹だからって興奮しないなんて」
「不公平って言われても困る」
「不公平だから私、怒ってるの。ストレス感じてるの。だから大好きなお兄ちゃんに体洗ってほしいの。ストレス解消するために。わかった?」
「はあ~。そんなに堂々と裸を晒しているから興奮しないのかもしれないぞ」
「妹の可憐な裸をそんな堂々と見て興奮しないお兄ちゃんの感性が間違ってると思う」
「僕の感性は正常だと思うけど」
「まあ、そうだね。小泉さんのブラ姿の見たときは興奮してたもんね」
「・・・」
「確かに小泉さんのプロポーションはすごいもんね。高校1年生とは思えないもんね。興奮して当然だよね」
「・・・」
「私、お兄ちゃんのこと大好きだから嫉妬したんだよ。小泉さんに。すごく嫉妬したの。それでストレス溜まってるの。だから今日はいつもより丁寧に体洗ってもらえる権利があると思うの。だってお兄ちゃんのせいでもあるんだから。あんな綺麗な女性と友達になったお兄ちゃんにも責任があると思うの。そう思わない?」
「どうだろう?」
「責任あるの。絶対。だから私の体、入念に洗って」
「わかったよ」
「うん」
妹は満足そうにうなずく。
僕は湯船から出て、妹の頭を洗い、始める。確かに妹に興奮しないというのは不思議だと思う。妹のプロポーションは悪くない。良いほうだと思う。容姿も可愛い。なのに僕は性的な興奮を一切感じない。
妹と同じようなプロポーションの真凛ちゃんには性的興奮を感じた。なのに妹には感じない。微塵も感じない。
兄と妹。血の繋がった兄妹というだけでこうも性的興奮を感じないというのは本当に不思議だった。世の中には妹に欲情する兄がいると言う。でも僕にはそんな話、都市伝説にしか思えない。
体を洗い終える。妹が湯船に浸かる。僕も湯船に浸かる。
「ねえお兄ちゃん。おっぱいって揉むと大きくなるって言うよね」
「言うね」
「私、毎日のように揉んでるんだよね。こんなふうに」妹は乳房を揉む。「でも大きくならないんだよね」
「そのうちなるさ」
「その根拠は?」
「お前が母さんの血を引いてるから」
「確かにお母さんはおっぱい大きいけど、だから将来、私も大きくなるって期待はあるけど・・・最近、もしかしたらこのままなんじゃないかって不安になることもあるんだよね」
「そうなのか?」
「うん」
「気にする必要ないと思うけどな」
「気にするよ。真凛ちゃんだって気にしてるんだよ。だから毎日私と同じようにおっぱい揉んだり、牛乳飲んだりしてるんだよ」
「そうなんだ」
「うん。女の子にとっておっぱいの大きさは切実な問題なんだよ。男のお兄ちゃんにはわからないだろうけどね」
「まあ、わからないな」
「お兄ちゃんもおっぱい大きいほうが好きでしょ?」
「別に」
「じゃあどうして小泉さんと友達になったの?あのおっぱいでしょ?あの大きなおっぱいに惹かれて友達になろうって思ったんでしょ?」
「馬鹿。違うよ」
「じゃあ小泉さんのおっぱい嫌い?」
「それは・・・」
「好きなんでしょ?」
「まあ嫌いではないな」
「ほら、やっぱり大きなおっぱいが好きなんじゃん。小さなおっぱいより大きなおっぱいのほうが好きなんじゃん。お兄ちゃんみたいな男性がたくさんいるから女にとって貧相なおっぱいは深刻な問題になるんだよ」
「・・・まあ、そうかもしれない」
「そうだよ。あ~あ、おっぱい大きくならないかな。ねえ、お兄ちゃん、私のおっぱい揉んでよ。男性に揉まれると大きくなるって言うでしょ」
「馬鹿言うな。兄として妹の胸を揉むことはできん」
「じゃあ小泉さんのおっぱいは揉むことができるの?」
「・・・」
「揉むことができるんだね」
「・・・」
僕は無言を貫く。
「やっぱり不公平だよ。いろいろと。ああ、もうつまんない。お兄ちゃんのこと、小泉さんみたいにからかいたいのに。つまんない」
「お前。兄のことを何だと思ってるんだ?」
「ん~とね。オモチャ?」
「・・・もう二度と頭も体も洗ってやらん」
「冗談だよ。そんな寂しいこと言わないでよ。おっぱい揉ませてあげるから」
「揉みたくないし、揉む気もないし、興味もない」
「酷い・・・お兄ちゃんこそ妹をなんだと思ってるのさ?」
「妹は妹だ。それ以上でもそれ以下でもない」
「妹以上になる可能性は?」
「ない。お前は一生僕の妹だ」
