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はじめてのクエスト
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「なぁ」
「はい。なんでしょう?」そう、シアは答える。
「このパーティーの名前はなんていうんだ?」
「まだ決まってない」
リアラはそう答える。
「そうか」
「とりあえず名無(仮)と名付けている」
そう、セシルは言った。
「名無(仮)か」と、クラインは言う。
「最初のクエストをクリア出来てからでいいんじゃないの? 正式に決めるのは。まあ、それも無事クエストをクリアできたらの話だけど」そう、リアラは言う。
四人は早速、冒険者ギルドへ行く。
「いらっしゃいませ」
受付嬢は笑顔でそう言う。
「何をお求めでしょうか?」
「クエストの受注をしたいんです」そう、シアは言う。
「はい。クエストの受注ですね。えーと、パーティー名名無(仮)最初という事でFランクの冒険者パーティーになっていますね。最初のクエストですのでスライム討伐がおすすめですがいかがでしょうか?」
「はい。それで構いません」そう、シアは答える。
「はい。受注登録完了です。それでは準備してクエスト地に向かってください。この王国を出て、北側にあるトーラシア湖あたりにスライムが生息しています」
そう、受付嬢は笑顔で言った。クライン達四人名無(仮)パーティーはクエスト地へ向かった。
トーラシア湖に辿り着く道中の平野。その平野にスライムは生息していた。水色のアメーバみたいな生き物だ。
モンスターLVは1。はっきり言って雑魚である。その為初心者冒険者の肩慣らしとして闘う事の多い雑魚モンスターだった。
流石に勝てるよな。クラインの胸中に不安と疑念が湧き上がってくる。
「……どうしましょう」シアは不安げに言った。
「シアの魔法攻撃は広範囲すぎる。ここは私とセシルで闘う」
盗賊(シーフ)職についているリアラはダガーを構える。セシルは剣を構えた。サポーターのクラインは大きなリュックを構えている。クエストに必要な道具の荷物持ちが彼の役割である。戦闘には基本的に参加しないのだ。
「はあああああああああああああああ!」
セシルは斬り掛かる。攻撃力自体は高い為、スライムは一撃で死ぬ。スライムは数が多い為、一匹死んだところで大した違いはなかった。
スライムが攻撃をしてきた。セシルは1ダメージを喰らった。
「ふっはっはっはっは! その程度の攻撃! 私には全く効かぬぞ!」
そんなスライム相手にドヤられてもと思った。ちなみにセシルのHPは10しかない。先ほどの攻撃でも一割程度減っている。効いていないというのは大言すぎる。
「はあ!」
リアラはダガーでスライムを攻撃した。次第にスライムの数は減っていき、そしてゼロになる。
クエストをクリアした。
「……よかったー。スライムも倒せなかったらどうしようと思ってました」と、シア。
ほっと胸をなで下ろす。
「ほんと、それだね」
クラインも同意見だった。苦笑する。
「これでクエストクリアだ。はははっ、英雄の凱旋だな」そう、セシルは言った。
「スライムを倒したくらいで英雄気取りはやめて。恥ずかしい」そう、リアラは言った。
「さて、今回のクエストはこれで終わりです。皆さん帰りましょう」そう、シアは言った。
その時だった。
ドスン!ドスン!ドスン! という大きな足音が近づいてくる。
「なんでしょうか? この足音は」と、シア。
「さあ……」と、クライン。
近くの森の中から、一頭のモンスターが姿を現す。
ガアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!
