悪役令嬢の専属メイクさんになったアリスねーさんの話

美浪

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文化祭

ダンスパーティー

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校内にパーティー会場があるなんて!やっぱり凄い学校だわぁ。

体育館並に広い会場には生徒達が集まっていた。
一般人は一部の御子息や御令嬢に1人付いてる程度ね。そんなに沢山は居ない感じ。

ダンスは主役の美男美女コンテスト優勝者以外は制服で踊る様だ。

主役2人はまだ会場入りせず待機しているので私は会場に何故かルーカス王子と一緒に居た。

「そろそろかしらね?」
「そうだな。私の時のパーティーは荒れたぞー。私が踊らなかったからな!」
それこの前も言ってたわね。何を自慢しているのか当時ダンス拒否した事を嬉しそうに思い出し笑いをしている。

「相手の女が気に入らなかったの?」
困った王子だこと。
ルーカスは鼻で笑った後に
「そもそも。王子がコンテストに出る時点で優勝するだろう?やる事自体がアホだったな。」
と言った。
まあ、そうなるわよねぇ。

「ルーカスはそこの所、頑固よね。素直にイケメンなのに。」
本当に口を開かなければ良いのにねえ。
「ほう?私は君にとってイケメンか?」
「そうね。私より背も高いし。顔も綺麗だとおもうわよ。」

「そうか。それは良かった。」
素直に褒めると可愛い笑顔で私の目を見て微笑んだ。

キュン・・・。
うーん。やばいわ。この顔に微笑まれるとキュンとする。

「あっ!出てきた!」
ティアラを着けたグレースちゃん!!

アンディー君にエスコートされてそれは幸せそうに会場入り。

わぁー!!と歓喜に満ちた声と拍手が起こった。
私も拍手拍手ー!!

「本当に可愛い。」
感動で泣きそうだわ。

良かった。2人がお似合いで。そして勝てて。

文化祭実行委員がダンスパーティー開始の挨拶を行いその後、校長先生?いや学園長っていうのかしら?イケオジな先生が挨拶をしていた。

クラシックな音楽が流れアンディー君とグレースちゃんは会場の中央に来た。

キラキラしてる気がするー!

2人を包むキラキラした空間が見える気がするわ。

寄り添って本当に愛らしい笑顔のグレースちゃん。
アンディー君と何て話してるのかしらあ。

本当に微笑ましい。

「お似合いじゃないか。」
ルーカスが私の背後に寄り添う様にして話しかける。
近い・・・。
背中にルーカスを感じてしまう。

これは友達。これは友達。
呪文のように心の中で唱えながらグレースちゃん達を見守った。

ダメね。この世界に来る前から忙しくて男性と恋愛もしてなかったから免疫力が落ちてるのね。
うん。きっとそう。

アンディー君とグレースちゃんのダンス披露が終わると後は生徒達は思い思いにダンスを始めた。

殆どが婚約者同士。そしてフリーの男性達が・・・群がっているわぁ。

ジュリエットはやはりモテまくっていた。
彼女は沢山のお誘いの中から生徒会長を選んだ様だ。

うん。このまま頑張って生徒会長!貴方とジュリエットが結ばれるのが1番丸く収まるわ。

そんな会場の様子を微笑ましく眺めていると背中をポンっと叩かれた。

「踊るか?」
「・・・。生徒の為のダンスパーティーですものねえ。」
ルーカスはダンス嫌いな癖に何故か誘ってくれた。

「確かに。大人は誰も踊って居ないな。残念だ。」
「そんなに私と踊るの楽しかったの?注目はされるわよねぇ。」

ルーカスはやっぱり変人で目立ちたがり屋さんだ。

今度ゆっくり誘われた時にでも色々と話したいわ。
そっちの人なのかも気になるし!

楽しそうな曲がかかり終始ダンスパーティーは盛り上がっていた。

アンディー君とグレースちゃん、それに他の悪役令嬢と婚約者達も一緒に話しているみたいだし。

その後もジュリエットは色んな男性に捕獲されているし。

大団円で文化祭は終了した。


「アリスねーさーん!!」
文化祭が終わり着替え終わったグレースちゃんが一目散に私の元に走ってくる。
「おめでとう!!」
本当に誇らしいわ!

「うーれーしーいー!!」
顔をクシャっとさせて心からの笑顔が本当に可愛かった。

「さあ!帰りましょ!アンディー君との話、聞かせて欲しいわ。」
「私も!ねえ!第2王子と何かあった?!!」
グレースちゃんたら鋭いわね。

今夜は女子トークに花を咲かせようかと言いながら。

コンテスト勝利に乾杯しよう。
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