「酷い」妹は泣きそうな顔になる。
「お前だって僕のこと兄以上には思ってないだろ?」
「うん。思ってない」妹は笑顔で言う。「だからおっぱい揉んで」
「嫌だ。もう出る。これ以上入ってたら、のぼせて鼻血が出る」
「私の裸を見て興奮したんじゃないの?」
「微塵も興奮してない」
「不公平だ」
僕は湯船から出ようとする。
「お兄ちゃん」
「なんだ?」
「私とお兄ちゃんがお風呂に入ってること、小泉さんに話したらどうなるだろうね?」
「悪い冗談を言うな」
「ふふん。冗談だと思う」妹は不敵に笑う。「冗談と思うならお風呂から出てもいいよ」
「何が目的だ?」
「おっぱい揉んで」
「・・・」
「私、おっぱい大きくなりたいの。でも仲の良い男子に頼むわけにはいかないし。頼める男子はお兄ちゃんしかいないの。私、男子に揉まれると大きくなるかどうかを確かめてみたいの。だからお願い。大きくならなかったら諦めるから。だからお願い。誰にも言わないから。ねっ」
「・・・はあ~。わかったよ」
「ありがとう。お兄ちゃん。じゃあさっそく揉んで」
妹はBカップの乳房を突き出す。
僕は躊躇いながらも妹の乳房を揉み始めた。
ゆっくりと湯船に浸かっていると今日の出来事が次々と脳裏に浮かんだ。
小泉さんがお尻をチラ見せしたこと。小泉さんがノーパンで階段を上ったこと。そのときスカートがひらひらしてドキドキしたこと。小泉さんの秘密の花園が見えた気がして鼻血を出してしまったこと。ランジェリーショップで妹に出会ったこと。小泉さんと妹と真凛ちゃんのブラを選んだこと。小泉さんにスマホでからかわれたこと。メールとともに送られてきた画像のこと。
そんな出来事が次々と浮かんでは消えた。
鼻の奥に血の気配を感じる。エピソード記憶の再生をストップしたいが、止められない。
ああ、ヤバイ。このままでは鼻血が出てしまう。
そう思っていたときに浴室に妹が入ってきた。もちろん、裸で。大事なところを隠しもせずに。
「お兄ちゃん、体洗って」
妹は椅子に座る。
「お前な。もう中学3年なんだからいい加減、その習慣改めろよって何度も言ってるよな」
妹は時々こうして風呂に乱入してくる。何の断わりもなしに。
「いいじゃん。時々だし、兄妹なんだし。私の体見ても興奮しないんだし。今日のブラ姿見せたときみたいに興奮しないんだし」
「妹に興奮したら変態だろう」
「つまんない・・・不公平だよ」妹は口を尖らす。「妹だからって興奮しないなんて」
「不公平って言われても困る」
「不公平だから私、怒ってるの。ストレス感じてるの。だから大好きなお兄ちゃんに体洗ってほしいの。ストレス解消するために。わかった?」
「はあ~。そんなに堂々と裸を晒しているから興奮しないのかもしれないぞ」
「妹の可憐な裸をそんな堂々と見て興奮しないお兄ちゃんの感性が間違ってると思う」
「僕の感性は正常だと思うけど」
「まあ、そうだね。小泉さんのブラ姿の見たときは興奮してたもんね」
「・・・」
「確かに小泉さんのプロポーションはすごいもんね。高校1年生とは思えないもんね。興奮して当然だよね」
「・・・」
「私、お兄ちゃんのこと大好きだから嫉妬したんだよ。小泉さんに。すごく嫉妬したの。それでストレス溜まってるの。だから今日はいつもより丁寧に体洗ってもらえる権利があると思うの。だってお兄ちゃんのせいでもあるんだから。あんな綺麗な女性と友達になったお兄ちゃんにも責任があると思うの。そう思わない?」
「どうだろう?」
「責任あるの。絶対。だから私の体、入念に洗って」
「わかったよ」
「うん」
妹は満足そうにうなずく。
僕は湯船から出て、妹の頭を洗い、始める。確かに妹に興奮しないというのは不思議だと思う。妹のプロポーションは悪くない。良いほうだと思う。容姿も可愛い。なのに僕は性的な興奮を一切感じない。
妹と同じようなプロポーションの真凛ちゃんには性的興奮を感じた。なのに妹には感じない。微塵も感じない。
兄と妹。血の繋がった兄妹というだけでこうも性的興奮を感じないというのは本当に不思議だった。世の中には妹に欲情する兄がいると言う。でも僕にはそんな話、都市伝説にしか思えない。
体を洗い終える。妹が湯船に浸かる。僕も湯船に浸かる。
