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8.最後の仕上げ*
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「もう出ませんか?」
「んぅっ……あっ、ああ……も、無理だ……」
あれから2回、オレは精子を放ったが、残念ながらそれで打ち止めになってしまったようだ。チュコチュコとサシャがチンポをスライムで扱いてくれるが、もう何も出る気配はない。
気持ち良かったような、すげぇキツかったような……
でも、これ以上出すものがないなら、オレはもう思い残すことはない。まるで何かの訓練が終わったときのような気怠さと達成感をオレは感じていた。
今日のことは大切な想い出として、時々オナニーのオカズにしよう。うん、そうしよう。
「つきあってくれて、ありが……」
「では、最後の仕上げをしますね」
「……へ?」
サシャはオレの言葉を最後まで聞かずに、チンコに巻き付けたスライムを布のように薄く伸ばして広げると、亀頭に被せて左右に擦り始めた。
「んぁ゛っ……!? ひゃっ、ああっ……なっ、なに……なあぁぁ!?」
「イった後に、ヌルヌルしたものでこうやって先っぽを擦ってあげるとですね……」
「あああ、何かクる……あっ、あっ……ダメだ、サシャっ!! これ、ヤば……ああ、離して!! 手を離ぁああぁぁ……!!」
もう出すものは何もないと思っていたのに、ヌルヌルのスライムでチンポの先だけを擦られると、奥のほうから何かが湧き上がってくるような感覚があって、オレは焦った。
「サシャ、だめ……ダメだ、手、手を……」
オレはなんとかサシャの手から逃れようと身を捩った。樹液の効果が薄れてきたのか、オレは少しであれば身体を動かせるようになっていたのだ。ベッドのシーツを蹴って、ずり上がる。その拍子に、薄く伸ばされたスライムが、オレの亀頭からズルリと外れた。
「あっ、あっああ────……っ!!」
シャワワワワワワ……!!
しかし、我慢できたのはそこまでだった。ガクガクと腰を震わせたオレのチンコから、真上に向かって透明な液体が吹き出す。宙に向かって放出された液体は、まるで噴水のようにキラキラとオレたちの上に降り注いだ。
「ああ、先輩……とても、キレイです……」
サシャがうっとりとした声で言う。いやいや何を言っているんだと言いたいところだが、オレは今、人生最大の粗相をしながら、人知を超えた快感に頭が真っ白になるという体験をししているところなので、ぶっちゃけそれどころではない。
さて、ここで問題だ。精液が出ないのであれば、チンポから出るものはいったい何か。それは……
「上手に潮まで吹けて良かったですね」
「は……? し、お……?」
全てを出し切った後、サシャの言葉にポカンとしてしまう。
オレはてっきり尿かと思って焦っていたのだが……
「……オレは漏らしたんじゃ……」
「違いますよ。だって、おしっこの匂いなんてしてないでしょう? なんなら、もう一回、潮吹き体験やってみます?」
スライムを広げてニコニコとしているサシャに向かって、オレはふるふると首を振った。
確かに、今のはスゴイ快感といえばそうだったかもしれない。だけど、オレには刺激が強すぎて、訳が分からないうちに絶頂させられていたというような感じだった。
「い、いや……今のはもういい……」
「……そうですか」
オレの言葉に、サシャがちょっとだけションボリしたように見えた。
「いやいや、すげぇ気持ち良かったし、何もかもが未知の世界で、ヤバかった。こんなの知っちまったら、もう今までの普通のオナニーじゃ満足できなくなっちまうかもなー。はははははっ!!」
そうだ、決してサシャのしてくれたことが気持ち良くなかったとか、そういったことは断じてない!!
というか、恋に落ちたその日に、その相手からまさかこんなことをしてもらえるなんて、全く想像もしていなかった。
「自慰行為が物足りなくなったらいつでもお手伝いしてあげますし、なんなら今から、もっと気持ちいいことを教えてあげますよ」
「え?……ぅん、あ? ええっと、もっと、気持ちいいこと……?」
前半のサシャの言葉の意味がよくわからず首を傾げたけれど、後半の意味は理解できた。
今までのも十分、気持ち良かった。いや、これ以上ないってくらいヨかった。なのに、それよりももっとスゴイ快感が存在するというのか……?
「あー、いや……でも、もうオレには射精せるものはなにもないから……」
「先輩は射精さなくてもいいんですよ」
「え、あ……そうなのか? いや……でも、さっきからオレばっかり気持ち良くしてもらって、何か悪ぃし……」
「それなら、今度は私も一緒に愉しんでいいですか?」
サシャも……? え、なんだって。今、サシャはなんつった!?
一緒に愉しむって言った気がするのは……オレの聞き間違いなんかじゃねーよな!?
オレはゴクリとツバを飲み込んだ。
「……サシャも脱ぐのか?」
「え?」
うっかり心の声が漏れてしまった。
だけど、一度口に出したものは取り消すことはできない。
「ああ、えーっと……サシャも、脱ぐのかなぁ……って」
「脱ぎましょうか?」
脱ぎましょうか? つったよな!? いま、間違いなくそう言ったよな!?
