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バードランド編
リベンジマッチ
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煙が晴れていく……
そこには力を使い尽くして倒れているゾイガーの姿があった。
「我を打ち破るとは、大した冒険者よ……」
そう、あの術式の衝突、最後はリルカの術式がゾイガーの術式を打ち破ったのである。
「そ、そんなそこまですごくはないです、たまたまあそこで新しい術式が使えるようになったから勝っただけです、あなたの方がずっと強かったです」
「あの場面で新たな術式を使えるようになった、それは」
術式とは人間達の可能性なのだと。
心から新たな力を、強い願いを欲すれば術式はそれに答えて反応し、新たな可能性を与える、だからあの場面で新しい術式を使えるようになったのはそれだけ貴様の中に強い想いがあったという事だと。
そしてゾイガーの肉体は蒸発していくように消滅し始める。
「だから先へ進め……」
「はい!!」
リルカは強い意志をもってその言葉に答える。
そしてベルと再び合流し2人は道を進み始める。
※
一方幸乃は紫色の霧の中、道を進んでいった。
15分ほど歩くと先は階段になっていた、それを何も言わずに登る。
肩に乗っているシェリンも幸乃も強く感じていた……
この階段の先にただならぬ気配があると……
階段の途中から霧は晴れて視界が良くなった、そして階段を登り切る。
そしてそこは周囲が幸乃が昇ってきたような階段の坂になっていて、その場所は山頂のように広い平地になっていた。
その平地の向かい側に彼はいた──
「もう1回戦いに来たわ、ミリート──」
「フッ、何度来ても同じだ……」
「そんなことないわ、あんたはそれを今から思い知ることになるわ……」
両者その言葉に迷いはなかった、ミリートは自分が負ける事は全く想像していなかった、幸乃はシェリンと力を合わせて絶対にもとの彼に力ずくで戻ってもらう、そんな鋼鐵のように固い決意のもとこの場に来たのだから……
「勇者気取りの女、貴様に問う、何故貴様は俺と戦う?」
「決まっているわ、リルカがそれを望んでいるから、あなたが元のあなたに戻ってほしい、それを望んでいるから、それが理由ね……」
「まあいい、ならば打ち砕いてやろう…… 貴様のそのはかない望みをな……」
彼は自信満々気な表情でそう言い返す。
それ以外両者は言葉を交わさなかった…… 言葉はかわさなくても、これから2人がやることは1つしかないのだから──
そして幸乃は肩に乗っているシェリンと相槌を打つ、シェリンはうなずいて幸乃に自身の魔力を供給し始める、そして──
「ガトリング・ウォーター!!」
先制攻撃は幸乃だった、シェリンの力を得て以前とは比べ物にならないほどの威力となった。
そして無数の水球は勢いよく打ちだされ幾条もの機関銃の銃弾のようにミリートに襲いかかる。
それはまるで水球の絨毯爆撃、圧倒的な攻撃──
しかしミリートは自身のデバイスである剣でそれらをすべてはたき落とす。
(少しは腕を上げたな…… では反撃だ!!)
ミリートは水球の連続攻撃の嵐を突っ切って幸乃に接近する。
何とか幸乃はガードするもその圧倒的な威力に完全に威力を殺しきれずに体勢が後ろのめりになってしまう。
デバイスを振り上げる、振り上げた剣が幸乃に直撃、そして体が上空に吹き飛び幸乃は無防備になってしまう。
ミリートはそのスキを逃さず両足に魔力を込めて上昇、そして幸乃に急接近、そして……
ミリートの強力な斬撃が幸乃を襲う。
「清流
アミ
なる(ニス)保護
ミラー
鏡壁
ウォール
」
「そんなガラス細工などきかん!!」
ミリートの斬撃は幸乃の防御壁を打ち砕く。
幸乃はとっさに攻撃をガードする体制をとる、しかしその行為は無意味だった。
ガードしたところでそこは空中、踏ん張ることも力を受け流すことも出来ないのだから……
そして攻撃を受けた幸乃の体はまるで隕石のように地面に向かって垂直に落下し地面にたたきつけられる
そこにミリートはさらに反撃する。
邪悪なる力、混沌なる闇を率いて殲滅せよフル・ダークネス・バースト
どす黒く、闇の力を込めた波動砲が落下した幸乃を直撃する
ドォォォォォォォォォォォォォォォォォォン!!
そして煙が晴れていく
「ほう、まだ立ち上がるか」
煙が晴れるとミリートの視界には攻撃を受けながらも立ち上がっている幸乃の姿があった。
「やっぱり強いわ、あんた。けどこっちだって負けられないんだから!!」
幸乃がミリートを指差してそう宣言する、するとその瞬間ミリートはさらなる反撃に出る。
魔力を使い空中に立っているミリートが幸乃に向かって剣を1振りする。
すると剣から三日月状の衝撃波が3発ほど放たれる。
ミリートにとってはジャブのつもりで放った1撃だった。
その攻撃を見ると幸乃は肩に乗っているシェリンと目を合わせる、そしてシェリンは幸乃に自身の魔力を注入する、そして幸乃は向かって来たミリートの攻撃に対して
残り2発が地面に直撃する、すさまじい爆破音を発し直撃した場所の周りの地面が抉れるほどの強さだった。
(やはりその精霊の力か、気配はしていたが……)
そしてミリートが着地する、その瞬間幸乃が間合いを詰め接近、そしてその拳を握りしめ、拳に自分とシェリンの魔力を込めて殴りかかる。
(ッッーー!)
