平凡に生きましょう

sara

文字の大きさ
13 / 15
仲を深めよう

ずっと一緒に

しおりを挟む
部屋に戻ると
「遅かったね、凛華。」
どうやって誤魔化そう

「お腹少し痛くて、美和子さんに薬貰って来たの。」

「ええ~、大丈夫?」

「もう、大丈夫よ。
それより、勉強の方は進んでいるのかしら?」

「バッチリ!
神に分からない所教えてもらったんだけど、説明上手いからすいすい頭に入ってきたよ。
ありがとう、神!」

神の方へ向くと、少し頬を染めて照れている?
あら、珍しい

「どういたしまして、華。
いつでも、聞いてこい。」

ニカッと笑い
ポンポン
神が華の頭を撫でる
神の笑顔の直撃で
かぁっと華の顔が赤くなった


コソコソ
「ねぇ、神と華の仲が良くなってる気がするのだけど。」

「ああ、神が華に猛アタックしているからな。」

「やっぱり、神は華が好きなのか~。」

「気づくよね、あんな堂々と甘い雰囲気出されると。」

「まあ、華を大事にしてくれるのならかまわないのだけど。
泣かせたら、どうしましょうかしらねぇ。」

「怖いな、お前。」


「ねぇ、キリが居ないのだけど。」

「さっき、休憩しに行ったよ。
そろそろ戻って来るんじゃない?」

ガラガラ
「ただいま。」

「お帰り、キリ。」

キリが戻ってきた
そして、私をジーっと見てきた
やけに真剣な目が印象的だった

「何?」

「いや、何でもない。」
スッと目を反らされた

また、勉強を開始する

すると、神が口を開く
「話がある。」
雰囲気が重くなる
皆、それを感じとり勉強を止め、静かになる

「華、凛華。
今日、ここに連れてきて、俺の家が極道だということに気付いたと思う。」

そうなのだ
ここは有名な黒崎組
家の中でもそう思わせる所がいくつかあった
それに、信二さんは黒崎組の長なのだ。

「うん。そうかなって思った。」
「はい。」

「これから、危険な目に遭わすことが多いと思う。俺らと友達でいるのが嫌になるかもしれない。」


「それでも、俺らと一緒にいてくれるか?」


「あのね。」
華が口を開く
ぎゅっと拳を握りしめ
神をまっすぐ見る

「最初はあなた達が怖かったよ。
不良なんて関わりがなかったから。」
皆の顔がこわばる

「でも、神達と一緒にいて、楽しいなって、もっと一緒にいたいと思うようになった。」

「前に神は私にお礼をしたいと言っていたよね?」

「あ、ああ。」
突然、お礼の話をされて驚く神

「ずっと思い付かなかったけど、今そのお礼させてもらおうかな。

ずっと、一緒にいさせて。
あなた達をもっと知りたい!
もっと仲良くなりたいの!」


「バカだな、華は。」

「な、ひどい!
真剣に言ったのに。」

「そんなの、お礼のうちに入らないだろ。
簡単に叶えられるよ、華。」

そう言って微笑んで、神はぎゅっと華を抱き締める

「な、神、離して!」

「嫌だ。暫くこのままで。」

嬉しそうに皆が笑う
「お似合いだな、お二人さん。」
キリが話しかけてくる

「ふふ、そうね。
華が喜ぶなら私も嬉しいわ。」

「それで、凛華は?
俺らと一緒にいるか?」

「もちろん。
嫌って言っても離れませんよ。」

「上等。
俺らだって離さないからな。
凛華、覚悟しろよ。」

キリがそう言って、笑うその姿に
見惚れてしまったのは内緒だ




しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

6年前の私へ~その6年は無駄になる~

夏見颯一
恋愛
モルディス侯爵家に嫁いだウィニアは帰ってこない夫・フォレートを待っていた。6年も経ってからようやく帰ってきたフォレートは、妻と子供を連れていた。 テンプレものです。テンプレから脱却はしておりません。

