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第一章
尻拭い
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「だからさ────僕のところに来ない?」
先程の私と同じように手を差し伸べ、ミッチェル子爵は真っ直ぐに前を見据えた。
『へっ……?』と素っ頓狂な声を上げるアランくんに対し、彼は
「君を苦しめた魔術師達は僕の元弟子でね。元とはいえ、一度は面倒を見た奴らだから……師匠としての最後の仕事ってことで、尻拭いしたいんだ」
と、申し出る。
不幸になると分かっていて放置するのは気が引けるのか、ミッチェル子爵は覚悟を見せた。
「君が望まなければ、健康診断と経過観察を除いて僕は何もしない。周りからは僕のモルモットとして、見られるかもしれないけど……安全は保証するよ。こう見えて、一応貴族だから。大抵のやつは手出し出来ない」
『君の盾になろう』と主張し、ミッチェル子爵は差し出した手を更に前へ突き出す。
でも、決して無理やり手を取ろうとはしなかった。
「決めるのは君だ、アラン」
『強制はしない』と告げるミッチェル子爵に、アランくんは目を剥く。
生まれて初めて人生を変えるほどの決断を迫られ、戸惑っているのかもしれない。
だが、エメラルドを彷彿とさせる瞳はどこか輝いて見えた。
「俺……俺は────混ざっちまった卵の奴らのためにも生きて、幸せになりたい!だから、アンタを利用してまずは安全を確保する!」
あくまで対等な関係でありたいという思いからか、アランくんはちょっと意地悪な言い回しをする。
と同時に、ミッチェル子爵の手を掴んだ。
「まあ、それでいいよ────利用しているのはお互い様だからね……」
後半部分だけ声のトーンを落として呟くと、ミッチェル子爵はおもむろに手を握り返す。
「とりあえず、撤収しようか。始末書とか、報告書とか、調査書とか色々書かないといけないし」
────その言葉を合図に、私達はそれぞれ動き出した。
まずは魔物達に人間を襲わないよう重々言い含めて野生へ返し、再度洞窟を封鎖する。
もし、無関係の人間や動物が入ってきて中を荒らしたら困るため。
そしてミッチェル子爵の転移魔術を使い、一旦騎士団本部へ帰ると、元弟子やアランくんの身柄を預かってもらう。
『何があったんだ……』と項垂れる団長を無理やり引っ張って洞窟にトンボ帰りし、事情を説明。
「嘘だろ……?何でそんな大事件になっているんだよ……?いや、罪のない子供や魔物を守れたのは良かったけど……色々と予想外すぎる」
案の定とでも言うべきか、団長は困り果てた様子で頭を抱えた。
が、洞窟に染み付いた血の匂いや拘束具に気づくと、思い切り眉を顰める。
ここでどんなことが行われていたのか、ありありと伝わってきて怒りを隠し切れないようだ。
「……事情は大体、分かった。あとはこっちでやっておく。だから、お前らはアルヒ村に『もう大丈夫だ』ということだけ伝えてこい。決して、研究のことやアラン少年のことは口に出すな」
「えっ?でも……」
アランくんを心配しているワイアットさんの姿が頭を過ぎり、私は食い下がる。
無事ということだけでも伝えちゃダメなのか?と。
「今回ばかりはダメだ、グレイス。どこからどう情報が漏れるか分からない以上、伝えられない。知ることで、危険に晒されることもあるからな」
『失踪扱いのままの方がいい』と主張し、団長はこちらへ手を伸ばした。
恐らく、肩を叩くつもりなのだろう。私を励ますために。
でも、こちらにはミッチェル子爵との約束があるのでスッと横に避ける。
「えっ……?」
「すみません。無闇な接触は控えるよう、言われているので」
「そ、そうか……」
若干ショックを受けた様子で自身の手を見下ろし、団長は『反抗期か……?』と呟いた。
色素の薄い瞳に落胆を滲ませる彼の前で、私は小さく深呼吸する。
「団長の言い分は分かりました。確かに今は迂闊に動かない方が、良さそうですね」
「あ、あぁ……そうだろう?」