ミリートはその攻撃にただならぬ力の気配を感じる、その速さではよけきることは出来ない。
とっさに目の前に障壁を張り、両腕をクロスさせ攻撃に備える。
そして振りかぶった幸乃の拳が障壁を破りミリートに襲いかかった、そして──
そこには力を使い尽くして倒れているゾイガーの姿があった。
「我を打ち破るとは、大した冒険者よ……」
そう、あの術式の衝突、最後はリルカの術式がゾイガーの術式を打ち破ったのである。
「そ、そんなそこまですごくはないです、たまたまあそこで新しい術式が使えるようになったから勝っただけです、あなたの方がずっと強かったです」
「あの場面で新たな術式を使えるようになった、それは」
術式とは人間達の可能性なのだと。
心から新たな力を、強い願いを欲すれば術式はそれに答えて反応し、新たな可能性を与える、だからあの場面で新しい術式を使えるようになったのはそれだけ貴様の中に強い想いがあったという事だと。
そしてゾイガーの肉体は蒸発していくように消滅し始める。
「だから先へ進め……」
「はい!!」
リルカは強い意志をもってその言葉に答える。
そしてベルと再び合流し2人は道を進み始める。
※
一方幸乃は紫色の霧の中、道を進んでいった。
15分ほど歩くと先は階段になっていた、それを何も言わずに登る。
肩に乗っているシェリンも幸乃も強く感じていた……
この階段の先にただならぬ気配があると……
階段の途中から霧は晴れて視界が良くなった、そして階段を登り切る。
そしてそこは周囲が幸乃が昇ってきたような階段の坂になっていて、その場所は山頂のように広い平地になっていた。
その平地の向かい側に彼はいた──
「もう1回戦いに来たわ、ミリート──」
「フッ、何度来ても同じだ……」
「そんなことないわ、あんたはそれを今から思い知ることになるわ……」
両者その言葉に迷いはなかった、ミリートは自分が負ける事は全く想像していなかった、幸乃はシェリンと力を合わせて絶対にもとの彼に力ずくで戻ってもらう、そんな鋼鐵のように固い決意のもとこの場に来たのだから……
「勇者気取りの女、貴様に問う、何故貴様は俺と戦う?」
「決まっているわ、リルカがそれを望んでいるから、あなたが元のあなたに戻ってほしい、それを望んでいるから、それが理由ね……」
「まあいい、ならば打ち砕いてやろう…… 貴様のそのはかない望みをな……」
彼は自信満々気な表情でそう言い返す。
それ以外両者は言葉を交わさなかった…… 言葉はかわさなくても、これから2人がやることは1つしかないのだから──
そして幸乃は肩に乗っているシェリンと相槌を打つ、シェリンはうなずいて幸乃に自身の魔力を供給し始める、そして──
「ガトリング・ウォーター!!」
先制攻撃は幸乃だった、シェリンの力を得て以前とは比べ物にならないほどの威力となった。
そして無数の水球は勢いよく打ちだされ幾条もの機関銃の銃弾のようにミリートに襲いかかる。
それはまるで水球の絨毯爆撃、圧倒的な攻撃──
しかしミリートは自身のデバイスである剣でそれらをすべてはたき落とす。
(少しは腕を上げたな…… では反撃だ!!)
ミリートは水球の連続攻撃の嵐を突っ切って幸乃に接近する。
何とか幸乃はガードするもその圧倒的な威力に完全に威力を殺しきれずに体勢が後ろのめりになってしまう。
デバイスを振り上げる、振り上げた剣が幸乃に直撃、そして体が上空に吹き飛び幸乃は無防備になってしまう。
ミリートはそのスキを逃さず両足に魔力を込めて上昇、そして幸乃に急接近、そして……
ミリートの強力な斬撃が幸乃を襲う。
「清流
アミ
なる(ニス)保護
ミラー
鏡壁
ウォール
」
「そんなガラス細工などきかん!!」
ミリートの斬撃は幸乃の防御壁を打ち砕く。
幸乃はとっさに攻撃をガードする体制をとる、しかしその行為は無意味だった。
ガードしたところでそこは空中、踏ん張ることも力を受け流すことも出来ないのだから……
そして攻撃を受けた幸乃の体はまるで隕石のように地面に向かって垂直に落下し地面にたたきつけられる
そこにミリートはさらに反撃する。
邪悪なる力、混沌なる闇を率いて殲滅せよフル・ダークネス・バースト
どす黒く、闇の力を込めた波動砲が落下した幸乃を直撃する
ドォォォォォォォォォォォォォォォォォォン!!
そして煙が晴れていく
「ほう、まだ立ち上がるか」
煙が晴れるとミリートの視界には攻撃を受けながらも立ち上がっている幸乃の姿があった。
「やっぱり強いわ、あんた。けどこっちだって負けられないんだから!!」
幸乃がミリートを指差してそう宣言する、するとその瞬間ミリートはさらなる反撃に出る。
魔力を使い空中に立っているミリートが幸乃に向かって剣を1振りする。
すると剣から三日月状の衝撃波が3発ほど放たれる。
ミリートにとってはジャブのつもりで放った1撃だった。
その攻撃を見ると幸乃は肩に乗っているシェリンと目を合わせる、そしてシェリンは幸乃に自身の魔力を注入する、そして幸乃は向かって来たミリートの攻撃に対して
残り2発が地面に直撃する、すさまじい爆破音を発し直撃した場所の周りの地面が抉れるほどの強さだった。
(やはりその精霊の力か、気配はしていたが……)
そしてミリートが着地する、その瞬間幸乃が間合いを詰め接近、そしてその拳を握りしめ、拳に自分とシェリンの魔力を込めて殴りかかる。
(ッッーー!)
ミリートはその攻撃にただならぬ力の気配を感じる、その速さではよけきることは出来ない。
とっさに目の前に障壁を張り、両腕をクロスさせ攻撃に備える。
そして振りかぶった幸乃の拳が障壁を破りミリートに襲いかかった、そして──
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・・
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