6回目のさようなら

音爽(ネソウ)
恋愛
恋人ごっこのその先は……

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

大丈夫のその先は…

水姫
恋愛
実来はシングルマザーの母が再婚すると聞いた。母が嬉しそうにしているのを見るとこれまで苦労かけた分幸せになって欲しいと思う。 新しくできた父はよりにもよって医者だった。新しくできた兄たちも同様で…。 バレないように、バレないように。 「大丈夫だよ」 すいません。ゆっくりお待ち下さい。m(_ _)m

幼馴染

ざっく
恋愛
私にはすごくよくできた幼馴染がいる。格好良くて優しくて。だけど、彼らはもう一人の幼馴染の女の子に夢中なのだ。私だって、もう彼らの世話をさせられるのはうんざりした。

可愛らしい人

はるきりょう
恋愛
「でも、ライアン様には、エレナ様がいらっしゃるのでは?」 「ああ、エレナね。よく勘違いされるんだけど、エレナとは婚約者でも何でもないんだ。ただの幼馴染み」 「それにあいつはひとりで生きていけるから」 女性ながらに剣術を学ぶエレナは可愛げがないという理由で、ほとんど婚約者同然の幼馴染から捨てられる。 けれど、 「エレナ嬢」 「なんでしょうか?」 「今日の夜会のパートナーはお決まりですか?」  その言葉でパートナー同伴の夜会に招待されていたことを思い出した。いつものとおりライアンと一緒に行くと思っていたので参加の返事を出していたのだ。 「……いいえ」  当日の欠席は著しく評価を下げる。今後、家庭教師として仕事をしていきたいと考えるのであれば、父親か兄に頼んででも行った方がいいだろう。 「よければ僕と一緒に行きませんか?」

八百屋王女、なんの冗談ですか?ーー行方不明のパパが国王でした!?

夢窓(ゆめまど)
恋愛
八百屋の娘 ビック(9歳) は、 今日も母ちゃんと一緒に大根の葉っぱをむしり、 白菜の外皮をむき、野菜に囲まれて暮らしていた。 そんな“いつもどおりの朝”―― 店の前に 金ピッカピカの馬車 が止まった。 中から降りてきたのは、 まるで絵本から抜け出したような身分の高い男。 彼はビックを見るなり、 真顔でこう言い放つ。 「ビクトリア。調べてわかった。  お前は……私の娘だ」 八百屋の娘、突然の王女化。 ビック 「どえええええええ!?  なんで八百屋の私が王女なの!?  てかパパ行方不明じゃなかったの!?  パパ=国王ってどういう計算ですか!?」 母カテイ 「ごめん……十年前は私も貴族令嬢だったの。  革命で全部失って八百屋やってただけさ」 国王 「カテイ、……お前は、私の妻になってくれ!──」 カテイ 「いやいやいやいや、無理! 八百屋忙しい!」 ビック 「母ちゃん王妃!? 私王女!?  世界おかしくなってません!?!?」 ビック「八百屋で大根洗ってた娘が!? 王女!? 無理!!」 カテイ「ほら見な! あたしだって無理だと思ってるよ!」 八百屋から王宮へ。 十年遅れでもう一度、家族。 一緒に笑えるようになるまでの物語。

目覚めたら公爵夫人でしたが夫に冷遇されているようです

MIRICO
恋愛
フィオナは没落寸前のブルイエ家の長女。体調が悪く早めに眠ったら、目が覚めた時、夫のいる公爵夫人セレスティーヌになっていた。 しかし、夫のクラウディオは、妻に冷たく視線を合わせようともしない。 フィオナはセレスティーヌの体を乗っ取ったことをクラウディオに気付かれまいと会う回数を減らし、セレスティーヌの体に入ってしまった原因を探そうとするが、原因が分からぬままセレスティーヌの姉の子がやってきて世話をすることに。 クラウディオはいつもと違う様子のセレスティーヌが気になり始めて……。 ざまあ系ではありません。恋愛中心でもないです。事件中心軽く恋愛くらいです。 番外編は暗い話がありますので、苦手な方はお気を付けください。 ご感想ありがとうございます!! 誤字脱字等もお知らせくださりありがとうございます。順次修正させていただきます。 小説家になろう様に掲載済みです。

処理中です...