咆哮が響いた。それはレックスと言われる恐竜型のモンスターだった。獰猛な牙と爪、膨大なHPを誇るこのモンスターのランクはAランク相当に分類される。
Aランクの冒険者パーティーでなければ太刀打ちできない程の強敵(モンスター)である。 レックスは本来はもっと森の深くに生息しているが、餌を求めて人里近くに降りてきたのであろう。
稀にこういう、予定していた討伐モンスター以外のモンスターとクエスト中に遭遇する事があった。特殊クエストという、意図せずに発生する追加クエストのようなイベントだ。
「「「「「ひ、ひいっ!」」」」
四人の顔が引きつる。Fランクの冒険者パーティーに遭遇時に出来る事などひとつしかない。逃げる事だ。
「に、逃げろ! 逃げるんだ! 皆!」そう、クラインは言う。
「は、はい!」
四人は脱兎の如く逃げ出す。その時だった。
「あっ!」
シアが生えている草木に足を躓き、転んだ。レックスは瞬く間に距離を詰めてくる。
もはや見捨てなければ逃亡は不可能だった。
「皆さん! 逃げてください! 私の事はいいから」
「仲間を見捨てる事などできん!」
「セシルさん」
セシルは剣を構え、レックスの前に立ちはだかった。頼もしい事だっただろう。HPがもっと高ければ。盾役なりえたかもしれない。
ガアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!
レックスは尻尾によるなぎ払い攻撃をしてきた。
「うわあああああああああああああああああああ!」
為す術もなく、セシルは吹き飛ばされた。間違いなかった。セシルのHPでは即死だった。
「くっ! よくもセシルさんを!」
「や、やめろ! シア! 私たちまで巻き添えになる!」
「……もう、これしかないんです! これしか!」
シアは魔法を発動させる。広範囲高威力の爆裂魔法。エクスプロージョン(大爆発)。その魔法の威力はSランク想定であり、魔法無力化、あるいは魔法低減、火耐性などのスキルを持ったモンスターでなければいかに高ランクのモンスターといえども、耐えきる事はできない。
仲間を巻き添えにする自爆技である事を除けば。
意を決して、シアは魔法を発動させる。
「エクスプロージョン(大爆発)!」
シアの全力のエクスプロージョンにより、一面は一瞬にして焦土と化す大爆発が起きた。
皆、死んだと思って目を閉じた。
しばらくして、やってくるであろう衝撃も痛みも何もなかった。一瞬にして死んでしまったのか、皆そう思っていた。
恐る恐る目を閉じる。
すると、皆の目の前には緑色の保護膜のような物が張られていた。それはシア達を守っているかのようだった。
「……なんだ? このバリアは」
そう、リアラは言った。
「聞いた事があります。これは精霊の守り。精霊は霊的な存在で普通は見えない存在です。ですが、知らず知らずのうちに、その恩恵を受けています。これは精霊魔法による、守りの魔法です」
シアはそう言った。
「でも……誰が」
「そうだ! セシルは!」
リアラはそう言った。セシルに駆け寄って抱き起こす。
「おい! セシル! 無事か!」
「あっ……ああ。無事だ」
「良かった。でも、どうして、無事だったんだ。あんな強力な一撃、お前なら即死だったろうに」
「恐らくはセシルさんも私達と同じで、精霊魔法により守りがあったんだと思います」
「でも、そんな魔法なんで? 私達はそんな魔法使えないぞ」
「ひとつだけ心当たりがあります」
シアは言った。
「クラインさんです」
「え?」
「クラインさんが精霊魔法を使ったんです! そうとしか考えれません!」と、シアは言った。
「……え? ええ?」
「あ、ありがとうございます! クラインさん! あなたは私達の命の恩人です!」
美少女に手を握られ、涙ながらに感謝される。悪い気持ちではなかった。
「そうか、知らず知らずのうちにクラインさん、君に守れていたんだな。ありがとう。君は命の恩人だ」と、セシルは言ってきた。