「ねえお兄ちゃん。おっぱいって揉むと大きくなるって言うよね」
「言うね」
「私、毎日のように揉んでるんだよね。こんなふうに」妹は乳房を揉む。「でも大きくならないんだよね」
「そのうちなるさ」
「その根拠は?」
「お前が母さんの血を引いてるから」
「確かにお母さんはおっぱい大きいけど、だから将来、私も大きくなるって期待はあるけど・・・最近、もしかしたらこのままなんじゃないかって不安になることもあるんだよね」
「そうなのか?」
「うん」
「気にする必要ないと思うけどな」
「気にするよ。真凛ちゃんだって気にしてるんだよ。だから毎日私と同じようにおっぱい揉んだり、牛乳飲んだりしてるんだよ」
「そうなんだ」
「うん。女の子にとっておっぱいの大きさは切実な問題なんだよ。男のお兄ちゃんにはわからないだろうけどね」
「まあ、わからないな」
「お兄ちゃんもおっぱい大きいほうが好きでしょ?」
「別に」
「じゃあどうして小泉さんと友達になったの?あのおっぱいでしょ?あの大きなおっぱいに惹かれて友達になろうって思ったんでしょ?」
「馬鹿。違うよ」
「じゃあ小泉さんのおっぱい嫌い?」
「それは・・・」
「好きなんでしょ?」
「まあ嫌いではないな」
「ほら、やっぱり大きなおっぱいが好きなんじゃん。小さなおっぱいより大きなおっぱいのほうが好きなんじゃん。お兄ちゃんみたいな男性がたくさんいるから女にとって貧相なおっぱいは深刻な問題になるんだよ」
「・・・まあ、そうかもしれない」
「そうだよ。あ~あ、おっぱい大きくならないかな。ねえ、お兄ちゃん、私のおっぱい揉んでよ。男性に揉まれると大きくなるって言うでしょ」
「馬鹿言うな。兄として妹の胸を揉むことはできん」
「じゃあ小泉さんのおっぱいは揉むことができるの?」
「・・・」
「揉むことができるんだね」
「・・・」
僕は無言を貫く。
「やっぱり不公平だよ。いろいろと。ああ、もうつまんない。お兄ちゃんのこと、小泉さんみたいにからかいたいのに。つまんない」
「お前。兄のことを何だと思ってるんだ?」
「ん~とね。オモチャ?」
「・・・もう二度と頭も体も洗ってやらん」
「冗談だよ。そんな寂しいこと言わないでよ。おっぱい揉ませてあげるから」
「揉みたくないし、揉む気もないし、興味もない」
「酷い・・・お兄ちゃんこそ妹をなんだと思ってるのさ?」
「妹は妹だ。それ以上でもそれ以下でもない」
「妹以上になる可能性は?」
「ない。お前は一生僕の妹だ」
「酷い」妹は泣きそうな顔になる。
「お前だって僕のこと兄以上には思ってないだろ?」
「うん。思ってない」妹は笑顔で言う。「だからおっぱい揉んで」
「嫌だ。もう出る。これ以上入ってたら、のぼせて鼻血が出る」
「私の裸を見て興奮したんじゃないの?」
「微塵も興奮してない」
「不公平だ」
僕は湯船から出ようとする。
「お兄ちゃん」
「なんだ?」
「私とお兄ちゃんがお風呂に入ってること、小泉さんに話したらどうなるだろうね?」
「悪い冗談を言うな」
「ふふん。冗談だと思う」妹は不敵に笑う。「冗談と思うならお風呂から出てもいいよ」
「何が目的だ?」
「おっぱい揉んで」
「・・・」
「私、おっぱい大きくなりたいの。でも仲の良い男子に頼むわけにはいかないし。頼める男子はお兄ちゃんしかいないの。私、男子に揉まれると大きくなるかどうかを確かめてみたいの。だからお願い。大きくならなかったら諦めるから。だからお願い。誰にも言わないから。ねっ」
「・・・はあ~。わかったよ」
「ありがとう。お兄ちゃん。じゃあさっそく揉んで」
妹はBカップの乳房を突き出す。
僕は躊躇いながらも妹の乳房を揉み始めた。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?
すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。
翔馬「俺、チャーハン。」
宏斗「俺もー。」
航平「俺、から揚げつけてー。」
優弥「俺はスープ付き。」
みんなガタイがよく、男前。
ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」
慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。
