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第2話 甘すぎる誘惑と、放課後の密室💖
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今日の授業も終わりを告げ、下校準備を始めるクラスメイトたちのざわめきが響く。俺も鞄に教科書を詰め込んでいると、隣から甘い声が聞こえてきた。
「ゆーた、今日は寄り道していかない?」
振り返ると、葵がキラキラとした瞳で俺を見上げていた。きれいな黒髪が、夕日に照らされて一層輝いている。白い指先が俺の制服の袖をちょん、とつまむ。その仕草一つ一つが、どうしてこんなにもあざといのだろうか。いや、彼女の場合は、意識してやっているわけではないのが、さらにタチが悪い。
「寄り道って、どこにだよ。まさか、またゲームセンターでカップルシートに座ってUFOキャッチャーとか言い出すなよ」
先週も同じことをして、周囲のカップルたちの冷ややかな視線と、葵の「ゆーたが取ってくれたぬいぐるみは、世界で一番可愛い宝物!」という、とてつもなく甘い言葉を一身に浴びてしまったばかりだ。
「ううん、違うよ! 今日はね、葵のお家に行こうかなって!」
葵はそう言って、にこっと微笑んだ。その笑顔は、百点満点どころか、千点満点級の破壊力だ。俺の脳内警報が最大レベルで鳴り響く。
「は!? お、お前の家だと!? なんでだよ!」
「だって、お母様から頼まれちゃったんだもん。『ゆーたが疲れてるみたいだから、葵ちゃんがおうちで美味しいおやつを作ってあげなさい』って」
葵は、まるでそれが世界の理であるかのように、当然の顔でそう言った。俺の母さんは、いつの間に葵とそんな会話を交わしていたんだ。どうやら、俺の母も葵のデレデレ攻撃の共犯者らしい。
「それにね、ゆーた」
葵は、さらに俺に顔を近づけ、周囲に聞こえないように小さな声でささやいた。その息が、俺の耳元にかかる。シャンプーの甘い香りに、葵自身の体温が混ざったような、蠱惑的な匂いだ。
「今日は、新作のチョコレートケーキを焼いたんだ。ゆーたが大好きだって言ってたやつ」
チョコレートケーキ。確かに、俺が以前「葵が作るチョコレートケーキは、市販のどのケーキよりも美味しい」と言ったことがある。まさか、それを覚えていたとは。俺は、葵のそういった細やかな気遣いに、いつも抗えない。
「……分かったよ。ただし、変なことすんなよ?」
「変なことなんてしないもん! ゆーたが来てくれるなら、葵は嬉しいだけだよ!」
葵は俺の返事に、花が咲くような満面の笑みを浮かべた。その笑顔は、クラスメイトたちの「くそっ、また白石さんが相沢を連れてった!」「あの二人、家でも一緒なのかよ!」という羨望と嫉妬の声など、全く気にしていないようだった。
葵の家に着くと、玄関にはもうスリッパが二足並べてあった。俺が履く用、葵が履く用。これもまた、"おもてなし"という名の葵のデレ攻撃の一環だ。
「さ、ゆーた、どうぞ。葵の部屋で食べよ!」
葵は俺の手を引くと、真っ直ぐに二階の自室へと俺を案内した。人目につかない、まさに密室。この状況は、俺の理性にとって、非常に危険な匂いがした。
葵の部屋は、壁紙が薄いピンクで、ベッドには可愛らしいレースのカバーがかけられている。ぬいぐるみや雑誌が綺麗に並べられていて、いかにも美少女の部屋といった雰囲気だ。そして部屋の隅には、悠太と葵が幼い頃に一緒に撮った写真が飾られていた。
「ここに座ってね!」
葵は、ベッドサイドに置かれた小さなテーブルを指差した。そのテーブルの上には、すでに紅茶と、美しく盛り付けられたチョコレートケーキが用意されていた。
「すげぇな、お前。手際良すぎだろ」
「えへへ。だって、ゆーたを最高のおもてなしで迎えたいんだもん」
葵は俺の隣に座ると、キラキラした瞳でケーキを指差した。彼女の顔には、ケーキを作った努力と、それを俺に食べてもらえる喜びが、はっきりと見て取れた。
「さあ、まずは一口、食べてみて!」
葵は、フォークで小さな一切れのチョコレートケーキをすくい上げると、俺の口元に差し出した。
「ほら、あーん」
(また『あーん』かよ! しかも、密室で!)