「ありがとうございます。あなたのおかげで私達は救われました」そう、リアラも涙ながら言ってくる。
まるで命の恩人のようだった。まるでというか実際そうなのかもしれないが。
だが。
(別に何かした自覚はなかったんだけどなぁ……)
クラインは達成感も何もなかったので無自覚であった。全ては無意識に起こった出来事だったのである。
ただ、皆が無事で良かった。何事もなくクエストをクリアできた。
その事だけでクラインには十分であった。
「はい。なんでしょう?」そう、シアは答える。
「このパーティーの名前はなんていうんだ?」
「まだ決まってない」
リアラはそう答える。
「そうか」
「とりあえず名無(仮)と名付けている」
そう、セシルは言った。
「名無(仮)か」と、クラインは言う。
「最初のクエストをクリア出来てからでいいんじゃないの? 正式に決めるのは。まあ、それも無事クエストをクリアできたらの話だけど」そう、リアラは言う。
四人は早速、冒険者ギルドへ行く。
「いらっしゃいませ」
受付嬢は笑顔でそう言う。
「何をお求めでしょうか?」
「クエストの受注をしたいんです」そう、シアは言う。
「はい。クエストの受注ですね。えーと、パーティー名名無(仮)最初という事でFランクの冒険者パーティーになっていますね。最初のクエストですのでスライム討伐がおすすめですがいかがでしょうか?」
「はい。それで構いません」そう、シアは答える。
「はい。受注登録完了です。それでは準備してクエスト地に向かってください。この王国を出て、北側にあるトーラシア湖あたりにスライムが生息しています」
そう、受付嬢は笑顔で言った。クライン達四人名無(仮)パーティーはクエスト地へ向かった。
トーラシア湖に辿り着く道中の平野。その平野にスライムは生息していた。水色のアメーバみたいな生き物だ。
モンスターLVは1。はっきり言って雑魚である。その為初心者冒険者の肩慣らしとして闘う事の多い雑魚モンスターだった。
流石に勝てるよな。クラインの胸中に不安と疑念が湧き上がってくる。
「……どうしましょう」シアは不安げに言った。
「シアの魔法攻撃は広範囲すぎる。ここは私とセシルで闘う」
盗賊(シーフ)職についているリアラはダガーを構える。セシルは剣を構えた。サポーターのクラインは大きなリュックを構えている。クエストに必要な道具の荷物持ちが彼の役割である。戦闘には基本的に参加しないのだ。
「はあああああああああああああああ!」
セシルは斬り掛かる。攻撃力自体は高い為、スライムは一撃で死ぬ。スライムは数が多い為、一匹死んだところで大した違いはなかった。
スライムが攻撃をしてきた。セシルは1ダメージを喰らった。
「ふっはっはっはっは! その程度の攻撃! 私には全く効かぬぞ!」
そんなスライム相手にドヤられてもと思った。ちなみにセシルのHPは10しかない。先ほどの攻撃でも一割程度減っている。効いていないというのは大言すぎる。
「はあ!」
リアラはダガーでスライムを攻撃した。次第にスライムの数は減っていき、そしてゼロになる。
クエストをクリアした。
「……よかったー。スライムも倒せなかったらどうしようと思ってました」と、シア。
ほっと胸をなで下ろす。
「ほんと、それだね」
クラインも同意見だった。苦笑する。
「これでクエストクリアだ。はははっ、英雄の凱旋だな」そう、セシルは言った。
「スライムを倒したくらいで英雄気取りはやめて。恥ずかしい」そう、リアラは言った。
「さて、今回のクエストはこれで終わりです。皆さん帰りましょう」そう、シアは言った。
その時だった。
ドスン!ドスン!ドスン! という大きな足音が近づいてくる。
「なんでしょうか? この足音は」と、シア。
「さあ……」と、クライン。
近くの森の中から、一頭のモンスターが姿を現す。
ガアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!
