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これは彼との出会い
5.なんてこった
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目の前の一回り年上の男の子。次男のヒューズ兄様と同じ歳なのに兄様よりカッコイイ。
「よろしくお願いします。フレドリック様。」
「えへへ~」
彼が、イオが僕の世話役だなんて嬉しすぎる。僕は女の人より男の人の方が安心する。
女の人はきゃーきゃー言って正直どうしたらいいのか分からないんだもの。
その点、男の人は兄様みたいに黙って手を取って行きたいとこ連れてってくれたり、ドジした時もサッとフォローを入れてくれる。
「では5年間しっかり励むのだぞ。」
ん?
「はい」
イオはなんて綺麗な返事をするんだろう……じゃなくて
「イオは僕の傍にいてくれるんじゃないの?」
領主は困ったように目を泳がせた。
「フレディ、イオはお前の世話役になるには学院を出てなければならないんだ。知識と礼儀、実力のないものを傍になんて学院の方が認めてくれない。」
理に通ったことなのだが7歳のフレディにはとても残酷な事のように聞こえた。
イオにひしっとしがみつき駄々をこねる。
「やだやだ~!!!!!!5年も離れてたら僕イオのこと忘れちゃう~!!!!!!」
おまえが忘れるんかーーい!
「し、仕方なかろうッッ」
さっきまで威厳を放っていた領主がたじたじだ。
これが世にいう末っ子パワーか……
「よろしくお願いします。フレドリック様。」
「えへへ~」
彼が、イオが僕の世話役だなんて嬉しすぎる。僕は女の人より男の人の方が安心する。
女の人はきゃーきゃー言って正直どうしたらいいのか分からないんだもの。
その点、男の人は兄様みたいに黙って手を取って行きたいとこ連れてってくれたり、ドジした時もサッとフォローを入れてくれる。
「では5年間しっかり励むのだぞ。」
ん?
「はい」
イオはなんて綺麗な返事をするんだろう……じゃなくて
「イオは僕の傍にいてくれるんじゃないの?」
領主は困ったように目を泳がせた。
「フレディ、イオはお前の世話役になるには学院を出てなければならないんだ。知識と礼儀、実力のないものを傍になんて学院の方が認めてくれない。」
理に通ったことなのだが7歳のフレディにはとても残酷な事のように聞こえた。
イオにひしっとしがみつき駄々をこねる。
「やだやだ~!!!!!!5年も離れてたら僕イオのこと忘れちゃう~!!!!!!」
おまえが忘れるんかーーい!
「し、仕方なかろうッッ」
さっきまで威厳を放っていた領主がたじたじだ。
これが世にいう末っ子パワーか……
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