上 下
6 / 15

レベルアップその1

しおりを挟む
朝起きて俺は昨日のことを振り返った。
色々あって濃い1日だったなぁ。
そんなことを思っているとふと昨日のスーの言っていたことを思い出した。
俺とスーは"一心同体"。もしかしたらと思い俺は自分のステータスを見た。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

名前 アレン  5歳   Lv2
種族 人間 

体力 120
攻撃力 20
防御力 100
敏捷性 280
魔力 5

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「おぉ!やっぱりLvあがってる!!
しかも能力値めちゃくちゃあがってる!!
まぁ、攻撃力と魔力以外だけど。」

今までこんな上がり方したことなかったな。

俺は今までバランスよく上がるステータスだったが上がり幅が少なかった。が、今世のステータスは偏った上がり方をしているが、上がり幅は過去最高だ。勇者アーサー並みか、それ以上かもしれない。まだ、Lvが1つ上がっただけだからわからないが。



そして俺は今日も母さんには内緒で森に来ていた。

「スー。今日も油断せずに張り切って行くぞ!」

『スーー!』

今日はもっと森の深くまで行くつもりだ。
深くに行けばLvの高い魔物も出てくるからな。まぁFランクの森だし高くても10Lvとかかなぁ。

森を歩いていると野生のスライムに遭遇した。3体いる。
そして何故かまた、スライムが俺に敵意むき出しでかかってくる。
いや、本当に何でだ?

今回は避ける事なかった。スーが3体いっぺんに吸収したからだ。これでまたスーのステータスは上がる。
まったく羨ましいぜ。

その後ゴブリンが2体出てきた。今回は俺がゴブリンを倒す事にした。

「ギッ!?」「ギャ!?」

ボキッバキッ

俺はゴブリンに遭遇してすぐに全力でゴブリンの背後に回り首をへし折った。
本当は剣があればいいんだが。
このやり方はできればしたくはないが、生憎武器は持ってないのでしょうがない。

ゴブリン2体分の魔石はスーにあげた。

その後もスライムやゴブリンは出てくるが他の魔物はまだ見ていない。スーの能力値は上がるからいいが俺はLvアップしなければ上がらないので早く強い魔物が出てきてほしいものだ。

そんなことを考えていると、茂みから1体のレッサーウルフが出てきた。

「グルルッ!ワゥ!!」

俺の目の前にいるレッサーウルフはLv3だった。
よし!レッサーウルフだ!!ウルフ系の魔物は仲間を呼ぶ習性があるから普通は呼ばれる前に倒すが、俺は早くLvアップしたいので呼ばせる事にした。

しおりを挟む
1 / 5

この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!

貴方達から離れたら思った以上に幸せです!

恋愛 / 連載中 24h.ポイント:195,542pt お気に入り:12,470

イケメン俳優パパ 『生田 蓮』に恋をして――。

恋愛 / 完結 24h.ポイント:1,270pt お気に入り:38

運命の番を見つけることがわかっている婚約者に尽くした結果

恋愛 / 完結 24h.ポイント:7,589pt お気に入り:301

愛しのスライムくん

恋愛 / 連載中 24h.ポイント:7pt お気に入り:2

魔王の息子が勇者のパーティーに入りました。

ファンタジー / 連載中 24h.ポイント:7pt お気に入り:6

弱すぎるとパーティーを追放された僕はスライム使いとして覚醒しました

ファンタジー / 完結 24h.ポイント:7pt お気に入り:4

スライムの恩返し~知らずに助けたのは魔物でした~

ファンタジー / 連載中 24h.ポイント:14pt お気に入り:2

処理中です...