俺の理性は悲鳴を上げている。しかし、この密室空間では、誰も俺を助けてくれる者はいない。抵抗は無意味だった。
俺は観念して、口を開けた。とろけるようなチョコレートの甘みが口いっぱいに広がる。濃厚なのに甘すぎず、上品な香りが鼻腔をくすぐった。
「うまっ……なんだこれ、店で出すレベルだろ」
俺が正直な感想を漏らすと、葵の顔は、満開のバラのように華やいだ。
「えへへ、ほんと!? よかったぁ……ゆーたにそう言ってもらえるのが、葵の一番の幸せ!」
葵は、心底嬉しそうに目を細めると、まるでご褒美を求める子犬のように、俺の腕に顔をうずめてきた。
「ねぇ、ゆーた。もっと頑張って、いつかゆーた専用のパティシエになりたいな」
「パティシエ……?」
「うん! 毎日毎日、ゆーたの好きなものを作ってあげるの。そして、ゆーたが『美味しい』って笑ってくれるのが、葵の夢なんだ」
葵の瞳は、未来への希望に満ちて輝いていた。その真剣な眼差しに、俺は思わず言葉を失う。
(こいつ、本気で言ってるのか……? 俺の幼馴染フィルターじゃ、もうこの愛を受け止めきれないだろ……)
彼女の真剣な言葉に、俺の心臓がドクンと大きく鳴った。この瞬間、俺の「家族愛」という名の防壁に、また一つ亀裂が入ったような気がした。
「それに、ゆーたの喜ぶ顔を一番近くで見たいから、お嫁さんになったら、毎日作ってあげるんだ」
そう言って、葵は俺の顔を見上げ、とびっきりの笑顔を見せた。その笑顔は、俺の理性を完全に破壊するには、十分すぎるほどの威力を持っている。
チョコレートケーキを食べ終え、俺と葵は、他愛もない会話を続けていた。他愛もない、はずだった。
「ねえ、ゆーた」
葵は突然テーブルに身を乗り出し、俺の顔にぐっと近づいてきた。
「ん? なんだよ」
「ゆーたって、最近すごくかっこよくなったと思わない?」
葵の顔は、もう目と鼻の先だ。吐息がかかるほどの距離。彼女のヘーゼルカラーの瞳が、俺の瞳をまっすぐに見つめている。その瞳には、俺しか映っていない。
「いや、そんなこと……」
「そんなことあるよ! 昔はもっと子供っぽかったのに、今はすごく大人っぽくて、ドキドキするもん!」
俺の言葉を遮るように言った。そして、自分の手を俺の頬にそっと伸ばしてきた。彼女の指先が、俺の頬に触れる。その触れるか触れないかの繊細な感触が、俺の心臓を激しく揺さぶった。
「それに、ゆーたの匂いも、昔とは違うんだ」
葵はまるで香りを確かめるように、俺の頬に顔を近づけてきた。シャンプーの甘い香りに、葵自身の甘い香りが加わり、俺の五感は完全に麻痺寸前だ。
(や、やばい……これは、完全にアウトだろ……!)
脳内警報は、最早爆音で鳴り響いている。この至近距離での葵の可愛さに、俺の体は硬直してしまっていた。
「ねぇ、ゆーた」
葵の声が、さらに甘くなる。その声は、まるで蜂蜜のように俺の耳に流れ込んできた。
「もしかして、ゆーたも、葵にドキドキしてる?」
葵の瞳が、さらに蠱惑的に輝いた。その瞳は、俺の嘘を全て見透かすかのように、真っ直ぐに俺の奥底を覗き込んでいる。
俺の心臓は、激しく鼓動を打っていた。
(ドキドキしてるに決まってるだろ!こんな状況で、ドキドキしない男がどこにいるんだ!?)
「な、なにいってんだよ。俺は、お前がいつも変なことするから、びっくりしてるだけだ」
俺は、精一杯の強がりでそう言った。
しかし、葵はふふ、と可愛らしく笑うと、俺の頬に触れていた手を、俺の首元に回してきた。
「ふふーん。そっか。じゃあ、もっともっとびっくりさせてあげるね?」
そして、葵は俺の首に回した腕を、ぎゅっと抱きしめてきた。
(うわあああ! 抱き着かれた! しかも、密室で、こんなにも可愛いやつに!)
