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後日談2 トラウマ
【5】金曜日の夜
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『待ち合わせには15分ほど遅れる』
メッセージアプリから久我に連絡を入れる。
『わかりました。気をつけて来てくださいね』
返信はすぐに来た。
金曜日の午後7時20分。
近くに繁華街があるターミナル駅は、ほどほどに混んでいた。
「おまたせしました……って、遅刻するってメッセージ来てましたけど、唯織さん早かったですね?」
今日の久我との待ち合わせは7時30分。オレがここに到着したのは、メッセージを送信した7時15分だった。
「……まだ来てない」
「え?」
話しかけてきた久我に視線を向けることなくオレは言う。
「今日は遅刻する予定だから、来てないことにしとけ」
「なんですか、それ」
素っ頓狂なことを言い出したオレに久我が軽く噴き出す。
「どうせ近くに居るのがバレてるなら、こそこそ隠れてるのが性に合わないだけだ」
「唯織さん、潔すぎでしょ」
久我が肩を震わせて笑っている気配を感じる。
オレはそれ以上は何も言わず、ただ前を見ていた。
久我もそれに倣ってオレの隣に立つ。間抜けな感じに二人並んで立つことになった。
週末ということもあり、心なしか行き交う人達にも浮ついた空気がある気がする。……いや自分の気持ちが浮ついているので、そう感じるだけかもしれない。
「……待たせたな」
時計の長針が45分を指したときにようやくオレは口を開いた。
「待たされましたよ。今日は、ご飯の後はホテル行きましょうか」
意外な単語が久我の口から出てきて、思わず顔を見てしまう。そういえば、今まで久我とホテルに行ったことはない。
「遅刻したお仕置きしますから……いいですよね?」
その言葉に身体が疼く。オレは頷いた。
軽く食事をしてから、二人でホテルに入る。
普段とは違った非日常感に、心がフワフワしている。
食事中もどこか上の空だったオレのことを咎めることなく、久我はホテルまでオレをエスコートしてくれた。
「さて……それじゃあ、まずは遅刻のお仕置きからですよね。唯織さん、Strip」
GlareとともにCommandが与えられた。
ベッドに深く腰掛けた久我の前で、オレはゆるゆると服を脱ぎ去った。
久我のGlareにすぐに反応して発情してしまう。まるでパブロフの犬だ。
今からするのはセックスじゃなくて、お仕置きなのに。
オレは昂ぶる気持ちをなんとか押さえながら久我のCommandに従った。
「Good Boyです。じゃあ、次はこっちにCome」
示されたのは、久我の膝の上だった。
緩慢な動作で向かい合わせに久我の膝の上に座る。
苦笑した久我にチュッと頬にキスを落とされた。
「うーん、素直な唯織さんはこのまま食べちゃいたいくらい可愛いんですけれど……残念ながら、今からするのはお仕置きなので……姿勢はこうですよ」
久我に体勢を変えられて、オレは久我の膝の上に下半身を乗せた格好でうつ伏せにされる。
今から与えられるお仕置きを想像して、身体が震える。
久我が手を振り上げた後、ペチンと柔らかい音がした。
「唯織さん、大丈夫そうですか?」
「……手加減されるのヤだ……」
「……でも、唯織さん震えて……」
「ちゃんとお仕置きしろよ」
怖くて震えてるんじゃない、期待で震えてるんだ。
顔を上げたら久我と視線が合った。久我もオレの物欲しげな様子に気付いたみたいだ。
「すみません、それじゃあやり直しさせてください」
メッセージアプリから久我に連絡を入れる。
『わかりました。気をつけて来てくださいね』
返信はすぐに来た。
金曜日の午後7時20分。
近くに繁華街があるターミナル駅は、ほどほどに混んでいた。
「おまたせしました……って、遅刻するってメッセージ来てましたけど、唯織さん早かったですね?」
今日の久我との待ち合わせは7時30分。オレがここに到着したのは、メッセージを送信した7時15分だった。
「……まだ来てない」
「え?」
話しかけてきた久我に視線を向けることなくオレは言う。
「今日は遅刻する予定だから、来てないことにしとけ」
「なんですか、それ」
素っ頓狂なことを言い出したオレに久我が軽く噴き出す。
「どうせ近くに居るのがバレてるなら、こそこそ隠れてるのが性に合わないだけだ」
「唯織さん、潔すぎでしょ」
久我が肩を震わせて笑っている気配を感じる。
オレはそれ以上は何も言わず、ただ前を見ていた。
久我もそれに倣ってオレの隣に立つ。間抜けな感じに二人並んで立つことになった。
週末ということもあり、心なしか行き交う人達にも浮ついた空気がある気がする。……いや自分の気持ちが浮ついているので、そう感じるだけかもしれない。
「……待たせたな」
時計の長針が45分を指したときにようやくオレは口を開いた。
「待たされましたよ。今日は、ご飯の後はホテル行きましょうか」
意外な単語が久我の口から出てきて、思わず顔を見てしまう。そういえば、今まで久我とホテルに行ったことはない。
「遅刻したお仕置きしますから……いいですよね?」
その言葉に身体が疼く。オレは頷いた。
軽く食事をしてから、二人でホテルに入る。
普段とは違った非日常感に、心がフワフワしている。
食事中もどこか上の空だったオレのことを咎めることなく、久我はホテルまでオレをエスコートしてくれた。
「さて……それじゃあ、まずは遅刻のお仕置きからですよね。唯織さん、Strip」
GlareとともにCommandが与えられた。
ベッドに深く腰掛けた久我の前で、オレはゆるゆると服を脱ぎ去った。
久我のGlareにすぐに反応して発情してしまう。まるでパブロフの犬だ。
今からするのはセックスじゃなくて、お仕置きなのに。
オレは昂ぶる気持ちをなんとか押さえながら久我のCommandに従った。
「Good Boyです。じゃあ、次はこっちにCome」
示されたのは、久我の膝の上だった。
緩慢な動作で向かい合わせに久我の膝の上に座る。
苦笑した久我にチュッと頬にキスを落とされた。
「うーん、素直な唯織さんはこのまま食べちゃいたいくらい可愛いんですけれど……残念ながら、今からするのはお仕置きなので……姿勢はこうですよ」
久我に体勢を変えられて、オレは久我の膝の上に下半身を乗せた格好でうつ伏せにされる。
今から与えられるお仕置きを想像して、身体が震える。
久我が手を振り上げた後、ペチンと柔らかい音がした。
「唯織さん、大丈夫そうですか?」
「……手加減されるのヤだ……」
「……でも、唯織さん震えて……」
「ちゃんとお仕置きしろよ」
怖くて震えてるんじゃない、期待で震えてるんだ。
顔を上げたら久我と視線が合った。久我もオレの物欲しげな様子に気付いたみたいだ。
「すみません、それじゃあやり直しさせてください」
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