何故か声を上擦らせながら頷き、団長は『ほら、俺の言うことが正しい』とよく分からないことを言う。
明らかにいつもと違う様子の彼を前に、私はコテリと首を傾げた。
が、今はアルヒ村への報告を優先するべきだと思ってスルーする。
「魔術師様、行きましょう」
「うん」
ちょっと機嫌良さげなミッチェル子爵は、アメジストの瞳をスッと細めた。
『迷子になるかもしれないから転移魔術で行こう』と述べる彼に、私はコクリと頷く。
そして団長に事後処理を丸投げすると、私達はアルヒ村の前まで転移した。
と同時に、村を守る結界はフッと消える。
「何事もなかったみたいだね」
「ですね」
行く前と変わらない村の様子を見て、私はホッとする。
ミッチェル子爵の結界があるとはいえ、すぐ近くであんな恐ろしい実験を行われていたのかと思うと、少し不安で。
「────グレイス殿、ディラン殿……!ご無事でしたか!」
そう言って、村長宅から飛び出してきたのはワイアットさんだった。
『なかなか戻ってこないから心配しました』と述べる彼は、安堵の息を吐く。
自然と表情を和らげる彼の前で、私は大きく息を吸い込んだ。
「エテル騎士団所属第一騎士グレイス、ただいま帰還致しました!」
ビシッと敬礼して挨拶し、私は少し身を屈める。
「生態系に配慮して魔物の全滅は行いませんでしたが、ある程度数は減らしました!なので、もう心配はありません!悪さするほどの戦力は残っていない筈です!ただ、絶対ではありませんのでまた何かありましたら、騎士団に協力を仰いでください!我々が必ず力になります!」
慣れない嘘を吐きながら、私は必死に表情を取り繕った。
昔から、どうもこういうのは苦手だから。
騙している、隠している、欺いている罪悪感に耐えつつ……私は喉元までせり上がってきた言葉を呑み込む。
ここでソレを言ってしまえば、困るのは彼ら。私じゃない。
騎士団のお仕事って、案外難しいなぁ……ただ、敵を討ち滅ぼすだけじゃダメなのかぁ。
『私に向いていると思ったんだけど』と考える中、ワイアットさんはおずおずとこちらの顔色を窺う。
「そ、そうですか。魔物の脅威から村を守っていただき、ありがとうございます。それで、あの……」
キュッと唇に力を入れ、ワイアットさんはエメラルドの瞳に僅かな期待を滲ませた。
「つかぬ事をお聞きますが……森でこのくらいの子供を見掛けませんでしたか?」
手の高さでアランくんの身長を表しつつ、ワイアットさんは縋るような目を向けてくる。
家族の生存を切に願う彼の前で、私はピシッと固まった。
と同時に、ミッチェル子爵が私の顔を手で覆い隠す。
「いや、見てないよ」
「そう、ですか……じゃあ、やはり孫は……」
死んでしまったんですね。
とは、さすがに言えないようで……ワイアットさんは言葉を濁した。
すっかり意気消沈してしまって俯く彼に対し、私は胸がいっぱいになる。
『今、私が出来ることは……』と考え、ミッチェル子爵の手を掴むと
「諦めるのは、まだ早いです」
と、しゃしゃり出た。
ハッと息を呑む二人の前で、私はミッチェル子爵の手を下ろす。
と同時に、エメラルドの瞳を真っ直ぐ見据えた。
「どうか、最後まで希望を捨てずお孫さんの無事を信じてあげてください。そしたら、またどこかで会えるかもしれません」
生きているかどうかも分からない状況で、希望を持ち続けろ、なんて……ある意味酷かもしれないが、今の私にはこんなことしか出来ない。
ただ『信じて』としか言えないことを歯痒く思いながらも、私は必死に訴え続けた。
すると、ワイアットさんは泣き笑いに近い表情を浮かべ、小さく頷く。
「そうですな。グレイス殿の言う通りです。私としたことが……今もどこかで懸命に生きようとしている、あの子の頑張りを否定するところでした。情けない」
弱い自分を振り払うように頭を振り、ワイアットさんは空を見上げた。
エメラルドの瞳に、希望の光を宿しながら。
「私はアランの無事を信じます。私に似て、しぶとい子なので」
先程までの落ち込みようが嘘のように明るく振る舞い、ワイアットさんは背筋を伸ばす。