咆哮が響いた。それはレックスと言われる恐竜型のモンスターだった。獰猛な牙と爪、膨大なHPを誇るこのモンスターのランクはAランク相当に分類される。
Aランクの冒険者パーティーでなければ太刀打ちできない程の強敵(モンスター)である。 レックスは本来はもっと森の深くに生息しているが、餌を求めて人里近くに降りてきたのであろう。
稀にこういう、予定していた討伐モンスター以外のモンスターとクエスト中に遭遇する事があった。特殊クエストという、意図せずに発生する追加クエストのようなイベントだ。
「「「「「ひ、ひいっ!」」」」
四人の顔が引きつる。Fランクの冒険者パーティーに遭遇時に出来る事などひとつしかない。逃げる事だ。
「に、逃げろ! 逃げるんだ! 皆!」そう、クラインは言う。
「は、はい!」
四人は脱兎の如く逃げ出す。その時だった。
「あっ!」
シアが生えている草木に足を躓き、転んだ。レックスは瞬く間に距離を詰めてくる。
もはや見捨てなければ逃亡は不可能だった。
「皆さん! 逃げてください! 私の事はいいから」
「仲間を見捨てる事などできん!」
「セシルさん」
セシルは剣を構え、レックスの前に立ちはだかった。頼もしい事だっただろう。HPがもっと高ければ。盾役なりえたかもしれない。
ガアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!
レックスは尻尾によるなぎ払い攻撃をしてきた。
「うわあああああああああああああああああああ!」
為す術もなく、セシルは吹き飛ばされた。間違いなかった。セシルのHPでは即死だった。
「くっ! よくもセシルさんを!」
「や、やめろ! シア! 私たちまで巻き添えになる!」
「……もう、これしかないんです! これしか!」
シアは魔法を発動させる。広範囲高威力の爆裂魔法。エクスプロージョン(大爆発)。その魔法の威力はSランク想定であり、魔法無力化、あるいは魔法低減、火耐性などのスキルを持ったモンスターでなければいかに高ランクのモンスターといえども、耐えきる事はできない。
仲間を巻き添えにする自爆技である事を除けば。
意を決して、シアは魔法を発動させる。
「エクスプロージョン(大爆発)!」
シアの全力のエクスプロージョンにより、一面は一瞬にして焦土と化す大爆発が起きた。
皆、死んだと思って目を閉じた。
しばらくして、やってくるであろう衝撃も痛みも何もなかった。一瞬にして死んでしまったのか、皆そう思っていた。
恐る恐る目を閉じる。
すると、皆の目の前には緑色の保護膜のような物が張られていた。それはシア達を守っているかのようだった。
「……なんだ? このバリアは」
そう、リアラは言った。
「聞いた事があります。これは精霊の守り。精霊は霊的な存在で普通は見えない存在です。ですが、知らず知らずのうちに、その恩恵を受けています。これは精霊魔法による、守りの魔法です」
シアはそう言った。
「でも……誰が」
「そうだ! セシルは!」
リアラはそう言った。セシルに駆け寄って抱き起こす。
「おい! セシル! 無事か!」
「あっ……ああ。無事だ」
「良かった。でも、どうして、無事だったんだ。あんな強力な一撃、お前なら即死だったろうに」
「恐らくはセシルさんも私達と同じで、精霊魔法により守りがあったんだと思います」
「でも、そんな魔法なんで? 私達はそんな魔法使えないぞ」
「ひとつだけ心当たりがあります」
シアは言った。
「クラインさんです」
「え?」
「クラインさんが精霊魔法を使ったんです! そうとしか考えれません!」と、シアは言った。
「……え? ええ?」
「あ、ありがとうございます! クラインさん! あなたは私達の命の恩人です!」
美少女に手を握られ、涙ながらに感謝される。悪い気持ちではなかった。
「そうか、知らず知らずのうちにクラインさん、君に守れていたんだな。ありがとう。君は命の恩人だ」と、セシルは言ってきた。
「ありがとうございます。あなたのおかげで私達は救われました」そう、リアラも涙ながら言ってくる。
まるで命の恩人のようだった。まるでというか実際そうなのかもしれないが。
だが。
(別に何かした自覚はなかったんだけどなぁ……)
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