ここは、変愛の国。

yuria

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円満離婚

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   あの異例の記者会見の1時間前、2人はこんな会話をしていた。

「フランケンシュタインの作者が女の人だって知ってる?」
「え?何それ、初めてきいた」
「しかも割ときれい目な人なんだよね」
「へぇ~。藤香ちゃん、好きそうだね」
「分かりますぅ?笑」

「あんたら呑気にも程があるでしょ」
と頭のなかで呟いた筈が、うっかり口に出してしまった内村マネージャー。

「内村さん、珈琲のお代わりもう無いかな?」
「藤香ちゃん、トイレ近くなっちゃうから止めときなよー」
「んー、それもそうね」

   が、2人は余裕でスルーしていた。

これが風見時生と妻藤香の離婚会見前であった。
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