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【書籍化記念 SS】感謝《ルーシー side》
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今から数ヶ月前────お姉様に助けられ、祖国を出た次の日。
私は早くも野垂れ死にそうになっていた。
たった一日で肌はボロボロになり、髪は潤いを失っている。
また、喉が焼けたように痛み、意識はボーッとしていた。
そりゃあ、そうだ。
水も食料も持たずにこの広大に広がる砂漠に足を踏み入れたのだから……普通に考えて、無事で済むわけがない。
今の私の姿を祖国の人達が見れば、腹を抱えて笑うだろう。
嗚呼、本当に……惨めね。
私は己を嘲笑うかのように口角を上げ、ドサッと砂漠の上に倒れた。
もう体力はほとんど残っておらず、体に力が入らない……まるで、自分の体じゃないみたいだ。
私はこのまま死ぬの……?せっかく、自由を手に入れたのに……?お姉様に縋ってまで繋ぎ止めた命を散らすというの……?
「い、や……わ、たしは……まだ……生きた、い……」
炎のように熱い砂漠に身を焦がしながら、私は必死に手を伸ばした。
が、しかし……体がもう限界に差し掛かっているのか、意識だけじゃなく、視界までぼんやりしてくる。
────嗚呼、駄目だ……このままじゃ、本当に死んでしまう。
そう思った時────。
「────アンタ、大丈夫かい!?」
聞き覚えのない声が鼓膜を揺らし、遠くの方からこちらに駆け寄ってくる女性の姿が目に入る。
この広大に広がる砂漠で人に会えたことに安心し、私は霞んでいく視界の中、意識を手放した。
◆◇◆◇
真っ暗な視界の中、人の話し声とガタガタと揺れる物音が聞こえる。
僅かな振動と眩い光に誘われるまま目を覚ませば、見慣れない天井が目に入った。
寝起きでぼんやりとする意識の中、ゆっくりと体を起こす。
あ、れ……?何で私、生きて……?それにここは一体……?
しょぼしょぼする目を擦りながら、周囲を見回すと、大量の木箱と見知らぬ女性が目に入った。
五十代後半と思しき年配の女性はせっせと編み物をしている。
私は考えるよりも先に声を発していた。
「あ、あの……」
少し掠れた声で話し掛ければ、編み物に夢中だった女性がふと顔を上げた。
そして、私の顔を見るなり、嬉しそうに微笑む。
「無事に目が覚めて良かったよ。砂漠の上で倒れているところを発見した時は本当に驚いたからね」
「え?じゃあ、貴方が私を……?」
「ああ、そうさ。と言っても、アンタを馬車に乗せたのはうちの旦那だけどね」
『ははっ!』と豪快に笑うおばあさんは膝をバシバシと叩いた。
貴族として育った私からすれば、彼女の言動は『はしたない』の一言に尽きるが、不思議と不快感は感じない。
状況を簡単に整理すると……私はこのおばあさん夫婦に助けられたってことね。
そして、ここは馬車の荷台の中……。姿が見えないおばあさんの旦那さんは恐らく、御者席に居るのだろう。
貴族用の高級な馬車とは全く違う、平民向けの荷馬車に、私は少しだけ困惑する。
でも、ここで『汚い』『臭い』などと騒ぐほど、私は恩知らずじゃなかった。
「あの……ありがとうございます、助けて頂いて……。あのまま砂漠の上に放置されていたら、きっと私は死んでいました……」
その場に正座した私はおばあさんに向かって、深々と頭を下げる。
獄中生活で貴族としてのプライドがすっかり無くなった私はすんなりとお礼の言葉が出て来た。
以前までの私なら、平民に頭を下げるなんて絶対やらなかっただろう。
まあ、今となっては私も立派な平民なのだけれど……。
「あははっ!お礼なんて、別にいいよ!困った時はお互い様さ!それより、アンタはどこへ向かうつもりなんだい?良ければ、近くまで送っていくよ」
気のいいおばあさんは私が逃げ出した罪人だと知らず、そんな提案をしてきた。
悪意なんて微塵も感じられない親切なおばあさんに、私は少しだけ狼狽える。
何で見ず知らずの私にここまで良くしてくれるのだろう?こうして、助けてくれただけでも有り難いのに……。
様々な悪意と思惑が渦巻く貴族社会で生きてきた私にとって、彼女の善意は理解出来ないものだった。
だが、せっかく巡ってきたチャンスを無駄にする訳にもいかず、口を開く。
「行き先は特に決まっていません……。私はその……追われている身なので」
私が罪人だと知らないおばあさんを騙すことに抵抗を感じ、少しだけ真実を織り交ぜた。
どんな反応が返ってくるか分からず、躊躇いがちにおばあさんを見つめ返す。
すると、彼女は特に怒るでもなく、穏やかに微笑んだ。
「そうかい。それは大変な思いをしたね。詳しいことは聞かないから、安心しておくれ。それより、行く宛てがないならセレスティア王国に来ないかい?私と旦那はそこを拠点に、小さな商会を営んでいるんだ。アンタさえ良ければ、仕事先も紹介するよ」
「えっ……?」
身元不明の人間を国まで送り届けるだけじゃなく、仕事先の紹介まで……?
