【R18】セクシー女子高生と友達になってほしいと言われました

赤い翼

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その夜、僕が自室で勉強をしているとき、メールが来た。

『今日はランジェリーショップに付き合ってくれてありがとうね。すごく楽しかったよ。それでね、そのお礼に写真を送ろうと思ったの。今日買ったブラを着けた写真だよ。もちろんニップレスは付けてないよ。恥ずかしいけど清水くんなら見せてもいいかなと思ったの。だって友達だから。よかったら見てね』

という内容のメールだった。

写真が添付されている。

僕はドキドキしながらその写真を開く。

確かに小泉さんは今日買ったブラを着けていた。でもそのブラは小泉さんが最初に試着したブラだった。可愛い感じのブラだった。セクシーじゃないブラだった。普通のブラだった。

僕はがっかりする。

スマホの着信が鳴った。小泉さんからだった。

「がっかりした?」
と楽しそうな小泉さんの声が聞こえてきた。

「・・・別に」

「がっかりしたような声に聞こえるけど」

「してないよ」

「本当に?」

「本当だよ」

「じゃあ見たくないんだ。一応、セクシーブラの写真も撮ったんだけど。すごわよ。大事なところが透けて見えるの。見たい?」

「いいよ」

「遠慮しなくていいのに」

「してないよ」

「そうなんだ。残念。綺麗に撮れてるのに。今、パソコン上に表示してるのよ。大画面で自分のセクシーブラ姿を見てるの。バッチリ見えてるわよ。それなのに清水くんは見たくないの?」

「いいよ」

「わかった。消すね。誰かに見てもらえないんじゃ保存しておいても仕方ないから」

別に消さなくてもいいんじゃないかな?と言いたい。でも言わない。言えば100%からかわれるから。

「えっと消すには。あっ、間違えた。間違って送信しちゃった」
小泉さんは焦った声で言う。

僕のスマホにメールが届く。写真が添付されたメールが。

「ふふっ。間違ったってのは嘘。どうしても清水くんには見てほしかったの。だから送ったの。見ていいよ。ううん。見てください。お願い」

「・・・わかったよ」

僕はドキドキする。写真を開く。

「残念でした」と書かれた紙を持って、舌を出している小泉さんが写っていた。もちろん、写真の小泉さんは服を着ている。

「がっかりした?」

「いや、予想してたから」
というのは嘘。ちょっとがっかりしている。

「そうなんだ。がっかり。清水くんのため息聞けると思ってたから」

「残念だったね」

「ところで清水くん。私ね、今、風呂上がりなの。バスタオル巻いてるだけなの。って言ったら信じる?」

「信じるよ」

「本当に?」

「信じてるよ」

「想像した?」

「してない」

「本当に?」

「本当だよ」

「写真送ってあげよっか?」

「いいよ」

「遠慮しなくていいのに。清水くんには私の裸になれてほしいから。一緒に温泉入る夢を早く叶えるためにね」

「焦らないでほしいな」

「うん。わかってる。ごめんね。急かすようなこと言って」

「いいよ」

「ああ、今日は本当に楽しかった。清水くんのおかげだよ。ありがとう」

「うん」

「明日からもよろしくね。もちろん友達として」

「うん」

「じゃあね。バイバイ」

「バイバイ」

電話が切れた。

その数秒後、メールが送られてきた。もちろん小泉さんから。また写真付きだ。

『これは友達になってくれたお礼の気持ちよ。遠慮なく受け取ってね。あなたの友達の小泉詩織より』

どうせまた僕をがっかりさせるような写真だろうと思った。

だが写真を見た瞬間、僕は唖然とする。

小泉さんが手ブラという行為をした状態で写っていたからだ。両手で乳房の大事なところを指で隠している。でも乳房の膨らみは隠していない。はっきり見えている。

鼻の奥に血の気配を感じる。反射的に上を向く。だが鼻血は出なかった。

ほっとする。

小泉さん・・・油断できない女だと思った。
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