葵の柔らかい体が、俺の胸に押し付けられる。その感触と、耳元で聞こえる彼女の穏やかな呼吸音に、俺の理性は完全に崩壊寸前だった。
俺の「家族愛フィルター」は、この瞬間、完全にその役目を終えようとしていた。
「ゆーた、今日は寄り道していかない?」
振り返ると、葵がキラキラとした瞳で俺を見上げていた。きれいな黒髪が、夕日に照らされて一層輝いている。白い指先が俺の制服の袖をちょん、とつまむ。その仕草一つ一つが、どうしてこんなにもあざといのだろうか。いや、彼女の場合は、意識してやっているわけではないのが、さらにタチが悪い。
「寄り道って、どこにだよ。まさか、またゲームセンターでカップルシートに座ってUFOキャッチャーとか言い出すなよ」
先週も同じことをして、周囲のカップルたちの冷ややかな視線と、葵の「ゆーたが取ってくれたぬいぐるみは、世界で一番可愛い宝物!」という、とてつもなく甘い言葉を一身に浴びてしまったばかりだ。
「ううん、違うよ! 今日はね、葵のお家に行こうかなって!」
葵はそう言って、にこっと微笑んだ。その笑顔は、百点満点どころか、千点満点級の破壊力だ。俺の脳内警報が最大レベルで鳴り響く。
「は!? お、お前の家だと!? なんでだよ!」
「だって、お母様から頼まれちゃったんだもん。『ゆーたが疲れてるみたいだから、葵ちゃんがおうちで美味しいおやつを作ってあげなさい』って」
葵は、まるでそれが世界の理であるかのように、当然の顔でそう言った。俺の母さんは、いつの間に葵とそんな会話を交わしていたんだ。どうやら、俺の母も葵のデレデレ攻撃の共犯者らしい。
「それにね、ゆーた」
葵は、さらに俺に顔を近づけ、周囲に聞こえないように小さな声でささやいた。その息が、俺の耳元にかかる。シャンプーの甘い香りに、葵自身の体温が混ざったような、蠱惑的な匂いだ。
「今日は、新作のチョコレートケーキを焼いたんだ。ゆーたが大好きだって言ってたやつ」
チョコレートケーキ。確かに、俺が以前「葵が作るチョコレートケーキは、市販のどのケーキよりも美味しい」と言ったことがある。まさか、それを覚えていたとは。俺は、葵のそういった細やかな気遣いに、いつも抗えない。
「……分かったよ。ただし、変なことすんなよ?」
「変なことなんてしないもん! ゆーたが来てくれるなら、葵は嬉しいだけだよ!」
葵は俺の返事に、花が咲くような満面の笑みを浮かべた。その笑顔は、クラスメイトたちの「くそっ、また白石さんが相沢を連れてった!」「あの二人、家でも一緒なのかよ!」という羨望と嫉妬の声など、全く気にしていないようだった。
葵の家に着くと、玄関にはもうスリッパが二足並べてあった。俺が履く用、葵が履く用。これもまた、"おもてなし"という名の葵のデレ攻撃の一環だ。
「さ、ゆーた、どうぞ。葵の部屋で食べよ!」
葵は俺の手を引くと、真っ直ぐに二階の自室へと俺を案内した。人目につかない、まさに密室。この状況は、俺の理性にとって、非常に危険な匂いがした。
葵の部屋は、壁紙が薄いピンクで、ベッドには可愛らしいレースのカバーがかけられている。ぬいぐるみや雑誌が綺麗に並べられていて、いかにも美少女の部屋といった雰囲気だ。そして部屋の隅には、悠太と葵が幼い頃に一緒に撮った写真が飾られていた。
「ここに座ってね!」
葵は、ベッドサイドに置かれた小さなテーブルを指差した。そのテーブルの上には、すでに紅茶と、美しく盛り付けられたチョコレートケーキが用意されていた。
「すげぇな、お前。手際良すぎだろ」
「えへへ。だって、ゆーたを最高のおもてなしで迎えたいんだもん」
葵は俺の隣に座ると、キラキラした瞳でケーキを指差した。彼女の顔には、ケーキを作った努力と、それを俺に食べてもらえる喜びが、はっきりと見て取れた。
「さあ、まずは一口、食べてみて!」
葵は、フォークで小さな一切れのチョコレートケーキをすくい上げると、俺の口元に差し出した。
「ほら、あーん」
(また『あーん』かよ! しかも、密室で!)