その姿はとても凛としており、彼の芯の強さを雄弁に物語っていた。
先程の私と同じように手を差し伸べ、ミッチェル子爵は真っ直ぐに前を見据えた。
『へっ……?』と素っ頓狂な声を上げるアランくんに対し、彼は
「君を苦しめた魔術師達は僕の元弟子でね。元とはいえ、一度は面倒を見た奴らだから……師匠としての最後の仕事ってことで、尻拭いしたいんだ」
と、申し出る。
不幸になると分かっていて放置するのは気が引けるのか、ミッチェル子爵は覚悟を見せた。
「君が望まなければ、健康診断と経過観察を除いて僕は何もしない。周りからは僕のモルモットとして、見られるかもしれないけど……安全は保証するよ。こう見えて、一応貴族だから。大抵のやつは手出し出来ない」
『君の盾になろう』と主張し、ミッチェル子爵は差し出した手を更に前へ突き出す。
でも、決して無理やり手を取ろうとはしなかった。
「決めるのは君だ、アラン」
『強制はしない』と告げるミッチェル子爵に、アランくんは目を剥く。
生まれて初めて人生を変えるほどの決断を迫られ、戸惑っているのかもしれない。
だが、エメラルドを彷彿とさせる瞳はどこか輝いて見えた。
「俺……俺は────混ざっちまった卵の奴らのためにも生きて、幸せになりたい!だから、アンタを利用してまずは安全を確保する!」
あくまで対等な関係でありたいという思いからか、アランくんはちょっと意地悪な言い回しをする。
と同時に、ミッチェル子爵の手を掴んだ。
「まあ、それでいいよ────利用しているのはお互い様だからね……」
後半部分だけ声のトーンを落として呟くと、ミッチェル子爵はおもむろに手を握り返す。
「とりあえず、撤収しようか。始末書とか、報告書とか、調査書とか色々書かないといけないし」
────その言葉を合図に、私達はそれぞれ動き出した。
まずは魔物達に人間を襲わないよう重々言い含めて野生へ返し、再度洞窟を封鎖する。
もし、無関係の人間や動物が入ってきて中を荒らしたら困るため。
そしてミッチェル子爵の転移魔術を使い、一旦騎士団本部へ帰ると、元弟子やアランくんの身柄を預かってもらう。
『何があったんだ……』と項垂れる団長を無理やり引っ張って洞窟にトンボ帰りし、事情を説明。
「嘘だろ……?何でそんな大事件になっているんだよ……?いや、罪のない子供や魔物を守れたのは良かったけど……色々と予想外すぎる」
案の定とでも言うべきか、団長は困り果てた様子で頭を抱えた。
が、洞窟に染み付いた血の匂いや拘束具に気づくと、思い切り眉を顰める。
ここでどんなことが行われていたのか、ありありと伝わってきて怒りを隠し切れないようだ。
「……事情は大体、分かった。あとはこっちでやっておく。だから、お前らはアルヒ村に『もう大丈夫だ』ということだけ伝えてこい。決して、研究のことやアラン少年のことは口に出すな」
「えっ?でも……」
アランくんを心配しているワイアットさんの姿が頭を過ぎり、私は食い下がる。
無事ということだけでも伝えちゃダメなのか?と。
「今回ばかりはダメだ、グレイス。どこからどう情報が漏れるか分からない以上、伝えられない。知ることで、危険に晒されることもあるからな」
『失踪扱いのままの方がいい』と主張し、団長はこちらへ手を伸ばした。
恐らく、肩を叩くつもりなのだろう。私を励ますために。
でも、こちらにはミッチェル子爵との約束があるのでスッと横に避ける。
「えっ……?」
「すみません。無闇な接触は控えるよう、言われているので」
「そ、そうか……」
若干ショックを受けた様子で自身の手を見下ろし、団長は『反抗期か……?』と呟いた。
色素の薄い瞳に落胆を滲ませる彼の前で、私は小さく深呼吸する。
「団長の言い分は分かりました。確かに今は迂闊に動かない方が、良さそうですね」
「あ、あぁ……そうだろう?」
何故か声を上擦らせながら頷き、団長は『ほら、俺の言うことが正しい』とよく分からないことを言う。
明らかにいつもと違う様子の彼を前に、私はコテリと首を傾げた。
が、今はアルヒ村への報告を優先するべきだと思ってスルーする。