この人は私が犯罪者だとは微塵も思っていないのかしら……?確かに『追われている身』=『犯罪者』ではないけど、厄介事を抱えているのは確実。そんな人とわざわざ関わろうとするなんて……ちょっとお人好しが過ぎるんじゃないかしら?
親切すぎて逆に心配なるが、彼女の提案は確かに魅力的だった。
一瞬、善人の皮をかぶった詐欺師かとも思ったが、身も心もボロボロな女なんて騙しても金にならないだろう。
本当はどこかの国に着いたら、適当な男を引っ掛けて暮らそうと思ったけど……まともな仕事に就くのも悪くないかもしれない。
少なくとも、このボロボロな姿から脱するまでは……。今の姿で引っ掛かる男なんてたかが知れてるもの。
私は小さな傷跡がたくさんある自分の手を見下ろし、決意を固める。
元貴族令嬢が平民に混じって仕事なんて、あまりにも無様で滑稽だけど……生きるためにはやるしかない。
「────その提案、謹んでお受けします。まだ右も左も分からない小娘ですが、どうぞよろしくお願い致します」
私は最大限の敬意と感謝を表すように、深々と……本当に深々と頭を下げた。
◆◇◆◇
────それから、二週間後。
私は『ルシル』という偽名を使い、おばあさん夫婦が紹介してくれた飲食店でウエイトレスとして働いていた。
そこそこ人気の飲食店だったようで、ご飯時には多くの客が集まる。
今日もまた多くの客がここへ足を運び、シェフ自慢の料理を楽しんでいた。
その傍らで、私はオーダーを取ったり、料理を運んだりと忙しく動き回る。
この飲食店で働き始めてから、早一週間が経つけど、この忙しさにはなかなか慣れないわね……。業務内容はほぼ完璧に覚えたのに、体が追いつかない感じだわ。
以前までの私なら、早々に音を上げていたでしょうね。
でも、生きるためには一生懸命働くしかないわ……見ず知らずの私に色々世話を焼いてくれたおばあさん夫婦のためにも。
トレイの上に出来たての料理を乗せ、私は店内を歩き回る。
客に注文の品を届け、厨房へ戻るついでに空いたグラスや皿を回収して回った。
顎辺りまで短くなった茶髪がサラリと揺れる。
自分の中でケジメをつけるため、バッサリ切った茶髪は未だに違和感が大きい。
長髪だった頃の癖が抜けず、今でもたまに髪を結い上げようとしてしまう。
でも……短髪を嫌だと感じたことはなかった。
髪を切った直後は『やっぱり、切らなければ良かった』と少し後悔したけど、今は特に何も感じない。仕事の邪魔にならなくていい程度の感想しか湧き上がらなかった。
なんだかんだ、この生活も悪くないと……こんな自分も悪くないと思っているのかもしれないわね……。
少なくとも、お姉様から奪うだけの人生よりは充実している自覚がある。
忙し過ぎてたまに嫌になるけど、職場環境はいいし、歳の近い友人も出来た。
恋人は……今のところ作る気はない。今はこの生活を楽しみたいから。
『適当な男を引っ掛けて楽に暮らす』という当初の考えはすっかり消え失せ、私は私なりに平民生活を楽しんでいた。
プネブマ王国では決して手に入らなかった幸せが今、手の内にある。
ねぇ、お姉様……私はまだお姉様のことを好きになれないけれど、これだけは言わせて。
私を魔物の軍勢から助けてくれて、ありがとう。お姉様があのとき助けてくれなければ、今の私は居ないから。
この平凡ながらも、幸せな日々を知らずに死んでいたのかと思うと、凄く怖くなるの……。
だから……ありがとう。心の底から感謝しているわ。
私は世界のどこかに居るたった一人の姉に深く感謝し、この幸せな日々をしっかり噛み締めた。
私は早くも野垂れ死にそうになっていた。
たった一日で肌はボロボロになり、髪は潤いを失っている。
また、喉が焼けたように痛み、意識はボーッとしていた。
そりゃあ、そうだ。
水も食料も持たずにこの広大に広がる砂漠に足を踏み入れたのだから……普通に考えて、無事で済むわけがない。
今の私の姿を祖国の人達が見れば、腹を抱えて笑うだろう。
嗚呼、本当に……惨めね。
私は己を嘲笑うかのように口角を上げ、ドサッと砂漠の上に倒れた。
もう体力はほとんど残っておらず、体に力が入らない……まるで、自分の体じゃないみたいだ。
私はこのまま死ぬの……?せっかく、自由を手に入れたのに……?お姉様に縋ってまで繋ぎ止めた命を散らすというの……?