オレはサシャをガン見したまま、コクコクと頷いた。
今からサシャが脱ぐ!! その瞬間を、一瞬たりとも見逃したくなくて、オレは瞬きもせずにサシャを凝視した。
「んぅっ……あっ、ああ……も、無理だ……」
あれから2回、オレは精子を放ったが、残念ながらそれで打ち止めになってしまったようだ。チュコチュコとサシャがチンポをスライムで扱いてくれるが、もう何も出る気配はない。
気持ち良かったような、すげぇキツかったような……
でも、これ以上出すものがないなら、オレはもう思い残すことはない。まるで何かの訓練が終わったときのような気怠さと達成感をオレは感じていた。
今日のことは大切な想い出として、時々オナニーのオカズにしよう。うん、そうしよう。
「つきあってくれて、ありが……」
「では、最後の仕上げをしますね」
「……へ?」
サシャはオレの言葉を最後まで聞かずに、チンコに巻き付けたスライムを布のように薄く伸ばして広げると、亀頭に被せて左右に擦り始めた。
「んぁ゛っ……!? ひゃっ、ああっ……なっ、なに……なあぁぁ!?」
「イった後に、ヌルヌルしたものでこうやって先っぽを擦ってあげるとですね……」
「あああ、何かクる……あっ、あっ……ダメだ、サシャっ!! これ、ヤば……ああ、離して!! 手を離ぁああぁぁ……!!」
もう出すものは何もないと思っていたのに、ヌルヌルのスライムでチンポの先だけを擦られると、奥のほうから何かが湧き上がってくるような感覚があって、オレは焦った。
「サシャ、だめ……ダメだ、手、手を……」
オレはなんとかサシャの手から逃れようと身を捩った。樹液の効果が薄れてきたのか、オレは少しであれば身体を動かせるようになっていたのだ。ベッドのシーツを蹴って、ずり上がる。その拍子に、薄く伸ばされたスライムが、オレの亀頭からズルリと外れた。
「あっ、あっああ────……っ!!」
シャワワワワワワ……!!
しかし、我慢できたのはそこまでだった。ガクガクと腰を震わせたオレのチンコから、真上に向かって透明な液体が吹き出す。宙に向かって放出された液体は、まるで噴水のようにキラキラとオレたちの上に降り注いだ。
「ああ、先輩……とても、キレイです……」
サシャがうっとりとした声で言う。いやいや何を言っているんだと言いたいところだが、オレは今、人生最大の粗相をしながら、人知を超えた快感に頭が真っ白になるという体験をししているところなので、ぶっちゃけそれどころではない。
さて、ここで問題だ。精液が出ないのであれば、チンポから出るものはいったい何か。それは……
「上手に潮まで吹けて良かったですね」
「は……? し、お……?」
全てを出し切った後、サシャの言葉にポカンとしてしまう。
オレはてっきり尿かと思って焦っていたのだが……
「……オレは漏らしたんじゃ……」
「違いますよ。だって、おしっこの匂いなんてしてないでしょう? なんなら、もう一回、潮吹き体験やってみます?」
スライムを広げてニコニコとしているサシャに向かって、オレはふるふると首を振った。
確かに、今のはスゴイ快感といえばそうだったかもしれない。だけど、オレには刺激が強すぎて、訳が分からないうちに絶頂させられていたというような感じだった。
「い、いや……今のはもういい……」
「……そうですか」
オレの言葉に、サシャがちょっとだけションボリしたように見えた。
「いやいや、すげぇ気持ち良かったし、何もかもが未知の世界で、ヤバかった。こんなの知っちまったら、もう今までの普通のオナニーじゃ満足できなくなっちまうかもなー。はははははっ!!」
そうだ、決してサシャのしてくれたことが気持ち良くなかったとか、そういったことは断じてない!!
というか、恋に落ちたその日に、その相手からまさかこんなことをしてもらえるなんて、全く想像もしていなかった。
「自慰行為が物足りなくなったらいつでもお手伝いしてあげますし、なんなら今から、もっと気持ちいいことを教えてあげますよ」
「え?……ぅん、あ? ええっと、もっと、気持ちいいこと……?」
前半のサシャの言葉の意味がよくわからず首を傾げたけれど、後半の意味は理解できた。
今までのも十分、気持ち良かった。いや、これ以上ないってくらいヨかった。なのに、それよりももっとスゴイ快感が存在するというのか……?
「あー、いや……でも、もうオレには射精せるものはなにもないから……」
「先輩は射精さなくてもいいんですよ」
「え、あ……そうなのか? いや……でも、さっきからオレばっかり気持ち良くしてもらって、何か悪ぃし……」
「それなら、今度は私も一緒に愉しんでいいですか?」
サシャも……? え、なんだって。今、サシャはなんつった!?
一緒に愉しむって言った気がするのは……オレの聞き間違いなんかじゃねーよな!?
オレはゴクリとツバを飲み込んだ。
「……サシャも脱ぐのか?」
「え?」
うっかり心の声が漏れてしまった。
だけど、一度口に出したものは取り消すことはできない。
「ああ、えーっと……サシャも、脱ぐのかなぁ……って」
「脱ぎましょうか?」
脱ぎましょうか? つったよな!? いま、間違いなくそう言ったよな!?
オレはサシャをガン見したまま、コクコクと頷いた。
今からサシャが脱ぐ!! その瞬間を、一瞬たりとも見逃したくなくて、オレは瞬きもせずにサシャを凝視した。
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