「魔術師様、行きましょう」
「うん」
ちょっと機嫌良さげなミッチェル子爵は、アメジストの瞳をスッと細めた。
『迷子になるかもしれないから転移魔術で行こう』と述べる彼に、私はコクリと頷く。
そして団長に事後処理を丸投げすると、私達はアルヒ村の前まで転移した。
と同時に、村を守る結界はフッと消える。
「何事もなかったみたいだね」
「ですね」
行く前と変わらない村の様子を見て、私はホッとする。
ミッチェル子爵の結界があるとはいえ、すぐ近くであんな恐ろしい実験を行われていたのかと思うと、少し不安で。
「────グレイス殿、ディラン殿……!ご無事でしたか!」
そう言って、村長宅から飛び出してきたのはワイアットさんだった。
『なかなか戻ってこないから心配しました』と述べる彼は、安堵の息を吐く。
自然と表情を和らげる彼の前で、私は大きく息を吸い込んだ。
「エテル騎士団所属第一騎士グレイス、ただいま帰還致しました!」
ビシッと敬礼して挨拶し、私は少し身を屈める。
「生態系に配慮して魔物の全滅は行いませんでしたが、ある程度数は減らしました!なので、もう心配はありません!悪さするほどの戦力は残っていない筈です!ただ、絶対ではありませんのでまた何かありましたら、騎士団に協力を仰いでください!我々が必ず力になります!」
慣れない嘘を吐きながら、私は必死に表情を取り繕った。
昔から、どうもこういうのは苦手だから。
騙している、隠している、欺いている罪悪感に耐えつつ……私は喉元までせり上がってきた言葉を呑み込む。
ここでソレを言ってしまえば、困るのは彼ら。私じゃない。
騎士団のお仕事って、案外難しいなぁ……ただ、敵を討ち滅ぼすだけじゃダメなのかぁ。
『私に向いていると思ったんだけど』と考える中、ワイアットさんはおずおずとこちらの顔色を窺う。
「そ、そうですか。魔物の脅威から村を守っていただき、ありがとうございます。それで、あの……」
キュッと唇に力を入れ、ワイアットさんはエメラルドの瞳に僅かな期待を滲ませた。
「つかぬ事をお聞きますが……森でこのくらいの子供を見掛けませんでしたか?」
手の高さでアランくんの身長を表しつつ、ワイアットさんは縋るような目を向けてくる。
家族の生存を切に願う彼の前で、私はピシッと固まった。
と同時に、ミッチェル子爵が私の顔を手で覆い隠す。
「いや、見てないよ」
「そう、ですか……じゃあ、やはり孫は……」
死んでしまったんですね。
とは、さすがに言えないようで……ワイアットさんは言葉を濁した。
すっかり意気消沈してしまって俯く彼に対し、私は胸がいっぱいになる。
『今、私が出来ることは……』と考え、ミッチェル子爵の手を掴むと
「諦めるのは、まだ早いです」
と、しゃしゃり出た。
ハッと息を呑む二人の前で、私はミッチェル子爵の手を下ろす。
と同時に、エメラルドの瞳を真っ直ぐ見据えた。
「どうか、最後まで希望を捨てずお孫さんの無事を信じてあげてください。そしたら、またどこかで会えるかもしれません」
生きているかどうかも分からない状況で、希望を持ち続けろ、なんて……ある意味酷かもしれないが、今の私にはこんなことしか出来ない。
ただ『信じて』としか言えないことを歯痒く思いながらも、私は必死に訴え続けた。
すると、ワイアットさんは泣き笑いに近い表情を浮かべ、小さく頷く。
「そうですな。グレイス殿の言う通りです。私としたことが……今もどこかで懸命に生きようとしている、あの子の頑張りを否定するところでした。情けない」
弱い自分を振り払うように頭を振り、ワイアットさんは空を見上げた。
エメラルドの瞳に、希望の光を宿しながら。
「私はアランの無事を信じます。私に似て、しぶとい子なので」
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その姿はとても凛としており、彼の芯の強さを雄弁に物語っていた。
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