「い、や……わ、たしは……まだ……生きた、い……」
炎のように熱い砂漠に身を焦がしながら、私は必死に手を伸ばした。
が、しかし……体がもう限界に差し掛かっているのか、意識だけじゃなく、視界までぼんやりしてくる。
────嗚呼、駄目だ……このままじゃ、本当に死んでしまう。
そう思った時────。
「────アンタ、大丈夫かい!?」
聞き覚えのない声が鼓膜を揺らし、遠くの方からこちらに駆け寄ってくる女性の姿が目に入る。
この広大に広がる砂漠で人に会えたことに安心し、私は霞んでいく視界の中、意識を手放した。
◆◇◆◇
真っ暗な視界の中、人の話し声とガタガタと揺れる物音が聞こえる。
僅かな振動と眩い光に誘われるまま目を覚ませば、見慣れない天井が目に入った。
寝起きでぼんやりとする意識の中、ゆっくりと体を起こす。
あ、れ……?何で私、生きて……?それにここは一体……?
しょぼしょぼする目を擦りながら、周囲を見回すと、大量の木箱と見知らぬ女性が目に入った。
五十代後半と思しき年配の女性はせっせと編み物をしている。
私は考えるよりも先に声を発していた。
「あ、あの……」
少し掠れた声で話し掛ければ、編み物に夢中だった女性がふと顔を上げた。
そして、私の顔を見るなり、嬉しそうに微笑む。
「無事に目が覚めて良かったよ。砂漠の上で倒れているところを発見した時は本当に驚いたからね」
「え?じゃあ、貴方が私を……?」
「ああ、そうさ。と言っても、アンタを馬車に乗せたのはうちの旦那だけどね」
『ははっ!』と豪快に笑うおばあさんは膝をバシバシと叩いた。
貴族として育った私からすれば、彼女の言動は『はしたない』の一言に尽きるが、不思議と不快感は感じない。
状況を簡単に整理すると……私はこのおばあさん夫婦に助けられたってことね。
そして、ここは馬車の荷台の中……。姿が見えないおばあさんの旦那さんは恐らく、御者席に居るのだろう。
貴族用の高級な馬車とは全く違う、平民向けの荷馬車に、私は少しだけ困惑する。
でも、ここで『汚い』『臭い』などと騒ぐほど、私は恩知らずじゃなかった。
「あの……ありがとうございます、助けて頂いて……。あのまま砂漠の上に放置されていたら、きっと私は死んでいました……」
その場に正座した私はおばあさんに向かって、深々と頭を下げる。
獄中生活で貴族としてのプライドがすっかり無くなった私はすんなりとお礼の言葉が出て来た。
以前までの私なら、平民に頭を下げるなんて絶対やらなかっただろう。
まあ、今となっては私も立派な平民なのだけれど……。
「あははっ!お礼なんて、別にいいよ!困った時はお互い様さ!それより、アンタはどこへ向かうつもりなんだい?良ければ、近くまで送っていくよ」
気のいいおばあさんは私が逃げ出した罪人だと知らず、そんな提案をしてきた。
悪意なんて微塵も感じられない親切なおばあさんに、私は少しだけ狼狽える。
何で見ず知らずの私にここまで良くしてくれるのだろう?こうして、助けてくれただけでも有り難いのに……。
様々な悪意と思惑が渦巻く貴族社会で生きてきた私にとって、彼女の善意は理解出来ないものだった。
だが、せっかく巡ってきたチャンスを無駄にする訳にもいかず、口を開く。
「行き先は特に決まっていません……。私はその……追われている身なので」
私が罪人だと知らないおばあさんを騙すことに抵抗を感じ、少しだけ真実を織り交ぜた。
どんな反応が返ってくるか分からず、躊躇いがちにおばあさんを見つめ返す。
すると、彼女は特に怒るでもなく、穏やかに微笑んだ。
「そうかい。それは大変な思いをしたね。詳しいことは聞かないから、安心しておくれ。それより、行く宛てがないならセレスティア王国に来ないかい?私と旦那はそこを拠点に、小さな商会を営んでいるんだ。アンタさえ良ければ、仕事先も紹介するよ」
「えっ……?」
身元不明の人間を国まで送り届けるだけじゃなく、仕事先の紹介まで……?