終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。
ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」
保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。
私は子供と一緒に・・・暮らしてる。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
翔馬「おいおい嘘だろ?」
宏斗「子供・・・いたんだ・・。」
航平「いくつん時の子だよ・・・・。」
優弥「マジか・・・。」
消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。
太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。
「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」
「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」
※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。
※感想やコメントは受け付けることができません。
メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。
楽しんでいただけたら嬉しく思います。
美人四天王の妹とシテいるけど、僕は学校を卒業するまでモブに徹する、はずだった
ぐうのすけ
恋愛
【カクヨムでラブコメ週間2位】ありがとうございます!
僕【山田集】は高校3年生のモブとして何事もなく高校を卒業するはずだった。でも、義理の妹である【山田芽以】とシテいる現場をお母さんに目撃され、家族会議が開かれた。家族会議の結果隠蔽し、何事も無く高校を卒業する事が決まる。ある時学校の美人四天王の一角である【夏空日葵】に僕と芽以がベッドでシテいる所を目撃されたところからドタバタが始まる。僕の完璧なモブメッキは剥がれ、ヒマリに観察され、他の美人四天王にもメッキを剥され、何かを嗅ぎつけられていく。僕は、平穏無事に学校を卒業できるのだろうか?
『この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません』
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
極上イケメン先生が秘密の溺愛教育に熱心です
朝陽七彩
恋愛
私は。
「夕鶴、こっちにおいで」
現役の高校生だけど。
「ずっと夕鶴とこうしていたい」
担任の先生と。
「夕鶴を誰にも渡したくない」
付き合っています。
♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡
神城夕鶴(かみしろ ゆづる)
軽音楽部の絶対的エース
飛鷹隼理(ひだか しゅんり)
アイドル的存在の超イケメン先生
♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡
彼の名前は飛鷹隼理くん。
隼理くんは。
「夕鶴にこうしていいのは俺だけ」
そう言って……。
「そんなにも可愛い声を出されたら……俺、止められないよ」
そして隼理くんは……。
……‼
しゅっ……隼理くん……っ。
そんなことをされたら……。
隼理くんと過ごす日々はドキドキとわくわくの連続。
……だけど……。
え……。
誰……?
誰なの……?
その人はいったい誰なの、隼理くん。
ドキドキとわくわくの連続だった私に突如現れた隼理くんへの疑惑。
その疑惑は次第に大きくなり、私の心の中を不安でいっぱいにさせる。
でも。
でも訊けない。
隼理くんに直接訊くことなんて。
私にはできない。
私は。
私は、これから先、一体どうすればいいの……?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる