乙女ゲームに転生したらチートだったけど平凡に生きたいのでとりあえず悪役令息付きの世話役になってみました。

お気に入り1000人突破記念

赤ずきんちゃん2.

森の中、足どり軽く進んでくフレドリックを付ける影があった。その影にバレないように静かに人が近づいてく。。。

「フレドリック様かわいい～。いて！」

後ろからこずいてくる人を睨みつける。

「お前猟手の役だろ。なんで赤ずきんの跡つけてんの。」

「あれー。アニキはおばあさん役じゃないんですか！？」

赤ずきんちゃんのゴールはおばあさんなのに。

「作者がケモ耳つけたいんだと。」

ああ、なるほど。


漆黒の髪にあう、黒が強めの藍色の狼耳と狼尻尾。

ん？藍色？？？？

「まぁ、ソレとオソロとかやだから魔法で染めたけど。」


「何もしてないのになんかソレちゃん不憫です…。」

2人はフレドリックに気配を気づかれないように消しながら主の歩幅に合わせ、ゆっくりと進んでく。


「そりゃぁ、1人でお使いとか危ないじゃないですか！ここはマルルがお守りせねばと!!」

「なんか赤ずきんちゃんの味方である猟手が1番の危険なんだけど。」

「あ！ってことは私猟手なんで狼のアニキに一矢報いるチャンスでは？！」

「返り討ちにすんぞ。」

そんな会話はいざ知れず。森の仲介点まできた。

「そろそろ声掛けに行くか。」

「行ってらっしゃ～い。」

猟手に送られる狼という物語にしては奇妙な会話をし、イオは赤ずきんの元へゆっくりと近づいた。