この人は私が犯罪者だとは微塵も思っていないのかしら……?確かに『追われている身』=『犯罪者』ではないけど、厄介事を抱えているのは確実。そんな人とわざわざ関わろうとするなんて……ちょっとお人好しが過ぎるんじゃないかしら?
親切すぎて逆に心配なるが、彼女の提案は確かに魅力的だった。
一瞬、善人の皮をかぶった詐欺師かとも思ったが、身も心もボロボロな女なんて騙しても金にならないだろう。
本当はどこかの国に着いたら、適当な男を引っ掛けて暮らそうと思ったけど……まともな仕事に就くのも悪くないかもしれない。
少なくとも、このボロボロな姿から脱するまでは……。今の姿で引っ掛かる男なんてたかが知れてるもの。
私は小さな傷跡がたくさんある自分の手を見下ろし、決意を固める。
元貴族令嬢が平民に混じって仕事なんて、あまりにも無様で滑稽だけど……生きるためにはやるしかない。
「────その提案、謹んでお受けします。まだ右も左も分からない小娘ですが、どうぞよろしくお願い致します」
私は最大限の敬意と感謝を表すように、深々と……本当に深々と頭を下げた。
◆◇◆◇
────それから、二週間後。
私は『ルシル』という偽名を使い、おばあさん夫婦が紹介してくれた飲食店でウエイトレスとして働いていた。
そこそこ人気の飲食店だったようで、ご飯時には多くの客が集まる。
今日もまた多くの客がここへ足を運び、シェフ自慢の料理を楽しんでいた。
その傍らで、私はオーダーを取ったり、料理を運んだりと忙しく動き回る。
この飲食店で働き始めてから、早一週間が経つけど、この忙しさにはなかなか慣れないわね……。業務内容はほぼ完璧に覚えたのに、体が追いつかない感じだわ。
以前までの私なら、早々に音を上げていたでしょうね。
でも、生きるためには一生懸命働くしかないわ……見ず知らずの私に色々世話を焼いてくれたおばあさん夫婦のためにも。
トレイの上に出来たての料理を乗せ、私は店内を歩き回る。
客に注文の品を届け、厨房へ戻るついでに空いたグラスや皿を回収して回った。
顎辺りまで短くなった茶髪がサラリと揺れる。
自分の中でケジメをつけるため、バッサリ切った茶髪は未だに違和感が大きい。
長髪だった頃の癖が抜けず、今でもたまに髪を結い上げようとしてしまう。
でも……短髪を嫌だと感じたことはなかった。
髪を切った直後は『やっぱり、切らなければ良かった』と少し後悔したけど、今は特に何も感じない。仕事の邪魔にならなくていい程度の感想しか湧き上がらなかった。
なんだかんだ、この生活も悪くないと……こんな自分も悪くないと思っているのかもしれないわね……。
少なくとも、お姉様から奪うだけの人生よりは充実している自覚がある。
忙し過ぎてたまに嫌になるけど、職場環境はいいし、歳の近い友人も出来た。
恋人は……今のところ作る気はない。今はこの生活を楽しみたいから。
『適当な男を引っ掛けて楽に暮らす』という当初の考えはすっかり消え失せ、私は私なりに平民生活を楽しんでいた。
プネブマ王国では決して手に入らなかった幸せが今、手の内にある。
ねぇ、お姉様……私はまだお姉様のことを好きになれないけれど、これだけは言わせて。
私を魔物の軍勢から助けてくれて、ありがとう。お姉様があのとき助けてくれなければ、今の私は居ないから。
この平凡ながらも、幸せな日々を知らずに死んでいたのかと思うと、凄く怖くなるの……。
だから……ありがとう。心の底から感謝しているわ。
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