俺の理性は悲鳴を上げている。しかし、この密室空間では、誰も俺を助けてくれる者はいない。抵抗は無意味だった。
俺は観念して、口を開けた。とろけるようなチョコレートの甘みが口いっぱいに広がる。濃厚なのに甘すぎず、上品な香りが鼻腔をくすぐった。
「うまっ……なんだこれ、店で出すレベルだろ」
俺が正直な感想を漏らすと、葵の顔は、満開のバラのように華やいだ。
「えへへ、ほんと!? よかったぁ……ゆーたにそう言ってもらえるのが、葵の一番の幸せ!」
葵は、心底嬉しそうに目を細めると、まるでご褒美を求める子犬のように、俺の腕に顔をうずめてきた。
「ねぇ、ゆーた。もっと頑張って、いつかゆーた専用のパティシエになりたいな」
「パティシエ……?」
「うん! 毎日毎日、ゆーたの好きなものを作ってあげるの。そして、ゆーたが『美味しい』って笑ってくれるのが、葵の夢なんだ」
葵の瞳は、未来への希望に満ちて輝いていた。その真剣な眼差しに、俺は思わず言葉を失う。
(こいつ、本気で言ってるのか……? 俺の幼馴染フィルターじゃ、もうこの愛を受け止めきれないだろ……)
彼女の真剣な言葉に、俺の心臓がドクンと大きく鳴った。この瞬間、俺の「家族愛」という名の防壁に、また一つ亀裂が入ったような気がした。
「それに、ゆーたの喜ぶ顔を一番近くで見たいから、お嫁さんになったら、毎日作ってあげるんだ」
そう言って、葵は俺の顔を見上げ、とびっきりの笑顔を見せた。その笑顔は、俺の理性を完全に破壊するには、十分すぎるほどの威力を持っている。
チョコレートケーキを食べ終え、俺と葵は、他愛もない会話を続けていた。他愛もない、はずだった。
「ねえ、ゆーた」
葵は突然テーブルに身を乗り出し、俺の顔にぐっと近づいてきた。
「ん? なんだよ」
「ゆーたって、最近すごくかっこよくなったと思わない?」
葵の顔は、もう目と鼻の先だ。吐息がかかるほどの距離。彼女のヘーゼルカラーの瞳が、俺の瞳をまっすぐに見つめている。その瞳には、俺しか映っていない。
「いや、そんなこと……」
「そんなことあるよ! 昔はもっと子供っぽかったのに、今はすごく大人っぽくて、ドキドキするもん!」
俺の言葉を遮るように言った。そして、自分の手を俺の頬にそっと伸ばしてきた。彼女の指先が、俺の頬に触れる。その触れるか触れないかの繊細な感触が、俺の心臓を激しく揺さぶった。
「それに、ゆーたの匂いも、昔とは違うんだ」
葵はまるで香りを確かめるように、俺の頬に顔を近づけてきた。シャンプーの甘い香りに、葵自身の甘い香りが加わり、俺の五感は完全に麻痺寸前だ。
(や、やばい……これは、完全にアウトだろ……!)
脳内警報は、最早爆音で鳴り響いている。この至近距離での葵の可愛さに、俺の体は硬直してしまっていた。
「ねぇ、ゆーた」
葵の声が、さらに甘くなる。その声は、まるで蜂蜜のように俺の耳に流れ込んできた。
「もしかして、ゆーたも、葵にドキドキしてる?」
葵の瞳が、さらに蠱惑的に輝いた。その瞳は、俺の嘘を全て見透かすかのように、真っ直ぐに俺の奥底を覗き込んでいる。
俺の心臓は、激しく鼓動を打っていた。
(ドキドキしてるに決まってるだろ!こんな状況で、ドキドキしない男がどこにいるんだ!?)
「な、なにいってんだよ。俺は、お前がいつも変なことするから、びっくりしてるだけだ」
俺は、精一杯の強がりでそう言った。
しかし、葵はふふ、と可愛らしく笑うと、俺の頬に触れていた手を、俺の首元に回してきた。
「ふふーん。そっか。じゃあ、もっともっとびっくりさせてあげるね?」
そして、葵は俺の首に回した腕を、ぎゅっと抱きしめてきた。
(うわあああ! 抱き着かれた! しかも、密室で、こんなにも可愛いやつに!)
葵の柔らかい体が、俺の胸に押し付けられる。その感触と、耳元で聞こえる彼女の穏やかな呼吸音に、俺の理性は完全に崩壊寸前だった。
俺の「家族愛フィルター」は、この瞬間、完全にその役目を終えようとしていた。
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