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7.スライム*

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「とりあえず、今は……私に触れられたくないのでしたら、これを使いましょうか」

 そう言ったサシャが手にしているのは、スライムだった。先程の細長い形状ではなく、平べったい形になっている。

「えぇと、そのスライムは……」
「珍しいですよね?」

 目をキラキラと輝かせて問い掛けてくるサシャがとても可愛い。その可愛さに、オレは思わず全力で頷きそうになったが、今度は思い留まった。
 サシャの手に居るのは、どこにでも居る普通のスライムだ。スライムというのは、掌に乗る程度の大きさで、潰れた球状をしている。ぷにぷにとしていて、青みがかったゼリーのような質感の魔物だ。
 そして、サシャの手にあるのは、どこからどう見ても普通のスライムだ。もしかしたら、サシャにとっては珍しいものなのかもしれないが、見慣れたそれに対して何と返事をしたものかと悩んでいたら、そんなオレのそんな様子に気付いたサシャが口を開いた。

「ああ、これは植物系のスライムなんです。スライムというのは動物系のものが主流なんですけれど、稀に植物性のものが出現します。普通のものと違って、少し緑がかっているでしょう?」
「……ほぉ」

 そう言ってみたものの、オレの目にはいつも通りのスライムに見える。しかし、サシャがそういうなら、きっとそのスライムは緑っぽいスライムなんだろう。

「私は魔物を従えることはできないのですけれど、例外的に、植物系の魔物だったら従えることができるんですよね。そして、このスライムの特徴は……」

 サシャの説明を聞きたい気持ちはあったのだが、ずっとお預けを食らっているチンポが切なくなってきた。腰がねだるようにウズウズと動いてしまう。すごく楽しそうにスライムについて語るサシャの話をいつまでも聞いていたいような、早くチンポをなんとかしてほしいような……
 気が付けば、サシャの話に相槌を打つかわりに、オレはハァハァと荒い息を吐いていた。

「あっ!! すみません、待ってましたよね」
「は……あ……あぁ、まぁ……」

 サシャの言葉を聞きながら腰をモゾモゾさせて、荒い息を吐いていたら、なんだか変質者っぽくなってしまった。

「すぐに気持ち良くしてあげますね」

 サシャは手にしていたスライムを、オレのチンポにそっと巻き付けた。ヒヤッとして冷たいかと思っていたけれど、サシャが喋っているうちに体温がスライムに移っていたようで、オレのチンポを包むスライムはほんのりと温かかった。

「んっ……」

 オレのチンポを包んでいるのはスライムだが、それがサシャの体温と同じだと思っただけで、すぐにでも達してしまいそうだ。

「動かしますね」

 ヌチュ、ヌチュ、チュコ、チュコ……

 厭らしい水音を立てながら、サシャがオレのチンポに巻き付けたスライムを両手で包んで上下に扱き始めた。

「ふぁっ……あっ、ああっ……」

 なんだこれ、ヤバイ。気持ち良すぎる……!!
 程良い弾力と温もりがオレのチンポを包んで、心地良い力加減と早さで上下する。

「だ、だめだ……で、出るぅ……んあぁぁぁ!!」

 サシャが手を動かすと、オレの腰は勝手にカクカクとと動いて、すぐに白濁を撒き散らしてしまった。
 ううう、もう何度目かの吐精なのに、いくらなんでも早すぎだと思う。それでも少なくとも、三擦り半くらいはもっただろうか。もっていたと信じたい。

「いっぱい射精せて偉いですね」
「はぁっ、はぁ……はっ、はぁ……」

 サシャの手によって導かれたのだと思うと、もうそれだけで興奮がヤバい。心臓がドキドキして破裂してしまいそうだ。しかも、オレが射精した様子を見てサシャはドン引きなんてせずに、オレを褒めてくれた。ああ、やっぱりサシャは天使か何かではないだろうか。

「でも、まだ射精せますよね? 私がしっかり最後まで搾り取ってあげますから、安心してください」
「はぁっ、はぁ……お、おぅ、んんっ!?」

 呼吸を整えるために大きく息をしていたら、サシャが何か言った。オレはそれに反射的に返事をして……いや、いまなんつった!? あ、あんしん!? ……していいものなんだろうか、それは?
 腰はすでに重だるい。そろそろ精子も尽きそうだ。
 ああ……でも、もしかしたらこんな機会は二度とないかもしれない。それなら、きっちり最後の一滴まで搾り取ってもらうのもいいかもしれない。

「あ、ああ……そ、それじゃあ、たのむ」

 オレがそう言うと、サシャは再びスライムを上下に動かし始めたのだった。
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