転生しました。(異世界転生はいいが、自重しろ)

如月優

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転生しました。~幼少期~

誘拐されちゃいました(;・∀・)

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やあやあ、皆さんこんにちは!
みんな大好き、ユウジンくんだよ!
突然だけど、僕誘拐されちゃたよ!

いや、何でだよ!Σ\(゚Д゚;)
てかなんだよ僕って!キモッ

「いや、まず誘拐されたことに突っ込めよ。」なあんて声が聞こえますが、きにしない、きにしない。(現実逃避)だって自分の状態もよくわからないんだから仕方なくね?

ん?今度は「自分の状態くらい把握しろよ。」って声が聞こえるゾ?いや、今の俺の現状なんて、良く解らない生き物に袋ずめで拉致されたってくらいだし…え、これだけでよかったの?

おっ、どうやら目的地についたみたいだぞ?ちょっちょっ、そのまま落とさないで!袋ずめされてるから身動き取れないわけで、受け身とか取れないわけで!!

「いたいぃぃぃぃぃ!!!」

つまり何が言いたいかというと、身動き取れないし、受け身も取れないから、かなりヤバめに体を打って、痛いってことを言いたいわけですよ。いや、マジ勘弁してください…。何?凡人の俺なんかに誘拐までする価値あるのか?あ、俺今貴族の息子だった。だったら、犯人は、お金目的で誘拐したのか?自分で考えて金を稼げってんだよ!まぁ、数ヶ月のバイトか、院の手伝いしかやったことのない俺が言うことじゃないけどな!

 

……でも、そんな俺でも分かる。こんなことして、いいことなど絶対にあるはずない!

たしかに俺は、仕事と言えるようなことは、ほとんどできなかった。やる時間もなかった。


…………でも、そんなわずかな時間でも、わかったことはあった。
それは、自分が頑張って稼いだお金をもらう時は、凄く嬉しいし、つかれたけど凄く清々しい気分になったんだ。だから、俺はそんなことやってはいけないってゆう道徳的なことより、あんな気分を味わわないなんて、もったいないって気持ちの方がよっぽど強かった。   いや、だって、あの感覚を味合わないなんて、人生の五分の一は損してると思うし、持ったいねぇなって思う訳よ…!

だから絶対いいことない!損しかない!





なんてごちゃごちゃうるさいことを考えていると、どうやら誘拐犯が来たらしい。

コツ コツ コツ

なんて足音を鳴らして俺に近づいてくる。しかも、複数いる。なんだろう、このなんとも言えない恐怖は、袋ずめされていて、周りが見えないからだろうか?
今まで感じたことのないほどの恐怖。

俺、これからどうなる訳?

そいつらは、俺の真正面に立って、俺を袋からズザッと出した。あぁ、俺、終わった。


俺は、ぎゅっと目をつぶった。
目を開けると、汚い顔をした男が笑ってこっちを見ていた。その笑いもなんだか気持ち悪くて、俺はついゾッと

こいつイカレてやがる!!

逃げようとしたら、いつからいたのか、後ろに立っていた男に捕まって、失敗した。

「こいつは、高く売れるぜ。こいつでかなり儲けられる!」

そんなことが聞こえて、俺は更にゾッとした。



着いたのは、俺と同じように捕まった奴らが集められた部屋の中だった。良く見ると、中にいるのは全員子供だ。
俺は、さっきから頭に浮かんでいる嫌な予感の可能性が高くなっていることにため息をついた。


『人身売買』


俺が思いついた、この状況で可能性の高い、かつ嫌な可能性だ。



…………だか、相手が悪かったな。

「ねえ、誰かピンとか持ってない?」

俺は、周りの子供たちに、笑って呼びかけた。
まぁ、ピンじゃなくてもいいけど、ある程度固くて、細長かったら。

「あの、こんなのでいいなら、何するの?」

ピンを渡してくれた女の子が聞いた。
フッ、何をするのか?そんなん決まってんだろ。

「こんな、馬鹿げたことするヤツらに一泡吹かせてやるのさ。」


ニヤッと笑いながらそのピンを受け取った。


ーカチャ

「よし!イケた!」

はい、ピッキングでごさいます♪
え?なんでこんなこと出来るのかって?……いやぁ、とあるバカ共が、俺を倉庫に閉じ込めたことがあってさぁ、その時覚えた。悪用はしてないから安心してほしい。いや、まじで!!

まぁ、それは置いといて。

「……何でついてきてるの。見つかるよ!?」

あそこにいた子供たちまでついてきてしまったのだ。

「いいでしょ!私たちだって逃げたいんです!」
「いや、良い、悪いじゃなくて、、、もういいや………。」
「ふふ、ありかと。」

……でも、もう遅いと思うよ?だって…

「おい、そこでガキどもの声が聞こえたぞ!なにやってんだ。」

もうバレてるからね!
なんて、言ってる暇はない!

「逃げろ、そこの窓を開けといた!そこから飛び降りろ!!」

俺は、努めてそう小声で強く言った。
みんなが逃げたのを確認してから俺は、そいつに向き直った。というか、向かされた。

「お前、まさか、捕まえてたヤツらを逃がしたのか?!よくも俺らの商売を潰してくれたな!ガキどもはどこだ?!言わねえと殺すぞ!!!」

これはまずい。
そう気づいて、無意識に体がこわばった。
あいつの手には、ナイフが握られている。わかってる!逃げないとって。わかってるけど、壁際に追い詰められて、逃げ場は無い。

男が手を振りあげた。
あぁ、俺、これで死ぬんだな。
そう思った時だった。

白く、暖かい光に包まれたかと思ったら、美しい男が目の前に現れて、男の腕を掴んでいた。

「誰ひとりとして、ユウジンを傷つける奴は、許さない。」

そう言って男の腕を締め上げる。

いや、助けてくれて嬉しいし、ありがたい、けどさ?空気壊すようで悪いけど、お前は誰だ?

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